ダンジョンがあり、魔物がはびこり、一攫千金を夢見る若者がそこら中に溢れている世界。主人公クルトは生涯でただ一度だけ受けられる<天啓の儀>にてすっころび、欲しかったのとは違う謎スキル<歯車>を手に入れてしまった。
極めて珍しいが世界初というわ
けでもなく、希少だからといって有能というわけでもなく、手から出した歯車をクルクル回すだけの能力が、しかし文字通りクルトの未来を開く鍵となり……
英雄を夢見るありきたりな少年の未来が、果たしてどう花開くのか? 王道冒険ファンタジー、ここに開幕!
※当作品は複数サイトにて同時公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 18:00:00
1210136文字
会話率:65%
鉄とオイルの匂いが漂う街、アンドロメダ・シティ。機械が支配するこの街で“依頼屋”を営む人間──シマントとその助手スクラップ・ドールは、ある日大企業からの依頼を請け負うことになる。そこに書かれていたのは──盗まれた感情データ《勇気》の奪還の依
頼だった。
機械の支配するアンドロメダ・シティで奔走する人間とヒューマノイド、そしてその裏で暗躍する謎の組織の存在。
──サイバーパンク系依頼屋マシナリーアクション活劇、ここに開幕!
【カクヨムでも連載中です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 19:22:02
24569文字
会話率:45%
目を開くと、そこは何もない、真っ白な世界。
私は死んだの? それとも夢の中!? 戸惑う主人公を前に、1人の少女・ベリアがあらわれる。
――今からあなたには、この物語の「悪女」として、ざまぁ展開を起こしてもらうね!
――この物語の悪
女は、本来、とても悲しい結末を迎えるんだ。
――だからあなたにはこれから魔法を授けるから、そいつを上手いこと使って、悪党を2人以上制裁しちゃって。
――つまり「ざまぁ展開」を起こし、悪女がハッピーエンドを迎える未来にしてほしいの。
――もし、ざまぁ展開を起こす事ができたら… この天界にあなたを呼び戻し、なんでも願いを1つ叶えてあげるよ!
ベリアのそんな言葉と共に、物語の舞台へと飛ばされる主人公改め「悪女」。
果たして「悪女」は、過去の経験を糧に、魔法や特殊能力を駆使して無事ハッピーエンドを迎える事が出来るのか!?
そして、なぜ「神」ではなく案内人の少女が、転生/転移を担当しているのか?
そして、なぜざまぁを食らわせるべき悪党が、最低2人以上必要なのか? 少女ベリアの目的は、一体何なのか?
その謎に迫る!
※年末年始(12/31~1/2)を除き、毎日19時更新。
※軽度の残酷な描写が含まれています。ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 19:00:00
140376文字
会話率:34%
主人公は久しぶりに、演劇部のみんなが居るステージに向かった。
だが、長い間来なかったせいで、自分には合わない「ロマン」という、ぶりっ子お嬢様を任されてしまう。
他の子たちは適任適所なところ、顧問に怒られたことによって、主人公は少しいじけ、早
くも帰宅。
その最中、過去のことがフラッシュバックし、自分の存在意義とは、人生の面白みのなさを嘆く。
そして、一時期夢見ていた自殺に手を出してしまう。
夜、覚悟を決めた少女は自分の部屋のベランダに手をかけるが、ふと鏡が割れて謎の女性が出て来て——?
謎の出会いは、少女を成長させる。
そんな無知な少女と、美しいおねえさま「浪漫奈」とのひと夏の旅が始まる。
ファンタジー青春物語ここに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 22:01:06
3357文字
会話率:15%
勉強も運動もダメ、ニートで特技も忍耐もなし、コミュ障ぼっちで価値観や考えも誰とも合わずいつも嫌われる…
上登 凜は、まさに“社会不適合者”を絵に描いたような女の子。
ある日、凛は新しく買ったばかりのペンを使っていつものように空想しながら絵
を描いていると、絵から突然、謎の男が出現!?
