ブラック企業に勤め、過労死寸前だった27歳のOL・伊藤美織。
心も体も限界を迎えたその夜、非常階段で命を落とした彼女に、神のような存在が囁いた。
「──新しい世界で、やり直してみませんか?」
次に目を覚ました時、美織は魔法と貴族の世界で
――
ラザリオ王国の名門貴族〈アーデルハイト公爵家〉の令嬢、エリシア・アーデルハイトとして生まれ変わっていた。
幼少期から魔術の才を現し、誠実で優しい家族に囲まれながら、彼女は新たな人生を歩み始める。
しかし十八歳の春、国王の命により彼女に下されたのは、「政略結婚」の命。
嫁ぎ先は、北方の辺境ヴァレンシュタイン領。
領主は、顔を仮面で隠し「呪いの騎士」と噂される謎多き男――レオン・ヴァレンシュタインだった。
冷たく無表情で心を閉ざすレオン。
だがエリシアは、前世で“ただ生きるだけ”だった自分に別れを告げ、この地で「誰かと共に幸せになる」未来を選び取ろうとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 12:30:00
21180文字
会話率:32%
国を牛知るのは王族。誰もがそう思っている。けれど二人の青年、アレンとハワードはそう思ってはいなかった。
なぜから彼らは知っているから。
アレンは皇子に辱しめられ、家族すらも失った。
ハワードはそんな彼を救えなかったことに苦しむこととなる。
そして次期国王となる皇子が女に現を抜かし、婚約者の令嬢をフッてしまった。しかも婚約破棄された令嬢は有能で、皇子の代わりに政治的な仕事をこなしていたのだ。
それを知る二人は彼女の優秀さを失わないよう、そして自らの復讐とともに行動に出る。
けれどそれは思わぬ方向へと進んでいき……真の黒幕へとたどり着く。
アレンとハワード。二人は愛の力と腹黒さで、国に燻(くすぶ)る膿をたたきだす。
文庫本一冊未満の文字数で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 12:07:02
43506文字
会話率:38%
【フェルナンド王国】の北側に、リュミレール領という地域がある。国王からの信頼が厚い、公爵家が管理する地だ。
そこにはリュミレール領の中心に公爵家の屋敷があり、仲良しの双子が住んでいる。
一人は騎士顔負けの強さを持つ、端麗な顔立ちの青年
。もう一人は小柄ながらも高い魔力を秘めた少年だ。彼らは双子。けれど、身長も見た目も、外見すらも、まったく似ていない。
それでも二人は類いまれなる能力を有していることと、弟は、美しくも凛々しい姿から騎士と。兄は少女のようにかわいらしい外見から、姫と呼ばれていた──
小動物のような兄を好きでたまらないヤンデレな弟と、素直になれないツンデレな兄が、兄弟愛でドタバタする。
剣と魔法がある世界をコミカルに。そして行きすぎたストーカー(弟が)の溺愛が炸裂する、ドタバタBLです。ただし、全年齢対象なので健全な作品となっています。
*エブリスタにも投稿していますが内容(視点や展開など)が若干異なっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 08:01:08
323565文字
会話率:41%
王宮の地下深くには、 “迷宮”が広がっている――その正体は、膨大な歴史書が無数に並ぶ「王宮文書館」。その最奥部には、初代国王アルベルト=アステニアによる建国の歴史を記した『王国創始記』全54巻が厳重に保管されていた。
文書館長マシュー=コー
ネルは、国の礎を広く民に伝えるべく、それを5巻構成に再編纂した『王国創始記リバイバル』を刊行した。
本好きの少年レイン=オリバーは、偶然、『王国創始記リバイバル』を手に取る――それが、彼の数奇な運命の始まりだった。
本を手にしてからしばらく経過したある日、レインと幼馴染3人の元に、王宮から突如、招待状が届く。王宮に向かった彼らを待っていたのは、王国の深奥に潜む謎と、未来を揺るがす出会いだった――。
歴史の迷宮に足を踏み入れた若者たちが王国の真実に迫っていく冒険と成長の物語が、いま幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 10:22:55
