小さい頃にはまったダンジョン動画。
自分もいつかは生ダンジョンを経験したいと思って早三十年。
ダンジョンへの想いとは裏腹に、減らない業務に終わらない残業。
果ては休日出勤で時間も体力も気力さえも削られて、四十路手前までダンジョン探索
を一度も経験できなかった男が居た。
そんな男が記念受験ならぬ記念探索で訪れた場所『旧練馬駐屯地三番ダンジョン』。
記念に潜って記念に殺され死に戻りするはずが、全身溶かされ死んだらなんと骨だけアンデットに!?
自身に起きた異常に戸惑いながら、元の生活よりは快適だと慣れ始め、しかしさすがに人間には戻りたいと始めたのは動画配信。
確証もない回復薬購入資金を得るために、今日も男は動画を配信する。
『状態異常:アンデット……なら、万能薬で解除できるんじゃない!?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 18:27:15
12748文字
会話率:9%
『ローラは私のものを奪ってばかり――もう私のものはすべてローラに譲ります。ここに私の居場所はない。どうか探さないでください』
ある日そう書かれた手紙を置いて義姉クリスティーナは消えた。
高い魔力を持ち、聖女となった義姉は王太子レガート
殿下の婚約者となり、その立場から学院でも生徒会副会長を務めていた。
一見して清廉で有能、真面目に見える義姉。何も知らない人が手紙を読めば、元平民でふわふわにこにこのお花畑に見える私ローラがすべて奪ったのだと文字通りに受け止めるだろう。
だが実情は違う。『真面目』が必ずしも人々に恩恵を与えるものではなく、かつ、義姉のは真面目というよりも別の言葉のほうが正確に言い表せる。
だから。
国の守りを固めていた聖女がいなくなり、次期王太子妃がいなくなり、生徒会副会長がいなくなれば騒然となる――はずであるが、そうはならなかった。
義姉の本性をわかっていて備えないわけがないのだ。
この国は姉がいなくても揺らぐことなどない。
――こんなはずじゃなかった? いえいえ。当然の帰結ですわ、お義姉様。
あとはレガート殿下の婚約者だけれど、そこは私に手伝えることはない。
だから役割を終えたら平民に戻ろうと思っていたのに、レガート殿下は私よりもさらに万全に準備を整えていたようで――
私が王太子の婚約者?
いやいやそれはさすがに元平民には荷が重い。
しかし義姉がやらかした手前断ることもできず、王太子なのに鍛えすぎなレガート殿下は武骨ながらもやさしい寵愛を私に注いでくるように。
さらには母の形見の指輪をはめてからというもの、やけにリアルな夢を見るようになり、そこで会う殿下は野獣み溢れるほどに溺愛してくる。
武骨ってなんぞ?
甘すぎて耐えられる気がしないんですけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 21:24:03
104994文字
会話率:35%
ビンボー、ここに極まれり……! たいていのビンボーなら笑っていられますけれど、さすがに今回は泣きました(涙)。
最終更新:2023-06-16 09:25:46
1935文字
会話率:0%
前世を思い出したのは死の直前!
