大阪中ノ島の美術学校を卒業した青井津根は故郷の徳島には帰らず自分が描きたい絵画とは何かという課題と向き合いながら母の形見の三面鏡に語り掛ける日々を小さな木造のアパートで過ごしていた。しかし自分の絵画がなかなか見つからず、やがて孤独感を強め
ていった。そんなある日彼は街である女性に会った。彼女は財閥令嬢であり、津根は一目見て彼女が美しい女性であると分かった。その晩、彼は自室に籠り自画像を描こうと三面鏡を開くと、そこに街で出会ったあの美しい女性が映っているのを見た。驚いて三面鏡を閉じた津根の心はその日から狂いだし、そしてのぞき見するという不道徳と煩悶しながら、ついに彼は自分が描きたい作品とは何かという命題を見つけ、それを作品にする。そしてその作品が出来上がった時、彼は彼女を訪れ彼女をのぞき見したことを謝罪するが、それが叶わないことになっていることを知る。この作品はそんな孤独な画家の心の内を見つめる小説である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 10:03:39
13172文字
会話率:2%
わたしは、お父さんと一緒に町からずっと離れた山の中で暮らしています。いまのお父さんは、わたしの本当のお父さんではありません。わたしが本当の親に捨てられて泣いていたときに、拾って、それからずっと育ててくれているのです。わたしはそのことにとて
も感謝しています。このまえお父さんにありがとうと言ったら、そっぽを向いて、ただの気まぐれだから気にするな、と答えました。こっそり回り込んで顔をのぞき込むと、お父さんは、はにかんだように笑っていました。これからするのは、そんなかわいいお父さんと、わたしが初めて一緒にお出かけしたときのお話です。あ、このお話はお父さん視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-08 10:16:57
1668文字
会話率:0%
むかしむかしあるところに、うそつきな鏡がありました。しかし、うそつきな鏡はのぞきこむ人に「うそ」を映してみせるので、持ち主はみな鏡を嫌いになってしまいました。冬の童話祭2016参加作品です。
最終更新:2015-12-15 02:26:16
3159文字
会話率:62%
窃視(せっし)とは、他人が隠しているものを盗み見ること。のぞきと呼ばれることも多い(Wikipediaより)
「窃視」/「差簿楊」の小説 [pixiv] http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=594
4590折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-20 23:13:39
1601文字
会話率:8%
ミチルの通う学校の西階段の踊り場には、大きな鏡がある。
黄昏時にその鏡をのぞき込めば鏡の世界へ引きずり込まれると言う。
ある日ミチルは幼馴染のマサトとともに、噂の真相を解明しようとするが……
カクヨムさんにも掲載しています。
最終更新:2015-08-06 12:53:17
8330文字
会話率:35%
近い将来に訪れる、出会いと、別れを。
とどめておくのは、記憶か、記録か。
最終更新:2015-02-18 01:32:51
224文字
会話率:0%
取りあえず、この世にたった一人だけいる神様は、何となく気まぐれであした世界を滅ぼしちゃおうかなぁ~、なんて気分になっていました。ちなみにこの神様は女性で、永遠の二十八歳、独身。
でも、それは気まぐれの思いつき。
「でもでも、そう決めちゃ
ったんだもん。もう人間とかどーぶつとかしょくぶつに予告状とか出しちゃったわよ!」
な感じ。やれやれですね。
ついでに、「人間は疑り深くて信じないからな〜。信じるように、今日という日を一番長い日にしちゃえ」とばかりに、日が沈まないようにしちゃったのです。天文学的にどうなってるのかは不明ですが、世界中で日が沈まなくなりました。もうむちゃくちゃですね。
こんなむちゃくちゃなことをする女神様ですが、性根はいい神様なのです。
「どーせなら、みんながあっというような終わり方がいいよね」
とか思っちゃったり〜。
でもでも、どんな終わり方だいいだろ〜、とか困ります。
困ったあげくに人類をのぞき見ると、終末検討委員会なるものが「核で滅ぶのはないだろ〜」、「大洪水はないわ〜」、「人類全員がマーダーゲームを始めるって、ベタよね〜」とかそんなたぐいのことを。
うーんうーんどうしましょ、と女神様は困ってしまうのです。
他サイトに瀬川潮♭名義で発表した、過去作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-30 09:15:31
2023文字
会話率:32%
目覚めたら、見知らぬ部屋のベッドの上で、謎の男にのぞきこまれていました……。
ちょっと特殊な趣味を持つ魔術師の青年と、記憶ぼんやりで人形にされてしまった少女のお話。
注意:童話ネタが各所に挟まってくる予定です。苦手な方はご注意下さい。
最終更新:2014-10-17 19:36:06