その男は、“凜が描いた絵から実体化して現れた”と言い、なんと凜が使ったペンには、“頭の中で思い描きながら絵を描けばその通りに現実化する”という特殊な力があることが判明。
凜は早速その力を使い理想の世界を創り“世界を攻略する”と決意し、男は“凜の執事として誠心誠意仕える”ことを宣言する。
執事は凜を溺愛し、いつも全肯定してくれたりサポートもしてくれる唯一の良き理解者だが、凜への想いが時に度を超えて“変態”と化すことも……
大好きな空想癖を活かして夢の〖世界攻略〗を目指すダメダメ系女子と、ダメな女子を全肯定する溺愛系変態執事のちぐはぐな想いやズレを描いた、現代ファンタジーコメディ!
※当作品は「カクヨム」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-23 03:36:46
6318文字
会話率:41%
ピエロのリュウは唐突に”我に帰った”。
(致死率100%の綱渡り、これがエンタメなんて、おかしくない?)
しかしもう綱から落っこちてゆくところだ。死んでしまう、そう悔しく思ったが、医務室で目を覚ました。
再度考えてみれば、リュウは攫われてき
たピエロで、洗脳されており、素晴らしいサーカスで役に立てるのはさいこう!!と日々労働させられていた。
「ブラック企業じゃん!脱出しなければ……」
落ちこぼれピエロと呼ばれていて、魔法が使えないリュウだったが、その人柄により仲間を得ていく。
喋る仮面オーメン(サーカスの内情を知る)
同室のサカイ(実力あるピエロ)
アカネやナギサ(協力者)と脱出を試みてゆく。
サーカス団の幹部・団長たちは勘づき始めた。
リュウは【亡骸サーカス団】から脱出することができるのか?
[ドリームジョーカー]なる謎の言葉についてもやがて明かされてゆく。夢々しくも恐ろしい脱出系ダークファンタジー。
【原作:さらら様 動画(ドリームジョーカー・亡骸サーカス団からの脱出)】
【専用HP:https://dreamjoker.amebaownd.com/pages/4825177/page_202104102122】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 18:00:00
271612文字
会話率:27%
仕事に疲れた女・葛城命は、うっかり電車で寝過ごして奥多摩へ行ってしまう。
駅前で出会った不思議な小狐に導かれ、古民家へと招かれる。そこには妖狐の永久が眠っていて、命にとある提案をする。
命の夢「お茶のカフェを作りたい」に協力する。古民
家はタダであげるし、永久が従業員としてタダで働く。
その代わり……僕をペットにしてくれる?
妖狐と一緒に古民家カフェを営業しながら、お茶に纏わる謎を解く。ほっこりじんわり優しい短編連作話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 18:00:00
105340文字
会話率:59%
後悔に苛まれる中、少年は死んだ。
対価のないやり直しなどラノベ作家の妄想でしかなく、無双やチートなどもまた然り。
少年はアックスハルト・アルペディアとして剣と魔法の異世界に生を受けた。
だがチートも無双も何もない。
強くなるには努力が必
要で、しかし、アックスは前世の二の舞にはなるまいと本気で生きることを決心する。
剣との出会いや、不思議な少女との約束。
前世の後悔と少年の成長。
剣士への道と、出生の謎。
そして、転生の対価とはいったい何なのか。
謎が多い異世界で、しかし少年は夢のために一歩踏み出す。
これはチートも無双もない異世界転生の話。
神にサイコロは振らせない。
自分で決めて、自分で切り開く。
緩やかな日常と、そして少年の苦難、成長、信念を描いた、
バトルや魔法ありあり、少年の人生を描いた異世界ファンタジー。
※異世界チート・無双に飽きた人にお勧め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 21:43:25
69285文字
会話率:21%
蒼雲国の後宮には女性だけで作られる歌劇団があった。
男装した女が男役を演じる――そんな違和感を感じさせないほど華麗で美しい舞台が繰り広げられていた。
そんな後宮歌劇団に見習い役者として入団したのは、18歳の華蓉(カヨウ)。
華蓉の母親もや
はり後宮歌劇団に所属しており、歌姫として賞賛されていた過去を持つ。そんな母は、歌劇団の中で最高位となる歌姫になるのが夢でもあった。
そんな母の遺志を継ぐために、華蓉は後宮歌劇団への入宮を決意する。
ただ恨み妬みの坩堝でもある後宮には、様々な事件が起こり、華蓉もまたそれに巻き込まれていく。持前の推理力と音楽の知識を駆使して、事件を華麗に解決していく華蓉は、後宮で宦官楽師となった幼なじみの煌(コウ)と再会する。
一年前に後宮に来たという志煌にも解決しなければいけない謎があり、その謎解きを手伝うことで二人の仲は縮まっていく……。のか?