幸いなことに、死の訪れたあとにも三度目の人生があったから良かったものの、ナターシャ・カスティルは同じ人生が少しずつ違った形で繰り返していることに気がついた。
十八で終わる人生が二回。死因は同じ男。やが
て婚約を結ぶ相手。
三度目はさすがに長生きしたいナターシャは、先手を打つことにした。
* 今回もゆるゆる設定です。その辺を流して読める方だけご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 17:47:30
7318文字
会話率:38%
ゴールデンウィーク明けの登校日。
高校二年生の水澄(みすみ)乙葉(おとは)がコンビニで昼ごはんを買おうと寄り道していると、同じ高校の制服を着た銀髪の女の子がチャラ男二人から悪質なナンパに遭っているのを目撃した。
面倒事を嫌う乙葉はただのナ
ンパなら見過ごしたが、さすがに悪質過ぎるナンパを見て警察に連絡する。
敢えてチャラ男二人に聞こえるように話せば、どこかに立ち去ってくれるだろうと思い、大声で話すのだが……逆上したチャラ男二人によって、乙葉はリンチに遭ってしまった。
意識を失い、次に目を覚ましたのは病院のベッドの上。
そこには自分の妹と、結果的にナンパから助けた銀髪の女の子、天津川(あまつがわ)友奈(ゆうな)がいて―――
これは訳あって一人でいることを好む乙葉が、学校のマドンナに幸せにされる話。
※こちらは別作品のリメイク版です。そちらでは下手なシリアスを書いて失敗したので、こちらでは甘々な物語にします。
主人公の暗めの過去があるくらいで、胸糞はほとんどないです。糖分過多で送りします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 16:17:15
9194文字
会話率:52%
目が覚めた私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は本当は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-15 16:09:56
93417文字
会話率:45%
貴族令嬢として生まれながらも、猪突猛進な父に従って生きて来たシアラ。騎士団長として地位を気づいていた父は、女しか産めなかった母を責め、シアラが貴族令嬢として生きることを否定してきた。
父はシアラを男と同じように育てさせ、剣術から武術ま
ですべてを叩き込んだ。母の反対を無視してまで。
そうして父の望む仕事として、王太子殿下の護衛兼侍女として働いていた。
しかしそんなシアラに父は、行き遅れる前に結婚して男の子を産めと言う。
さすがに頭に来たシアラ。
真面目な見た目も従順さもすべて捨て、婚約の決まっていた王太子殿下をベッドに誘い込んで寝取り、国すらも手に入れて見せます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-11 00:39:24
8163文字
会話率:59%
「正義のヒーローだ!」
「え?」
突然叫んだ言葉は夢だった。
なりたい夢。なりたい目標。誰にだって一度はあったであろうもの。
それで彼はなんだったのかというと、聞いた通りの無謀な夢だ。
安心安全であり、そんなもの必要とする
ところなんてそうそうないような平和な世界で、彼はその夢を持った。
少年になったころから今の今までずっと……彼は憧れ続け、目標とし続けた。
最初は応援されていた夢も、誰も応援はしてくれない。そればかりか、偽善が移ると蔑まされるのだ。
これは、今の年齢にまでなってまだそんなこと言ってるなんて完全に予想外の想定外だったというかなんというか、誰も想像してなかったのだ。
それと、さすがにそんなことしてるやつがいるなら、からかわれて当然だとも思う。
だって、みんながみんな大学だとか就職だとかを考えている時期に、いまだにヒーローになりたいだなんて言ってるやついたらどう思うよ。
そういうことよ理解した?
そんな彼の名前は独目ひとりめ 正義せいぎ。
この作品の主人公である。
空から降ってきた、スマホ型変身デバイスとの出会いから、思いが産み出した怪人との戦いに身を投じていく。
今、正義の正義が爆発する。
どうも作者です。
毎週土曜に、二、三回投下する予定です。間に合わなくなってきたら、たぶん仕事辞めたくなってるころです。
そうなっても辞めないと信じたいので、辞めるなんて断言はできないです。投稿できなかったらごめんなさい。
頑張って書きたいものを書いていこうと思いますので、応援よろしくお願いします。
と、あとがきでいうべきだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 13:30:46
46908文字
会話率:44%
自作品の転載(実際の画面や画像はAmazonにて電子書籍&ペーパーバック発売中)
実録?
