血のように紅く、切ると滝のような果汁、口に入れればそれが弾けて、酸味と甘味が溢れだす。 その野菜を、人は【トマト】と云った。
霧に覆われた吸血鬼の国。
霧晴れるような光の下、人間と吸血鬼のハーフである、ベルクス・リコペルシコン。 彼はいつも
のように、トマト栽培に勤しんで高笑いしていた。
「ナーハッハッハッ!」
「俺のソウルが訴えてくるんだ! トマトはフードだと!」
「トマト君達をどうするつもりだッ!」
「この怨み、トマトで晴らすぞッ!」
しかし、そんな平穏な日々は長くは続かなかった……。
ベルクスの元に舞い込んだのは、嫌味な純血の吸血鬼、トーレスト・フォントレス。 彼は別名【全世界のトマトの敵】(ベルクス命名)でトマト畑を荒らす悪い奴だ。
「ベルクス。君、脳に蛆でも湧いているんじゃないか」
「あぁ。くだらない、くだらない。大事なことじゃないけど、二回言わせて貰ったよ。あぁ、くだらない。あ、くだらなすぎて三回いっちゃったよぉ。くだらない」
「君は僕のことを唯一人の友達って言ったけど、友達の達は複数形だよ? 一人しかいないのに友"達"って(笑) あ、それと、僕は君のこと友達だなんて思ってないからねぇ」
ベルクスの受難はここからだッ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-29 18:41:28
5930文字
会話率:53%
友達だからと、いつも彼女の側に居た。
いつか友達から彼女になってくれるって信じてた。
君の友達から彼女への壁が
どんなに分厚かろうが
絶対乗り越えてみせます。そして結婚します。
有田太陽/小学校教員/28歳
柏木紗希/小説家/
25歳
2人の恋愛はチョット普通じゃないけど、彼女が大好きすぎる彼が、結婚できるかできないか、そもそも彼女になってもらえるかもわからないお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-18 23:49:50
2826文字
会話率:37%
勉強しか取り柄がないという高校生 高橋 聡(たかはし さとし)は、ある日転校を勧められる。
聡の転校先、新設された新しい学科は天才達の集まる教室だった。
「人との関わりは好きじゃないけど、言葉は好きだ」
そんな考えを持つ聡はあるお願いをされ
る。
「自分たちの取り柄以外に興味がない彼らに楽しみを教えてくれ」
聡はクセの強いクラスメイト達に言葉の力と、人との関わりで試行錯誤する。
やがて心を開いていく生徒達は、人間らしさを取り戻す。
しかし、聡の行う楽しみの伝授に関わった生徒は、みな同じように倒れていく。
全ての別れに直面する主人公。
変えられない結末をどのように迎えるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-01 12:04:53
1010文字
会話率:37%
これは地球に住んでいた青年の物語。彼は若くして死んでしまい、異世界へと転生するが…彼は、ヒトではない怪物へと転生してしまう。それは、白い、ぐにゃぐにゃとした軟体生物であった…
…が、生来の明るい性格で元気に生きぬきます!「べ、べつに人間じ
ゃないけど、関係ないよねっ!」とか謎のツンデレ(?)も発揮したりしなかったり(しません)しながらほのぼのライフ目指して全国行脚へれっつごー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-16 23:00:00
18457文字
会話率:24%
実森達也と二人の友人。
彼らが放課後教室で話していたのは――「なあ俺、実は好きな人がいるんだ」男同士の恋バナだった。
二人の友人に催促されるがままに、ペラペラと好きな人の特徴を話していくのだが、誰もいないと思っていた教室の外側に女の子が潜ん
でいた?! そして教室のある机にも電源のついたICレコーダーが置かれていて……。
そんなことはつゆ知らず、達也は友人二人の提案で、好きな人と似た部分を多く持つ南条鈴乃に『実践的予行演習』として告白をすることに。いつも達也にツンツンしている鈴音のことだから告白はどうせ断られるから大丈夫と、多少の罪悪感を感じながらも告白予行演習相手に選んだのだが、
「好きです! 好きで好きで仕方がないです! 付き合ってください!」
「べ、別に実森くんのことなんてそんなに好きじゃないけど、そ、そこまで言うなら付き合ってあげてもいいけど?」
どういうわけか告白が成功(?)してしまう。
そしてそんなこんなで付き合い始めた二人に、ICレコーダーを握りしめ、鋭い眼光を見せる人物が教室にいるのだが、これまたどういうわけか本物の愛しのお相手――西科姫花だった。
そんな勘違いから始まった恋人の達也と鈴乃、そして達也の本命である西科姫花が学校中で勘違いを加速させていく学園ハイテンションラブコメ!
