人の噂は七十五日。そんな頼りない人の記憶だけを糧に存在する者たちがいる。ケサランパサラン、怪盗赤マント、走る二宮金次郎像、人面犬そして口裂け女。
物心ついた時から、人に忌み嫌われて生きてきた口裂け女の咲。実は、ひっこみじあんな女の子。
古書店に居候をしながら、仲間たちと平穏な生活を送っていた。そんな彼女の唯一の楽しみが、毎日同じ時間に自転車で駆け抜ける彼の姿を目で追う事。ささいな憧れ……で終わるはずだった彼女の恋心は思わぬ形で、人間、妖怪、そして都市伝説を生きる者たちの争いへと巻き込まれていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-08 02:00:00
12552文字
会話率:39%
それはまるで映画のワンシーンを切り取ったかのような運命的な出会いだった。
坂の上から英国少女が自転車に乗ってやってきた。金糸のような細い髪を遊ばせて、風を追い越して下りてくる。
そして――俺は轢き逃げされた。よし、あの金髪ロリ女ぶっ
飛ばす!
遠い国からやってきた少女の名はメグ・バウスフィールド。
お笑い芸人になる夢を持つ、十七歳のイギリス人である。
そんな漫才馬鹿以外にも、俺の周りには曲者揃いで困っている。
「あなたの顔、タイ米にそっくりね」
真顔でギャグをぶっ放す、クールビューティー静香。
「……い、入れてよ! あたしもあんたたちの仲間に入れて!」
ツンデレの大安売り、めんどくさガール愛美。
「わかりましたかー? ちゃんと返事しないとー……切り落とすゾ?」
怒るとヤクザ! でも根は生徒想いの優しい担任、ゆきちゃん先生。
これに英国からやってきたお笑い十字軍のメグを加えて、俺の日常は大きく変化した。
メグが日本に留学しに来て、俺――後藤信志の止まっていた夢は動き出したんだ。
芸人。それは小さい頃、誰からも期待されなかった俺の将来の夢。
俺は本気でなりたい仕事を……将来の夢を、幼い頃に置いてきた。
絶対に芸人なんて仕事は目指さないって、あのとき俺はそう思っていたんだ――。
これは英国少女×ツッコミ系男子×曲者ヒロインズが繰り広げる、ボケとツッコミと、いつかの「夢」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-14 22:13:33
100537文字
会話率:45%
おれは真夜中の通学路を自転車で走っている。沢木ももかから、みょうちくりんなメールで呼び出しを食らったからだ。あいつと関わるとほんとにろくなことがない。これまでもそうだったし、きっとこれからもそうだろう。
なのになぜ、おれはあいつと関わりを持
ってしまうのだろう?
これは、そんなおれと沢木ももかの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-07 23:55:04
17931文字
会話率:44%
真撫カジカと邦武美織。幼馴染の二人は、夏休み中だというのに毎日会うことを欠かさない。そんな日々の中、謎の少女亡二下非は真撫カジカに語る。「我輩は世界を滅ぼすんだよ」。そしてカジカの身に宿る『***の**を無視する力』。運命と世界、月と地球、
犯罪組織『フロム・フィオリータ』、そして自転車を巡る奇妙な物語が始まろうとしていた。長編二作目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-10 17:00:00
107770文字
会話率:38%
「イケメンも不良も爆発すればいいんだ」
イケメンは最強である。それに不良を付け足したら最凶である――とある地味少年のこと、俺、田山圭太は成り行きでイケメン不良の舎弟になった。奴のせいで平穏だった学園ライフが終止符。日々喧嘩を売られ、チャ
リを飛ばす生活が始まったのである!
