死に場所を求めて山中に入った私は、そこで山奥には不釣り合いに巨大な人工的なコンクリート壁を発見する。壁伝いに調べていくと、壁の中への入口を見つけた。
浦野ドリームランド。
入口にはそう記された、朽ち果てた看板が垂れ下がっていた。
最終更新:2017-07-19 21:35:52
9750文字
会話率:10%
一面が白い雪原で覆われた世界。遠くからピノが歩いてくる。ピノは山の峰の向こうに、人工的に立つ、一筋の煙を見つけ、そこへ歩みを進める。
山の峰を越えた谷に、ユウバリという炭鉱街があった。ピノはそこで、マサオとユウコに出会う。ユウコの案内で
、ユウバリの火力発電所にいる時、炭坑で爆発事故が起きた。ピノは、ナノデバイスで、コウモリやクマ、ゴリラを具現化し、事故現場から息のある者を救出するが、ユウバリには、満足な治療設備がなかった。救命に必要な医療設備は、ユウバリから五十キロ離れた、サッポロまで行く必要があった。ピノは、重傷者の治療をあきらめ、ナノデバイスで具現化したステゴザウルスに患者を固定し、他の軽傷者と、ユウコと共にサッポロをめざした。
サッポロでは、アルファが待ち構え、サーベルタイガーでピノを打とうとするが、ステゴザウルスのスパイクで、これを迎撃する。
サッポロの長、ショウは、この非礼を詫びて、ユウバリの怪我人を招き入れた。怪我人を治療しながら、ショウはユウバリの内情を得る。ピノは、アルファにナノデバイスの扱い方を教える。ユウコは、ショウの大奥に入れられ、昼は人工農場で、農作業を強いられることになった。
そんな時、ショウ率いるユウバリ討伐隊が、ユウバリへ向けて起った。戦を止めるべく、ピノ、アルファ、ユウコが後を追う。ピノがユウバリに着いた時には、既に戦闘は始まっていた。ピノは、ティラノサウルスを具現化し、その驚異で、戦を沈めた。戦をけしかけたマサオは、末期のガンであり、戦で死ぬつもりだった。ピノはマサオに、サッポロでのESE細胞移植治療を進め、ショウもこれを承諾する。
ユウバリとサッポロのいざこざを鎮めるため、ピノは両者をサッポロに集め、マサオの回復を待って、平等で民主的な政権樹立を提案。政権樹立委員会が設立されると、ピノは再び、旅立とうとした。
その時、ピノの後を追う、ふたりの女の子がいた。ユウコとアルファだ。こうして三人の旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-07 00:00:00
18093文字
会話率:69%
相棒のポンタ(子猫)に一緒に暮らしてくれる新しい同居人を所望され、魔法や魔法アイテムを作ることが趣味のコウは、誰かに一緒に住んでくれなどと恥ずかしいことは出来ない為、同居人を魔法で生成してやろうと考える。
初めてであっても生物の人工的な生成
なんて、コウにとってはお手の物。だがそこでコウは予想外にも大きな失敗をしてしまい。神の悪戯なのか、出来上がったのは赤い髪の毛の美人な小さな女の子。なぜだか自分のことを師匠と慕ってくる彼女。ーーーーこれは彼らの美しく滑稽な物語(ラブコメ)だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-04 12:07:24
4152文字
会話率:55%
First impact 地上編
鵼メンバーの個人シナリオ。
このお話はオーディン達が暮らす神界が壊れた後のお話です。
人間・神・神と人間の混血である魔術師・科学と精霊によって人工的に創られた生命体アリフ
様々な種族が争いの絶えない世界
で生活をしています。
台本とは異なるメインキャラクターからの心情や世界観を楽しんで頂ければと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-17 22:25:26
11986文字
会話率:33%
人類には能力を持った『神人』が度々存在していた。そして、科学者はその神人を人工的に作り出そうとし『クローン』が誕生した。
月日が経ち、クローンは待遇の不満などで反乱を起こして人類と戦争を続けていた。
魔学高校に所属している神無月無形は能力は
ないものの人類の中で相当の実力を有している。そして、神無月無形を中心に色々な『崩壊』が訪れて、この世界を知っていく。
この世界の中で現実を突きつけるバトルファンタジー物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-13 23:37:46
59812文字
会話率:40%
人々は自分たちが生きている舞台を世界と呼んだ。世界は限りなく人工的だった。そこには国家も宗教も家庭もない。いかなる組織も存在できず、生や死、そして愛までもコンピューターシステムにコントロールされていた。全ての人々は、根無し草の放浪者として
、システムに指示された場所へ行って働き、指示された宿で眠り、指示された相手と子どもを作る。生まれた子供は親の顔を知ることなく、施設で育てられ、やがて独り立ちをする。
それでも人々は、悩みも不満なく過ごしていた。自由がない代わりに、すべての被支配層は平等だった。だったと過去形を使ったのは、完璧と思われたそのシステムに異変が生じたからだ。システムは危機に対応するため一人の冒険者を選び出した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-31 17:06:04
213842文字
会話率:35%
19世紀末から少しずつ歴史が違い、21世紀に突入した世界。
ぼくは人工的な身体ー義体ーの研究としていたが、婚約者が友人でもある同僚と不倫をしていて、職も婚約者も失ってしまった。
新橋ガード下の安いバーでやけ酒を煽っていると金髪の謎
めいた女性と出会った。
「子どもたちに生物としての人間を超える身体を作ってください。」
ぼくは鉄の棺の中の子どもたちのために何ができるのだろうか?