要素:中華ファンタジー×推理×恋愛折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 20:00:00
69688文字
会話率:45%
奇病【悪夢】に侵された魔法使いゼリオが、魔法の無い現代の世界で目覚め、右往左往しながらも、悪夢の正体を探る。
魔法が異端だと理解しているゼリオは、魔法を隠しながらも、様々な境遇の人と触れ合うことで、成長または後退を繰り返しながら、恋人、親
友、仲間と共に、悪夢の謎に迫っていくヒューマンストーリー。
会話は「」心の声は『』にしてあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 15:59:12
131931文字
会話率:58%
現代日本から見れば異世界と呼ばれる場所に住む超絶美人リィム・シィステラは、一年ほど前から日本と呼ばれる不思議な国の夢を見ていた。
夢の中で彼女は少年、石海甚伍の幽霊として日々を穏やかに過ごしていた。平穏な日常を謳歌していたある日、取り
憑き先の少年が謎の動く骸骨に遭遇してしまう。
微力を尽くして骸骨事件を解決に導くことができたが、事件以降、二人(一人と一霊)の目にはおかしな存在、現象がよく映るようになってしまう。甚伍の身を案じながらも、変わり始めた日常に胸を高鳴らせるリィムであった。
一方その頃、怪異に襲われ始めた齢十五の少年、石海甚伍もまた夢を見ていた。
彼もリィム同様一年ほど前から夢を見始め、夢の中ではリィムの幽霊として日々を過ごしていた。
現実逃避気味に夢で平和を享受しようとする甚伍だが、リィムの職務中にトラブルが起きてしまう。異種族との交易のため下りていた海の底での大事件である。具体的には命の危機。
甚伍の念力能力覚醒により事なきを得たが、今後もリィムのことが心配で仕方ない少年であった。
互いに互いの夢を見ているとは知らない二人が、異世界とか異種族とか怪異とかオカルトとか魔法術とか超能力とか、多くの非日常に触れながら普通の日常を過ごしていく。
これはそう、夢見る二人が言葉を交わすまでの物語である。
※カクヨム様、ノベルピア様とのマルチ投稿です
※序章完結までは毎日投稿する予定です。話数調整のため最初は巻きで投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 19:00:00
460181文字
会話率:39%
大陸の西に優れた技術力と財力を持つ地域があった。
土地が狭く、険しく、多くの人口を養えず人類を支配する帝国によって五千年間搾取され続けていた。それでも尚、この土地に眠る黄金の魅力に取りつかれて世界中から人が集まっている。多くの者は自分がそ
の黄金を運ぶ道を舗装する奴隷に過ぎなかったと気付き、夢は断たれる。
その都市の奥深くにこの国に黄金を全て積み上げても買えぬほどの豪華な宮殿を持つ娘がいた。天女と見紛うばかりの美貌を持つ娘は誰も寄せ付けずたった一人で寂しく暮らし、時を待つ。
一方、この国の王子は帝国と平民の革命熱に怯えながら過ごし、緊縮財政を強いられている時に謎の娘と宮殿に遭遇し憤慨するのだった。
彼らの出会いが西の果ての国から世界を揺り動かす。
同世界観の作品が他に三つあります。
『誓約の騎士と霧の女王』1398年~1420年 ★完結
『荒くれ騎士の嘆き歌』1425年~1433年 ★完結
『森の娘と最後の騎士1435年~1453年 ★完結
『天に二日無し』1448年~ ★完結
本作は1433年頃からの独立したおはなしになります。
メインキャラクター、役割は共通しておらず各作品で世界観の説明はしていますので前提知識は必要ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 11:33:45
148383文字
会話率:61%
遊び惚けたら三十を過ぎ、何も考えないまま生きたら四十を超えてしまった。
四十を過ぎて未だ独身。
加えて万年平社員。
部屋は大学時代に借りた部屋をそのまま使っている。
まるで進歩のない生活。変わり映えしない毎日。
万年平社員生活も
二十年目に突入のある日、主人公の三橋雄太は思った。
俺の一生って、これで終わるの?……と。
この調子で行けば、明日は今日の繰り返しを五十過ぎてもやってしまうに違いない。
故に、雄太は思った。
そうだ、脱サラしよう!
