十二月十三日の深夜零時半……その時刻に学校にいた者は、白装束の女が出て来て連れ去られる。
そんな、いかにもな怪異譚が残る古い学校に在籍する主人公は、ある日、友人の新垣にこう誘われた。
「俺達で、伝統の怪談が嘘だと暴いてやろうぜ?」と。
最終更新:2018-09-17 11:29:03
21010文字
会話率:28%
十二月二十日の誕生日プレゼントは〝リストラ〟だった。
嘆きながら一人で夜道を歩いていたら子猫が捨てられているのだが……
さて、これからどうしようか?
これは、捨て猫と無職さんが紡ぐほのぼのとした物語。
最終更新:2018-06-19 17:42:01
39542文字
会話率:65%
天雲真赭は、安倍晴明の孫だ。祖父譲りの式神、十二月将を従えて後宮の物の怪を祓っている。いつのころからか真赭は、花畑の中で姿の見えない誰かに攻撃される夢を見る。真赭の庇護者は藤壺中宮で、中宮もまた花畑の夢を見るという。
不吉な流れ星が、都の空
を流れた。中宮は祓いのための御法を行う。現れた死霊を真赭は祓うけれど、阿闍梨の面目を失わせたと非難の的になる。そんな中、春宮の清彰に求婚される。心弱っていた真赭は、それを受け入れてしまった。
春宮妃としての、窮屈な生活。真赭が後悔する中、中宮に異変が起こる。花畑の物の怪は殺された中宮の姉だった。真赭は十二月将とともに姉を封じ、内裏は火事になってしまう。
火事での死者は、春宮妃だとされた。自由の身になった真赭は、民間陰陽師として都で働いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 17:35:27
141295文字
会話率:44%
※この作品は企業、団体、個人を批判中傷するのが目的で描かれたものではありません。
可能な限り直接取材、裏付けを取った上で事実に忠実に描いております。
1985年8月12日に群馬県上野村に墜落した日本航空123便。その犠牲者の一人であった客
室乗務員の妹の長女が事故直後に誕生した為に親族から「生まれ変わり」と言われてきたが、本人は意に介さず、その事を無視してきた。しかし、成人を迎えて「生まれ変わり」と言われる亡くなった客室乗務員の叔母さんの事が気にかかるようになり、自分が生まれる直前に起こった事故は何だったのか知りたくなっていく・・・。作者独自取材で実際の話を元に描いた人間物語。
(ご遺族の希望により仮名にしており、ご遺族の内容も身元が判らないよう少し変えてあります。その為、ご遺族の部分は完全なノンフィクションではありません。御了承ください。)
☆取材協力(敬称略)
・群馬県警察
・防衛省
・群馬県上野村
上野村 元村長 黒澤 丈夫
上野村第六消防団 元団長 今井 靖恵
上野村小学校 元校長 神田 箕守
・長野県川上村
川上村教育委員会 中島 幸裕
川上村第二小学校 元教頭 関田 芳和
・長野県警察航空隊
・北海道警察航空隊
・民宿「谷間」黒澤 義広
・元全日本空輸・先任機長 安藤 肇
・白田 弘行(浅間山荘事件クレーン運転手)
・清福寺 住職 皆川 良誠
☆参考文献
ボーイング式747SR100型航空事故調査報告書(運輸省事故調査委員会)
鎮魂のしおり(財団法人・慰霊の園)
日航機事故回想(財団法人・慰霊の園)
からまつ昭和六十年第十八号 (川上第二小学校)
ほほえみ昭和六十年第二十二号(川上村役場)
航空ジャーナル一九八五年十一月号、八六年三、十、十二月号(青木日出男・航空ジャーナル社)
夕刊フジ昭和六十年八月二十八日号
墜落遺体(飯塚 訓・講談社)
日航機墜落・123便捜査の真相(河村一男・イーストプレス)
日航機遺体収容(河村一男・イーストプレス)
週刊新潮二OO五年八月十一日号
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-03 12:03:17
166772文字
会話率:24%
漱石は十二月九日に亡くなりました。胃がんでした。その時、未完だった作品があり、それが『明暗』です。今回はそれにかかわる、とある少年少女の話を描きました。
