生きるってことは、常に苦しむこと
僕には少し変わった体質があった。それは僕が他人を遠ざける理由で、彼女が僕に近づく理由でもあった。
葉が欠落した三つ葉。これが僕を表す話だ。
最終更新:2016-09-24 09:47:06
4701文字
会話率:0%
俺の腐れ縁、吾妻助(あづまたすく)は悪魔である。幼馴染の女の子のことが好きで好きで、彼女を男から遠ざけるためならぶりっ子キャラを作るし、暗躍だってする二重人格男だ。これはある日、助の想い人である女の子が人生初のラブレターを受け取るところから
始まる、これは一人の悪魔と一人の傍観者から成る恋慕暗躍ストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-15 23:58:18
6577文字
会話率:51%
大学受験に失敗した氷室陽斗は、滑り止めに受けた神学部に入学する。ようやくプラス思考に切り替えた矢先、学部の壁という洗礼にあう。少数派で肩身が狭く、他の学生からは天然記念物のように扱われるのだった。無視すればいいのだが、牧師の息子であるが故
に失恋したトラウマが存在し、会話の節々に差別意識を抱く日々が続いていた。
鬱憤が溜まるなか、安らぎを与えてくれたのが烏丸詩織だった。歩道橋での偶然の出会いから半年、二度と会えないと諦めていた理想の女性が突然、父の運営するオンボロ学生寮に越してきた。バイオリンを習うほどのお嬢様がなぜ? バツイチ同士の両親と暮らす家庭で、義妹から嫌がらせを受けていたと知らされる。詩織は陽斗の実直さと居心地の良さに惹かれ、二人きりの時間を重ねていく。
一方、陽斗に好意を抱く同級生がいた。岡崎架純は小学生の頃、イジメられ教会前で泣いていたところを陽斗に助けられた過去がある。たった一度のふれあい。架純は初恋の想いを抱いたまま、事故死した父の田舎へ帰ってしまう。大学で8年ぶりの再開を果たすが、陽斗は記憶を消し去っていた。詩織と仲睦まじく歩く陽斗を見かけた架純は、嫉妬心からついに告白する。よき友達として接してきた陽斗は迷った末、詩織との関係を重視して、わざと遠ざける態度をとる。それでも積極的にアプローチしてくる架純に、いつしか愛おしさを覚えてしまう。一緒にいると楽しい。素直な恋心が生まれ進展するかに見えた。
単純で不思議な関係が続くように思われたが、三人にとって運命を嘲笑うかのような結末が待ち構えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 13:14:09
111160文字
会話率:40%
僕は僕だから、人を幸せから遠ざける。
キーワード:
最終更新:2016-06-05 23:54:25
366文字
会話率:18%
これはアヤメという少女の物語。
「私は殺女。」
少女は両親と弟をなくした。
そして兄を殺した。
自分の罪、人生、両親のことを考えると、「彩芽なんかより、殺女の方がよっぽど似合ってるだろう。」
家族をなくしても、自分がどんな罪を犯そうと、ずっ
と一緒にいると言ってくれた恋人、マサがいたが、
「マサは殺女なんかと一緒にいちゃいけないから……。でも、ごめんなさい。せめて一番の親友でいて。」
しかし、自分から遠ざけるようになる。
ある時少女は自分に好意を寄せていたヒカリを殺してしまった。
「マサの1番の親友は、私なんだから。私の1番は、マサなんだから。ヒカリは2番目。2番目は……いらない。」
少女は友達をなくした。
「彩芽、俺と親友やめてさ……。」
1番の親友もなくした。
「もう一度、恋人になってくれないか。」
この作品は、占いツクールにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 19:03:28
585文字
会話率:0%
僕と一緒に暮らしている彼女は、人間ではない。ある人が言うには希少生物だそうな。でもそれは今となってはどうでもいい。僕が考えるべきはいかにして彼女からやっかいごとを遠ざけるかにある――。
不思議系少女と苦労性少年が、主に少年の平穏のために頑張
るはなし。
初投稿です。色々と至らない点もあると思いますが、よろしくお願いいたします!
