貴都李は、聖流に決して消えない刻印を残した。
聖流がその感情に気付いた時、貴都李はもうこの世には居なかった。
義母が自殺した事で、弟の聖詞(後の隆一朗)が家を飛び出す。
そして、15年の歳月を経て現れた少年、央。
聖流の人
生に絡み合う貴都李、聖詞、央の3人の少年が織り成すストーリー。
あまりにも劇的な死の瞬間を迎える聖流の半生を描いたスピンオフ作品。
ラプンツェルの接吻 聖流編だけでも、充分お楽しみ戴ける内容になってます。
一度読まれた方も、これを機会にもう一度読んで戴けたら嬉しいです。
また、ラプンツェルの接吻本編を読まれた方は隆一朗の彼女との真相が明らかになる作品になっています。
一人でも多くの方に読んで戴けましたら、倖せです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-30 10:00:00
46369文字
会話率:36%
15歳になったのでスキルを確認しに行くと、珍しい”空間”スキルが手に入った僕、リューク。
可也の大きさのもの、重量物が収納できるスキル。
このスキル以外は特になかった訳だけど、このスキルのお陰で荷物運びとして活躍。半年ほどして皇帝陛下の耳に
入り、荷物運びとして勇者パーティに加入する事に。
20歳ぐらい?の勇者様とその幼馴染の戦士イディオさん、僕と同年代の15歳ぐらいの聖女様、そのお付きのビーチェさん、魔法使いの・・・・この女性は少し年上らしい・・・18歳ぐらいかな?の男3人、女3人の6人パーティでとあるダンジョンに行く事に。
ここで謎の鎧の魔物と遭遇、パーティメンバーは負傷するも撃退。
回復の為に一安全地帯に移動する事になったんだけど、僕は何故か魔法使いのレーツェルさんと倒した鎧を回収する事に。
回収している途中でレーツェルさんの正体が明らかに。
彼女は・・・皇帝オーレリアン・リーネルトの長女で、認識疎外のアイテムを使い、姿かたちを変えて、陛下の命で勇者パーティを調査していたみたいで。
因みに彼女とはスキルを確認しに行く道中で・・・・僕たち孤児の乗った馬車を追い越していくとんでもなく豪華な馬車に乗っていたみたいだけど、途中魔物のスタンピードに遭遇、僕たちの馬車も巻き込まれ、命からがら彼女、エリザヴェータ皇女共々脱出した縁があって。
彼女から勇者の愚行、疑惑等を聞き、警戒するも、安全地帯へ戻れば聖女様とビーチェさんは・・・・勇者様とイディオさんに犯されてて。
もう無抵抗なのをいい事にレイプされてまったらしい。
僕たちはこの為に鎧の回収に向かわされたらしい。
どうやら皇女様の言っていた疑惑は・・・・パーティに加入した女性が、ダンジョンから戻ると勇者様から逃げていき、何があったのか語ってくれないと。
逆上した皇女様は魔法で勇者様を攻撃しようとしたけれど、対策してたみたいであっさり魔法を封印され捕らわれてしまう。
そして僕には・・・・鎧を出すように言われ、渋々出すと・・・・いきなり僕も攻撃を受けてしまい、その隙に・・・・皇女様と僕はニタニタ笑う勇者様とイディオさんに無理やり鎧を着せられ・・・・
気が付いたらどうやら15年の歳月が流れてしまってたようで・・・・
どうやらよりうの呪いで、15年ダンジョンを彷徨ってたらしい・・・・
何してくれるんですか勇者様!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 13:25:07
88140文字
会話率:37%
元蛇神の風音。約500年前に鬼を喰らってから姿が変わらず不老不死となる。それから現在まで、静かに暮らしてきたが思わぬ出来事が風音を関わらせる事になる。死にかけていた赤ん坊を目にし、自分の血を飲ませ命を与えてしまう…それから、15年の歳月が流
れる
異世界に飛ばされた託也と風音は"時空の歪み"を探し、元の世界への帰還を試みる旅をはじめる…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 18:00:00
192393文字
会話率:57%
ブリング大陸は世界で広大な大陸である。1200年前は争いのない平和の大陸であった。
