類まれな暴力性と人心掌握術を武器に、極道社会で頭角をあらわした1人の男。
金の匂いを嗅ぎつけては神出鬼没に暗躍し、あらゆる利権を貪り食らい、富と力を蓄えていく。その姿を人々に「カラス」と渾名され、忌み嫌われるも、なり上がることを決して止め
なかった。
すべては、幸せになるために。
しかし、手段を選ばぬ立身出世の果てに待っていたのは理想とは程遠く、あまりにも虚しい末路であった。
いったい彼は、どこで道を間違えたのか?
仁義、欲望、裏切り、謀略が渦巻く極道社会の不条理を描いた哀愁のヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:00:00
3234063文字
会話率:53%
新学期早々クラスでの立ち回りに失敗して孤立しがちだった橘明日香は、同じく周囲から遠ざけられていた春日部こだまとふとしたきっかけで親しくなる。
怜悧な美貌に似合わぬあどけない笑顔に惹かれた明日香は、こだまに想い人がいる事を知りながら恋心を抱く
。
ゴールデンウィークの連休を利用してその恋敵と初顔合わせという運びになった明日香は、こだまが恋人と出会うきっかけの思い出話を聞きながら、自分こそが彼女の隣に立つにふさわしい、と熱意を秘めてまだ見ぬ恋敵への戦意を募らせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 16:20:20
8987文字
会話率:54%
……こんなはずじゃなかったのに。
ただ普通に、幸せでいたかっただけ。
⭐︎
恋愛体質の鈴木太陽(25)は、マッチングアプリで、ついに運命と思われる相手に出会う。
可愛くて楽しい篠崎風香(23)はまさしく彼の理想の相手だった。
しかし、
最初は愛おしく感じた彼女のヤキモチや気持ちの重さがどんどん窮屈になっていく。
別れを意識し始めたときにはもう手遅れで、彼女は壊れていた。
⭐︎
太陽の上司、上月沙耶(27)には付き合って5年の彼氏、佐久間凌(30)がいる。
二人の関係は悪くないのだが、プロポーズする気配が全くない様子の彼にうんざりしていた。
思い通りに動いてくれない彼氏に対して、期待と絶望を繰り返している中、同期の榊原夏樹(27)と寝てしまう……。
夏樹こそが結婚相手にふさわしいのではないかと考え始め、だんだん夏樹に依存していく。
⭐︎
榊原夏樹(27)は同期の上月沙耶に、入社時からずっと片思いをしていた。
ある日、なかなか結婚を切り出してくれない彼氏への愚痴から飲みすぎた沙耶を自宅に連れて帰り、寝てしまう。
セフレ関係がスタートした二人。
複雑ながらも嬉しく思う夏樹だったが、だんだん沙耶の様子がおかしくなっていき……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 08:24:52
32977文字
会話率:35%
LEGEND of STAR NIGHT
それは星空の祝福のもと生まれたある少年とほこらに封印されていた謎の少女のお話。
少年と少女は様々な困難や理不尽に立ち向かい、様々な思惑に巻き込まれながらも、
二人の間に交わした約束を果たすためにそ
の歩を止めない。
その二人が行き着く、ゴールは―――少女の故郷はどこにあるのだろうか。
いつか、きっと見つかるさ。
おれが、必ず、連れていくよ。
約束だよ!
お待たせしました。
旧LEGEND of STAR NIGHTのシナリオを作り直し、投稿します。元松茶のILLVELGです!
リアルの方で結構忙しい+文章量が非常に多いため、更新頻度が非常に少なく、次のお話まで大変お待たせすることになります!
気長に楽しんでいただければと思います!