R15、残酷な描写ありのタグは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-22 23:36:54
639文字
会話率:15%
「好き」は「さよなら」の始まりだから――と、恋を遠ざける颯夏は、『非』恋愛体質な女。
気になる年下の男、日野から、『火』恋愛体質なアプローチを受けているが、まるで応える気になれないでいる。
それを横から眺めていた同僚の汀子が、彼女自身の『悲
』恋愛体質を、体現するような出来事が起こって……。
ちょっぴり困った大人たちの、ビタースイートなお話。
※自サイトにて連載中の作品を転載しています。
※軽度の性表現、お下劣表現、不道徳な内容を含みます。
※R15は念のため。自サイトではPG12指定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-17 13:33:13
14628文字
会話率:60%
わざと人を遠ざけるような生き方をしていた伏見鴉。その為、中学生の頃はクラスメイト全員に嫌われていた。
けれど高校に上がると、彼は中学の時の同級生、桐生詩音に告白される。
彼女も鴉を嫌っていた一人のはずだった。伏見は訝しく思いながらも、
その告白を受け入れ、付き合い始める。けれど、友達との賭けに負けたバツゲームとして、彼に告白してきたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-16 03:04:49
97675文字
会話率:41%
友人との罰ゲームでルパンごっこをやる事になってしまった影内 栞奈[かげうち かんな]は、ルパンごっこ終了間近にコンビニを出ると知らない光景が広がった。一方同時刻、先輩を送る会での催し物で、霧島 瑞貴[きりしま みずき]が先輩にパイを投げつけ
友人からパイを投げつけられるという茶番劇をしようと実行し、パイを投げつけられ視界が暗転したと思いきや知らない所に立っていた。幼馴染である2人は、どうやら恋愛ゲームの世界にトリップしてしまったらしい。しかもゲームの主人公の幼馴染且つサポートキャラという立場上、必然的に関わらないといけない。その恋愛ゲームの登場キャラクターは異能者であり、選択を間違えてしまえば死んでしまう可能性も出てくるというもの。これはノーマルエンドにもっていくしかない。そう考えた栞奈と瑞貴はどうにかこうにか主人公に近づく輩を遠ざけるべく普通の高校生活in恋愛ゲームを送ることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-18 16:06:56
10667文字
会話率:47%
息永 抜(おきなが やはず)は20歳の女子大生。折り合いの悪かった父の死をきっかけに実家に戻り、母と二人きりの生活を送っている。
子供の頃から眠りが浅く、就寝中には必ずと言っていいほど夢を見ていた彼女は、このところ頻繁に感じるようになった既
視感を気に懸けていた。
2回生も終盤に差し掛かった11月のある日、抜はひょんな事から近所の資産家夫妻の一人息子・葦田巧造(よしだ こうぞう)と接点を持つ。
定職に就かず近隣住民から白眼視されている巧造には、実は「モニター」と呼ばれる世間には知られない本業があり、すねかじりのフリーターは仮の姿。政府機関「要秘匿特命捜査総局」の指示の下、人々の見る夢が現実世界に悪影響を及ぼす事を防ぐため、悪夢を抽出・検証し、しかるべき処置を行う陰のプロフェッショナルだったのだ。
そして彼は、抜もまた「モニター」の適性を持つ特殊な人材であると告げ、自身の所属するオフィス『レッド・シュリンプ』への入職を持ち掛けるのだった。
巧造の言葉を疑う抜は彼を気味悪がり遠ざけるが、やがて彼女の周囲で不可解な事件が起こり始めて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-26 15:57:20
29887文字
会話率:28%
斎藤メロディカは自らの奇天烈な名前を恨んでいた。このふざけた名前を付けた両親の神経を疑い、嘲りをこめて名前を呼んでくる友人を避けて今まで暮らしてきた。高校二年生へと進級し、新たな教室へと迎えられた彼女であったが、自らを守るために威圧的に振
る舞い周囲を遠ざけるという態度は崩さなかった。しかし、丹波という女生徒が勢いよく教室へと乱入してきたことで、事態は緩やかに変わり始める。メロディカの名前を知った丹波は、小馬鹿にするような素振りを見せることもなく、まるでチョコレートでも口に含んでいるかのように無邪気に喜びをあらわにする。冷静を装ってその様子を見つめるメロディカの心は、氷湖の畔で独り寂しく生活を営んでいた元女優が、再び舞台へと舞い戻る過程のように、少しずつ紐解かれていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-28 17:19:26
9564文字
会話率:17%
17歳の高校生、珞間鳳は特殊な人生を歩んでいた。彼に備わった特殊能力“不死”は彼を普通からことごとく遠ざける。三年前に事故で左腕と共に家族を失った彼に残されたのは、一つ年下の幼馴染、窓辺ミカだけだった。ある日、人混みの中で孤独に生きる少年
の前に同じく不思議な力を持った女性が現れる。彼女の名前はベティ=グリフィス。困惑する鳳に告げられた驚きの言葉は彼を特殊の淵まで追いやるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-09 00:10:42
279448文字
会話率:58%