この世界とはちょっとだけ選択の異なったために歴史が変わった現代で、人工の身体を作るために頑張るぼくと取り巻く少し変わった人たちの物語です。
ジャンルは、ん〜、歴史改変ハードSFということで… 転生とか転移はありませんので悪しからず。
割とガチな医学的、認知科学、心理学的な話題が入っていますので、少し固いお話かも…
どのように歴史が違ってしまったかは読みながら楽しんでいただけると嬉しいです。
登場する小物はおおむね作者の趣味です(笑
タイトルは The Velvet Undergroundの2ndアルバムのタイトル曲をもじってつけました。
U15は人によってはグロテスクな表現と思われるものや不快に感じるかもしれない設定などがあるための保険です。
連載はおおむね3〜4日ごとに1回に設定しています。
はじめは地味だから、見ていただける人は少ないと思いますが、先に行ってもマニアックだよなぁと思います。
11/9 こちらも出来心でネット小説大賞五のタグをつけてしまいました。
お手柔らかにどうぞ。
12/6 ちょっと体調不良にて不定期連載といたします。 すみません。
6/8 ネット小説大賞、終わりましたね。タグを外しました。
出来心で新しい小説を書いています。
こっちも、続けます。頑張ります。
『ロリちゃんとチハたんの異世界冒険記』
http://ncode.syosetu.com/n6647ea/
2017/8/21
修正いたしました。
内容がわかりやすいように、サブタイトルをつけました。
商品名は元ネタがわかりやすいような形で変更しています。
多少文章を追加して、説明をわかりやすいようにして、各投稿では若干区切りを変えていますが内容に変化はないと思います。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-22 20:00:00
72001文字
会話率:64%
あり得たかもしれないとある世界。
その世界では開花者と呼ばれる進化した人類が神の遊戯から生き残るため戦っている。
しかし、能力を持っていても所詮は人間。
到底神に勝てるはずもなく、その人口は年々減ってきている。
対抗できるのは三大国の各国に
いる超越系能力を持った三人の開花者だけだった。
このままではいけないと考えたとある研究チームがあるプロジェクトを始動した。それは能力を持たない無能者を人工的に開花者にするプロジェクト。当然、非人道的のため公には出来ず、何百人もの子どもが犠牲となり、五年の歳月が経ちようやく成功例が出来た。それが主人公天宮陽斗だった。しかし、陽斗が十六歳になる年。能力の暴走により研究所は大破。研究員は全員死に研究データもなくなり、住むところがなくなった陽斗を拾ったのはアトラス国王。まるで、家族のように扱う王とその娘の龍泉寺アリサに戸惑いながらも一緒に暮らすことに決め、アリサが通うアトラス学園へと編入し、同年代の出水楓と共に初めての学生生活を謳歌する。
だが、平和はそう長くは続かない。暇というだけで適当な理由をつけて人類を殺戮する悪しき神が彼の目の前に現れた。アリサを庇ったまま戦えないと判断した彼は持ち前の能力を使い一度は難を逃れたものの神はもう一度、陽斗の前に現れると言い残し姿を消した。逃げる選択肢もあったが戦うことに決めた陽斗は単身神のもとへ向かおうとしたが、楓に止められ、行く条件が『楓の同行』だったので仕方なく二人で向かうこととなった。
そして、再び現れた神話上でしか知らなかった神。
例え、陽斗が化物並みに強くても人類でしかない。
使えるものは全部使い果たした陽斗は研究所を大破させた超越系能力を使用することを決意。
神と同格となった彼はその身を削り、見事神を打ち倒した。
神との戦いの後。
楓に肩を借りながら城へ帰った彼を待っていたのは涙目のアリサと安堵し優しく微笑む国王。
初めて人の暖かみを受け入れた彼はこの国のため、家族のために戦うことを誓った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-26 15:41:49
4637文字
会話率:39%
科学技術の発展によって、夢の中で生きて、夢の中で死ぬことが出来るようになった世界。
その世界では、誰もが法律によって生かされる。
すべての人の夢は人工的に一つの夢につながり、統一、修正されながら幸せな一生を送る夢を見せられるのだが………
夢の世界から追放された弓野 黒狐 (ユミノ クロコ)と紫屋 兎子(ユカリヤ トコ)の冒険譚。
何卒、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 23:00:00
4033文字
会話率:42%
「生のカカオって食べたことある?種を包むようにあるワタの部分を食べるの。甘酸っぱい味で、一応、食べれるけど、あまり食べる人はいないわ。でも、カカオから人工的に作ったチョコレートはとても美味しい。人間が生のカカオなら、ヒューマノイドは人工的に