しかし、1200年の歳月の間に人々の中に私利私欲の感情が芽生える。自分達一番であり、自分が一番であると他人を攻め強欲になり、それが争いを呼びそして戦争へと
発展していった。それに伴い今では片手で数えられる国が数国である。この世界の中で一人の魔導兵器が生まれる。
私利私欲で生み出された魔導兵器はどのようにしてこの世界を渡っていくのか…世界を滅ぼすのか…はたまた世界を変えるのか…作者にもわかりません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-14 21:12:26
28107文字
会話率:62%
東京を去ることになったボクは、東京での思い出づくりとして久しぶりにピアニストの彼女と食事することになった。
フラッシュバックする記憶、10年の歳月を経て目の前にいる彼女、僅か数時間に凝縮された濃密な東京の夜を疾走する東京デートストーリー。
最終更新:2020-09-12 11:34:17
1634文字
会話率:0%
魔王と勇者が激突し傷を負ったその隙に勇者一行に封印の魔術を施され封印されてしまった。
そして500年の歳月を経て魔王は復活を果たした。
目的はただ一つ、勇者一行の子孫に復讐を果たすこと。それだけできれば我が人生悔いはない
そう思っていたが
勇者一行の子孫がいない?どういうこと?
なんで人間の王が土下座してんの?こっちのすべての責任・・・?はぁぁぁぁ、とりあえずぶん殴らせろ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-10 05:00:00
4006文字
会話率:62%
フリューネイエス…それは『忘れたものを思い出させる女神様』。
しかし、そんな女神様も今では人々から忘れ去られ、毎日祠に祈りを捧げるのはアムリエッタ・ソイル・シルフハイム。シルフハイム辺境伯家の第三王女ただひとり。
金回りの悪さから
、実に90年の歳月を掛けて建造された念願の機巧甲冑“アルミュール”に、彼女はフリューネイエスと名付ける。
巨大生物が棲まう“ガルガンチュアの地”の侵食は止まる事を知らず、やってくる一つ目巨人や獣(オオケモノ)たちの脅威にさらされる中、突然隣国のダノイが侵攻を開始した。
時同じくして大獣の山羊が!そしてその後方にはサイクロプスがガルガンチュアの地からアイロンケイヴ(シルフハイム領国)へと侵入してくる。
否応もなく兵力の分散を余技なくされるシルフハイム軍。
国難が続く中、アムリエッタは決意する。
アルミュール”フリューネイエス”を駆り、この窮地を脱しようと。
"動く城”と称されるアルミュールたちが激突する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 22:46:31
54545文字
会話率:27%
世界の王は、遠い遠い星で産まれた。異端者として――。
四神・朱雀の新しい命として、火威(かい)は誕生する。
神として遊星を統べるために星々を廻る旅路は、
生きる経験のない仔には慈悲深く、それでいて残酷であった。
しなやかに美しく育つは
ずだった。
神が道を外れたのは、誰のせいであったのか。
異世界でも
現代でも
ない。
これは、まったく新しい【都市伝説(アーバンミィス)ファンタジー】
********************
あらすじ
四神・朱雀は、遊星朱雀を統べる存在である。
先代が斃れて五年の歳月が過ぎた頃、新しい長が誕生した。
多少時間が掛かったが、朱雀は朱雀。神は神。
これまでに倣って統治のための手筈を整える。
無邪気な朱雀は言われるがままに敷かれた道を歩き、
これまで通りに王に成るはずだった。
先帝が吐いた呪いさえなければ――。
呪いは廻って火威の心を引き裂く。
純粋はいつ、濁ってしまったのだろう。
********************
この作品は「カクヨム」「ノベルアップ+」「魔法のiらんど」にも掲載しています。
※本格的に文章を楽しみたい人向けに書いていますので、
行間はほとんど空いておりません!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-20 16:04:19