第5章 BTCUSDT SELL 330
18:47 Lan
BTCUSDT SELL 330
この指示のヤバさは仮想通貨やFXをしている方な
ら一瞬で理解できるはずだ。
当時、1ビットコインは170万円ほど。170万円 × 330=5.6億。
数百万円の証拠金で5億超える丁半ゲームに参加する。ヤバいヤバすぎる。
さすがに、取引サイトでも危険すぎると判断されて、330は申請できなかった。
しかし、何を思ったのか私は続けざまに33(5600万円)を申請した。
ある日、送られてきたDM「Hi~I like fitness, too. Are you Japanese?」
これに返信したのがきっかけとなり、ロマンス・株取引・FX・NFT・代行 詐欺を経験することになる。
果てして男は発狂せずに、立ち直ることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 19:33:22
99891文字
会話率:1%
伯爵令嬢のユリアはある日、家の前に倒れている幼児を見つけ、保護者が現れるまで保護する事に。一人っ子のユリアは幼児ハーディを溺愛し、あれやこれやと世話をやく日々を送っていた。そんな中、聖女との間に真実の愛を見つけたという婚約者に婚約破棄を突き
付けられる。婚約者はこの国の第二王子。好きで婚約したわけでは無いのでお好きにどうぞ状態だったユリアだったが、ありもしない罪を並べられ牢へ連れて行かれそうになってしまう。これはさすがにまずいと焦りだしたユリアの前にハーディが現れて……。
ふにふにしたものが好きな令嬢と年齢自由自在な神様とのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 20:00:00
15111文字
会話率:31%
「シェリー。お願いがある。エルの代わりに学園へ行ってくれ」
「無理に決まってるでしょ!」
エヴァンズ伯爵家の令嬢シェリアーナは魔法事故により5歳児(精神だけ)となってしまった双子の弟の代わりに女人禁制の学園へ通うよう両親からお願いされる。
絶対無理だと抵抗したが、無理矢理男装させられ学園に通うことに。しかもバレるのは絶対厳禁だという。
納得出来ないシェリアーナだったが、入れられてしまったのなら仕方ないと学園生活を開始。だが元々男勝りの性格であったシェリアーナはこんなに楽しい場所は無いと学園生活を満喫し始める。
ただ楽しい反面、面倒臭い事も。弟の事故の加害者である王太子マリウスが事故の罪悪感からやたらと絡んでくるのだ。しかもこの王太子がシェリアーナに気がある事は社交界では公然の事実というのも面倒臭いところ。
そんなある日、学友のフレッド、王太子マリウスと共に遠乗りへ行く事に。帰り道、雷雨に遭い雨宿りに訪れた村でシェリアーナは雷に打たれてしまい……。
好きな子と青春がしたい王太子×怒りっぽいけど騙されやすい女の子のラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 23:47:38
10179文字
会話率:32%
この頃パンの朝食が続いて、『ご飯派』のパパは少し元気がありません。
『パン派』のゆんちゃんも、さすがにちょっとパパがかわいそうになってきたのです。
最終更新:2023-04-16 08:35:53
3016文字
会話率:36%
4年前、老謝の家の一人っ子は大学に進学したが、卒業した今、彼は結局、失業の大波に敗れてしまった。 不本意ながら、彼は出世のために懸命に働いたが、ルールを守るという古風なメンタリティのために、いつも入り口で退却していた。
秋の採用シーズン真っ
只中の彼は、恐る恐る、面接のために変な感じのする会社に入る。 そして、面接官は......。 それは猫だった。
白黒の牛のような猫は、自らを猫将軍と名乗り、太古の銀河からやってきた支配者、偉大な武将であった。 しかし、数万年前に遠征で地球に来たとき、事故に遭ってしまった。 最近目覚めると、地球には "人間 "という種族が住み着いていた。
今、彼はかつての部隊を再結成し、この星に来た目的を果たすため、この星を自分の支配する銀河系に引き入れようとしている。 人類初の外務大臣である謝光宗は、彼の野望に協力する必要があるだろう。
猫に塗られた経験は最悪だし、そんな雑な計画はどう考えても謝光宗には受け入れられないが、しゃべる猫はさすがに名を上げるチャンスだ。
そこで、猫を生で売って大儲けしようということで、策士一人と一匹は合意に達し、謝広宗は正式に乗り込むことになった。
会社メンバーは、謝光宗と猫将軍のほか、「一猫世界有限公司」が正式に設立された。 また、フロントウーマンのタタもいた。
