『女はひどく驚いた顔をした。きょとんと。場違いなジョークを聞いたように。
そして、笑った。ジョークの内容を理解したように。』
故郷から遠く離れた地の軍人たち。
孤立無援の島。
逃げ場も無く、仲間たちの数は減っていく。
絶望
的な戦力差。狩りを楽しむかのような、
敵指揮官である女の笑い声。
いつか救いがあると夢見て故郷を思う。
叶わぬと悟り、それは怨嗟の声に変わる。
だがその怨嗟の声さえも、
最後の一人が死んで、消える。
(※概要:
「猫」「軍人のいる島」「怨恨」「ゴスロリ」「竹槍」というキーワードが先にあって、
そこから三題噺的に連想して作った話。
架空の島の架空の戦記。)
(※重複投稿:『pixiv』に同題名、同ユーザー名で掲載済み)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-03 09:52:47
6688文字
会話率:16%
『急募! 優秀なソナーマン求む』
その広告を見たナオトは、偶然出会ったカナコに耳のよさを魅入られ、軍をクビになっていた彼は、彼女に連れられて入社試験を受けることに。
待っている間に、転倒した半裸のナナとばったり出くわす。胸のボリュームは
寂しいが、引き締まった身体に見惚れ、彼女が悲鳴を上げる前に、ナオトは見事なお辞儀をして御礼を言った。
面接と試験を受け、結果は合格。さっそく輸送船護衛の仕事のため出港する。
ナオトが受け持つ部署は水中戦闘機「頬那美」のソナー担当になる。彼の他にもナナとカナコが搭乗する。
翌朝、海賊の襲来を受ける。初の実戦で非凡な才能を見せる。しかし、それ以外は不器用であり、教育係のナナに対して、よろめき押し倒したり、胸を揉んでしまったりと、だんだん気まずくなっていく。
再び海賊が襲来してきた。その時、頬那美と同型のリントヴルムと戦闘になる。善戦するも追い込まれ、ナナとカナコがあきらめかけた時、ナオトの機転により追い返すことができた。
嬉しいハプニングとナナの小さなプライドに、さらに二人は不仲に。見かねた仲間たちが二人の仲を良くする三つの作戦を立案。それらを称して「ラブコメ王道作戦」を実行するが、すべて失敗する。
再度リントヴルムが出現。圧倒的な実力にすぐに背後を取られた。しかし、それ以上攻撃せず船長に話しがあると通信が入り、受け入れることになった。
搭乗者ユリウスにより、輸送船の積荷は違法である潜水艦の密輸と告げられ、離反を決意する。海域の混乱と必死の回避運動により脱出に成功。リントヴルムの母艦と合流を果たし今後の作戦を立てた。
ナオトとナナ、ユリウスの間で言い争いになり殴り合いまで発展。ナオトとナナは営倉に入り、互いに謝罪と対話によりようやく仲直りする。
翌朝、輸送船団へ殴りこみをかけ、情報戦で護衛船への混乱と分断を実行。さらに公的機関により臨検が行われようとした時、輸送船が大爆発。凶悪な潜水艦が放たれた。
圧倒的な力に次々と沈む味方。頬那美も損傷。絶望的な状況。ナオトの閃きにより、敵の発見に成功した頬那美は、意図を察したリンドヴルグと共に肉薄して攻撃。その船体に刃を突きたて切り裂き、多数の魚雷でついに撃沈できた。
本国へ戻るとき、ようやくナナはナオトを認めることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-30 22:56:33
108576文字
会話率:53%
突然、見知らぬ地に召喚された竜也は、絶望的な状況下を辛うじて生き残った。
しかし、記憶を失った影響で無意味な三年間を生きてしまう。
再び死を覚悟した時、ある女の手によって転機が訪れた……。
覚醒した竜也による「世界最強物語」が
ここに始動する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-28 21:00:00
8897文字
会話率:33%
もしも、一人のひとが幾つもの体をもって、永い、永い時の中を生きたなら、いったい何を考えて生きるだろうか 。
聖人のようなその体には数多の性が彼という一つの人格を冒しに掛かる。時に悪魔のような冷酷な力が宿り、時に娼婦のような淫らな感情が彼を貪
る。
彼は生かされる。目的も知らされずに何年も、何十年も、何百年も。
人は身に付ける知識や技術をもって、どう生きるだろうか。
『人生』とも呼べない絶望的な時の中でも゛愛゛を覚えてほしい。忘れないでいてほしい。
そういう゛想い゛だけで綴る、一体の人形のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-27 14:46:31
1775文字
会話率:0%
世は無常、魔王も例外ではなかった────
人間対魔族の膠着状態の最中の失墜。失われた力。参謀の思惑。財閥の光と闇。
『混沌に己の真価を見出だせ』
最終更新:2015-09-22 14:12:26
8084文字
会話率:59%
30歳、男性、資格無し、フリーター。
幼女をトラックからかばって死亡、転生者へ。
愛読ジャンルのラノベでよく見るシチュエーションだったため、すんなりと受け入れたが、転生させた張本人である女神様はドSだった。
チートで俺TUEEEE酒池肉林!