最終更新:2018-03-03 14:00:00
4108文字
会話率:58%
俺、小野篁(おののたかむら)、二十歳の大学生(正確には予備学生)……って、実は君たち未来人の時代から約1200年も昔の人だよ。そんな俺がある日突然、自分の妹の家庭教師を父親から頼まれる。妹といっても母親が違うからこれまで会ったこともない(俺
たちの時代では珍しくない)。その妹の住む屋敷に出向いての初対面は簾越し、家庭教師の講義も簾越し、なんとか直接会ってほしいと頼んだけど妹の朝桐はなかなか簾から出てきてくれない。幼馴染みで乳母子の那木に相談すると、那木は歌を送れという。そして最初は恋の歌と勘違いされて警戒されたものの、その歌がきっかけでやっと簾から顔を見せてくれた朝桐はこんなにもめちゃくちゃ可愛い妹だったなんて! それからは顔を見合わせながらの家庭教師を続け、二人で十二月の夜の月を眺めたりして、そしてそのうち……さあ、聞いてくれ。ここから始まる俺と「俺の妹」の物語を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 18:20:26
100934文字
会話率:27%
十二月二十四日。
橘勇一は一本の電話で起きる。その電話の内容は隣で寝ている彼女こと足立紗夜の母親からの電話だった。内容は「同棲承諾の件について」。昨日の段階でそれを聞いていたが、冗談だと思っていた勇一は焦りながらもその件については承諾するこ
とにした。
その電話で起きていた紗夜は、いきなり同棲を敢行した理由に自分の姉である彩綾が関わっていると教えられる。
彩綾は勇一と同級生であり、出会った瞬間から「運命の人」だと思ってしまった人。
そんな人からの日記を紗夜から渡され、その日記を読みながら、勇一は出会った日からのことを思い出していく。
日記の最初のページには出会った日のことが書かれてあった。その時は話しかけることが出来ず、その時の印象だけで終わってしまう。
それからしばらく経ち、無理矢理話させる機会を作られ、その流れでデートをする約束をし、図書館にいくことになる。
図書館でも名目は勉強のためだったが、彩綾にからかわれ、親友の速水辰馬、その幼馴染の清水麗花と出会い、途中から一緒に勉強することなり、最後はデートではなくなってしまった。
それからしばらく経ち、学校の帰りに彩綾の家に誘われ、遊びに行くことになった。そこで彩綾の妹である紗夜と初めて出会い、敵視とあるイタズラをされる。
その流れから彩綾の秘密である過去に『生死の彷徨った経験があること』『未来予知的な能力があること』『彩綾の寿命が残り少ないこと』などを教えてもらうことになった。もちろん口外に出来ない内容だけのことはあるため、それを教えてもらった=付き合うということになり、勇一はそれを素直に受け入れた。
※文字数2000〜3000あたりで終わらせてます。
※章が書き上がるごとにアップ予定。
※誤字脱字はご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-18 14:43:27
60573文字
会話率:50%
灰色の空から舞い降りた雪が、外の景色を純白に彩る十二月の朝。
通学用のバス代をケチり、チャリで雪道を強引に突っ切ってきた先で俺が出会ったのは、冬休み前の二週間だけ俺達のクラスに転校してくることになっていた女の子だった。
「ミユキ……顔、
覚えた。よろしく……」
俺と『ある共通点』を持っていたその子は、才色兼備だけど天然さんで、寡黙だけど感情豊かで、排他的だけど甘えんぼで。
——それから、自身に孤独をもたらす謎めいた力を持っていた。
「ミユキは……私に触るの、嫌……?」
一緒の時間を過ごすにつれ、次第に浮き彫りになっていく彼女の闇。そこについては触れないで欲しいと、彼女が願っているのは重々承知していた。
我儘なのは分かってる。嫌われたってしょうがない。
それでも俺は、本当の意味でこの子を救いたい。
なぜならきっと、これは彼女が唯一縋ってくれた、俺が成すべき役割だから。
「ぼたもち」
…………腹、減ったのか?
