ヒグマに嚙まれて死亡してしまった「私」は現実世界からの介入により文明が目まぐるしい勢いで発展してゆく異世界で生物の研究を進める
この世界での家畜の開発、新種の生物の調査、なぜかその地域に紛れ込んでくる強力なモンスターの捕獲術などを研究してき
ます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-29 03:28:18
1297文字
会話率:27%
剣技や魔法の才能がない15歳の少年レン。町の近くにある山々で素材集めをしながら、1人暮らしをしていた。穏やかで平和な町。だが、世界では魔物の凶暴化により、平和が乱れつつあった。戦う力のないレンは、ずっとこのまま何もできないと思っていた。だが
、15歳を迎えた人が必ず受ける成人の儀式=スキルの付与で、彼は異質な能力「荒食い」を授かる。動植物や物質などに宿る能力を、口にすることで力を授かり、発動できる能力。レンはこの能力で、世界平和に向けた大きな戦いに立ち向かっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-26 22:11:23
10254文字
会話率:43%
主人公、黒キ翼は13歳。氷上帝国に住むそこそこ良家の次男坊。ある日、石を蹴飛ばし神に呪われ生き霊になり、美少年兵士と紛争地『菱の島』から32歳独身男を助けることに。困った時に助けてくれたのは、魔女と呼ばれる変わり者の女だった。
石が特別な
力を持つ、ファンタジー(?)で近代風な、割とハードモードな舞台。でもメインは少年の成長と年上ヒロインとの淡い恋の物語です。恋愛はゆっくり進行。ヒロイン登場は遅めですが、気長に待ってください。
※ファンタジー世界ですが、登場人物たちの使っている言語や名前、地名などは日本語に翻訳しています。動植物の名前も同様です。またこの物語はフィクションであり、実際の人物、団体等とは一切関係がありません。
※矛盾などは気づき次第、修正します。そのため内容が変わることがありますが、物語の大筋を変えることはございませんので、ご安心ください。
※1話だいたい1500字。サクサク読めます。更新遅めですが、頑張ります。
※マグネットマクロリンクでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 16:00:00
123674文字
会話率:48%
既存の動植物とは乖離した進化を遂げた怪物を狩る人間の物語
最終更新:2020-02-01 02:03:48
569文字
会話率:0%
ポジティブでサイコパスな魔術師のヨウはある日ギルドを追放され、最果ての島と呼ばれる無人島への流刑となった。その島は危険な動植物に溢れる地獄であったが、ヨウは持ち前のポジティブさとチート級の魔術によって、その島を住みやすい快適な環境へと変えて
いく。
一方。ネガティブでサイコパスな超能力者のインは、世界を滅ぼす力を持つヨウを暗殺しろと命じられたため、同じく最果ての島へと向かう。だが何よりも自分の身の安全を優先したいインは、ヨウの暗殺よりも島での快適な生活を選びあっさりと暗殺を諦める。
島でののんびりスローライフと、他の暗殺者の撃退を、二人のサイコパスが仲良く楽しむ話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 19:03:09
79715文字
会話率:29%
連載小説『四季折々』の続編!
