江戸は本所深川。神社の宮司の姪として生まれたお藤。母親似の美貌を受け継ぎながら、その性格は快活で勝ち気。気取ったところのひとつもない真っ直ぐな少女であった。お藤は戯作、中でも人情本を好み、特に市井修治という戯作者(小説家)の書く著書の愛読者
である。近所に住む市井は、お藤の神社に毎朝、参拝に訪れる。お藤は巫女をしていたし、二人には面識があった。まだ少女だったお藤は市井に懐き、空いた時間を見計らっては市井の自宅に遊びに寄るのを日課とした。憧れの戯作者を、羨望の眼差しで見上げるお藤であったが、少女から大人の女への階段を昇るたび、市井への愛は形を変え、遂には抱えきれないほど膨らみ続けた。一方、年若いお藤の愛情に戸惑い、拒み続ける市井。周囲の目など気にせず、全身で市井の胸に飛び込もうとするお藤。二人の恋の行方は?
江戸後期の情緒豊かな物語、ぜひお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-27 19:35:03
119324文字
会話率:50%
雨音村という雨季が長い摩訶不思議な村で、大学生と宮司とちょっと不思議な友人たちが綴る、のんびりとした短編型連載形式のお話。
平和かと思えば不穏な動きがあったり、平凡かと思えばちょっと特別だったり。少し妙で、けれどほっとするような、そんなお話
を目指して。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-16 21:28:20
14647文字
会話率:25%
四国霧ヶ森山中にある白水神社には白水湖という湖から流れでた水で作られた白水沼という沼がある。
沼は周囲1キロほどの小さなものであるが、山全体が鎮守の森として残っており人手の入っていない沼は平成の今でも神が宿るとされ、
麓の町では毎年二度も御
神輿(おみこし)が町を回り、豊作と無病息災を祈っていた。
祭られている神は白山姫神(しらやまひめのかみ)。霊峰白山(はくさん)を主として全国に散らばる神社のひとつとされてきた。
しかし、実際に祭られているのは白山主神という蛙の姿を由来に持つ男神。
それを知っているのは神社に住む宮司と宮司の娘。なぜ本当の神を祭らずに、偽りの神を祭っているのか?
蛙と人間と神と獣が出てくる怪奇小説・・・なのかなぁ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-01 13:30:14
805文字
会話率:0%
喫茶『黒猫』にいる四人の本業は“鬼を退治すること”!鬼が人を襲う国【日本國】で祓い屋と呼ばれる職業につく彼らが、鬼を退治します!!
最終更新:2009-06-06 13:30:56
27396文字
会話率:42%
平凡な日々の、非凡な宮司に面倒が訪れる。或る日、神社の書庫が火事にあっていた。宮司は何者かの犯行と断定(勘)して、犯人捜しに出るが・・・。
最終更新:2009-05-27 00:38:41
936文字
会話率:28%
鬼が出るという山。そこで一人の男が行方不明になる。報酬を目当てに神社の宮司がふらふらと調査に出かける。
最終更新:2009-04-03 01:34:35
2775文字
会話率:46%
普通の中学一年生田村優菜は同じクラスで大好きな神宮司君を追いかけていたらうっかり異世界へ来てしまって…?海上を舞台に繰り広げられるファンタジー冒険小説です。
最終更新:2009-04-25 08:39:38
6732文字
会話率:39%
今日も俺は双子の姉である凛によって虐げられていた。凛は頭脳明晰、運動神経抜群、しかもかなりの美少女。神宮司家の血筋を引くものに与えられる「法撃術」もあいつのほうが上。対する弟の俺は何においても平均レベルで、「法撃術」も両親に普通と言われる始
末…。こんな不公平な双子って有りかよ!?いやマジで!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-28 16:54:16
1845文字
会話率:45%
どこにでもいる普通の高校生、神宮司ハル。彼が運命の相手と出会い、大人になってゆく。彼女もまた、大きな悩みを持っていた。お互いがお互いを支え合い、信じることで2人の愛は誰にも負けない大きなものとなる。2人の恋愛に、さまざまな友情や家庭問題が複
雑に絡み合いながら成長するラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-04-03 18:52:18
68965文字
会話率:22%