―― りん、
とベルを鳴らすと、必ずイヤホンをとって振り返ってくれた。
アッシュブラウンに染めた髪。流れるような切れ長の目はいつも穏やかに笑ってる。
甲斐 亜門(かい あもん)。私の同級生。
朝練のない木曜日。7時40分。私は彼とすれ違う
。
「おはよう」
「おはよう」
自転車ですれ違う、ほんの一瞬に挨拶を交わすようになったのは、2年になり、彼と同じクラスになってからだった。
*********
「朝。おはようって言う声がかわいくて好き」
「うええ、」
モデルをしている同級生に告白された、剣道部の彼女は、どうして彼が好きになったのかわからなくて・・・・?
○○系男子とカフェのシリーズ、最終作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-02 00:00:00
6180文字
会話率:24%
嫌い。嫌い。嫌い。
放課後の教室。あたし、辻村(つじむら)若菜(わかな)は一人で大量のプリントを前に、ホッチキスをきらめかした。
王様の耳はロバの耳。
「椎名鈴太郎(りんたろう)のぶりっ子め~~~!」
だけどその声は誰にも届かない。
****
まじめなクラス委員の若菜は、今年同じくクラス委員に立候補した椎名鈴太郎に振り回されていた。
『オレ、委員やるの初めてだし、辻村さんが一緒だと心強いんだ。一緒にやてくれない?』
鈴太郎がそんなことを言い出したのは、実は思惑があってーー?
※○○系男子とカフェのシリーズ2作目ですが、独立しておりどの作品からお読みいただいても大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-25 00:00:00
6949文字
会話率:28%
桜庭陽菜は鬼の名家に生まれた少女。義妹として一緒に暮らしていたこれまた鬼の憂季と共に妖怪たちの集う高階学園に入学する。
そこには人間に打ち勝つために集まった妖弧やら猫又やら蜘蛛女やら吸血鬼やらが集まっていて…?
桜庭陽菜
鬼 後方支援
科一年生
家のために高階学園に入学する。名家の一人娘だったが戦闘の才能はない。
金糸の髪に櫻色のリボンでツインハーフアップにしている。
花緑青憂季
鬼 戦闘科一年生
ちいさなからだと黒髪が特徴。
陽菜のため、虐げられる妖怪を助けるために入学する。
弓槻朱々音
妖弧 後方支援科二年生
陽菜の所属する小隊の隊長。ふさふさの尻尾とミルクティ色の耳がチャームポイント。曰く『変な京都弁』を使う
旅叉黒夜、純白
猫又の兄妹 戦闘科、後方支援科一年生
猫耳と尻尾が愛らしい陽菜のクラスメイト。妹の純白は意図的に喋ることのできない呪いにかかっていて兄の黒夜はそれをどうにかするために入学する。
弓削葵
??? 戦闘科二年生
陽菜たち一年によく絡んでくるボンキュッボンなおねえさん。一人遊撃部隊。黒タイツが魅力的。
灰ヶ崎深夜
??? 戦闘科一年生
美形な不良。入学式初日からネクタイはしないわシャツは着崩すわで目をつけられるが優秀なやつ。
神代桃華
蜘蛛女 後方支援科一年生
陽菜のクラスメイト。桃色のうちまきボブが似合う女の子。
更新はゆっくり目です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-16 01:30:14
23312文字
会話率:62%
ミルクティーというボカロ曲を聴いた
最終更新:2018-08-25 23:05:21
442文字
会話率:10%
彼女…小林真緒がいきなり塚原玲緒の前から消えた。
周りの友人は誰一人として真緒の事を覚えていない。
小林真緒が最後に残した言葉は『ありがとう』と『ごめんなさい』だった。
何故真緒が消えたのか。
何故周りの人間は真緒を覚えていないのか。
最後に真緒がいった言葉には何が込められているのか…
玲緒は真緒の消えた理由を探すため色々な事に手を尽くす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-22 18:35:40
377文字
会話率:44%
好きな事が上手くいかない葛藤。
将来への漠然とした不安。
当たり前だった存在との死別。
伝わらない思いと伝えられない苦しみ。
現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。
邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。
※他投稿サイトへ多重
投稿を行なっております。
---------------------------------------------------------------
第1話「鳴らないピアノ」
絵理は絵を描くことが好きな少女。
中学校進学と共に「創作同人即売会」の存在を知り、会場で熱気にやられた彼女はポツリと一言呟く。
「私も、本、作りたい」
高校進学と同時に始めた創作同人活動。親との約束を守り、学業にアルバイトに執筆にと精力的に活動していたが、ある回のイベントで彼女の気力は折れてしまう。
そのイベントの帰り道、偶然見つけたギャラリーカフェで北浦カナエという画家と出会う。彼女はパートナーのジョージに軽食の用意をさせつつ、絵理の書いた本を読む。