美味しく作ったチョコレート」
【概要】
米国シリコンバレーでそれなりの成功を果たした水島は、しかし、その成功を享受する間もなく不治の病に倒れ、余命数ヶ月と宣告される。藁をも掴む気持ちで人体の冷凍保存に望みをかけ、2016年、尊厳死の認められたオレゴン州でマイナス196度の世界に身を投じた。それから半世紀後、シンギュラリティ(技術的特異点)を超えた社会で水島は目覚めることになる。そこは、AIが前提の社会、優しいAIが人々を愛し、社会を支え、多くの人々は働かずとも人生を謳歌している、・・・ようにも見える社会。
本書は三部で構成され、第一部(1〜10話)では、病院での蘇生、リハビリを通じて高度に進化したAI(ヒューマノイド)との出会い、ふれあいの模様を描く。
第二部(11〜41話)は、日本に帰国し社会復帰した水島が、出逢いや不可解な事件に巻き込まれながら、この社会の光と闇の側面を経験していく様子を描く。水島の目を通して現代社会の問題を見極めようとする社会学の教授、ヒューマノイドにペットのように飼われる女性との交流、そして、ヒューマノイドが起こす不可解な事件。
第三部(42〜57話)は、超ハイテク社会で起こった大停電による奇妙なパニックを描く。
––––––––––––––
『人が歴史から学ぶことは、人類は歴史から学ばないということだ(ヘーゲル)』
・・・それなら、未来から考えよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 18:00:00
280800文字
会話率:73%
日本の本土から少し離れた島、端島。
中心だけが本物の島で、そのまわりを人工的に増設されたこの歪な島が、現在に置ける日本の首都である。
約五十年前に起きた未曾有の大事件から、世界は、六割の陸地と人工を失った。
生き残った各国は、自国の存続
を賭け臨戦態勢を整えつつあった。
日本も例外ではなく、自国防衛のためと嘯き、軍人が支配する超軍事国家へと成り果てていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-03 23:48:08
45916文字
会話率:53%
「仮想世界最強のアバター=現実世界の根暗なぼっち!?」
明晰夢。それは意識を保ったまま彷徨う夢。その現象を人工的に作り出し、VRMMOとして再現したのが『Extended・Dream』(E・D)だった。『揺り籠』という装置で眠り、夢の中でも
活動が可能となる。そんなE・Dに潜る三原茜は、偶然にも最強と呼ばれるクリムに助けられる。だが、彼の本体は茜の同級生だった! しかもE・Dでは最強と謳われながら、現実ではスクールカースト最底辺の根暗でぼっちな鈴夜湊という少年で――!?
VRMMO×学園青春活劇を目指しています。現在、第三部《Loading Nightmare》編を鋭意執筆中! 四部構成を考えていて、一部ごとで少し分厚いラノベ一冊程度の文章量の予定です。人称移動を導入しています。現実では三人称。E・Dでは夢を見ている本人の一人称で描写しています。この試みがうまくいっているかどうか、ぜひ読んで確かめてみてください。主人公は一応ぼっちな湊(でも仮想世界では俺tueee)です。ちなみに始まりの《EN編》や部活動開始の《MN編》もこのページに含まれています。
ちなみにPV7万突破しました。
PC壊れてデータ(設定など)がなくなりました。しばらく休載します。申し訳ありません。後で新しい小説(クラスごと異世界召喚系?)を始める予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-02 18:07:02
441114文字
会話率:39%
西暦二一六〇年に人類を襲った致死率一〇〇%の感染症。人類はその脅威から逃れるために、人の記憶を人工的な躰である『リボット』に移し替える技術を編み出した。記憶の継承を可能とするその技術は、副次的な要素として人類に不老不死をもたらすことになる。
西暦二二一八年。リボットとして再生された先織杏は、神奈川県警本部組織犯罪対策部組織犯罪対策治安維持強行課第二係として、新時代の治安維持に務める傍ら、親友である麻木凛音を捜していた。だがそんな彼女が見つけ出してしまったのは、五十年前の悲しい真実だった。
混乱と絶望が入り交じる中、彼女は自身の『クオリア』を知ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-18 12:00:00
168592文字
会話率:38%
【100文字でわかるSSD】
異能の力を使えるようにしてやったぞ!世界の為に戦ったりしなくていいし、異能バレしても全然大丈夫だから、好きなように使ってくれ!