タタは第一猫将軍のもとで第一秘書と呼ばれていた。 猫に目覚めた毛沢東将軍とは違い、タタは今も元の姿を保っており、得も言われぬ美しさである。
本リプレイは「ソード・ワールド2.0」の公式シナリオである、「不可解な未来」収録の「不可解な未来」を使用しております。
該当シナリオの内容に触れておりますので、未プレイの方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 20:11:25
17086文字
会話率:0%
婚約者候補が自分たちの婚約の話を白紙にすることを狙っていると知ったフィーネ・ロッシュ伯爵令嬢に、ユリアン王太子殿下が自分のところに来ないかと提案した。それを女官の話だと考えたフィーネと、フィーネを自分の婚約者に据えたい王太子。ふたりのすれ違
い攻防戦がいま幕を開ける。「人格者と言われている僕だけど、さすがに誰にでも婚約者にとは言わないよ?」「わたしに婚約者にならないかって提案、いくら人格者な殿下でも、さすがにひどくないですか?」ふたりの明日はどっちだ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 17:17:34
52631文字
会話率:43%
「おいジャックロード。お前は私の学友候補なだけで伯爵家の三男だろ。なんで侯爵家のご令嬢の事をいじめているんだ。すごい度胸だな。」
優秀で歯に衣着せぬ言動も将来大物になると評判の第二王子のこの発言で、この国1番の広さを誇る王宮のダンスホール
は完全なる静寂に包まれた。
それまで少しくらい率直すぎる発言をしても、まだ子供であるとか、王族なのだからこのくらいハッキリと発言出来た方が良い・・・・などとむしろ好意的に捉えられていた第二王子の評判が『優秀だけどさすがに空気読めなさすぎ』に変化した瞬間である。
そして、その日が私と第二王子の初対面であり、いじめられていた侯爵家のご令嬢と言うのが何を隠そうこの私である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 07:00:00
10496文字
会話率:33%
社会人4年目、さすがに駆け出しの輝きを魅せられなくなりました。でも、たとえ‡ラ‡ラした言葉を放てなくなっても、セ‡ララな言葉を綴ることくらいは出来ると思うので。にしても働きたくねえな。
......あ、へこたれないぞ!ψ(`∇´)ψ
※
ちなみに黙考詩集第39弾です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 22:11:58
3759文字
会話率:0%
先日投稿した https://ncode.syosetu.com/n0056id/ のちょっとだけ続いちゃったんじゃよ。
でもさすがにちょっと続いたのが4作目なのでURLを提示しておきますがシリーズにもまとめます。
前作までの流れ:13歳で
赤子と婚約したマアナ、いろいろ拗らせながら婚約した赤子ロジン12歳までを見守った。
今回の流れ:今までのマアナ視点から一転してロジン視点に。年下の彼からの年上の彼女への執着を一匙分描いて、その結実となる成人(異世界なのでロジン15歳)と同時に迎えた結婚式をちょと描く。2900文字くらいの短編です。完璧にショタおね(純愛)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 11:18:16
2970文字
会話率:14%
幼いころから婚約していた侯爵令息リヒド様は学園に入学してから変わってしまった。いつもそばにいるのは平民のユミール。婚約者である辺境伯令嬢の私との約束はないがしろにされていた。卒業したらさすがに離れるだろうと思っていたのに、リヒド様が向かう砦
にユミールも一緒に行くと聞かされ、我慢の限界が来てしまった。リヒド様、あなたが大事なのは誰ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-14 21:35:09
5269文字
会話率:38%
貧乏伯爵家の長女レティシアは双子の異母妹たちの面倒ばかり見ていた。
自分のことを後回しにしているのを義母には愚図だからだと思われ、
先妻の子ということもあり放置されていた。
一つ年下の婚約者が学園を卒業したら婿入りさせて伯爵家を継ぐ予定だ
ったが、
結婚まで半年になって婚約者はこう言った。
「地味でつまらないレティシアじゃなく、双子の妹と結婚したい。妹を両方とも妻にする。」
その申し出に義母と妹たちも喜んで承諾し、
レティシアは持参金のいらない嫁ぎ先を探されることになった。
…さすがにもう家族の縁を切ろうと逃げ出したレティシアだったが?