そんなものは存在しなかった。
異世界ハーレムを餌に騙されて死亡、ダンジョン経営をしても死亡。
繰り返し現代世界から転生させられる。
異世界紀行(アナザーワールドガイドブック)を作って小銭稼ぎするための計画に利用されるが、その中で人類が絶滅したはずの世界で一人の少女と出会う。
ええい、死んでばかりだが、もうどうにでもなれってんだ!
悪役令嬢の世界でも、ステータスが飛び交う世界でもどこにでも転生させやがれ!
※様々な世界へ行く予定ですが、キャラは普通の作品と同程度には続投していきたいと思っています。
※なるべく男女ともに読めるような作品にしたいです……合わなかったら申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-18 22:48:46
127768文字
会話率:30%
暁翼は絶望的に魔法の才能がなかった。魔法の世界にあこがれながら、無才。
高校入学時も部活に入るつもりはなかった。だが、東京から来たという東佳奈に<魔走部>へと誘われる。
魔走部。魔法を駆使し、いかに早くゴールにたどり着くか
という魔法走競技の部活である。
暁翼は自分の無才を理由に、断るが東佳奈は執拗に勧誘する。
仕方なく東に付き合い、魔走部へ見学へ行くが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-06 18:24:15
145383文字
会話率:38%
それはとてもとても深い森の奥、一人の少年とバケモノと。バケモノが食べた愛しい彼の味はとても絶望的な幸せの味でした。
最終更新:2015-09-01 15:21:27
1442文字
会話率:8%
【作品紹介】ざっくばらんに言ってしまうと、『幼馴染の友人が陥ってしまった真っ暗な人生を晴れやかにしてやるため、十六歳とは思えぬ超越的精神を有した青年が、極めて迂遠かつ遠大な方法論と、それぞれ特異な性質を持った美少女達の手を借りて、救済させよ
うと四苦八苦七転八倒する青春友情譚』です。
【創意工夫点】なろうならではの自由な気風を活かし、ほんのちょっと掟破りをしてみたり、随所に仕込みと仕掛けをまぶしたりしていますが、基本は骨太でキャッチー、じっくり読めるキャラクター小説を心掛けました。
【煽り】届かない友情、徐々に深まっていく謎、迷える少年少女たちの葛藤、光ある未来を夢見て紡がれる勇気の言葉、屈折に屈折を重ねて宙を舞い、それでも最後は、約された着地点へと降下していきます。
ご期待ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-11 21:07:50
159913文字
会話率:42%
どこから来た得体の知れないモノ。それは、人に寄生しクリーチャー化させる。転校生に寄生したソレに目の前で親友の恋人を惨殺され、俺は、なすすべもなく瀕死の重傷を負わされてしまう。この絶望的状況で、突然現れた一人の金髪の美少女。その姿はまるで、
どこかのお姫様のようだった。まだ幼い彼女は、俺に告げる。「死にたくなければ、私と契約しなさい」と。
こうして俺は、幼女と契約を結ぶことになり、彼女の下僕となったんだ。
(注1)現在、続編を連載中です。「異界からの王女と下僕(ナイト)の俺」
(注2)チート、ハーレム要素、不快な直接的グロ表現も含みます。
※ 暁〜小説投稿サイト〜にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-02 20:00:00
274060文字
会話率:25%
高校二年生の夏休みが終わり、柊は焦っていた。幼馴染の祭がきっかけで付き合うこととなった彼女の雪との恋路が上手く進まない。付き合って半年になるというのに、キスは愚かまともに手すら握れないのだ。彼女の雪は極度の恥ずかしがり屋であり、そして柊は絶
望的に要領の悪い小心者であった。
そんな二人がまともに会話ができるようになったのも、ひとえにマイペースを崩さず柊と雪を引っ張った祭の存在があったからである。祭が二人を一歩離れた距離から見守るようになってから、柊と雪の恋は停滞をはじめた。
柊は夏休み中に雪との甘酸っぱい思い出を作ろうと奮起するも、あえなく撃沈。沈む柊の心とは裏腹に、新学期は容赦なく幕を開けた。そんなある日、ひょんなことから祭と雪の人格が入れ替わる。
今までの苦悩はなんだったのかと思う程にあっけらかんと接してくる彼女と話一つするにも顔を赤くして視線を逸らす幼馴染の態度に翻弄される柊、どこまでいっても騒がしくマイペースを崩さない祭、事実を隠そうと一人奮闘するも空回りを続ける雪。
三人の食い違った歯車が回りだし、青春ラブコメディーが走り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-02 16:03:53
75060文字
会話率:32%
いつもと同じ日常のはずが、学園ごと異世界にワープしてしまう
しかもモンスターが徘徊し、魔法が存在する!?