1941年、陛下の決断によって、対米戦回避に動きだした日本は米国からの最後通牒であるハルノートの1部を改変し、交渉に挑んだ。
それは、蒋介石政権を正当政府と認め休戦し、吉田茂新外相を通じ英国との友好関係を築くことであった。政府はその後ハル
ノートを受諾し戦火を遠ざけることに成功した。
だが、急死したルーズベルトの後任のウォーレンスは、アジアを米国の経済圏とするため、1945年日本政府に対し宣戦布告した!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-26 15:53:56
13586文字
会話率:38%
家が隣同士で昔からの付き合い、いわゆる幼馴染みの 木原みよ(16) と 柊 蓮(16)。
中学までは毎日のように遊んでいたが、
周りからの冷やかしを受け、次第にみよから遠ざけるようになった。
自分の気持ちに気づかない二人のお話。
最終更新:2013-04-04 22:04:41
2476文字
会話率:31%
主人公の「爽司」はオンラインゲームの中で生きている。
学校が嫌で、社会が嫌で、家が嫌で、それらから自分を遠ざける為にゲームを選んだ。革製のベルトなんて巻きたくもないし、カポカポうるさいローファーも履きたくない。終電の事しか考えられない人生な
んてまっぴら御免だ。自分が間違っているなんて考えられない。しかし、突然のログアウト不能。爽司は自分の甘さを思い知ることになる。逃げ込んだ先から逃げ出したい...それは自分の居場所が一つもないということ。だから、自分の居場所を見付ける為に爽司は選択をしなければならない、「毎日戦う」ということを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-05 00:43:43
6748文字
会話率:32%
本に挟まれた一枚の黒い紙。それがベアトリスの日常を奇怪なものへと変えていくきっかけとなった。次々と不可解なことが起こりだし、ベアトリスを軸にしてそれぞれの思惑が渦を巻く。真実を知らないのはベアトリスただ一人。彼女は冴ない自信喪失の女の子。そ
こに学校一の美少年が怪しい影を引きずりながら近づいてくる。ベアトリスは魅了され恋に落ちていく。だがその正体は……
真実は二人の恋を遠ざける──。
ベアトリスの運命に絡む周りの者たち、彼女を手に入れるのは誰か。
真相は遠くで微笑み、その時を待つ。全ての謎が解き明かされるその時までその恋ミステリアスに秘められて。
ミステリー、現代ファンタジー恋愛小説です。
(自サイトからの転載です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-19 17:46:41
335003文字
会話率:37%
その世界は見渡す限り広く、しかし目の行き届かないところにいけば限りが見えてきそうでいて、それでいて世界は膨張を続ける。
そしてその世界には人間という生き物が存在し、人間には人格、そして精神というものがあった。
その精神というものには個
別というものが存在し、それは肉体以上に個性というものを、人間にもたらしていた。
"それ"は一見、一定された範囲内で活動しているように見えるが、しかし見る角度によっては規格外性を生み出すこともあった。
そうなると"それ"は、異質なものとされ避けられてしまうこともあった。
でも、でも、だ。
他方からは異質だとしても、本人にとってはとても大事で重要で、いたって普通なことだとしたらどうだろう?
しかし、それでも、人はそれを異質異端だといって遠ざける、本人には普通であっても、だ。
これは、そんなちょっと変わった人たちと出会いながら進む、ちょっと変わった一人の男の、
へ ん て こ 復 讐 劇 である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-26 15:59:32
47951文字
会話率:29%
・ 海から訪れる魔物の群に対抗する手段は、未知なるテクノロジーによって作られた三体の魔神だけだった。第一話 『海より来たる禍』
・ 心の支え陵太郎を失い、心を閉ざす光輔。同僚の死に疑惑を持ち、柊桔平が執拗に光輔を追いつめる。第
二話 『風に折れない花』
・ 複雑な想いを抱え、周囲との距離を遠ざける少女、夕季。二度と訪れることのない明日への約束を前に、一筋の感情が溢れ出す。第三話 『そこにある希望』
・ 追いつめられ、それでも仲間達の笑顔を守るため立ち上がる夕季の前に、規格外の敵が襲いかかる。第四話 『スパイラル』
・ すべてをなげうち、ささやかな安らぎと引きかえに死を覚悟で強敵に挑む夕季。桔平の助言を受け入れ静観を決めた光輔だったが…… 第五話 『届かぬ想い』
・ 命を投げ出し夕季を救った姉忍。生と死の狭間に立ちて尚、幾多の気高い心に触れ、今、光輔が決断を下す。第六話 『抱擁』
・ 断ち切れぬ過去のために己の心を封じ込めた男、木場。それぞれが互いを認めながらも、決して口に出せない想いがあった。第七話 『伝えられない言葉』
・ 誰からも必要とされず、他者とのつながりを断ち続ける少年、礼也。最後に望んだ舞台は、己の幕引きのためのものだった。第八話 『終わりなき連鎖』
・ 抗うことすらできぬまま、命を削り取られていく従属者達。枯渇した心が磨耗していく中、大都心に強大な敵が現れる。第九話 『絶叫』
・ 真アスモデウスの圧倒的な力の前に打ち砕かれ敗北する人類。己のプライドと希望だけを頼りに、折れない魂達が集結する。第十話 『決戦!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-21 16:29:44
300038文字
会話率:58%