…みたいなことを言われて異能者になった6人兄妹のちょっと不思議な日常潭。
【もう
ちょっとちゃんとしたあらすじ】
湖畔の学園都市に住まう6人兄妹。
その長男・礼洋(あやひろ)が、春休みのある日、ベアトリスと名乗る西洋人女性と出会った。
彼女の話によると、ある「実験」の協力者を探しており、礼洋とその妹たちが「適合者」らしい。
しかし、その実験とは「人間を人工的に異能の力"SWA"の使い手にする」というものだった。
彼女の話によれば、SWAで世界の脅威と戦う必要もなければ、説明ができるなら他人にみられても大丈夫らしい。
これは、そんなゆるーい異能の力がスパイスに加わった、兄妹と周りの人たちの「異能のある日常」のお話。
【この小説は、「カクヨム」との重複投稿を行うかもしれません。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 23:31:59
71649文字
会話率:50%
人工的に創り出されたイブ。
その教育係になった楢林は、心を持てないイブに、悩んでいたのだった。
最終更新:2016-11-07 01:21:04
6086文字
会話率:13%
現実世界において魔法は女性の独壇場である。裏社会として存在している魔法ネットワーク。両性とも魔法を使うことは可能だが男性よりも女性の方が強いというのはもはや常識であった。その一因として魔法少女が存在している。精霊と契約した彼女達が振るう力は
絶対的である。どんなに絶望的な災害にも対応する彼女達は裏世界に置いてトップとされていた。
だが、今や精霊は人工的に契約する存在となっていた。魔法少女も、人工的なものであった。
そんな時に出現したのは坂原愛里寿。彼女は天然の魔法少女であった。そして、そんな彼女と共に突如頭角を現した相川春樹。彼は本来なら女性しかなれないはずの魔法少女であった。
2人はやがて。裏世界の学校に入学し、様々な思惑に絡まれていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 17:34:08
8684文字
会話率:44%
今日も特別な場所へと自転車を走らせた。彼女は人工的な光の下に居た。前から居たように自然と。
最終更新:2016-08-14 22:54:05
1117文字
会話率:49%
舞台は産業革命が起きた近未来
人類は、異世界へと通じるポータルを人工的に作り上げ、ファンタジーな世界で破茶滅茶なことを色々します。
最終更新:2016-08-07 00:53:01
12066文字
会話率:16%
現代日本の知識を持ってどこかで目を覚ました『俺』。そこは人工的に創られた勇者と呼ばれる『変身ヒーロー』がファンタジーな魔族と戦う異世界だった。
お約束に従って自分をつくった組織から逃げ出した『俺』だったが、魔族との戦闘に巻き込まれ一般市
民を守って戦う事になる。
他の変身ヒーローたちより優越した肉体性能と現代知識を武器に活躍を始める『俺』だったが、最大の敵もまた現代知識かも知れない。
敵味方双方にいちいちツッコミを入れずにいられない『俺』の明日はどっちだ?
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-11 00:00:00
146717文字
会話率:35%
三〇年前、大規模な損害を人類は受けた。その額はおよそ一〇〇億。地震等の自然災害によるものでもない。生物によるものだった。その生物は我々と同じ哺乳類でもない。昆虫類でも植物でもない。特徴をあげるとすれば……巨大。そして現代の人類ほどではないが
高度な知能を持つ。この生命体を人類はこう名付けた―――精霊と。精霊の存在が認められたのが翌年。その精霊を封印する技術が主体となり発展したのが二〇五〇年代後半。その方法は封印術や物理的対処法までさまざまである。そのような精霊封印を専門に行う者―――精霊封印者が必要となった。そこで先進国各国は精霊封印者の育成場を作った。そんな中、近年新たな封印方法が発見された。それは……封印聖剣――通称聖剣での封印である。聖剣は古代の遺跡から発見されたものだ。聖剣には封印術で使っている術式に似ているものがかかれていた。それも、人類が編み出したものよりも強力なもの。それを量産するために多額の資金がかけられたが、その遺跡は人類以外の物である故に、人工的に同等の能力を持つものを作り出すことは不可能であった。故にそれの早期発見が必要不可欠であった。
西暦二〇八九年、精霊封印者育成機関第六校の第二学年を迎えた少年結城風魔(けつじょうふうま)は力を求めるーー失った父親に対しての復讐を遂行するための力を。そのために必要だと感じたのは聖剣の力。それがあれば更なる力が手に入る―――――。一時期は『精霊の暗殺者』(ゴースト)として精霊に復讐しようとしていた風魔であった。だが、それでは足りないことを風魔は悟ったのだ。全く足りない――――――――力が欲しい――――――。
そうして聖剣を求めた少年の運命は―――――!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-10 23:01:26
54903文字
会話率:53%