「それで、あんたはこの話どう思ってんだい?」
カナエのその一言から、最初こそ言い訳はしていたが胸の奥に仕えていた本心が涙と共に溢れ出す。
「私……私悔しくてっ! 誰も、私の作品見てくれない。私すごく、大事にこの作品作ったのに!」
絵理の本心をカナエは羨ましいと言い、自らの手でカフェに飾られていた絵を1枚切り捨てる。それは、カナエ自身が昔描いた絵の一枚だった。
「案外絵も漫画も描かなくたって大丈夫さ、生きていくには必要ないからね。でも、本当に愛していたら嫌でも辞められないのよ。私は辞められたけどね」
その言葉は、昔カナエが捨ててしまった情熱の片鱗だった。
悔しがるほど、泣くほど思いを込めても、自分が好きなものは時に振り向いてくれない。
「僕は君の本が読んでみたいな。今、買うことはできるかい? 御代はこのホットケーキとミルクティーになるけれど」
それでも絵理の描いた本を読んでみたいという人がいる。心の底から涙を流し、絵理は自分の作品の対価として手に入れたホットケーキを食べながら考えた。
──そうだ、帰ったらこの二人をモデルに話を描こう、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 23:32:21
29248文字
会話率:40%
知らぬ間に死んで知らぬ間に異世界転生したヒロト。
いきなりモンスターに襲われて死にかけるが、
破産寸前のギルド・ミルクティーのメンバーに助けられる。
行くあてのないヒロトは嘘から始まったギルドのマスター役を引き受け
ギルドの立て直しを図る
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 06:11:27
17246文字
会話率:58%
君が僕を見ていてくれるなら、
僕は他に何にもいらない。
大好きなチョコレートケーキも、砂糖を三つ落としたミルクティーも我慢するから。
「ねぇ、さっさと僕のモノなってよ。
可愛い可愛いシュガーソルジャー?」
ベタついたぞっとするような甘っ
たるい声。
それは、最早洗脳に近い何かで。
ーーあぁ、これは。
薄く笑って目の前に立つ少女を見る。
酷く面倒なものに捕まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-19 10:42:08
1926文字
会話率:19%
それは本当に偶然だった。
私は学校からの帰り道に偶然見つけたお店でとても可愛らしいマスターと出会った。
「いらっしゃいませ」
最終更新:2018-01-21 02:46:57
1804文字
会話率:47%
女子高生にとって、人生を左右するほどに大きな出来事といえば、そりゃあ恋愛事情に関してだと思う。
今、彼女は走り出した。
秘めていた彼女の想いに決着をつけるために。
秘された恋の結末は――
最終更新:2017-12-08 22:17:47
7043文字
会話率:24%
金木犀の香り。名前のつけられない気持ち。
最終更新:2017-10-26 00:42:27
3887文字
会話率:25%
それはゆるく、ささやかな幸せ。
最終更新:2017-10-10 04:00:00
447文字
会話率:0%
コーヒーとミルクティー、二人の女、喫茶店
最終更新:2017-10-07 21:57:35
1550文字
会話率:35%
三角関係のはなしです。思い出をたぐりよせました。
最終更新:2017-09-01 13:00:00
1181文字
会話率:21%
かつての恋愛にトラウマを持つ日和と、''彼"は惹かれ合う。しかし、その思いは次第に狂気へと変わっていく。日和も怯えつつその大きすぎる愛情に溺れていく。
最後に明かされる真実。狂っていたのは誰だったのか……
最終更新:2017-08-31 08:44:41
4649文字
会話率:40%
何もが分からない状況の中、目が覚めた男 流星
彼は何故、記憶がないのか?
その原因を探る物語
最終更新:2017-07-08 19:19:13
1905文字
会話率:59%
ある日、友人から手紙が届いた。
最終更新:2017-06-30 23:23:14
794文字
会話率:0%
カップルとは、結婚とは、愛とは、幸せとは?
私と彼は1年後に結婚を約束し、同棲を始めます。しかし、結婚を約束するにはあまりにも、2人には足りないものが多すぎたようです。
最終更新:2017-04-23 17:39:41
1378文字
会話率:22%
カフェでの出来事です。
ちょっと、ほのぼのしたい人にどうぞ!
学生2人の話です。
ちなみに 「最初から」、猫とテニス という話の子達です。
最終更新:2017-02-23 21:47:34
337文字
会話率:50%
愛が兄で憎悪が妹で難しい人間関係について
最終更新:2016-12-31 12:45:45
2479文字
会話率:12%
二人分の紅茶という名のロイヤルミルクティーを上手に淹れてお話する話
最終更新:2016-08-11 22:01:16
4115文字
会話率:20%
「ミルクティー」を題材にした掌編です。
最終更新:2016-12-25 21:07:33
1830文字
会話率:49%