これは調子ノリ地味くんとイケメン不良と愉快な仲間達の、ちょっと背伸びした青春話。
※他サイトでも連載、此方は加筆・修正した完全版。再掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-27 12:00:00
1071645文字
会話率:29%
舞台は3028年、ネオ東京。日本は宗教団体Kamimichiに支配され、環太平洋戦争に邁進し、そして敗北の兆しを見せていた。Kamimichiの開祖であり、宗教的指導者、卑弥呼は「神風」が吹くと信じていた。一方その頃空爆に見舞われたネオ東京
で、高校生、親友同士の敏則と祐司は、爆撃を避けようとしていた。だがスマホの危機回避アプリが逃げ場所に指定したのはKamimichiの本拠でもある霞が関であった。「今、霞が関に行ったらイチコロだぞ!」。そう叫ぶ祐司を前にして、敏則はこう言ってのける。「ひょっとしたら歴史の目撃者になれるかもしれないぞ」その言葉を聞いた祐司は「悪くない」と返す。そして無謀な高校生、敏則と祐司は、霞が関に向かって自転車を走らせるのだった。近未来サイキックファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-19 13:21:11
5920文字
会話率:51%
高校入学直前に両親を事故で亡くし、生来の内気な性格に拍車がかかった主人公、多田野市子はクラスでも浮いた存在だった。
そんな彼女は下校途中の電車の中で他校の女子生徒に絡まれているところを、同じ学校に通う美少女、姫宮綾乃に助けられる。
「あなた
、自転車倶楽部に入りなさい」
自分で判断することを放棄していた市子は言われるがままに入部してしまう。
自転車に乗れないのにも関わらず…
これはそんな彼女が自転車とそれに関わる人々と共に成長していく、愛と涙と感動の青春ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-28 11:09:10
62924文字
会話率:39%
集星総合閃紋学校(しゅうせいそうごうせんもんがっこう)でスピードガンアーツという競技に青春をかけるストーリー(ほんのりラブコメも!?)。年代は西暦2069年に設定しています。あまり意味はありませんがww
スピードガンアーツ(略称:SGA)と
いう名称はパッと思い付いた呼称でこれまた意味はありません。五つの学科があって、今のところSGA科以外の科は登場させる気はありません。しかし、それぞれの科の説明はしておきます。
隠密科:気配を消し、行動することを目的とした学科
武闘科:日本・世界のあらゆる武術を学び、尊ぶ学科
狙撃科:いろいろな銃の扱いや、狙撃の正確さを磨いていく学科
指揮科:主にリーダーとしての資質や実力を向上させて、人を指示するのを高める学科
SGA科:スピードガンアーツの協定に乗っ取り、世界大会を目指す学科
と、いった具合です。
もちろん、主人公くん達もこれから世界大会を目指していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-21 17:19:20
4228文字
会話率:61%
通勤は事故防止機能付きの折りたたみ式の車や自転車。家事は家電の完全自動式。識者いらずの電子頭脳の発明で、人は何も考えなくても十分楽しく快適に生きていけるのです。そんな超・平和な未来の日本。子どもたちは電子機器を操るための術と、嗜み程度の学問
を学ぶだけ。そこにかつての貪欲な進歩は欠片もありません。そんな世界に生きる根暗対人恐怖症の高木玲也の家に転がり込んできた、時代錯誤美少女の桐田杏は、現世の裏に巣食う"バケモノ"を狩るお仕事のプロでした。「貴様も戦え! それでも男か軟弱野郎ッ!!」一念発起、大勝負! 明るく楽しく治安維持! 高木玲也15歳、刀片手に大きく一歩、踏み出します。*毎週月曜21時定期更新目標*腐向けではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-05 21:00:00
12717文字
会話率:34%
見よ!この男を!犬の糞を踏みつぶした靴に力を込め、パンクした自転車をうんせうんせと押しながら何ともだらしない笑みを顔を張りつけているではないか。なんと気色の悪い男であろうか。何を隠そう、この男こそ本作の主人公であるこの俺、根本俊一である。
何故俺がこんな目にあっているのか、知りたい人は本作に目を通すことをお勧めする。知りたくないという人は情けをかけると思ってぜひ読んでみてほしい。
この物語は田舎生まれ田舎育ちのこの俺が、高校入学を機に体験した激動の二週間を綴った冒険譚である。ただし出来事のほとんどが町内で起こることなので、大して冒険はしていない。あしからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-13 23:05:30
142438文字
会話率:46%