よろしくお願いいたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 06:00:00
532349文字
会話率:37%
かつて千年前、世界は滅亡の危機に貧していた。
突如として現れた黒い機巧兵の軍隊。
それらが人々を蹂躙し始めた。
人々は抵抗する。
≪光の騎士団≫と≪闇の王≫
その戦いは千年前終結した。
≪闇の王≫が敗北し、死に絶えたことで。
世界は平和とな
った。
それから千年後。
少年と少女の交わしたたった一つの約束―――光輝く満天の星空の下で交わした約束がもたらした物語。
それは、やがて世界をも巻き込んだ物語へと変わり、数多の人々との出会いをもたらす。
千年前の確執が、時を越えて
今、東暦九〇一〇年。
ここに蘇る―――。
※不定期更新となっています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 08:23:15
254844文字
会話率:27%
日本に住む平凡な新卒就活生”常田普太郎”平均的身長に、平均的学力。平凡な容姿に、平凡な出自。平凡を代表する存在のような彼は、特別な出来事、特別な物、特別な人、特別と名の付く全てを嫌っていた。
その上彼は、現代社会の凡人を嫌う習慣。それを最も
忌わしく思っていた。凡人であり、平凡を愛す彼にとって、その社会の実情は許容できなかった。
そして彼は誓う。世界を変えると。
だが彼は不運にも、その命を枯らした。体内に潜んだがんという細胞によって。そして次に目を開く時、それは黄泉の国ではなく、異世界だった。
彼は再度決意した。自分に与えられた二度目の命。二度目の人生。今回こそは、凡人が自由に、そして苦しむことのない世界を創ると。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 02:34:41
17497文字
会話率:25%
ツモリトオルが目を覚ますと、そこは墓地のような場所だった。幼少期から霊感が強く、様々な怪奇現象に巻き込まれてきたが、今回は異空間に迷い込んだらしい。
墓地の中を歩いていると耳元で老人の声が聞こえ、エルラムと名乗る幽霊が現れた。エルラムはトオ
ルに盟友契約を交わし、二人は一緒に行動することに。
墓地を出発して1時間ほど歩いてレグルスの街に到着したトオル達は、街の大門で警備兵に持ち物を調べられた際、ノートパソコンが見つかり怪しまれる。そこでエルラムが兵士に憑依し、トオルがノートパソコンを渡すことで街の中へ入ることに成功する。
大通りに並ぶ露店を見て、空腹だけどトオルは通貨を持っていない。するとエルラムが店主に憑依して串肉を手渡してくれた。その肉を食べ終わって歩き始めると、冒険者のリアが現れ、彼女は幽霊を使って露天商の心を操ったと叱責する。トオルとリアが騒いでいると、大勢の人が集まってきたので、二人は路地を走り抜けて空き地へと逃げ延びた。
そこでトオルはこの異世界に突然転移したことを話し、リアはそれがダンジョンの中にある転移トラップのせいではないかと推測を話す。そして異世界で生活するなら冒険者になることを勧める。だけどトオルは戦闘経験がない。
すると幽霊のエルラムが自分も協力すると言いだして空中に火炎魔法を披露した。しかし、その威力は期待外れで、それを見た少女は笑い転げる。
それに怒ったエルラムは強引にリアの身体に憑依し、彼女の体を無理矢理に操る。魔力を吸い取られたリアは疲れ果てて地面に倒れ込み、責任を取るようトオルに迫り、金貨5000枚の補償を要求する。そこで借金返済のためにトオルは冒険者となる決意を固め、リアと共に冒険者ギルドへ向かうのだった。
《この物語は、霊感持ち冒険者トオルが幽霊達と騒ぎながら異世界を無双する物語です》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 22:32:22
100460文字
会話率:32%
「君の妹と婚約をし直そうかな。君との婚約を……破棄、して」
「承ります」
「えっ?」
男爵令嬢メアリーの婚約者は、公爵家のギルバート。
家格の釣り合わない婚約の中で、「未来の公爵夫人にふさわしくあれ」と行動を抑圧され続けていた。
そして
ある時、妹エミリーの言葉に影響されたギルバートが婚約破棄を口にする。
メアリーは迷うことなく、それを受け入れた。
――それから二年。
婚約者の束縛から解放されたメアリーは、隣国で新たな目標と夢を見つけ、自由な日々を送っていた。