100989文字
会話率:49%
私と人気コメディアンの坂田とんびとの熱愛が発覚し、大騒動になってから六年の歳月が流れた。関西財界の陰の黒幕という噂もある夫と恋人であるとんび、とんびとの間にできた息子の明、夫の母とで、平和な日々を送っていた。
そんなある日、とんびとドラ
マの共演女優田代純子との熱愛が発覚。とんびの熱愛発覚は日常茶飯事だったが、今回ばかりは、いつもと違ういやな予感がした。
実は、私は、超嫉妬深い女。自分の嫉妬の苦しさに耐えかねて、「もう愛していない」ととんびに冷たいことばを投げ、とんびを追い出してしまう。
その後、ついに、純子と極秘結婚したとんび。
何とかとんびを忘れようと思っているところに、純子からの電話があり、夫も承知のことだと言われて、とんび夫妻の同居に同意。自分のバカさ加減を呪うが後の祭りだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 15:52:56
59356文字
会話率:29%
【寝取られと思いきやコメディ】
十六歳の誕生日に突如として異世界へ転移させられた主人公ハヤトは、召喚された勇者として国王の命令で十字大陸の東西南北全てを制圧するよう言い渡される。
なぜ命がけの冒険をしなきゃならんのだと気乗りしないハヤト
だったが、ユニークスキルを与えられ装備も十分。更に大陸制覇を成し遂げることができれば『ヒロインを一人決めて、日本へ連れ帰ってもいい』との契約を迫られ、承諾。
日本でまともに恋愛をして結婚するよりも、異世界のヒロインを連れ帰ったほうが色々と美味しいと判断したハヤトは、五年の歳月をかけて大陸制覇を成し遂げた。
一方、国王も契約を履行するためにハヤトのヒロインを養成する学校を設立。日本の環境を伝え、日本の理想的なヒロイン像を教え、教育を徹底した。
その結果、国中の美女・美少女が寝取られ属性になってしまう。
命懸けのハードモード異世界バトルから急転直下。ヒロインを連れ帰ることが罰ゲームと化してしまったハヤトとヒロイン候補たちとの新しいバトル(修羅場)が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-06 17:00:00
334220文字
会話率:46%
《一章》
勇者と聖女と共に魔王を討ち果たした魔法使いのウォザディーは褒美となる領地に向かう筈が、王太子の命により連れて行かれたのは森の中だった。
その森で30年の歳月を経て彼は魔法の真髄を極める事に成功した。
そんな折、森に迷い込んだ少女
と出会った。
その少女は魔法はおろか魔法具さえ知らなかった。
更に勇者と聖女は悪魔と魔女として語り継がれていた。
この30年の間に一体何が起こったのか。
少女を孤児院へ送るついでにその謎を解くべく街に戻ったウォザディーがその孤児院に居つくまでのお話。
《二章》
孤児院を改善しながら生活して行く中で、街の人達との交流を通して徐々に信頼されて行くウォザディーだった。
そんな中ウォザディーの噂を聞きつけた元勇者からの使者が来た。
使者に扮した間者に連れ去られるウォザディーだったが、ティディサア王国の諜報部員によって救出される。
ウォザディーはそこでキエッツォとの戦いに助力して欲しいと王に頼まれる。
さらに過去の真実を知る事になり、ウォザディーは過去のけじめを付ける決心をする。
そして戦乱へと巻き込まれて行くのであった。
《三章》
魔法を封じられたウォザディーはそれでも戦乱の渦中に身を投じる事になる。
ティディサアとキエッツォの戦いは本格化していく。
魔法具に頼りながらも戦うウォザディーに忍び寄る魔の手とは?
追い詰めた筈が……。
この戦いの先に待つものとは……。
物語は終わりへと帰結していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 23:38:00
150578文字
会話率:53%
中2の夏休み、異世界召喚に巻き込まれた俺は14年の歳月を費やして魔王を倒した。討伐報酬で元の世界に戻った俺は、異世界召喚をされた瞬間に戻れた。28歳の意識と異世界能力で、失われた青春を取り戻すぜ!
東京五輪応援します!