更新は週一ペースの予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-14 22:08:42
56685文字
会話率:42%
勇者はロリコンじゃないけど、かわいい子ならロリでもいけるそうです。
最終更新:2017-08-01 18:49:40
1673文字
会話率:49%
「俺、この世界に呼ばれたんだ。勇者として」
「…うん?」
一般兵だと思っていたジュリアン(前世:八月一日アコン)は、偶然にも同郷の人間と異世界で出会った。しかも相手の肩書は勇者。この世界を救うべき存在。…なのに、なぜか追われる立場になって
いる。
「異世界に召喚されて『勇者様、この世界を救ってください』ってなったらチートハーレムで俺TUEEEE状態になるんじゃなかったのかよ!?」
「いいね。夢があるね。でも…それ、ラノベの読みすぎじゃないかな?」
「でも友人から借りた本だと大体こんな展開で…って、お前ラノベ知ってんの?」
「あ。…えっと…実は僕、ほら、あれだよ…て、転生ってやつ?」
正確に言えば転生じゃないけど、説明が面倒だった…。
これは同じ世界から別の方法で異世界にやってきた青年たちが、世界を救ったりしながら元の世界に返るための方法を探す物語。
(たまにシリアス展開になるため、警告タグは保険)
15/11/12・本格始動折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 20:00:00
505026文字
会話率:59%
ブラコンの双子兄弟、樹と零士を中心に、
小さな喫茶箱庭を舞台にしての友情と恋愛、
それぞれの日常をつらつらと。
樹
零士が可愛くて、零士の為なら死ねると思っている一方で、
司と一緒に生きていたいと思っている、完全無欠なようで実は脆い少年。
零士
樹が大好きで、それ以外のことは人でも物でもあまり興味がない。
司も気に入らないけれど、樹が司といると嬉しそうだから少しは認めている。
本人は認めないけど端からみたら、のえるといい感じの喧嘩っプル。
司
常識から少し離れたところにいる樹と零士に振り回される苦労人。
幼い頃の初恋を密かに引き摺り、拗らせている一面も。
樹と零士を100%見分けられる唯一の人物。
優希椰
樹と零士の従姉妹。
おっとりした性格で、のえるの親友。
のえるの兄、恭夜に一目惚れして、恋心を抱いている。
のえる
優希椰は嫁と言って憚らない。
兄の恭夜とはあまり仲良くないが、優希椰と結婚したら姉妹になれるので、それまでは密かに応援してもいいと思っている。
零士のことは好きじゃないけど、一々気になる。
以前blogで連載していたものを加筆修正しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-24 02:04:56
2852文字
会話率:35%
図書館は好きじゃないけど、図書室は好き。図書室はなんか、ゆったりしてるから。そんな瀬川未由はゆったりの中、ふんわりとした君と出会ったーーー
最終更新:2017-05-07 23:13:05
3390文字
会話率:80%
彼女は甘さを含んだ柔らかい瞳をしていた。美人じゃないけど、綺麗なひとだった。
最終更新:2017-03-26 01:49:59
1259文字
会話率:42%
冒険とは楽しいもので、ワクワクするもの。決してそれだけじゃないけど、明かりがあれば前に進める。
最終更新:2017-02-25 00:56:25
1047文字
会話率:4%
こころ龍之介のエッセイじゃないけど、エッセイみたいなモンです。
最終更新:2017-02-18 21:32:24
11543文字
会話率:99%
3年間も努力してやっと魔王を倒したのに
