いつか夏目漱石の『夢十夜』のような小説を書いてみたかった。そんな訳で、実際に見た夢を備忘録をもとに創作した奇妙な物語。
最終更新:2019-02-24 21:01:41
3748文字
会話率:31%
幼い頃「私」は、正月になると祖母の家に泊まるのが嫌だった。古ぼけたその家は広いだけで、寒く、怖かったのだ。
ある年、祖母の家で図書室を見つけた私は、図書室に住む「彼」に出会う。父親より若い「彼」は離れにある蔵に住んでいるという。漢字の読み方
や意味を教えてくれる「彼」に親しみを覚えた「私」は、一年に一度会える、憂鬱だった正月の行事が楽しみになっていた。
彼との出会いから十年、正月に祖母から財産が全て納められている蔵の鍵を無理矢理託された「私」は、祖母の危篤の知らせを受け、初めて夏に祖母の家を訪れる事になる。彼と過ごす最後の夏になるとは知らずに。
※作中に夢一夜の引用、墨東奇譚のネタバレが出てきます。
※文章内の『』部分は夏目漱石の夢十夜・第一夜からの引用になります。
※登場人物の死があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 20:00:00
82816文字
会話率:41%
ある日 私(お嬢さん)は、Kとの待ち合わせ場所でKの死体を発見する。
しかし、その直後 背後から何者かに襲われ、私は命を失ってしまう。
しかし、死んだはずの 私は Kと私が死んだ日の朝にまで時間が戻った状態で目を覚ましてしまう。
これは、主人公が 自分とKの死の運命を覆す為に奔走する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-24 08:33:28
1499文字
会話率:13%
俺は純文学が好きだ。
太宰治、夏目漱石、三島由紀夫。
有名な作家の作品は全て読んだ。
小学生の頃から高校を卒業するまで、一日の大半の時間を読書に費やした。
楽しかった。
周りの同級生が缶蹴りやテレビゲームをしている横で、ひた
すら本を読み続けていた小学生時代。周りがスポーツに恋愛にと青春している横で、本を読み倒していた中学生時代。周りが男子校特有のノリで騒ぎ、他校との合コンに精を出している横で、本を読み漁っていた高校時代。純文学を読む俺が一番人生を楽しんでいると思っていた。
そこになんの不満もなかった。
しかし、高校三年生になった時、俺に一つの欲が出てきた。
名作の感想を言い合いたい。
自分の好きな作品を読み解き、共に研究する同志がほしい。
そんな気持ちが現れたのだ。
そこで、純文学研究会を立ち上げようと決意した。
だが今の時代、純文学を読んでいる同級生など居なかった。
いや、同級生に限らず、大人でもなかなか居ないだろう。
近年、純文学作品の発行部数は右肩下がりに落ちている。
なぜだ?こんなにも面白いのに。
そこで俺は高校で研究会を設立するのを諦め、大学に望みを託すことにした。
大学なら、高校よりも人が多い。マイナーなサークルも多いと聞く。純文学研究会を設立することだって可能なはず。
俺は念入りに大学を調査し、なるべく人数が多く、サークルの数も多い大学を調べた。
そして見つけた。
その名も東京ケルビン千葉大学。
東京にあるんだか千葉にあるんだか分からない名前だが、この大学のキャンパスは神奈川県にある。そんなバカみたいな名前に引き寄せられる様に、バカな学生が集まる大学だ。
なにせ、創立者のケルビン・ムーアがとにかくビックなマンモス大学を創りたいという理念のもと、願書を出せば無条件で合格というトリッキーな合格基準を設定したせいで、日本中の馬鹿が集まったのだ。
大学の偏差値は40を下回り、ついたあだ名は「バカマンモス大学」。
在籍者数は50万人を超え、サークルの数も1000以上ある。
ここなら、純文学研究会を設立できるはず。いや、出来るに違いない。
俺はそんな希望を持ってバカマンモス大学へ願書を提出した。
この物語は、純文学研究会の設立を目論む主人公と少し変わった同級生達との交流を描いた純文学作品である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-15 21:47:58
30749文字
会話率:29%
高校生の僕と先輩は、毎日のようにある教室で語り合っている。内容は日によって様々。ある雨が降る夏の日、僕と先輩の会話は花言葉から始まる。その内容は「隠されたこと」で共通する、夏目漱石によって日本語に訳された「愛しています」。もとい「月が綺麗で
すね」という一文にたどり着く。
一年ほど前の部誌に載せたものです。言葉の美しさがデーマです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-10 00:22:41
2821文字
会話率:64%
フト気づいたら吾輩はゾンビだった。
ゾンビである吾輩は普通の人間には見えない「ナニカ」を見る力があった。
永遠の命を欲しがるクシャミ先生と助手の甘木くんと怪異を追うことで数々の騒動と珍事件が巻き起こる。
はたしてオレは肉体が崩れる前に人間に