129610文字
会話率:26%
【マリアンヌシリーズ2】
天才少女と呼ばれていたマリアンヌは公爵夫人となり、夫アレクサンドルと三人の子供たちと楽しく暮らしている。
天才少女は大人になっても天才っぷりが衰えず、戦争においてもマリアンヌの発明品が活躍し、救国の天才と呼ば
れる。
マリアンヌを愛する夫アレクサンドルと三人の子供たちとの生活はほのぼのしつつもハラハラする日々。優雅な公爵夫人とは思えない生活だ。
日常の小さな事件や天才なりの悩み、子育ての悩みを抱えつつマリアンヌは天才道を突っ走る。
大器晩成型だった夫のアレクサンドルはますます愛妻家っぷりが増していて、公爵としても王弟としても活躍している。
三人の子供たちは
・長男ハロルド(真面目で正義感の強い少年、王家に子がいないので次期国王の予定、六歳)
・次男ニコラス(愛称ニコ。見た目も中身も母譲り。天才の予感。三歳)
・長女フローラ(末っ子で生後半年。見た目は父親似。美女になる予定)
このお話はそんなマリアンヌ一家のほのぼのハラハラ生活のお話です。
この小説は「妹はたいてい憎まれ役 でも楽しく生きなきゃ人生もったいない!」
https://ncode.syosetu.com/n0807gn/
Nコード N0807GN の続編ですが、本作から読んでも楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 06:00:00
156546文字
会話率:48%
男爵家の一人娘、アビゲイルは二十四歳。
十五歳のある日を境に、恋愛も結婚も諦めて家の中でひっそり暮らしてきた。
そんなアビーが幼なじみテッドをかばって額に大怪我を負う。怪我を負わせたのは『殺戮の使徒』と呼ばれる英雄、ギルバート・イーガ
ン伯爵。
不本意ながらアビーの額に傷をつけてしまったギルバートは偽装結婚の相手を探していた。
「あんな傷が額についてしまっては、あの娘はもう結婚相手を見つけるのは難しいだろう。ならばあの娘にかりそめの妻役を演じてもらうのはどうだろうか」
アビーはアビーで『伯爵の剣から逃げた幼なじみの命乞いに役立つ』と考えて結婚の申し込みを承諾する。
こうして双方に愛のない契約結婚が成立した。
人生に何の希望も持てなかったアビーだったが、結婚したことで勇気と目標を持つようになっていく。
ギルバートはアビーの優しさに触れて少しずつ冷たく固まっていた心がほぐれていく。
『人を信じない、失うものは何もない』と思って生きて来た殺戮の使徒・ギルバートと、抱えている秘密ゆえに恋愛も結婚も諦めて家の中だけで生きてきたアビー。
そんな二人の苦くて甘い新婚生活の行方をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 00:00:00
119694文字
会話率:51%
アレシアは『眠っている時に雨を降らせる力』を持っている。
両親はそんなアレシアを守るために大変な努力をして娘の力を隠していた。
ある日、アレシアは自分の前世での記憶が甦る。アレシアは昔、水系魔法に秀でた魔法使いアウーラだった。国のために前線
で戦い、国王との婚姻も決まっていた。しかし、謀略による冤罪で二十三歳の時に処刑されてしまう。
そんな前世だったからこそ、今世では名誉や地位よりも平凡で穏やかに暮らしを守りたい、誰かの役に立ちたいと願う。
眠ると雨を降らせる女の子アレシアが前世での後悔を踏まえて人に優しく前向きに生きていくお話です。
少女時代から成人までの長期間が描かれます。
ゆったりした展開です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 11:21:53
161093文字
会話率:51%
12歳で〈聖女〉の判定を受けたステラは、7度の惨死ループを経て婚約破棄破棄イベントも乗り切り、現在は19歳。8度目の人生を謳歌中。
急に隣国皇族と婚約が発生したので、乗り込んで婚約破棄するぞ!
妹が現代からの転生者なので、最近は現代知識も
結構いけます!