色々な国やスポー
ツ、競技会など登場しますが、どんなに似てる感じがしても、あくまでも架空の設定でご都合主義の塊です!だってファンタジーですから!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-27 21:59:08
388386文字
会話率:30%
人類がこの星に移住して約200年の歳月が経つ。
そんな世界で、1人の少年が2足歩行ロボットの整備兵を目指して陸軍少年下士官学校に入学する。
主人公「クロノス・ソハヤ」が3年生の時の研修旅行中に、ABLM(エーブラム)と呼ばれる2足
歩行型ロボットの「パイロット用のAI」を拾った事から運命の歯車が動き出す。
拾ったAIと共に戦争に巻き込まれて行く整備士、そして友との出会いと別れ。涙、恋、怒り、笑い…
噛めば噛む程味が出る…スルメの様な?軍関係の説明は少しマニアックな物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 15:14:24
275896文字
会話率:36%
異世界に飛ばされた俺とヤチは、一年の歳月を掛けてなんとか魔王を倒し、日本へと帰還した。
転移時点の地球に帰って来た俺は、出来心でクラスのアイドルに【鑑定】スキルを使用してしまう。
そこで俺は、知りたくなかった情報を得てしまう。
種族の欄に
あったのは「イコラッカ星人」という文字。
クラスのアイドルは宇宙人でした。
ファンタジーはもうこりごりなんだけど、俺は帰還後も非日常に足を踏み込んでいく――
地球人に紛れて暮らす、宇宙人。
彼らと異世界から帰還した元勇者の二人が織りなす、ローファンタジー&SFストーリー。
時には敵に、時には仲間になりながら宇宙人と関わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 23:01:56
42747文字
会話率:37%
風の王・リティルが、存在すべてを賭け、異世界・グロウタースの、滅び行く青き翼の獅子大陸を救い、約束の五年の歳月が流れた。
風の城へ、五年ぶりに帰還したリティルは、代理を務めてくれた初代風の王で、現在夕暮れの太陽王・ルディルから、四大元素の王
達の反乱を聞く。
水の王・メリシーヌ、炎の王・エセルト、大地の王・ユグラは、ブローカーと名乗る者から、私兵を得たという。
問題なのは、その私兵の容姿だった。
彼等は、リティルを風の王へ育ててくれた、彼が父と慕う者の姿をしているという。
風の城の皆は、彼等と戦うべく、それぞれの城へ出向いていた。
太陽王・ルディルは、風の王・リティルに問う。
誰に会いたい?と。
ウルフ族の大罪人・ビザマと対峙し、敗北した風の王妃・シェラは、暗躍する者にそそのかされた、記憶の精霊・レジナリネイの手によって、すべての記憶を消されてしまう。
前風の王・インの生まれ変わりである、王の補佐官・ノインは、ビザマの妻・サレナと対峙し、彼女の悲痛な魂の叫びに、前王・インの心を呼び覚まされ、消えてしまう。
王の副官・インファと時の魔道書・ゾナの対峙した、フォルク族の元騎士・ドルガーは、リティルが捜し続けていた、行方不明の魂だった。悪霊と化したドルガーの背後には、輪廻の輪を見守り回す、風の精霊の最大の敵、死霊使い・ネクロマンサーがいた。
記憶のすべてを消され、リティルを憎む記憶を植え付けられた、シェラの戦い。
滅んだはずの宝石の精霊・ラジュールの記憶操作実験。
元グロウタースの民である転生精霊、無常の風。シャ・ファンとビ・ウジの罪と目的。
無常の風・シャ・ファンの娘、フェイユの憎しみ。
ネクロマンサーの獲物である印を刻みつけられ、死へ向かうリティル。
過酷な戦いを強いられ無茶をするリティルに、いつも笑顔で「おかえりなさい」と言えるシェラの、笑顔の理由。
リティルのささやかな願い。シェラの終わらない想い。
精霊の世界・イシュラースで、ナンバー1の仲睦まじさを誇る、風の王夫妻の断ち切られた絆。二人は手を繋いだままでいられるのか?