「……ん」
誰も病気にかからない。もちろん誰も死んだりしない。
そして、誰もキスしない。
相川御幸《アイカワミユキ》の、甘く切なくちょっぴり不思議な、ごた混ぜ学園ラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-11 23:05:42
29571文字
会話率:54%
棒高跳びの選手である晶汰に一目惚れした美紅。
片想いを続けて半年以上経った十二月、
親友に勧められてついに告白をすることに。
だけどこの告白作戦には盲点があって――。
pixiv、ストリエ、カクヨムでも掲載中。
最終更新:2018-02-02 20:00:00
11977文字
会話率:37%
昭和十六年十二月八日、真珠湾攻撃に向かった帝国海軍機動部隊の攻撃隊がオアフ島の真珠湾で見たものとは?
今回も最終日のギリギリ投稿ですが架空戦記創作大会参加作品です。
※二~三話で完結の予定です。⇒済みません、三話で終わらなかったので削
除します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-01 21:00:00
112747文字
会話率:18%
ひとことの記録
連綿と続いて残らなかったものを残そうとする月に一度の試み
キーワード:
最終更新:2018-01-05 09:44:12
477文字
会話率:0%
十二月二十五日はクリスマス、それは『新日本』でも変わらない。
エリミナーレもその日は休日。毎年、のんびりまったりとパーティーを開催するらしい……。
最終更新:2017-12-25 15:02:11
5915文字
会話率:43%
十二月二十四日、クリスマスイヴ。
この日は俺の誕生日であり、大切なものを失った日。
ずっと自らを呪い続け、けれども再び逢えることを望み続けていた俺の目の前に現れたのは、日本人離れした美しい容姿を持つが、口がとても悪い自称〈天使〉だった。
※※※
※は残酷描写が含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 00:00:00
15252文字
会話率:21%
十二月二十四日。
今そこにいるあなたが、一番忙しくなる日。
そして、けしてその忙しさに気づかれてはいけない日。
明日に向けて今から、さあ準備を終えていざ出発!
最終更新:2017-12-24 23:54:45
455文字
会話率:0%
十二月二十四日。それは恋人達にとっては特別な日である。しかしこいつらには関係無い。ブックハンターミミミは今日も変わらず平常運転です。
※この作品は志室幸太郎様主宰のシェアード・ワールド小説企画「コロンシリーズ」参加作品です。
最終更新:2017-12-24 21:31:44
6847文字
会話率:69%
小学三年生の旦ヶ原麻美はクリスマスイブに友人の雨宮悠希から、日めくりカレンダーの十二月二十四日がなくなっていた、という話を聞く。
それが気になった麻美は近所に住むお姉さん・袖村由那に相談に向かう。
最終更新:2017-12-24 21:11:25
5371文字
会話率:52%
小学一年生の旦ヶ原麻美は、十二月二十五日の朝、枕の隣に置かれていたプレゼントをもらった。最初はサンタクロースの仕業と疑うも、少し調べてみると家族の仕業が濃厚だと気づく。
麻美は近所に住む袖村由那のもとを訪れ、サンタクロースは家族の誰かを尋ね
るのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-25 22:40:18
7728文字
会話率:51%
雲を掴むようなもの 以外のものってあるの
最終更新:2017-12-14 03:17:22
574文字
会話率:0%
坂下茉奈(さかした まな)は十九歳、昔からケーキ職人への強いあこがれを持ち、高校を卒業後すぐ、地元のケーキ屋「ラフィーユ」で働き始めた。ラフィーユの先輩である井上英(いのうえ はな)にしごかれる毎日を送る茉奈には、妄想癖があった。
十二月も
半ばに突入しようというこの日、茉奈はいつも通りカウンターで接客をしながら、訪れるお客様の私生活を想像していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-09 13:16:06
5818文字
会話率:65%
十二月八日、一部の地域では「コト八日」と呼ばれるその日、私はそれに見られた。
最終更新:2017-12-09 04:16:02
5097文字
会話率:35%
十二月、彼女の誕生日に、僕は赤いガーネットのネックレスを贈った。
彼女の心に、楔を打ち込むように。
最終更新:2017-12-03 10:44:09
1461文字
会話率:0%