友人、幼なじみを守るため本気だしちゃいますか
最終更新:2015-07-20 18:42:38
1210文字
会話率:30%
タイトル通り末期戦になんの耐性もご都合主義も存在しない絶望的な世界に希望として召喚された高校生のお話
プロットとかオチがふわふわなので無事固まったら書いていくかも
最終更新:2015-07-08 04:16:35
1162文字
会話率:0%
〈月華蝶シリーズ第三弾〉
特別な客人が滞在する。その出迎えで何処か慌ただしい月の城に、食虫花の手下である蝙蝠が忍び込んだ。絡新婦の使いである胡蝶・蚕の助力もむなしく、運悪く外へと出てきた蝶は蝙蝠に捕まってしまう。
蝙蝠は強く厄介な存在
。このままでは蝶が攫われてしまう。だが、絶望的なその状況を覆す者は現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-06 22:00:00
84676文字
会話率:19%
それは世界が「おわる」はじまりにすぎなかった。
絶望的な状況の中、希望を掴み取るために
少年たちは戦いをはじめた。
あのなんでもない日常を取り戻すために。
最終更新:2015-06-27 09:31:52
7443文字
会話率:87%
9年前、突如として東京上空より降りたった巨大機械生命体メタルは、都市を数時間と経たずに廃都に変えてしまった。幼い少年イツキは、その地で7日間を生き延びるもメタルに発見されてしまい、死の危機に直面する。その瞬間イツキが見たものは、彼を間一髪
で救ってくれた美しい白の少女と、そして人類の叡智が最後に生み出した最終兵器、装甲人型兵器――ランド・グライド――と呼ばれる7メートル級のロボットだった。
9年後、イツキは装甲人型兵器に搭乗するため最前線地区と化した東京に舞い戻り、操縦法を学ぶために帝都防衛高校へと入学する。誰ひとり正体を知らない白の少女、表舞台に姿を見せない黒の装甲人型兵器のパイロット、メタルとは一体何なのか、どこから現れたのか、何ひとつわからないまま、イツキは装甲人型兵器に搭乗し、廃都東京で絶望的な戦いへと身を投じてゆく。
※更新停止中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-26 13:57:49
273517文字
会話率:39%
魔王が復活し、絶望的なこの状態に王は、異界から世界を救ってくれる勇者を召喚しようと考えた。そこで召喚されたのは
最終更新:2015-06-23 21:20:45
2963文字
会話率:22%
ファンタジーオタクな主人公、錬人は目が覚めると見知らぬ洞窟の中にいた。
装備は何もない。一見すると絶望的な状況だが錬人は持ち前の冷静さやファンタジー知識を使って………?
最終更新:2015-06-21 20:50:34
87990文字
会話率:58%
ある日、ホークは唐突に異世界に転生した。
日々ガチャを引きカードからモンスターを召喚するゲームの様な世界でホークは何を為すのか。
特定種類のカードしか引けないという絶望的ハンデを背負いながら、一人の冒険者としてホークはあらゆる努力と転
生者的発想を積み上げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 01:13:29
9958文字
会話率:14%
高校一年生・佐上祐輔は、彼が恋心を抱く征城愛美との下校の際、隣人である先輩から奇妙な台詞を聞く。
「ひとつは、人類と私の明るい未来のため。もうひとつは、時が近づいているからよ」
異界から襲撃してくる怪物を、彼は退けることができるか。そし
て、絶望的な境遇″スペシャルワン″からの脱出は叶うのか。祐輔と仲間たちの闘いが始まる――
※ポーカーをモチーフにした召喚バトルものです。といっても、相手は異界の怪物ですので、手の読み合いはありませんが。
また、トランプの各札のモデルとなった歴史上の人物が召喚されて出てきます。登場人物、多いです。
※この作品内に記述されている歴史的事項は、あくまでこの作品内世界のものであり、現実における歴史的な事実、通説、学界における最新の研究成果とは食い違う場合があります。
※この作品は、いかなる団体及び個人、宗旨、信条をも誹謗及び中傷する意図はありません。
※この作品の初出は『ライトノベル作法研究所 長編の間』です。それを改稿したものとなります。
※5/29 『ラ研』に投稿いただいたとある方からの感想に基づき、誤字を多数修正しました。対象は1,6,7,8,9,10,12,13,14,15話です。
2016.03.06 全面改稿 文章表現の修正 第4話と第6話のタイトルを変更
2017.01.17 全面改稿 文章表現の修正 敵側の情景描写を追加 最終話のタイトルを縮減折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-30 20:00:00
172789文字
会話率:49%