まるで京都にでも良くんじゃないのか? って言うノリで会社を辞めた彼は、二十年間で少しだけ溜まっていた貯金を握りしめ、全国行脚の旅に出ようとした。
自宅玄関のドアを開け、まだ見ぬ新世界を夢見た雄太の視界に広がっていたのは、新世界どころか混じりけなしの異世界であった。
唐突に転がり込む形でやって来てしまった異世界に困惑する中、雄太は謎の巨大モンスターに襲われ……これは死んだ級のダメージを受けて昏倒。
暫く後、ここは天国かな?……なんぞと言う、お決まりの台詞を胸中でぼやきながらも起き上がると、そこには謎の美女が。
謎の美女曰く「あなたは暇そうに見えました」らしく「だから、私の暇潰しに付き合って下さい」との事で「これからゲームをしましょう?」とか言う、何処から突っ込んで良いのかさっぱり分からない謎説明を受ける羽目になった。
その後、雄太は彼女の暇潰しに渋々付き合う羽目となり、異世界以外の何物でもない未知の領域へと足を向けて行く。
謎の美女により、最強と呼べるだけの能力をギフトとして手に入れ、冒険者として生きれば食い扶持に困る事は一生ないと太鼓判を押され、当面の生活に困る事はなかったのだが……。
しかし、彼女はこうとも言っていた。
「最強の力を貴方に与える代償として、同時に強烈な呪いも付与しました」
その呪いとは「有名になると死んでしまう呪い」だった。
なんでそんな呪い掛けるんだよ!……と、心の底から血の涙を流しつつ、能力は高いのに冒険者ランクを上げて有名になると死が待つと言う、アホみたいな生活を始めて行くのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-24 06:50:41
292947文字
会話率:21%
この世界は、お宝で満ち溢れている!
ある者は、財宝の地図を頼りに宝を探し出し、億万もの富を手にし……。
またある者は、世界の端から端まで駆け回る事で、貴重なレア素材を入手した者もいる。
世界には、まだまだ未知の領域が存在し……そし
て、まだ見ぬ財宝は人知れず眠っているのだ。
しかし、危険もまた大きく存在している!
ある者は、出口のない無限回廊に閉じ込められ、永久に脱出する事が出来なくなった者もいる。
またある者は、凶悪なモンスターの前に破れ去り、ダンジョンの中に存在する屍として背景の一つになった者もいる。
世界の中に存在する神秘……そこに到達するまでに立ちはだかるだろう障害は、決して生易しい代物ではなかった。
だが、如何にハイリスクな障害を知っていようとも……その先にあるハイリターンな財宝を手にしようと、一攫千金を夢見るデンジャラスな精神の持ち主はいるのだ。
……果たして。
そこに存在するだろう幾万とも幾億とも値打ちが付くだろう巨万の富を勝ち得る為に、命知らずの狂ったダンジョンスレイヤー達が、一攫千金を夢見て今日も悪戦苦闘のドラマを紡ぎ続ける。
この世界に生きる者達は、そんな命知らずの狂ったダンジョンスレイヤー達を、呆れと嘲笑を含めつつも……何処か羨望の念を持ってこう呼んだ。
トレジャーハンターと。
今回は、このトレジャーハンターをやっている二人が主人公のお話。
フリーのトレジャーハンターのみかんは、相棒のういういと一緒に、時価五千万マール(Ⅰマール≒Ⅰ円)もの価値のある財宝を求めてクエストを攻略していたのだが………。
突然現れた伝承の道化師と呼ばれる謎の存在によって、状況は一転して行く。
ここから始まる冒険ファンタジーです。
【補足】
三つの本編から、一つの大きな物語を構築して行く三位一体小説の二番目です。
二番目ではあるのですが、根本的に何処からでも読める内容になっているので、ここから読んでも問題ないです。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-28 20:00:00
2374164文字
会話率:26%
大陸『ゼルシア』成立の神話に良く似た夢を繰り返し見続けるアレン。
その夢は現在までに伝えられているものとは少し違っていてて…………
ゼルシア成立の歴史と謎を解き明かす王道魔法ハイファンタジー
最終更新:2023-10-22 19:11:42
23076文字
会話率:36%
