「脇役なんかじゃいられねえ」
伊達公人は異世界に転移した。
そこは剣と魔術の世界。
魔道具の発展により、想像よりも快適な生活の中で、公人は冒険者となる道を選んだ。
同じく転移者である友人、愛染主もそうだった。
ある日、公人は気付いてし
まう。
もしかしたら、主は主人公なのではないか、と。
異世界で類稀なる才能を開花させ、期待のルーキーと持て囃され、関わる多くの女性が彼に恋心を抱く。
それをずっと隣で見ていた。
ずっと、ずっと、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと――――
元の世界でさえ!
何が違う?
中肉中背で、黒髪黒瞳で、平均的な成績で平凡的な顔。異能だって自分にも宿った。
全て同じだ。だが、いつも注目されるのは主だ。公人じゃない。
公人のポジションはいつだって友人キャラ――主人公に、最も近くて遠い存在。
そんなのはもう嫌だ。
嫌だから――主人公になってみせる。
これは英雄になる為の物語ではない。
足りない男が、主人公になる為の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 10:00:00
24520文字
会話率:32%
ときは2019年、とある田舎町マーサーシティ。人間と、もうひとつの知的生命体『ハザード』が存在する世界。
主人公の少年バーツは、幼い頃に両親を失い、義理の家族とともに喫茶店を営み、平穏な日々を過ごしていた。
だが、夜になるとバー
ツはある悪夢にうなされる。狼のような姿をした男が、彼の目の前で実の両親の体を食いちぎるのだ。あり得ない、イカれた夢でありながら、バーツには確信があった。この夢は、過去の記憶。狼男は確実に存在し、実の両親は彼に食われたのだ。
誰にも言わず狼男への復讐を誓うバーツは、やがて自分にも特異な体質があることに気付く。そして狼男の正体に近付こうとする中、マーサーシティーに潜む巨大な陰謀へ巻き込まれていく。
〈簡単な登場人物紹介〉
○バーツ・バルクレイ……主人公。素直で単純な16歳の少年。両親を狼男に食され、復讐を誓っている。
(エール家)孤児であったバーツを引きとって育てた、暖かい家族。
○エイジ・エール……バーツの義理の父。喫茶店を経営する。たまに下ネタを言う。
○アンナ・エール……エール家のひとり娘。夢に不思議な力があると信じている。
(怪人たち)変身能力を持ち、人間社会に潜む怪人たち。バーツの友となるか、敵となるか。
○ジャンヌ・ジャスティス……白鳥の怪人へ変身できる青髪の女。強力なパワーを持っており、バーツに戦い方を教える。
○ソラト・バナグラス……人間のふりをしてバーを営んでいる男。アルコール中毒者。
○狼男……バーツの親の仇。だが、その素顔は分からない。バーツの夢に出てきて彼を唸らせる。
※感想をいただくと筆者が飛び上がって喜びます。
※小説現代新人賞二次落ち作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 20:00:00
95712文字
会話率:47%
腹が減っていると不機嫌な素間は、庄助をいたく連れて料亭に向う。
伊勢の民人は、穢れに敏感であり、穢人である庄助は、一般の民人と同席、同火での食事はできない。料亭の女中は当然、庄助の入店をいたく拒むが、素間はまるで聞く耳を持たない。野間万金丹
の御曹司は、穢れなどどこ吹く風と、芸人村に入り浸り、庄助の寝床に寝起きする日もあるくらいだ。
押し問答の素間と女中の騒ぎを聞きつけ、店から出てきたのは、店の主だ。主は元御師で、庄助の贔屓の一人である。主は快く庄助を座敷にあげる。
やいのやいのとやかましい素間を制し、庄助は用件を問いただす。庄助は、不本意ながら、素間の手先を務めている。もちろん、報酬があるからだが、牛谷の目付衆に憧れる庄助は、いつか、自分にも捕り物の調べとかが回ってくるのではと、期待しているのだ。
牛谷の神隠しを探れという素間に、庄助は、馴染みの牛谷の若衆、茂吉に近づく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-10 21:28:31
8347文字
会話率:25%
魔法が使えて当たり前の世界に無能力で生まれてしまったエミリーは、町の修道院に保護されてシスターとして暮らしていた。無能力者の自分にもできる限りのことをしようと、彼女は日夜誰よりも熱心に神に祈りを捧げていた。そんな祈りが一人の神に届き、彼女
は深夜の時間帯だけ神の力を得ることになった。
世は魔物の勢力が日々増している不安定な情勢。そんな世の中を良くするために日中は無能力のシスター、深夜は最強の勇者としてエミリーのダブルワークが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 18:05:20
11224文字
会話率:43%