咲希(さき)には妹・未久(みく)がいた。彼女はデウスの謎を追い求め、世界を旅し続けていた。その中で人の歴史、心に触れ、〝世界〟というものを知り始める。しかしある日、彼女は〝世界〟の最大の歴史と己の持つ力を知り
、その力を行使すべきかどうか悩み始める。
真実を知った彼女はどのような道を選ぶのか。
※現生または過去に存在した動植物が登場しますが、この物語は現実世界と一切関係ありません。
※《変更》隔週土曜 午前9時更新→毎週土曜 午前9時更新
《初回3日限定》2018/1/27~29は毎日更新しました。
※2019年8月~連載再開しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-28 09:00:00
112914文字
会話率:46%
「この世界すべてが私の敵になったとしても、私は闘い続ける」
この森にはコロニーと呼ばれる集団で暮らす人々がおり、多くの謎が秘められている。十歳前後の咲希(さき)、由里(ゆり)、剛太(こうた)は〝アフロディ〟という名のコロニーで暮らしていた
。アフロディでは十五歳になると、ある『言い伝え』を聞かされていた。ある日事件が起こり、その数日後、他の人とは異なる能力を持った咲希は命を狙われることになってしまう。
『言い伝え』に秘められた真実を知らぬ三人はどのような道へと進むのか。
※現生または過去に存在した動植物が登場しますが、この物語は現実世界と一切関係ありません。
※隔週木曜に更新していました。
《8月限定》隔週木曜 更新から毎週木曜 更新に変更していました。
《12月限定》隔週木曜 更新から毎週木曜 更新に変更していました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-28 00:00:00
119275文字
会話率:47%
その雲は形を変えず、数十年もの間、空の一角を揺蕩っていた。
雨さえ降らさぬ薄気味の悪い大雲は、しかして真下の土地に豊かな実りをもたらす。
地元の人々からは、畏怖され、信仰されーー神々の住まう雲と。
【天上人の天地】と、そう呼ばれていた。
高
く険しい山脈を登った場所に、天上人と交わる祭壇がある。
まことしやかに伝わるそれは、この地を統べる工業国家【ドグマ・ナグナ】にも必然届いていた。
ーー曰く。天上人は特別な力を持っている。
ーー曰く。天上人の天地は見た事もない動植物で溢れている。
ーー曰く。天上人は個でなく全を尊重し行動する。
ーー曰く。そこには地上のどんな宝石よりも眩く、地上のどんな物質よりも膨大なエネルギーを生み出す。
ーーーー天上の石があると。
空想や絵空事を求めず、科学技術でもって現実を切り開いてきた【ドグマ・ナグナ】が、不穏になっていく世界情勢の中、流言飛語に飛び付いたのは仕方のない事かもしれない……そうして、二人は出会ったのだ。
天上に住まう少女と。
地上に住まう少年と。
矮小なる人間の夥しい運命を焚べ、戦火の焔は悪魔の顔で全てを燃やし。燃やし。燃やし尽くす。
だが。それでも燃えずに残るものはあった。
これは。このお話は。
笑い合い。想い合い。手と手を取り合った。
少女と少年のーー二人の結末を綴った物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-31 23:00:00
21293文字
会話率:32%
宇宙人がやってきて、もう一年がたち、地球の動植物はほぼ吸い上げられて行ってしまった。
地球は絶望的な状況に陥り、死の星となってしまった。
宇宙人は、なぜこんなことをするのか。疑問を持ち、一人考えていた天文学者がいた。
最終更新:2019-07-08 19:35:05
1064文字
会話率:25%
ウサギさんとオオトカゲさんの掛け合いです。
最終更新:2019-06-03 07:53:01
1389文字
会話率:48%
仲はいいけれども喧嘩もする。
そんな動物たちのお話です。
最終更新:2018-06-26 08:36:15
2009文字
会話率:54%
うさぎさんと白いカラスさん+αの何気ない日常。
最終更新:2018-06-02 22:57:10
1728文字
会話率:59%
昔々、遥か昔。この地には原初の七柱<シュライア>と呼ばれた神々がいた。はじめ神々は協力し天や地を創造し様々な動植物を作り出した。そして最後に自身に似せた生物を作った。
人族
魔族
エルフ
ドワーフ
巨人族
獣人族
龍族
の各種族を。
しかし、神々は次第に自身の作り出した種族こそ至高だと言い出し争いを始める。争いを嫌った魔族の神を除いて。
魔族の神は種族の優劣の差はそれぞれの特徴であり、不毛な争いに意味はないと他の神に思いとどまるよう説得を試みたが失敗する。
長い年月をかけ六種族は争い決着はつかず、神々は疲れ果ててしまい大陸を魔族以外の種族で分け合う事にした。一時的に平和になったものの各種族は後に国を興し、神々の意志を継ぐかのように再び争いを始めてしまった。
忘れられし書物
旧約聖書第一編『大地と種族創世』より一部抜粋
神々は考えた事すらないだろう。
自身が作り出した七つの種族を見ても
原初の七柱<シュライア>を作り出した者は誰なのかと
ーーーー
ツアレスティア暦184年、『ある者』の意志により五歳の少年が大帝国『トリカレスト』にて異世界より召喚される。
理不尽な帝国を憎む少年はやがて成長し仲間と出逢う
魔族の神『ヴラド』はある青年に興味を持ち力を授ける
とある壮年の男は悪態をつきながら世界を憂う
勇者は何も知らずに魔王を倒すため立ち上がる
世界が変化を必要とした時代、変化を起こした人物とは?