「災厄の原因はそいつじゃないけど、そいつはそいつでやばそうだから野放しにできないし、俺たち管理出来ないからお前そいつ連れてもう1回旅に出ろ。」
と言われてしまった主人公の可哀想な話
最終更新:2017-01-21 15:31:35
863文字
会話率:42%
俺の姉貴は1歳違いで隣に住んでいる。本当の兄弟じゃないけど、生まれたときから世話になってるらしい。そんな姉貴には密かな願いがあったようだ。異世界で暮したいって、そんな願いに俺は巻き込まれてしまった。さらには、異世界には危険が一杯って……な
んでそんなの持って来るんだよ。っていうか、何処で手に入れた!まあ……、異世界なら仕方ないかなって俺も流されてるし。とりあえず姉貴と2人でなんとかこの世界で暮していかないと……。
こんな決心で異世界暮らしを始める男の子の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-08 17:41:21
2626329文字
会話率:38%
僕が「かわれて」から、しばらく経った。
彼女とは、たくさんお話した。たくさん声を聞いた。好きな食べ物も、たくさん貰った。
たくさんお外に出た。たくさん日向ぼっこした。たくさん彼女と遊んでもらって、たくさんの人と仲良くした。
それに
、たくさん撫でてもらったし、たくさん一緒に寝たし、たくさん……嫌なお風呂にも入った……。
たくさん嫌いな食べ物貰った。眠いときにたくさん絡んできた。たくさん煩くされたし、僕もたくさん煩くした。
彼女にかわれてから、僕は「たくさん」を「たくさん」経験した。嫌なこともあったけど、彼女が笑ってくれる楽しいことのほうが、たくさんだった。
でも、いつかはお別れだった。お別れは、たくさんじゃないけど、たくさん悲しい。僕も悲しいし、きっと彼女も悲しい。
お別れしたくないけど、お別れしなくちゃいけないの。多分、僕が一番分かる。
たくさん、たくさん、ありがとう。
「飼われた」僕に「最期」がきた話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-08 04:05:13
4191文字
会話率:18%
超能力が普及したことで変わった世界。
そんな日本に来てしまった、元嫌われ者で魔法の使える自称冒険者の彼。超能力者の中に魔法使い1人。
超能力があって魔法が優位じゃないけど、頑張ってみる
最終更新:2016-12-29 23:24:56
2758文字
会話率:40%
大して残酷じゃないけど、怪我したらつけるよね、このタグ。
最終更新:2016-11-23 13:00:00
280文字
会話率:0%
それなりに目立ち、それなりに話題にあがり、それなりにモテる。
戦隊ものでいうならブルー、部活動でいうなら副主将、ドラマや映画でいうなら名脇役。
「脇役」であって、「モブ」ではない!
ここ重要!!
目立つのは嫌いじゃないけど、常に話題の
中心にあるのは俺には似合わない。
「主人公」、「ヒーロー」なんかは俺には合わない!
ほどほどに目立ち、ほどほどに話題になり、ほどほどにモテる。
嗚呼、戦隊ブルー(的ポジション)万歳!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-10 17:33:16
1769文字
会話率:21%
別に擁護とかじゃないけど、おかしいことはおかしい。
それだけ。
最終更新:2016-08-04 14:27:23
931文字
会話率:0%
会長の高橋絵美先輩である。美人と言うほどじゃないけど、明るくて可愛らしい人で、一緒に仕事をしていて悪い気分ではない。
ただ会長は――変な人です。
最終更新:2016-06-07 22:38:21
3056文字
会話率:60%