異世界に飛んだ。そんなことが有った。そう言ってしまえばただそれだけな話であるのは、今私がここにはいないから。今更どこの誰に声を掛けようと、誰も何も驚くことなど無いのである。そう。私はカメラである。
ストーリーテラーの人物は、得てして私を陥
れようとしてくるものであり、この場合のそれは主人公ではないところの私である。
今更ストーリーテラーとして紹介されたところの奇妙な少女は私を家や家具に変えて、それを見せようとしてくるだろう。しかし最後には「外された窓のあったところ」などという不条理を言い渡し、私を消すことを企んでいるに違いない。
ほら、もう彼女を好きになりつつある。
どうして小説には大概人間が登場するのだろうか。私は思い出したのだ。これは、そう。私がギリギリ人間であった頃の……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 19:40:13
5646文字
会話率:12%
<異世界召喚に巻き込まれて得た俺の特殊能力が恋人消失【ヒロインズロスト】だったことで、恋人たちが次々と不幸な死に見舞われてしまう>
重杉愛訝【アイガ】は恋愛体質で、常に誰かを愛さずにはいられない。幼馴染や前恋人とも連絡を取り合う関係が
続いている。現恋人、和田紗愛【サナ】との遊園地デートの帰り、信号待ちに居合わせた四人の高校生たちが突然騒ぎ出し、辺りを謎の白い光が包み込む。次の瞬間、愛訝【アイガ】たち六人は見知らぬ場所に立っていた。そこはまるで、剣と魔法で魔物と戦う……異世界ファンタジーのようだった。
異世界召喚に巻き込まれた愛訝【アイガ】と紗愛【サナ】。戸惑う彼らの前に現れた王家に仕えるという神父から説明を受けることになる。召喚された高校生、雪野勇【イサム】、霧賀武忠【タケタダ】、涼文堂舞【マイ】、兼植美菜【ミーナ】の四人は、召喚時に得た特殊能力を使ってダンジョンを攻略し、魔物を生み出す魔王の討伐を目指すことになった。
一方、神父の申し出を断った愛訝【アイガ】たちは城下町での生活を始める。慣れない環境での暮らしは大変なものだったが、愛訝【アイガ】はひとりではない。最愛の恋人、紗愛【サナ】との異世界生活だ。ようやく見つかった仕事。町の人たちとの交流。聞こえてくる高校生たちの活躍。いつか二人で元の世界へと帰ることを夢見ながら、異世界でのイチャラブ生活が幕を開けた……はずだった。
――紗愛【サナ】が死んだ。自殺だった。彼女は自ら命を絶つような女性ではなかったと悲しみに暮れる愛訝【アイガ】は、その死の原因が自分にあったのかもしれないと塞ぎ込むようになる。しかし、その無為な日々を自身の恋愛体質が蝕むように新たに恋が芽生え始める。異世界を一人で生き抜いてはいけないのだという言い訳だけを残し、次の恋が成就していく。
そして、愛訝【アイガ】に再び不幸が訪れる。その恋人も強盗によって命を奪われてしまう。成す術もなく失われていく恋人たちの命。そして愛訝【アイガ】は思い出す。この世界へ招かれた際に得た特殊能力があったことに。恋人消失【ヒロインズロスト】。その呪われた力と恋愛体質に翻弄されていく愛訝【アイガ】。これは剣と魔法で魔物と戦う冒険の物語ではない。異世界召喚の特典で得た自らの特殊能力に抗い、戦う男の物語だ。
※この作品は「カクヨム」さんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 00:00:00
1132123文字
会話率:80%
あの時、彼女が見ていた空は、僕が見ていた空と同じ空だったのだろうか……
35歳の蒼太は、妻が眠る病室で、十五年前の不思議な出来事を思い出す。
ーー十五年前 ーー
突然、蒼太の携帯に、謎の女性から電話がかかってきた。しかし彼女には記憶がなく、自分が何者かさえわからないと言う。
ただ、大きな月が見える見知らぬ森で、ひとりでいるということだけがわかった。
連絡があるごとに蒼太は、彼女に逢いたいという想いが募っていく。
ある日、蒼太は、自分が大きな月の見える森で彼女を捜す夢を見る。しかしそれは、夢というにはあまりにも生々しく、蒼太には現実であるかのように思えた。
果たして、大きな月が見える森は実在するのか? 蒼太は、彼女に逢うことができるのか?