退屈な通勤電車に乗るあなた。ある日思うだろう。自分にも文才があれば、それはきっとある。それは小説だ。ショートショートという。短い言葉から始めようと果敢に挑んだ名もなき会社員の若者たちが挑む。通勤中の出来事。勇気と笑いを持って投稿した。そんな
小話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 11:47:36
2458文字
会話率:24%
恋愛ってよくわかんない、と年だけとった生き物が色々と昔のことを思い出して行くだけどお話。
現在まで辿り着けるのかどうか…。
書いてる自分にもわかんない。
最終更新:2021-03-21 16:22:04
1379文字
会話率:0%
霊感があり、幽霊とばかり話をしている少女に恋をした主人公。しかし、思いを告げるどころかまともに話も出来ぬまま主人公は事故で命を落としてしまう。少女への未練から幽霊となった主人公は今なら他の幽霊に向けていたような笑顔を自分にも向けてもらえると
考え、少女と関わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 14:15:50
6023文字
会話率:50%
母親にも、自分を守るべき大人にも見放された男は異世界に憧れた。
ついに憧れた異世界に転生することが出来た。
自分にも強い能力が!と思ったが、どうやらそう上手くはいかない様だった。
最終更新:2021-03-18 00:01:22
9713文字
会話率:24%
男子高校生である、神井雄貴(かみいゆうき)が、ある日目覚めると、『裏切りのデリーター』(略して『ウラデリ』)というエロゲの世界の住人となっていた。記憶が確かなら、本編が始まる4年前。雄貴にとって、ヒロインがどうなろうが、主人公がどうなろう
が、別に関係無いのだが、バッドエンドだけは避けないと、大勢の人間が苦しみ、下手したら自分にも被害が及んでしまう。
こうして雄貴は、泣く泣く主人公に協力しつつ、癖の強いヒロイン達を宥めながら、何だかんだで楽しんじゃう。そんなお話です。
*筆者は実際のエロゲはプレイしたことありません。その為、所々、おかしな点があるとは思いますが、大目に見て頂ければ、幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-25 15:00:00
111888文字
会話率:50%
こうして、できなくなった気になっている自分にも、腹が立って
キーワード:
最終更新:2021-02-19 20:39:35
507文字
会話率:0%
サフィラスは王の寝室へと向かった。
王を殺すために。
欲しいものを手に入れるために。
望んでも望んでも手に入らなかったアグノティタ。
あきらめることに慣れた幼き日。
自分にも何かできることがあるのではないかと勘違いした日々。
全ては幻で
、儚く散った。
彼女のいない世界など意味がない。
彼女が蘇るのなら、なんだってする。
一振りの剣を手に、サフィラスは王になる。
この作品は「https://kakuyomu.jp/」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 21:00:00
89148文字
会話率:37%
強大な二大国家間の戦争――ヴァシュヌデア連合国とエーニア帝国による百年にも及ぶ戦争は、各地に甚大な爪痕を残しながらも今も続いている。少数民族や小さな国が巻き込まれ、滅ぼされたという話も、酒場では酒の肴としてよく語り継がれている。そして巨大
な国家が巻き起こす戦乱は、戦争に参加することで日銭を稼ぐ戦争屋を多く生み出していった。
その中でとある戦争屋の一団に所属する主人公のトリスタン・セーヴァーは、所属する団員の魔法を強化したり、逆に敵対勢力の能力を下げたりというサポート役を担っていた。しかしその待遇はお世辞にもいいとはいえず、報酬も他の者に比べればたかが知れているというもの。そしてあろうことか同業者ですら彼のサポートのおかげで一個小隊を壊滅できる魔法を撃てているにも関わらず、自分の実力と勘違いするばかり。
そんな中である日の夜、この日も局所戦での祝勝会に無理矢理酒場に引っ張り出されていた彼の元に、敵対国であるエーニア帝国の内通者が接触を図ってきた。目的はトリスタンの戦場把握能力の高さ、そして何よりも魔法によるバフ・デバフの凄まじさから、ヘッドハンティングをしに来たのだという。
今の処遇を不服に思っていたトリスタンは、自らを高く評価してくれている帝国側に、その日のうちに戦争屋として雇い主を鞍替えする。そしてその日を皮切りとして、ヴァヌシュデア連合国にとって厳しい戦局が続いていくことになっていく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-27 22:06:59
37561文字
会話率:63%
顔も頭も平凡な第一王子は王位も婚約者も自分にもったいないと思っている。
彼女を幸せにして、かつ王位を賢い弟に譲るには――そうだ、婚約破棄だ!
