そこそこの人間関係を保ってそこそこ平凡に生きてきた水瀬現(みなせうつつ)は、クラスメイトの天音黄泉(あまねよみ)が公園のトイレで自慰をしている様子を聞く。
いじめを受けている彼女となるべく関わりたくなかった現は黄泉を突き放したような態度を
取る。しかし、なぜだか次第に彼女のことが気になってしまい、ついにはみずから彼女と接触し、ついには彼女の抱えていた秘密を知ってしまう。
黄泉は『雷堂(らいどう)様』という神様の声が聞こえ、彼女は人々を救済するために雷堂様の『降臨の儀』を計画していた。そして現は、そんな彼女に流されてるまま、降臨の儀の準備を手伝うことになる。
それが、現と黄泉を引き裂く悲劇の引き金と化すとも知らず——
妖精シリーズ第3弾はオカルト路線。
一応他の妖精シリーズと繋がっている要素はありますが、時系列としては『歯車』や『箱庭』の10年以上前なので、単体でも成立するような内容になっています。
※カクヨム同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-21 07:50:44
20346文字
会話率:43%
神代の時代。世界には二つの大きな勢力が存在した。一つは、はるか空高くに浮かぶ天使の世界。一つは、地上にて広がる悪魔の世界。その二つは互いに協力関係を置き、物資の交換など、必要以上の干渉をしないようにしていた。
しかし、ある時。
物資の交
換の取引の時、一人の天使と悪魔が出会い恋に落ちた。その悪魔は地上の勢力の中でも天才的な戦闘センス、カリスマを持ち合わせた男性幹部の一人だった。天使のほうは、特にずば抜けた才能を持つわけではないが、包み込むような膨大な光の魔力の持ち主だった。しかしその生まれ持った魔力を十分に扱えなかった彼女は勢力の中では一般人に近い存在だったのだが。
そうして禁じられた恋に落ちた二人は秘密裏に出会い、やがて双子の姉妹を宿した。双子は無事に産まれ、しばらく幸せな日々が続いた。天使の血を強く受け継ぎ産まれた姉はラエル、悪魔の血を強く受け継いで産まれた妹はライアと名付けられた。二人の性格は正反対に見え、だからこそ仲良く過ごしていたのではないかと思われる。特殊な環境下に産まれた二人は強く互いを想っていた。
そんな幸せが続いたなか、突如、世界を二つに引き裂く大きな戦争が幕をあげた。その戦争のきっかけとは、突如出現した二つの魔力を持った謎の存在を察知したからである。二つの勢力のトップはこう考えた。どこかに裏切り者が存在すると。双子の親はすぐに捕らえられ、処刑されてしまった。双子は親によって今までの境遇を忘れさせ、ただの天使と悪魔として生かせるように記憶と片方の魔力封じた。双子はそれぞれ引き離され、互いに兄弟だという記憶と持っていた愛情以外の今までを消され、それぞれの地で新たな人生を歩み始めた。それから数年。二人は勢力の中でもトップに近い立ち位置となっていた。ラエルは天才的な戦闘センスとカリスマによって。ライアはずば抜けた頭脳と戦術指揮、周囲を和ませるその人柄で。そして近く、二人をきっかけに始まった戦争が、二人の衝突によって、最大の被害を生むことになる......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-19 20:02:38
6962文字
会話率:59%
獣は叫ぶ 引き裂くように
最終更新:2019-07-19 21:01:20
201文字
会話率:0%
いつまでも一緒にいると思っていた。
「結婚しよう」
そう幼い頃に約束したから。
それでも時間は残酷に私達を引き裂く。
「忘れないでね」
これは私が彼にかけた呪いの言葉。
最終更新:2019-07-18 05:48:24
6538文字
会話率:30%
この人となら自分は幸せになれる。そう思える人に出会った。一途な思いを持ちながらも運命は二人を引き裂く。脱け殻になった主人公、森一馬がどのような人生を送り、最終的にたどり着く境地とは
最終更新:2019-04-23 15:12:43
913文字
会話率:35%
一章
サークル『非科学現象証明委員会』に所属する久守詠歌は大学一年の冬、紅いオーロラを目撃する。
北欧神話で語られる戦乙女の鎧の煌きとされるオーロラを調査する最中、彼に訪れる月下の出会い。
吸血戦姫と呼ばれた少女、アイリスに己の勇士と認定さ
れ、それを否定する詠歌を襲う猫の影、アイリスを追う神話の勇者。