GWの暇つぶし用にどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 07:00:00
64740文字
会話率:27%
いや、さすがに。
人の記憶なんてそう都合よくタイミングよく失われるものじゃない。
それでも、彼が向ける眼差しに、私は信じるしかなかった。
「あなたが…僕の奥さん?」
「…いえ、あの、彼女です、まだ」
知らない番号から着信があった。スマホ
を操作していてうっかり「通話」に触れてしまった彼女は、彼の身内を名乗る人から彼が事故に遭ったことを知らされた。
高度治療室からようやく病室に移った彼に会うため病院へ急ぎ、一か月ぶりに再会した彼は、事故前の記憶を失っていた。
彼にとって二度目の初対面を迎えた彼女は、毎日病院へ来ることを決めた。二人は仲睦まじい恋人同士どころか、クソみたいな始まり方でスタートした、およそ恋人とも呼べない関係だった。にもかかわらず、彼は彼女を「嫁」と登録し、それゆえに未婚ながら彼女に事故の連絡が入った。
彼にまた「二度と連絡してくるな」と言われるまでは恋人として過ごすことを決めた彼女と、記憶を失ってやや性格がリフレッシュされた彼氏と、その家族の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 00:55:57
23617文字
会話率:41%
私、【籠崎燐】はある日、推しの恋人【折坂寧勇】と遭遇したことで、
何故か『異世界交流』と『5年前の恋』を始めることになりました。
ちなみに恋の相手は推しの【真千】さんで、
恋人であるはずの寧勇さんは私を応援してくれているというカオス状
態。
ちなみに寧勇さんは異世界の軍人さんらしいです…はい。
異世界の事情は私にもよくわかりませんが、とりあえずやってみます。
…え?私も異世界行くのかって?いやいやまさか…、ないない。
それはさすがに…ない…はず…だよね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 15:30:23
523045文字
会話率:62%
「本日も、ですか」
その日、伯爵付きの従僕より彼の晩餐不参加を告げられると、伯爵夫人ウルスラ・レインバードはピンと伸ばした背筋をそのままに、何の温度も抑揚もない言葉で無表情にただ一言そうですかと答えた。
一人での晩餐は何もこれが初めてでは
ない。
初めてどころか、今月は既に半分も過ぎたというのに、夫とテーブルを共にしたのは片手で数えられる程もない。
就寝時間の違いを理由に寝室に至っては今や別だ。
領地経営が忙しい時期のは知っている。
だから妻であるウルスラも何も言わず、社交活動以外に屋敷の切り盛りや夫不在の間の領地経営の手伝いなど、出来る事に努めてきた。
だが、さすがにこれは良くない傾向である。
ウルスラはいつもよりも短時間で食事を終えると、その場に家令だけでなく給仕の使用人と厨房の主たる料理長を呼び付けて問うた。
「……旦那様のここ一週間のお食事はどのようになっていますか」
笑わない無表情伯爵夫人と夫である伯爵の、わかりにくいほのぼのストーリーです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 12:46:30
9820文字
会話率:36%
ああ、本当に綺麗だなぁ。
目の前を睦まじい様子で歩く二人を見て、私は眩しいような気持ちで目を眇めた。
私が婚約者兼護衛として子供の頃から傍で守ってきた王子、ロベール様はこのところ一人の少女に夢中になっている。談笑する二人を一歩下がった位置
から見守る私に、ロベール様から無情な決定が報告された。
「ああそうだ、レオニー。お前との婚約が正式に解消される事が決定したぞ」
泣きそう。
なんでそんなに晴れやかな笑顔なの。さすがに内心悲しくなる。そこまであからさまに喜ばなくたっていいじゃない。
*************************
王子の婚約者としての任も護衛の任も突如解かれたレオニー。
傷心で集中力を削がれた彼女は剣術の模擬戦で顔に傷を負う。高身長に婚約破棄、顔に傷。自分の女性としてのマイナススペックに苦笑しつつ騎士として生きていくことを決意する彼女の前に現れたのは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 22:53:33
78551文字
会話率:53%
「私が悪かったので、もう許してください……!」
その日私は、学園一のイケメン様に誠心誠意、頭を下げて懇願していた。
「何の事だ、意味がわからん。相手に伝わるように工夫して話せ」
くそう、顔はイケメンだが常に大上段からくるその態度。さ
すがに俺様、有馬様だわ。しかし私もここで折れるわけにはいかない。なんせ私だって、精神的に限界なわけだし。
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体重100kgスタートのヒロインと、俺様生徒会長(ヘタレ属性)の、お姫様抱っこを巡る攻防です。ついにコメディジャンルへお引越ししました。
ヒロインは全然挫けない口が悪くて元気のいい子ですが、ヒロインの体型などについての会話が多めなので、苦手な方はブラバでお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 11:30:15
9489文字
会話率:44%