神々を創造した者とは?
『失われた時代』と言われた『種族大戦』末期。それより数百年の時を過ぎその秘密に触れようとする少女よりこの物語ははじまる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-27 23:28:21
13758文字
会話率:56%
この世界では生き物はすべて固有の色彩(カラー)をもっている。その色彩によって多様な動植物に肉体を擬態させることができる。
そんな世界に住む主人公:紡(19歳)は「マヨセン」という特異な職業についている。一流のマヨセンを目指して旅をすることを
決める紡。旅の中で出会う仲間、敵、多くの体験の中で紡はしずつ大人になっていき…。
色彩をテーマにしたバイオフィクション小説。
登場人物
主人公・式彩紡(しきさいつむぐ)
十九歳。一流のマヨセンを目指して修行中。どんぐり村出身でおとなしい性格。青色のカラーを使い左腕を狛犬に擬態させる。同い年の師匠、さやなに思いを寄せている。
マツボ
二頭身の茶色い毛の熊。何故か関西弁で面白いやつ。禁句を言われると巨大化して暴走する。
銀杏 花(いちょうはな)
十七歳。緑森宮の高等部の生徒。上半分が金髪で下半分が黒髪のボブヘアーメガネの女の子。明るい性格で黄色いカラーで左足を銀杏の木に擬態させる。緑森宮のことなら何でも知っているので上から目をつけられている。さやなを非常にリスペクトしている。
紅 里(くれないさと)
十九歳。赤の国出身で極度の対人恐怖症。緑森宮転覆を図る組織の一員だったが…?赤いカラーで右腕を山鳥の羽に擬態させる。整った顔立ちに整ったおかっぱヘアー。
果重 彩菜(かじゅうさやな)
十九歳。紡と同い年だが緑森宮の最年少幹部で彼の師を務める。圧倒的な実力と誰もが見とれる美貌の持ち主。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 10:01:26
558556文字
会話率:50%
こんにちは坂上です。大学生活をしていたら飛行機が不時着して何かよくわからない土地に降り立ちました。
その周りは見たことがない動植物や菌類でいっぱいで……それに僕が知っているUMAがいました。ビックリです。モンゴリアンデスワーム……あ、火
と雷と毒を操る蛇とかミミズみたいなのです。それに独自に進化した火を吐くコモドオオトカゲ。……おそらく口の中のバクテリアにメタン菌がいて何かなったんだと思います。
僕は学生とは言え、学者の卵としてこの謎を解き明かしたいと思います。不時着したところの国は言葉が通じませんし、お金もないですが先生から教えてもらった技術で生き延びたいと思います。
そんな感じで小屋を作って森に引き籠ろうと準備をしていると森に迷い込んだ少女を見つけました。助けてみるとどうやら懐いた模様。……まぁしばらくすれば飽きるでしょう。放って置きます。
少女「この地で恐れられてる災厄の神と4大精霊の1つ、サラマンダーを使役してる!?この人何者!?」
こんな感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-22 21:00:00
40190文字
会話率:51%
自身の所属する犯罪組織のボスへの復讐計画がバレ、殺されてしまった。
そして全く知らない場所で目を覚ました。
見たことのない動植物ばかり。
なんだここ?何がどうなってんだ!?