詠歌たちは北欧神話と対攻神話の争いに巻き込まれていく。
二章
アイリスとの出会いから一週間。平穏を取り戻したかに見えた詠歌たちの前に『教団』から送り込まれた審問官が姿を現し、アイネは詠歌たちの前から去っていった。
さらに襲い来る首なし騎士にアイリスは敗北し、詠歌までもが奪われてしまう。
彩華の、そして自分の意思で詠歌は日常を取り戻す為に。アイリスは自らの敗北を雪ぎ、己の勇士を取り戻す為に。彼らは再び対攻神話へと挑む。
三章
アイリスの提案により、聖剣の鞘の製作の為、とある街を訪れる事になった詠歌とアイリス。
しかしその街は詠歌にとって忘れられない場所でもあった。
詠歌と同じ過去を持つという女性と彼女に味方する男に告げられた真実は吸血戦姫と勇士の仲を引き裂く。
そして邪神の降臨が迫る中、詠歌は決断する。
齎されるのは決別か、それとも決着か。
三章まで完結しました。現在四章書き溜め中。
※本作品は『カクヨム』にも投稿を行っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-23 20:00:00
329786文字
会話率:48%
「ぼく」はピンクのトカレフをかまえた。今できるのは「ぼく」しかいない。ーそれぞれ鬱屈した気持ちを抱えた少年たちは、町にやってきた落ち目の新興宗教に対して「戦争」を仕掛けた。徐々にエスカレートする「戦争」は少年たちを引き裂く……。
最終更新:2018-12-05 16:46:31
17554文字
会話率:23%
中学の時に両親が亡くなって以来、双子の兄弟は二人で生きていた。
兄は定時制の高校に行き、昼間に仕事をして弟の学費を稼いでいた。
弟は兄にいつか恩返しをするために、専門高校を選んだ。
二人には愛情しかなかった。その愛情が、ある日兄弟をバラバラ
に引き裂く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-01 21:00:00
201文字
会話率:46%
親の顔は知らない。生まれたときから一人だったから。
孤児の少年ジンは毎日料理屋の雑用をこなしながら、引き換えにまかない料理を出してもらって毎日を食いつないで来たが、客の大人に絡まれて迷惑だからと店を解雇される。暴行を受け疲れ果てた体で野宿す
る寝床を探していると、レイヴァンという名前の青年に出会う。ジンは警戒するが、レイヴァンの軽い調子に乗せられ行動を共にすることに。
偶然の出会い。日常に転がる些末事。それが少年の人生を完全に変えていく。
「ねえレイヴァン、俺知らなかったよ。世界がこんなに広かっただなんて...」
身を引き裂くような悲しい別れ、同じ志を持つ仲間との出会い。人とのつながりを通して、どこにでもいる少年は世界が無視できない存在になっていく。己が見出した信念を胸に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-16 11:55:12
61779文字
会話率:42%
俺たちはいつだって不満ばかりで、それを見ようとしない。
私たちはいつだって下ばかりを見て、それに気が付かない。
だから、誰かが教えてあげないといけないんだ。
あの景色には、こんなにも楽しいモノが詰まっているんだって。
あの言葉には、こんなにも優しさが溢れているんだって。
きっと、みんな知らないだけで、こんなにも世界は宝石のように美しく、眩く輝いているんだ――――。
………………
ごく普通の高校生・伊瀬界斗(いせ かいと)は、平凡な日常をただ漫然と過ごしていた。
変化のない退屈な日々。
それでも、彼は彼なりにその世界を生きていた。
しかし、そんな日常を引き裂くように、それは唐突に訪れた。
暗転する景色。
遠のいていく意識。
目を覚ました界斗の視界に映る世界は、彼が知っているものとは大きくかけ離れていた。
そして、目の前に現れた一人の少女。
彼女は全身から蒼い炎を吹き上がらせたかと思うと、蒼き龍へと姿を変えるのであった――――。
龍。魔物。魔法。
全てが非現実に包まれたこの世界で、界斗は何を思い、何を得るのか。
そして、元の世界に帰ることはできるのだろうか。
その行く先に、答えはあるのだろうか。
きっと、彼の異世界は、まだ始まってすらいない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-17 00:57:01
133502文字
会話率:24%