最終更新:2021-01-07 11:03:38
5319文字
会話率:67%
死神のうっかりで死んでしまった真冬は、もう身体が火葬されて生き返れないと告げられる。お詫びに新しい身体とプレゼントを貰い、別の世界で生きる事になったのだが、そこは獣人の住む世界だった。初めて会った人に猫耳があると驚いていると、なんと自分にも
ケモ耳があるらしい。えっ、私、クマなんですかっ⁈
元・人間の女がクマの獣人になって生きていく話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-04 22:22:31
68183文字
会話率:46%
人にも自分にも人一倍厳しい事で知られる女課長。今日も俺はいつも通り残業に残業を重ねてクリスマスにもかかわらず仕事ばかりしていた。
しかし、今日は女課長と二人きり──そして課長はサンタのコスプレをして急に現れた。
最終更新:2020-12-25 05:52:12
3034文字
会話率:49%
あるところにお鍋がいました。お鍋は料理が得意でしたが、お料理ばかりの毎日に飽きてきたので、自分にもっと合う仕事を探しに旅に出ました。果たしてお鍋にぴったりの仕事は見つかるのでしょうか?
最終更新:2020-12-18 00:00:00
1865文字
会話率:40%
二年生に上がったばかりのある日、印牧 忠世(かねまき ただよ)は顔はいいが誰に対しても無視をすることで有名のクラスメイトの匹田 佐有(ひきた さゆう)が楽しそうに笑っている姿を目にする。
その笑顔に一目惚れした印牧はあの笑顔を自分にも向けて
ほしいと願い、匹田が誰に対しても無視をする理由を探り知ることとなる。
やがて周りに巻き込まれながら、どこにでもある日常を謳歌していく話。
※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。
※カクヨムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-11 20:45:53
106472文字
会話率:48%
自分にも素直になれない少年と、素直すぎる女性の話。
担当する二年生にも、その下の一年生にもからかわれる新米中学校教師、稲宮沙穂。
友人達が彼女に懐く中、一年生の橋場凍雨だけは彼女を避けていた。
それなのに、ある雨の日、沙穂に声をかけられてし
まう。二年前のあの日と同じように……。
――グラグラと胸が煮えている。どうして、なんでと責めている。――
※この作品は「ノベマ!」「エブリスタ」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 16:00:00
12375文字
会話率:34%
主人公のイレーズは魔導士であり、自分の生涯の研究として、不老の研究に努める。
結果的に、それに成功したイレーズは、それを世間に公表することはなく、自分がそれを体験し、生きていくことに。しかし、実験の失敗が自分の体に降り注ぐのを防ぐため、念の
ため、奴隷を買って、検証してみることにした。十年たってその効果をやっと自分にも掛けることができるイレーズ。その十年の間に、研究対象にした奴隷たちのイレーズとの生活にいろいろな刺激を受けるようで。
研究バカなイレーズとそれなりの待遇を受けた奴隷たち。自由気ままな研究者LIFEが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-27 18:21:41
14883文字
会話率:2%
文芸部の一学年上の鈴本先輩は、いやな人だった。誰よりも賢く、鋭く、容赦なく、自分にも他人にも限りなく厳しい。そんな彼女と、ちょっとしたきっかけで関わることになった男子高校生・渡井荘介の、ある秋の物語。
この物語には、素人文芸に対して上から
目線で厳しく一方的な意見を吐きまくるキャラクターが主要登場人物として登場します。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。登場人物の意見は筆者本人のものとは異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 10:55:39
54792文字
会話率:42%