そして、彼女は何者なのか?
蒼太と、彼が『ハルカ』と名づけた彼女との切ない物語が始まる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 22:47:55
52263文字
会話率:43%
「ち、遅刻っ、遅刻ぅっ……!」
カミラ・ローランド子爵令嬢は、朝食のパンを咥えて、爆速で登校していた。
空を。生まれ持った規格外の魔力と魔術の才能を全力で無駄遣いしながら。貧乏ゆえに。
「すみません、うっかりして? 立てるかな?」
そ
うしてある日、曲がり角で絶世の美形に、撃ち落とされた。
「うっかり? 翼竜系の魔物を撃ち落とすための魔力撹乱魔法を、私が曲がる角度まで計算された完璧な位置に、うっかり?」
粉々に吹っ飛ばそうか、と考え始めたカミラに、謎の美形は告げる。
「カミラ・ローランド子爵令嬢。私と結婚してくれないか?」
すったもんだの末に我に帰れば、求婚してきた美形の正体は第三王子エイベルであり、しかもカミラに夢中。それはもう、遠足の前日並みに眠りを妨げられるくらいには、カミラ以外見えていない。しかし、肝心なカミラと言えば、限界髪フェチな友人と大騒ぎした挙句、
「私が殿下をお慕い申し上げているかというお話ですが」
「うん」
「わ、私、別にその殿下のお髪に興味があるわけではないのです!」
「…………うん?」
年齢イコール好きとかよく分からない歴な恋愛観、そして類まれな魔術の才能を持って爆走するカミラを、これまた壊滅的な女性を口説く技術とカミラへの重すぎる恋心を持って追い回す、第三王子のお話。
常識人不在、ツッコミ途中退場な、何でもあり勢い重視のすれ違い暴走ラブコメディです。頭を空っぽにしてお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 22:25:04
20219文字
会話率:61%
神が創造した乗り物『デントレイン』‼︎
デントレインは、神の力を動力とし、光の線路を敷いて、大地、海、空……星中を走ることができる‼︎
デントレインに乗って星中をめぐり、戦い、夢を叶える者たちを『デントラー』と呼ばれていた‼︎
若き冒
険者ジャルベルが処刑される時残した謎の言葉‼︎真実を知る者が現れる、と‼︎
運命に選ばれし者たちが今、真実を求めるために集う‼︎
王道冒険ファンタジー、堂々連載開始‼︎
『評価』『ブックマーク』などよろしくお願いします。
プロの作家を目指して創作活動をしています。仕事のご依頼お待ちしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 17:58:59
36701文字
会話率:60%
現代日本の山中に校舎が建っていた。そこに通う学生は田舎であるにも関わらず、全国的にも優秀な成績を収める者から不良まで、十人十色な特色を持っている。その中でも特殊なのは生徒会。教師よりも全校生徒を統率している絶対的な権力を持つ彼らのトップに立
つ生徒会長には謎が多かった。そんな彼に目をつけられた天野霳太郎は、生徒会といがみながらある現象に巻き込まれていく。それは、雷が学校近くに直撃し、そのあと必ずその付近にいたものは行方不明になるという神隠しとも言える現象だった。
リュウタロウの友人すらも巻き込まれて、とうとう彼らによる神隠しの謎解きが始まる。しかし、リュウタロウ自身も神隠しに巻き込まれるとは夢にも思っていなかった。最後に見たのは雷の光であり、目が醒めると西洋風の四柱に囲まれた大理石の空間だった。
面倒臭がりで基本無関心な主人公リュウタロウと、個性的すぎる周りの織りなす異世界転移ファンタジー!地球でも異世界でも邪険に扱われ、自由にいきれるのかと思いきや、急に神がドヤって来るわ、城から追い出されて嵌められるわ、難題ふっかけられるわ!命狙われまくりのリュウは生き残れるのか!時折謎解きと入れていこうと思います。(初心者なので簡単すぎる部分に関しては悪しからず……)
今まで更新がかなり遅れ&不定期で申し訳ないのですが、シリアス時々コメディー的なノリで少し抜かれれば良いかなーと思っております。途中からグロ注意ですよ!気になったらチラッと寄って行ってくれたら嬉しいです!よろしくお願いします!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-18 09:00:13
209188文字
会話率:24%