戻れるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-14 02:46:04
1597文字
会話率:80%
誠実だが引っ込み思案の須永と恐れることなく純粋で活発な千代子。内心惹かれあう二人だったが自意識をもてあまし行動力に欠く男にとうとう彼女が口を開いて...。
最終更新:2018-06-13 23:24:03
774文字
会話率:0%
夏目漱石「こゝろ」をベースにした、とある旧友の告白。
正直暇な人向け。あまり細かいこと気にしない人向け。
最終更新:2018-06-06 06:36:23
7777文字
会話率:0%
ある日をさかいに先輩は姿を消した。
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この作品はTwitterで行われた「第16回字書きによる表紙作成ワンドロ」の表題である「19時発エクスプレス」をもとに執筆したものです。タイトルにつきましては原作者に
権利があります。
この作品はPixiv「 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8733909 」、Twitter「 https://twitter.com/yoshi_create/status/960908513403846656 」にも掲載してあります。
若干、夏目漱石の「心」にインスパイアを受けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-20 19:26:32
1175文字
会話率:9%
夏目漱石の「夢十夜」を自分なりに書いたものです。
気づけば男がいたのは暗闇。「こんな夢をみた」という決まり文句から始まるなんとも言えないストーリーにあなたはどんな事を思いますか?
最終更新:2017-11-30 19:48:49
1045文字
会話率:20%
夏目漱石の『坊ちゃん』に登場する“うらなり”こと、中堀貞五郎についての話。
最終更新:2017-11-28 16:12:46
500文字
会話率:0%
言葉遊び200文字童話詩「トカトカ国のものがたり」エディション・スタート特別篇
最終更新:2015-03-03 03:03:33
182文字
会話率:0%
文学少女に恋をした。そんなお話です。
最終更新:2017-11-08 02:17:44
2906文字
会話率:10%
夏目漱石の「吾輩は猫である。名前はまだない」というフレーズから、真新しい物語を創り出しました。猫のある一日をまったりと描いています。
最終更新:2017-10-29 17:28:19
3568文字
会話率:2%
夢十夜を書きたくなって書いてみました。
夏目テイスト微量
最終更新:2017-09-19 01:16:24
5305文字
会話率:46%
夏目漱石「それから」より(他にも出します)
最終更新:2017-09-03 22:41:32
224文字
会話率:0%
夏目漱石の『夢十夜』、芥川龍之介の初期短編、星新一のショートショートのような幻想的短編小説。連作短編小説集『夢物語』の第4編。
最終更新:2017-08-12 20:37:42
7457文字
会話率:52%
夏目漱石の『夢十夜』、芥川龍之介の初期短編、星新一のショートショートのような幻想的短編小説。連作短編小説集『夢物語』の第3編。私が見たかも知れない悲しくも美しい儚い夢・・・。
最終更新:2017-07-01 12:33:27
3666文字
会話率:0%
夏目漱石の『夢十夜』、芥川龍之介の初期短編、星新一のショートショートのような幻想的短編小説。連作短編小説集『夢物語』の第二編。
最終更新:2017-06-09 20:24:14
5617文字
会話率:55%
夏目漱石が好きな作者による、「花火の音」を題材としたショートショート。
最終更新:2017-07-17 23:06:45
913文字
会話率:5%
夏目漱石の夢十夜を意識して書いた作品です。けっこ短い
最終更新:2017-06-11 01:12:17
229文字
会話率:29%
毎夜見る夢を掌編小説として起こしました。
起承転結もなければ支離滅裂です。夏目漱石の『夢十夜』ではないのですが、なんとなくそれをイメージしています。
ネタになりきれず熟成できなかった夢たちの断片を、物語の一場面として表していきます。不定期更
新になります。
主人公の名前は、全編通して統一していく予定ですが、すべて夢を記したものなので、各話の設定が毎回違っていることをご了承ください。
また、文字化するにあたり多少改変を加えていますので、夢判断などで作者の性格の残念さに絶望しないようお願いします。
きわどい内容だったり、グロい内容も出てくるかもしれないので、一応年齢制限をかけておきます。(敬称略)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-09 22:00:00
16386文字
会話率:19%
あなたの本当の言葉は、違ったんだね…。
最終更新:2017-05-18 02:07:29
362文字
会話率:14%