今日もいつも通りに学校が終わって、一人校門から外に出る。すると遠くに、いつも予定が合わず、一緒に帰ることはほとんどない“君”の姿が。
何とはなしに思いついたシチュエーションを詩にしてみました。上で察している方も多いと思いますが、恋愛物
です。長くない詩ですから、見つけたらちょっと読んでやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-02 23:25:20
520文字
会話率:10%
主人公である、松葉龍はある高校の2年生である。休日に二人の友達と遊ぶことになるが内一人の友達がいくら待ってもこなく迎えに行く事にした。自転車で移動しようとした時、目の前に不自然な女性が座り込んでいた。
最終更新:2012-04-17 02:53:17
1198文字
会話率:43%
終わりでもあり、始まりでもある中学3年の卒業式・・・、俺達は彼女を失った。過ぎ去るトラックの音、捻じ曲がって壊れた自転車、ふらつく身体、そして。俺の目の前で血を流し倒れている、彼女。何が起きたのかわからなくて、ただ彼女の名前を叫んだ。「なあ
、夏希。俺さ・・・・・」もし、もう一度彼女に会えるのなら、あの時どうしても言えなかった、あの言葉を伝えたい。翼人が涙腺崩壊モンの少女漫画に触発されて勢いで書いた、(たぶん)泣ける(はず)純愛ストーリー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-07 22:09:17
5944文字
会話率:22%
これは、大多数が『変人』で構成されたクラスの担任、子守泰人の奮闘記である。
※読んでる内に頭が悪くなりそうな小説です。
最終更新:2011-10-01 21:37:22
23317文字
会話率:39%
「タム、キスとかした事あるか?」 は?話つながってない。何故聞く?何故ここで聞く?? 遠くで電車の走る音が聞こえる。
1988年、昭和最後の一年を舞台に繰り広げるキスを軸にしたほのぼの中学ラブストーリー。
最終更新:2011-09-04 19:56:13
79249文字
会話率:8%
義姉(ねえ)さん、義姉さん、夏休みも終わってしまってあっという間に新学期ですが楽しみですか?僕のクラスは面白い人が多くていつも飽きないんですよ。義姉さんはどうです…って自転車の後ろで寝ないでください、本気で危ないですから。だからあんなに夜更
かしはいけないと言ったじゃないですか、もう…。――――――こんな感じで(どんな感じ?)まったりと進む日常を僕の目線+アルファでお伝えします。おもしろいかは…どうなんでしょうか?義姉さんはどう思いますか?って二度寝しないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-18 04:28:53
124668文字
会話率:30%
僕ら三人は、三年生のとき親友になった。いつだって一緒だった。六年生になって、ケイヤとは別のクラスになってしまった。よっちんは引越しして、学校も変わってしまった。
だけど、僕らの友情は変わらない。
――そう信じていた。
引越ししたよっ
ちんから一通のメールがきた。それから、僕らの冒険が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-17 12:41:56
46170文字
会話率:37%
それはある春の出来事だった。八王子真(はちおうじまこと)はいつも通り自転車を漕いでいた。踏切で止まる。電車が来る。だが、線路には動こうとはしない少女の姿があった……。
ひょんな事から飛べない天使『ミラ』と出会い、それを助けると決心した、
何とも普通などこにでもいる高校生「八王子真」。そんな二人の物語(ストーリー)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-24 16:47:18
65807文字
会話率:37%
一年A組、浅井香澄。
一年H組、山口大輝。
何も知らない人たちは、クラスが違う私たちに接点があるとは思わない。高校ではめったに二人は話さない。
でもね、電車で二時間。田舎では私と大輝は本当の自分に戻っていく。大輝の自転車に乗りな
がら、懐かしい校舎を過ぎていく。私たちは同じ村の幼なじみ。同じ思い出を共有している者同士。
だけどそれだけの関係で、私はまだ気づかない。
街の光がまぶしすぎて、本当の星に囲まれた大輝が私の目から薄れていく……。
田舎と街の狭間で生きる、少女と少年の淡い純愛。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-25 11:58:20
11593文字
会話率:49%
小高い山の上に立つ風が丘学園。登下校時の急坂の上り下りが全校生徒の不満である。ただ一人を除いては。坂では上りも下りも負けない。絶対に。ひたすらペダルを踏み、風を捕まえる。
最終更新:2009-08-07 14:15:48
6221文字
会話率:53%