しかし、なぜかギルバートとの婚約は、いまだ正式に破棄されていなくて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 21:14:30
8093文字
会話率:37%
才能や美貌に恵まれすぎた主人公千晴は、この世界に飽き飽きしていた所に、女神様のいる空間に偶然迷い込む。
その時、女神に一目惚れしてしまった千晴は、神と添い遂げるためには神格を得て神、もしくは準神、現人神になり、女神に相応しい存在になる必要が
あるという。
…元々、女神は千晴が神へと至ることが出来るとは思ってはいなかったが、千晴の事は大変好ましく思っており、もし万が一にも神格を得ることが出来たなら、本当に添い遂げてあげようと思っていた。
…一方、千晴はその有り余る才能をフル活用して、神へと至らんとする。
…初めて、苦労し、思うように中々行かない事に、千晴は初めて"ワクワク"していた。
何でも簡単にこなせてしまっていた私にも、容易にはできない事があったのだ、と。
そうして、修行の果てにその神ですらありえない程の潜在能力を"半分ほど"引き出して神に当たった千晴は、女神と再会し、言葉を交わした後に"まだまだ女神にふさわしくない"
と、神格をさらにあげるために異世界へと旅立っていくのであった。
…チート無自覚女神による、異世界冒険譚、ここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 20:42:56
3584文字
会話率:5%
剣と魔法と魔物が溢れるノストラ大陸。その大国の一つであるハルペリア王国。
増えていく集落や盗賊・魔物らに国の対応は間に合わず、冒険者達の活動が活発になっていった。
ハルペリアの中でも比較的大きめの宿であるいるか亭。そこに向かう、青い縁
に白地の鎧を着た青年がいた。
およそその場に似つかわしくない鎧を着た、どこにでもいる、だけどどこにでもいない、そんな冒険者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 10:13:04
25390文字
会話率:50%
新しい高校生活が始まり、桐生祐斗は周囲と無関心に過ごしていた。クールで無口な性格が災いして、友達もほとんどできない日々。そんな彼の目に、同じクラスの涼宮紗耶が映る。彼女もまた冷徹で無表情。誰とも関わらず、ひとりでいることを好むタイプだ。
最初は無関心だった二人が、ふとしたきっかけで接点を持つようになる。冷たい言葉を交わしながらも、どこかでお互いを意識してしまう――。
素直になれない二人が、心の奥底で抱える思いに気づく瞬間が訪れる。けれど、素直になれない自分に葛藤し、時には距離を置いてしまうことも。しかし、その中で見えてくるお互いの弱さや優しさに、次第に心は引き寄せられていく。
冷徹な二人の心が、少しずつ溶け合っていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 09:36:43
12262文字
会話率:49%
ある日、赤竜は「人間の魔法使い」に出会った。
普通人間はドラゴンを恐れるが、この人間はドラゴンに臆することは無かった。むしろ会話を積極的に楽むような変わった人間だったが、人間と言葉を交わしたいと思う赤竜にとっては好都合だった。
「俺も人間に
生まれていれば、退屈しなかったかもしれないな。」
「人間になりたいなら、人間に転生してみるかい?」
会話をしていく中で、赤竜は『人間に転生する魔法』を教わった。
時が経ち、『人間に転生する魔法』を使う機会を得た赤竜はこの魔法を使い、人間に転生した。
これは人間とドラゴン、そして魔法という概念が存在する世界で、人間に転生した赤竜が様々な人と接しながら、この世界の秘密や「人間の魔法使い」の目的を明らかにしていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 01:13:29
251326文字
会話率:70%
『異世界転生』昨今のファンタジー小説では聞き慣れた単語であり、異世界転生してみたいなーなんてこの手のジャンルが好きな者は一度や二度は考えた事もあるだろう。
多くの物語は現実とは違う剣と魔法の世界で好きなように生きていくことになるが、この
物語の主人公は自らの意思とは関係なく異世界転生させられ得た新たな肉体はなんと──『ゴブリン』であった。
数多くの物語において、穢らわしい生き物として描かれるゴブリンはこの世界でも同じでありゆっくりとだが、確実に精神を擦り減らしていく中、彼はとある聖女と出会い救われる。