固有スキル『刻み込む者』ってなんだ!?
アタシはただの売人兼
彫師だ!
でも、この世界にも犯罪組織があるのか。
だったらせっかくだし、八つ当たりにこっちで復讐を果たそうか!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-25 01:08:14
3865文字
会話率:32%
特殊潜入部隊の隊員がコールドスリープで未来に目覚める。
そこは バイオナノマシン マナに覆われ 人の遺伝子組換えによって造られた亜人
動植物の遺伝子組換えによって造られたモンスターが
世代を重ね進化したファンタジー世界だった。
破壊された
スリープ装置の中から無事だった同僚を助け共に冒険する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-20 08:37:23
280文字
会話率:0%
須田彰浩が目を覚ますと、そこは絶海の孤島だった。
救助を諦めた彰浩は同じ砂浜に流れ着いた人当たりの良いサラリーマンや片言の日本語を話す金髪の女性、高校生グループ、言葉の通じない中国人男性を始めとした人々と協力し、生き残るための生活を始め
る。
しかし、その島に生息する動植物は日本では見たことのないおかしいものばかりで、あざ笑うかのように君臨する大自然に彰浩たちは翻弄され数を減らしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-22 20:00:00
198715文字
会話率:50%
地上は人間という者たちの楽園でもあった。
然(そう)していつか……。
天の生まれた刻。
そこにミカエルという存在がいた。
……それは見忘れては浮き上がる睡夢なのか……。いつの事か地上の楽園の支配者気取りでもいた人間という生命体
の存在……。
超時空間の天はそれにある生命体を……悪魔と呼称(よ)んだ。
物語は堕天使と呼ばれた存在でもある。
地上の楽園……大地というその表面にいたはずの人類。凡ての生命体。然し既に魄という精神体の存在にだけに変わってしまっていた。それにある事でしかない人間という者たちは……幾千年という刻の一点、時間の移り変わりのなか……それを見守り続けていた存在の者を知る。
いつからかそこにある場所。天の生まれた刻。熾天使……ミカエルはいた。天は地上からも遥か遠き場所……。超時空間の天の楽園は緋(あか)き石……粧青(あお)い石。魔石と呼称(よば)れた。地上の凡ての生命体に関わるそれを守護するようにもあった者だった…。
人間という存在。
魄という祈りの存在。
自然的動植物の存在。
天とは何者の存在なのか…。
地上の楽園。超時空間はそこにある生命体を統括していると思うばかり。生命体の凡ての頂点だと、そんな全能気取りの時空を超越した存在は、凡てを否定した刻に始まる誤算があった。
堕ちては燃える速度に思う。ミカエル。後のルシファーの睡夢にも似たその想いを語ろう。
この世に生まれた刻の一点、時間の移り変わりにいた。聖なる堕天使の睡夢譚を……今……これに語り継ぐ。
ルシファー回顧録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-14 16:11:40
102209文字
会話率:24%
世界は三つに分けられている。
悪魔たちの住まう地獄・神や天使の住まう天界・人間や動植物が住まう地上。
母親は神であると人間の父に聞かされて育った自称神の子、ティウ・デ・ソルドは、銀の髪に琥珀色の瞳を持つ美しい女の子。
世は悪魔が
地上に攻めいる大戦争時代。いくら祈っても救ってくれない神の存在を、人々は認めなくなっていた。天界の存在、神や天使の存在自体が否定される世の中で、しかし彼女は自身が神の子であることを過剰に誇示していた。
結果、ティウは人間の攻撃対象となる。
村にいてもいじめられ、攻撃され、家には火まで放たれる始末。ティウは思った。
「こいつら全員見返してやる」
「本当に神の子なら、魔王を倒して世界に平和をもたらせ」という罵倒を真に受けた彼女は、齢十二歳で村を出た。
神の存在の否定とは、すなわち母と自分の存在の否定である。
私が神の子であることを証明してやる!