14027文字
会話率:42%
「この書き出し、締めいかがですか その弐」で出たお題【 鏡をのぞき込むと確かに見えるのに、振り返っても誰もいない 】で書いたなんちゃって怖い話。俺が昔体験した実話をちょっとだけ混ぜたエセホラー。
最終更新:2014-02-27 01:08:24
869文字
会話率:34%
「この書き出し/締めいかがですか その壱」で出たお題【 のぞき込んだ鏡には、見慣れない猫が映っていた 】で書いた。なんてことない話。
最終更新:2014-01-15 23:43:39
200文字
会話率:25%
「脳って本当に綺麗。きっと豆腐みたいな味よ」
「それって白質の方?灰白質の方?」
「脳神経はきっとすじばっているわね。」
「でも脳みそだと思ってじゅるじゅる味わってたら、副鼻腔炎だったら最悪よね。」
最終更新:2014-02-22 01:35:53
590文字
会話率:47%
ある日水晶玉を手渡された男、西山。その水晶玉は未来がのぞき見れる物であり、彼はその力に警戒しながらも次第に熟れながら使い込んでいく。
ところが未来は簡単に掌握できるような代物ではなく、彼は翻弄されながら己の道を切り開いていく。
最終更新:2013-07-24 18:22:51
50652文字
会話率:37%
主人公たわむとその友人。そんな彼らの日常を少しのぞき見るお話
最終更新:2012-07-22 00:11:31
6907文字
会話率:54%
祭囃子の響く中で。
ひそりひっそりのぞき見る。
それは切なな憧憬と、叶えぬ小さな小さな願い。
(ブログ掲載済)
最終更新:2011-12-28 20:15:10
953文字
会話率:0%
衣川第二飛行訓練校に通う支倉伸一はある夜、友人の柳楽亮介と共に女子寮の風呂をのぞきに行く。しかし女子寮にいる如月彩夏、羽山ありす、木佐多江、月森景らクラスメイトにあっさりと捕獲され、この件を不問にする交換条件として様々な命令を突きつけられる
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-24 23:03:13
13611文字
会話率:30%
来島カヲル、性別男、魔法のかけらもない世界で人間として成長。15年間、ごく普通の人間として生き、人間としてのモラルとアイデンティティを確立してきたつもりだったが、自分が信じきれない今日この頃。
高校の入学式を直前にひかえたある日、隻眼の祖父
の秘密の右目をうっかりのぞきこんでしまい、問答無用で異世界留学するはめに。
最強系主人公が、異世界で子育て? しながら、戦ったり戦わなかったり、嫁と一緒に自分探しの旅をする予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-05 23:02:15
34301文字
会話率:29%
八條若葉、大学生一人暮らし。忍者をいっぴき飼っています。
最終更新:2011-07-01 22:01:16
5113文字
会話率:43%
美しい王子がいた。商人が持ち込んだ不思議な鏡をのぞき込んだとき、醜くなってしまった。
最終更新:2011-04-18 08:26:29
2012文字
会話率:11%
大学三年生の航(わたる)は同じ大学に通っている希(のぞき)と付き合っている。希は精神的な不安定さを抱えており、デート中でも眠りに落ちてしまうことがある。航はそんな希の様子に不安を感じている。
ある時、航は元カノの遥(はるか)と久しぶりに
再会する。二人は公園で思い出話にふける。遥は就職活動や人間関係の悩みを打ち明ける。航は生きづらさを抱えながらも前向きに生きようとする遥に再び惹かれていく。そして、希から少しずつ遠ざかっていく。
航は地道に就職活動に励んでいる。その時、地下鉄の構内で彼女の死を知らされ、家の中でふさぎこむようになる。彼女を見捨ててしまったという罪悪感に苛まれる。
遥は航を優しく抱きしめる。「誰のせいでもない」と航を慰める。そして、航は遥の胸の中で安堵の涙を流す。(全7部)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-14 11:32:04
12603文字
会話率:69%
RPGの舞台裏をのぞきながら書く、学園物語なのだwww。
最終更新:2010-01-30 16:31:52
1216文字
会話率:4%
その日遅刻した俺は教室に新しい仲間が加わったのを知る。彼女はいつも何かを描いていた。ふと気づくと彼女は学校には来なくなっていった。気になった俺は色々と調べた。ある日俺は部活で足を壊した。結構重傷で、入院することになった俺は重大なことに気づく
。彼女が自分の向かいだったのだ。それから俺たちは仲良くなっていった。ある日彼女がいつも描いているモノを見せてくれると言った。俺は驚きながらもスケッチブックの中をのぞき込む、そこには何が?その後の二人はどうなる!?切ない恋愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-11 01:37:31
3149文字
会話率:39%