ゴブリンの巣穴から彼女を逃がそうと決めた時、理不尽に始まったもう一つの人生が動き始める。
これは最悪の転生をした一匹のゴブリンがヒーローへと至る物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 23:11:29
166329文字
会話率:48%
主人公優里亜の音大時代に起きた話し。
ある夜、「しょた」を名乗る男と同居生活をすることになり、最初は彼を煩わしく思っていたが、段々彼に心を開いて行くと共に、他には変えられない妙な程の(友情とも恋とも違う)安心感を感じるようになる。
彼は何故
優里亜の前に現れたのか。
何の目的で優里亜と共に暮らし始めたのか。
そもそも彼は一体誰なのか。
作風は、未来の優里亜が当時を回想する形を取った一人称小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 16:03:12
43088文字
会話率:54%
子爵令嬢に異世界転生。氷のような貴族として知られるローランド侯爵のもとに嫁ぐことになってしまった。主人公は、前世の料理技術を使って、侯爵と心を通わせていく。
最終更新:2025-01-30 13:51:40
2306文字
会話率:13%
自らの忌まわしき因果に立ち向かうため旅に出た、元傭兵の少年剣士リーフ。彼はある導きによって、ヴィジーニエという街に辿り着く。そこはイメージを現実にする力——「霊力」で高度に発展した文明都市であった。
これまでの常識を覆す異文化社会に翻弄
されるリーフ。しかし彼は身分を偽装し、街一番の教育機関——『大樹の揺籠』への潜入を果たす。そこで様々な人々と交流しながら、リーフは自分の「過去」を追った。しかし、その先に待ち受けていたのは、街を巻き込むほど大きな「宿業」であった。
——世界の不条理に立ち向かう者たちを描く、正統派SFファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 13:22:51
321881文字
会話率:58%
あるところに双子の少女がいた。
二人は水色の長い髪に金色の瞳。見た目はそっくりだったけど妹のユリアには神の祝福と呼ばれる不思議な力があった。
その力に見惚れた王子に見初められたユリアは上手くまるめこまれて連れてかれた。
姉のラナは夢で見た
泣きじゃくるユリアの姿に妹を取り戻すことを決意する。
ようやく城に忍び込めたラナはそこで変わり果てた妹の姿に驚愕し、国を出ようとユリアを連れ出す。
逃走中にとある旅芸人の人たちが隣の国に行くというので乗せてもらう。
ユリアが居なくなったことで、王子は怒り少女たちを追うことを決めた。
逃げる少女たちと追う王子たち。
王子はユリアの不思議な力を取り込んで王族の力を増やす算段だったのに逃げられてかなり苛立っていた。
一番疑わしいラナのところに行くが、とうの昔にもぬけの殻だったためにラナを指名手配するも目撃情報は全くと言っていい程得られなかった。
その最中に王子の妹の少女は崖から転落し大ケガをしたために城に戻るはめになった。
王子はなんとしてもラナに惨めな死をと躍起になって二人を探す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 12:02:05
262498文字
会話率:30%
【悪夢に魘される人をほっとけない少女】と【その少女をほっとけない少女】の話。
春。新学期が始まって一週間ほど過ぎた頃。お嬢様学校【夕霞女子学院】中等部三年【伊欲櫂凪《いよくかいな》】は、校舎入口で不思議な少女に出会った。他校生らしき制服
で、敷地案内を見つめて立ったまま眠る少女。櫂凪は遅刻間際ながら無視できず、声をかける。
少女の名は、【舟渡鳴子《ふなとなるこ》】。突発的に眠ってしまう体質で、職員室の場所を探しているうちに眠ってしまっていた。制服が違うのに夕霞に居る理由は、転校生だから。なんと、櫂凪と同じクラスだと言う。それだけではなく、夕霞には珍しい庶民であるところも大体同じで、寄宿舎の部屋も同室。
そうして、二人の関係は始まった。
冷めた性格で他人に興味が無い櫂凪と、朗らかで誰ともフレンドリーな鳴子。近くも遠くも無いそこそこの距離感で過ごしていた二人だったが、ある日を境に関係が大きく変わる。魘される櫂凪の悪夢に、鳴子が現れたのだ。
夢での出来事をきっかけに、櫂凪は鳴子の【特別な活動】を手伝うことに決め、以降二人は悪夢に魘される人を助けるため、夢の世界へと漕ぎ出すようになった。