ワイルドウインド・シリーズ六作目。ネクロマンサー編です。
恋愛要素ありの、ファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 20:25:05
243354文字
会話率:38%
2年前、トラックに引かれて亡くなった男は、女神に魔王を倒したら元の世界に返してあげるとそそのかされ、異世界に転生した。
それから、2年の歳月が過ぎ、魔王を倒した男は、地球に帰ってきた。
そして、男が帰ってきた世界は、地球のゲームの中だ
った!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 22:33:13
6781文字
会話率:29%
人類が住処としている星,地球。
人類の誕生以前から,地球上では無数の自然淘汰が行われてきた。そして現在地球上の食物連鎖の頂点に立っている生命体こそが,約1万年の歳月を経て進化を続けてきた,人類なのである。
これは我々人類が住む世界線とは
異次元にある,本来交わることのない世界との話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 23:22:33
1073文字
会話率:38%
電車事故により死の淵を生き延び、速見晶《アキラ》は冷凍睡眠で体の修復を余儀なくされていた、アキラは冷凍睡眠から目覚めたときには5万年の歳月が過ぎ人類は地球から去り、高度に発展した文明が大きく後退し中世時代を営んでる人工生命種の子孫 エルフ
の世界へと様変わっていた。
そんな世界の影で人類の文明遺物であるAIと魔竜と称された大型ロボットたちが世界各地で災害を引き起こすのであった。
同じく冷凍睡眠処理された妹《マイ》の行方を求め、アキラとひょんなことで出会ったエルフのお姫様にして魔法使いの《ピュティ》、お供の補助AI《アリス》と共に大型ロボット《リンドヴルム》を操りを世界を旅し世界の謎と真実に探るサイエンス・ファンタジーのお話。
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絵は不定期でたまに追加されます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-22 11:40:09
184568文字
会話率:55%
幕末のころ、幾多の苦難に耐え切れず自殺により人生を投げ出した弥平は暗闇にとらわれる。数十年の歳月を経て霊界に行った弥平は、三人の子供たちが地獄に落ちていること教えられる。
そこで弥平は、三人の子供たちを救うため地獄へと向かった。
最終更新:2020-03-21 12:00:00
37018文字
会話率:40%
『恋ひ初めの街』シリーズ第1弾!
幼馴染で初恋相手の田代章乃は立花健祐の前から突然姿を消した。
年に一度の『交換日記』の約束をして、誰もいないホームで初めての口付けを交わしたあと、彼女は列車に乗り込み、こちらに向き直ると涙を滲ませなが
ら叫んだ。
ドアが閉まったあともしきりに何かを訴えかけていたが、全く聞き取れない。
結局、分からず仕舞いでそのまま別れたのだ。
それが章乃を見た最後となった。
お互い17歳、高二の夏休み初日のことである。
***
そして十年の歳月が流れ去った。
毎年、章乃から年賀状だけは届くが、転居先の情報はなく、旧住所のみが記されているだけだ。
連絡手段もない。
依然章乃の消息は不明のまま。
健祐には腑に落ちないことばかりだ。
「なぜ章乃は自分の元から姿を消したのか?」
「今どこにいるのか?」
「なぜ自分を避け続けるのか?」
「章乃の身に何が起こったというのか?」
全てが謎のまま置き去りにされてしまった健祐。
健祐の心には未だに章乃だけが住みついている。
そんな健祐を見かねた会社の後輩、三枝文(健祐に心を寄せている)が、謎を暴くべく、章乃からの『最後の手紙』を唯一の手掛かりに、章乃捜索の旅に健祐を強引に連れ出す。が……
次の土曜日、健祐は同窓会で帰郷。
会場へ向かう前、章乃の旧宅へ向かう。
その場所で健祐は目の当たりにした!
***
「愛も命も分かち合える」と今も信じる健祐。
一途に章乃だけを求め、再会の旅路の果てに辿り着いた健祐を待ち受けていた運命とは?
『十七才の晩秋』
この言葉に秘められた真の意味が明らかになったとき、健祐のとった行動は?
健祐と章乃、それぞれの愛の形とは?
二人の切なく、純な恋心の行方は?
※《◆奇数節》《◇偶数節》で視点を変えて物語は展開します。
(他サイトでも公開中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 18:53:10
130871文字
会話率:45%