人の繋がりを引き裂く一番の要因は、距離でも言葉でもなく、『時間』である。
「僕」である新山は大学生の夏、ある女性に心を強く惹かれる。とても暑い京都の夏だ。
一目見た瞬間、僕は彼女を撮りたいと思った。それもどうしようもなく。
そして僕らはいつ
も一緒にいるようになる。
しかしそれは3ヶ月限りの、夕立のような関係だった。
彼女が世界から消えた。
彼女は3ヶ月しか同じ時間の流れにに止まれない体質だった。3ヶ月ごとに、無数に分岐したパラレルワールドの彼女は一つに収束され、全く異なる別の時間の流れに飛ばされる────。
それは必然の別れであった。しかし、僕は彼女の写真を見て、必ずたどり着こうと決意する。
後にも先にも進めない時間の中で、必死に彼女へ手を伸ばす、そんな大学生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-04 19:25:07
28900文字
会話率:52%
宵待草のお花畑で私達は愛を誓う。でも運命は私達を引き裂く。
「婚約を破棄する!!」
愛を誓ったその唇が裏切りを告げた。
最終更新:2018-04-13 20:34:02
3062文字
会話率:39%
大日本帝国占領下の貧しい南国ダロン。貧しい村で生まれたタン・ジュンという少女は、家族を養う為、異国のお金持ちの家に出稼ぎに行き、メイドになることを決意する。わずか15歳という若さだが、料理も家事も何でもでき、聡明で美人な彼女はすぐに大日本帝
国の東京近郊のお屋敷にて雇用される。
故国にいる家族を想う気持ち。胸を引き裂くような寂しさ。そして憎き日本で働く自分自身と自己嫌悪。そんな彼女をいつも励ましてくれたのは、彼女の雇用主でありお屋敷の主人である、飛鳥時郎なのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-01 00:00:00
4419文字
会話率:49%
中学校一年生の高月空と、その彼氏の空野大輔。
二人が付き合い始めてもうすぐ一年が経とうとしていた冬。
明るく色づいた一年間。そして波乱万丈だった一年間。だけど、二人で乗り越えてきた。
二人だったからこそ乗り越えられた。
でも、そんな二人を引
き裂く大きな試練が待ち受けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 14:35:23
12704文字
会話率:37%
「最強の魔法使い(前篇)」の続編です。前篇を読まないとわけがわからないと思いますので、興味を持っていただけた方は、まずそちらからお読みください。この後編で完結しています。
異世界が舞台。魔法バトルと少年たちの友情がテーマです。
地、
水、火、風、光、闇の、六つのエレメントを司る、六柱の神が、世界を創造した。地のグリフォン、水のドラゴン、火のフェニックス、風のペガサス、光のサンダーバードは、人を慈しむ善の神。闇の魔王は、悪の神。魔王が、人を狩る魔族を作り出したので、善なる神々は、魔族に対抗できる聖獣を作り出した。魔法使いは、聖獣を召喚し、使役する者である。
世界有数の魔術結社<ヴァールハイト>では、若干十六歳にして最高位の魔法使い、賢者となった天才少年、シュラに、総帥のイデアルがある頼みごとをしていた。シュラは、天才で美貌だが、傲慢で好戦的で、自分が唯一ライバルと認めるヘルツとの戦いを条件に、引き受ける。
ヘルツは、シュラと同じく賢者。正義感が強く、シュラの性格に時々呆れながらも、それを受け入れている。
二人の力が激突する魔法戦闘の日、互いが抱える秘密が、二人を引き裂く。
あまり書いてしまうとネタバレになるので、このあたりで。読んでいただけるとうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-02 17:00:00
42702文字
会話率:26%
小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。
私に割り当てられた役は、庶民である主人公をいじめ倒し、主人公と恋に落ちる通称皇帝と呼ばれ
る御曹司との仲を引き裂く、典型的な悪役お嬢様、吉祥院麗華だった。
物語の最後で、麗華は皇帝から報復され家ごと破滅させられる。悪役は消え、主人公達は苦難を乗り越えて結ばれる。めでたしめでたし。
ってそんなの困るー! マンガはそれで終われるけど、私には没落後の人生があるんだから!