陸上部のエース、大人しいクラスメイト、学校中の憧れの的……。一見して順風満帆の夕霞の人々も本当は、淀み乱れた夢に苦しんでいた。櫂凪が【姉妹《あねいもと》の契り】を交わした、才色兼備のお姉様であっても……。
悪夢に触れていく中で、櫂凪は鳴子の【悩み】を知る。
※カクヨム殿と同時投稿です。
※全体の1/3くらいになったので、7話くらいポツポツ投稿します。以降はまとまりごとに投稿予定ですが、後半の展開次第で投稿済みでも若干修正するかもしれません。
※よくある設定のシンプルなお話になると思います。
※全てが同じ制度の学校は存在しません
※百合です。たぶん。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 15:10:00
189871文字
会話率:56%
「ファントムよ。忌み嫌われし魔眼を持つお前は英雄にふさわしくない。金はくれてやるからどこなりと出ていくがいい」
魔王を倒しパーティーメンバーたちと王都に凱旋しするも、魔眼という忌み嫌われる力を持っていたためすべての功績を奪われ追放を言い
渡されてしまう。
「待ってくれ……パーティーメンバーも追放には賛成しているのか?」
「当たり前だろう。証拠もある」
つらい旅を共にして、仲良くしていたはずのみんなも彼の追放には賛成していたという証拠を突きつけられ失意のまま国を出ることに……
そして、一年後……うだつの上がらない中堅冒険者としてスローライフをしていたファントムはとある少女が追放されている場面に出くわす。
つらそうな彼女を見て、昔を思い出した彼は優しく声をかけて助け、新しい冒険がはじまる……と思いきや、元パーティーメンバーたちが必死の形相で主人公をさがしにくるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 12:10:00
181222文字
会話率:55%
「バグのなくなった世界にあなたは不要よ!! あなたをこの世界から追放させてもらうわ」
世界の穢れであるバグをたった一人で浄化していたクリアーは、ある日、我儘メスガキ女神のヘラから解雇を宣告されてしまう。
「俺をクビってマジで言っ
てます?」
「ええ、あんたなんていなくても大丈夫ですもの。汚らわしいバグを持っているあんたはこの完璧な世界には不要なの!! そもそもここ最近はバグなんて発生していないじゃないの!!」
「それは俺が事前にバグを浄化していたから、大事になっていないだけでですね……」
「うるさい!!そうやって、仕事をしているふりをしているだけだってノイズも言っていたもの!! 早く異世界に堕ちなさい!!」
「にぎゃぁぁぁーーー」
説得もむなしく異世界に追放されたクリアーを待っていたのは、空は曇っており、草木は枯れている前の世界とは違いバグに侵されまくった世界だったのだ。
そんな世界で彼は……
「うおおおおお!! バグだらけだぁぁ!! バグ選び放題じゃん。最高かよ!!」
歓喜の声を上げる。元々バグが好きのクリアーからしたらこの世界は最高の場所だったのだ。そして、彼が石化バグに侵された異世界の女神と出会いそのバグを浄化し解放することによって物語ははじまることになる。
新たな人生を楽しみながら彼はふと思う。元の世界を追放されたけど、俺が居なかったら放置されている無限増殖バグの対処ってどうするのかな?
一方、クリアーを追放したヘラたちは彼の忠告通り世界に広がっていくバグによって自然が破壊されたり、魔物が凶暴化したりと色々な災難に巻き込まれていくのだった。
これは元の世界を追放された一人の少年が、自由を得たことによって、女神と共に新しい世界を楽しみながら救済する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 12:02:37
39742文字
会話率:54%
わしや。糞土方や。
なんやかんやで周りを巻き込んでいくどかちゃん。
異世界転移して無双するお話です。
最終更新:2025-01-29 00:00:00
119387文字
会話率:65%
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛の予定です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品はアルファポリスでも公開します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 21:00:00
29643文字
会話率:17%