これは、神の子といえども特別な力を持たない割りと超一般市民の美少女ティウ・デ・ソルドが、自分の存在と母の存在を肯定するためだけに魔王を倒そうと奮闘する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 20:00:00
6864文字
会話率:44%
2xxx年。突如現れた生命体『捕食者』に世界は支配されていた。
100年ほど前、『捕食者』によって多くの人、動植物、文明が補食された。多くの物を食い荒らした『捕食者』は5年程活動を続けた後、ある日突然何の前触れもなく姿を消した。
捕食により
奪われた人や文明は数えきれず、人類はその数を全盛期の2割程度に減少し、生活できる文明はそのすべてが失われた。
そして現在、『捕食者』はもう一度姿を現し、人類はもう一度その恐怖と戦うことを余儀なくされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-24 23:56:18
746文字
会話率:5%
西暦二〇二一年に開発された、新物質創製装置アルケミック・コクーンは、医薬品から工業用材料に至るまで、人類に有用な数々の新しい物質を生み出し、国民全体の生活レベルを向上させた。
だが、開発から十一年後の二〇三二年、この画期的な装置は、科学
史上最悪の厄災とまで言われる佐岐野事件を引き起こした。装置の暴走により、佐岐野という小さな街全体に未知のウィルスがまき散らされ、数多くの死者を出したのである。日本中からの激しい非難の中、街から外へのウィルスの流出を防ぐため、佐岐野という街全体が完全封鎖された。
それから、七年が経過した、二〇三九年の夏。それまで一切の応答を示さなかった佐岐野から、前触れもなく一つのメッセージが発信され、日本中を震撼させた。メッセージはただ一文、「我々は誇りある死を選ぶであろう」であった。
生存者の存在と危機を同時に示唆するこのメッセージを受け、少数精鋭からなる救助隊が佐岐野へと派遣されることになる。その中には、佐岐野事件を引き起こしたと目される研究者・岡森誠一を父に持つ岡森琉也や、アルケミック・コクーンの開発者・天池陽輝を父に持つ天池凜佳も含まれていた。
救助隊の一行は、封鎖された七年間に異様な変化を遂げた、数々の動植物に遭遇し、翻弄される。そして、一人の少女の願いに端を発する佐岐野事件の真相を目の当たりにすることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 21:50:00
133091文字
会話率:42%
大陸西北のロストール王国。その北の端に位置する地方領の町、ウラヌール。
この町は領府を中心に、碁盤目状に区画整理されていた。中央の高い尖塔が朝晩、時を告げる鐘を鳴らす。清潔で、のどかで、あたたかい心根の住人が集う町。
近年ロストー
ル王国内では『色なし』と呼ばれる、土地自体が色を失い、人はおろか動植物までもが生きる力を失う現象が起きていた。
ウラヌールもその影響で町は賑わいをなくし、人々からは笑顔が失われていた。
そんな異世界事情を知るはずもない、埼玉県に住む平凡……とは少々言えない家族がいた。
仕事運のない元占い師の父、お料理好きで細かいことを気にしないおおらかな母。本好きで、詩を書いたり歌ったリするのが大好きな、黒髪の少女。
新しい仕事先を探していた父が職安で示されたのは、羊皮紙に書かれた住み込み仕事の募集だった。
『町で、宿屋さんを営みませんか?』
家族の大切さ、友情の絆、繋がることで起きる奇跡の『力』。
主人公の少女と両親の三人が、移住先の異世界ロストール王国やウラヌールの町で出会う人々との触れ合いを通じて、様々な困難を乗り越えながら幸せを掴んでいく物語。
※ お知らせ
この作品には、過激でひどい暴力や性的表現・描写は出てきません。
しかしストーリー上必要であれば、許される範囲内で戦いや暴力表現も描きますし、性的表現を用いることもあります。
この作品は、登場人物それぞれの視点や考え方、思いなどがテーマを表現する上で重要になっており、各話ごと視点(語り手)が切り替わることがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-15 12:15:52
289424文字
会話率:27%