主人公達は恋だ、愛だとどうぞお好きに騒いでいてくれてて結構。私は皇帝の怒りを買わないように、存在消してます。
えっ?悪役がいないから物語が上手く進まない? でも私は没落後を見据え、貯金と勉強に忙しいんです。少しでも破滅を回避する為に、皇帝には関わりたくないんです。運命のカップルなら、障害がなくても自力で盛り上がって下さいよ。
前世はド庶民。現世はお金持ちの家の悪役お嬢様。ジャンクフードの味が忘れられず、こっそり家を抜け出して、ポテチ買いに行ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-20 18:39:31
1092029文字
会話率:45%
初恋の彼女と両想い。愛に溢れた僕ら2人は幸せなんだ。誰にも2人の愛を引き裂くことは出来ない。僕らは走り続けていくよ。永遠の愛を守るために。僕らは自由だ!愛は自由なんだ!溢れる出る感情は君への愛でいっぱいなんだ。一つ一つをたいせつにしよう。恋
に落ちていく。僕らは恋に落ちていく!
無断転載・複写は固く禁止されています。
版 所有。
著者:蒼井真ノ介
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-17 07:00:00
2908文字
会話率:0%
天涯孤独の身の上の図書館で暇を潰して生きているミアは、文字が読めないのに図書館で研究をしていた男と出会う。
不思議な雰囲気の彼の手助けをしているうちにミアの心中には淡い恋心が芽生えるが、彼の正体は人ではなかった。
人と吸血鬼、ただでさえ結ば
れない運命の中、二人を引き裂くように事件は起こり、世界が動く。
ハッピーエンドの短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-12 19:10:43
31050文字
会話率:48%
これは、ある狂った少女の監視記録である。
兄に依存 束縛しまくっているヤンデレ少女にして
裏の世界では“狂気の死神”の二つ名で恐れられる殺し屋 ラルーと
妹に依存 束縛しまくっているヤンデレ兄にして
裏の世界では“終の死神”の二つ名で恐
れられる殺し屋 ルクト
冷静沈着で、完全完璧な、監視人 ラルーの最大の天敵。
後に“鍾馗の白”と呼ばれる人物 イヲナ
歪んだ愛で結ばれた双子の兄妹
通称“死神兄妹”に振り回される監視人は
やがて、共依存の二人の仲を引き裂く事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-27 01:00:00
296903文字
会話率:23%
明治の田舎で村人が数人行方不明になった。村人たちは神隠しだと云う。其の事件に警察も手を焼いていた。解明すべき単身やって来たのは東京の大学の考古学者・柳田国緒。
調査するにしたがって古事記の神話が関係していると畏れる。素志て惨劇が現実に成った
。
ぬばたまの闇を引き裂く魔物の咆哮。
古代から伝えられし巨大な口縄神。土中の底から闇を劈(つんざ)く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-03 21:00:00
22413文字
会話率:61%