※※※シリーズ「聖女ですが何度ループしても悪役令嬢に婚約破棄破棄されます」の続編です。前作エピローグのおよそ1年後からの本編スタートです※※※
〈登場人物〉
【アルス王国】
ステラ・ツー・グランス……アルス王国の聖女
エルミナ・ファスタ・セレーネ・ツー・グルナート……グルナート公爵家当主・アルス王国宰相
ユナ……ステラの妹・平民・異世界転生者・竜騎士・アルス魔法学園二年生
セイラ……スレイ皇国元剣聖三位
キサキ……アルス王国王妃・国王
【スレイ皇国】
ミヤ……スレイ皇国第一皇女
ユリアナ……スレイ皇国第二皇女
ユリウス……スレイ皇国元第三皇子
イオリ……剣聖一位
キリヱ……剣聖二位
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 02:33:55
91248文字
会話率:46%
主人公の名前は、シルヴァース・シルカー。職業は魔法剣士。アルパ王国の宮廷魔術師の一族に生まれ。魔法より剣の方が好き。魔力は世界最高レベルだが、魔力は一族の中で低いように偽装している。ある時、魔王軍に城を強襲され王国は滅亡の危機に陥る。シルカ
ー一族の秘奥義により滅亡自体は回避されたが、シルカー一族は幼馴染のメリルだけになってしまう。難を逃れた国王からシルヴァースは自分が第三王子であると知らされる。そして、魔王を倒し王国の再建するため、聖剣サンダーブレードを探す旅を命じられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 00:00:00
19861文字
会話率:40%
主人公の名前は、シルヴァース・シルカー。職業は魔法剣士。アルパ王国の宮廷魔術師の一族に生まれ。魔法より剣の方が好き。魔力は世界最高レベルだが、魔力は一族の中で低いように偽装している。ある時、魔王軍に城を強襲され王国は滅亡の危機に陥る。シルカ
ー一族の秘奥義により滅亡自体は回避されたが、シルカー一族は幼馴染のメリルだけになってしまう。難を逃れた国王からシルヴァースは自分が第三王子であると知らされる。そして、魔王を倒し王国の再建するため、聖剣サンダーブレードを探す旅を命じられる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-06 17:33:23
1920文字
会話率:17%
六樹亮(ムツキ・リョウ)17歳は平凡?な高校生である。ある日、クラスごと異世界転移に巻き込まれ、クラスメイト達は異世界の国王にチート能力や武器を授かり、迫り来る魔王軍の迎撃を依頼される。
しかし六樹は転移の途中、魔王軍の攻撃により世界の狭間
に投げ出される。目を覚ました六樹は自身がクラスメイトより2年ズレて転移した事、多くのクラスメイト達が力を振りかざし堕落した事、そして魔王の正体を知る事になる。
強大な勢力を誇る魔王軍、理不尽な力を振りかざす元クラスメイトの転生者たち、チートを持たない六樹の格上狩りが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 00:00:00
308965文字
会話率:49%
姉から婚約者を奪うピンクブロンドの義妹に転生してしまったプリシラ。
まだ子どもだし未来は変えられるはず!と、お義姉さまを全力で愛でていたら、なぜか本来のヒーローである隣国の皇子にまで気に入られてしまって…?
ざまぁなんて無い世界にしてみせ
る!これはあさっての方向に努力する義妹の物語。
※短編で投稿した物にエピソードを盛って投稿する予定です。とりあえず短編の範囲までは書く予定。その後は状況を見て…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:05:54
88498文字
会話率:54%
森、雪原、山。
それぞれの土地と周辺国に敬われ、恐れられる魔女様方の有能な魔獣、従魔三人組は、そろってモフモフもふもふ。
呪いに悩む獣人王国の姫君のために、魔女様方の名代として、魔羊ネエネエ、魔熊ガウガウ、魔鳥ピイピイ。なかよしモフモフ三人
組、頑張りますですねえ!
人族に対する悪意を持たぬ良識ある王族さんたち。消えぬ呪いに対抗するネエネエたちが、獣人王国の隠れた悪も断ち切りますですねえ!そして、モフモフ三人組に手出しをするものは、世界最強(恐)の魔女様がおしおきですねえ……?
【第一章あらすじ】偉大なる三人の魔女様にお仕えする従魔三人へ、獣人王国国王からの直々の依頼が届きます。宛名は魔女様方にですが、実はそれは、従魔たちへの依頼。なぜなら、獣人王国の姫君が人族に対してのみ発症する呪いに罹患したためでした。魔女様方はその多大なる魔力から人族でありながらかなりの年数を生きる方々です。然しながら、人族ではあられため、呪いを癒すのは従魔たるモフモフたち!森の魔女様にお仕えする魔羊ネエネエ、大切な友人である魔熊ガウガウ、魔鳥ピイピイと合流するため、モフモフと旅立ちます(ですねえ)!
【第二章あらすじ】無事に合流できたモフモフ三人組。様々な権限を持つ資格者、魔法法律家の顔も持つ魔法店店主の店内の宿でなかよくモフモフ。獣人王国の魔石が流出し、魔法店に現れた転売目的の人物を店主とともに成敗したり、それを探る高貴な竜の少女を助けたり、転売目的か?と思われた人物は実は被害者だったり。
色々ありながら、三人組は準備をしたり魔女様にご報告をしたりと元気に獣人王国へ。魔女様の飛行用箒はなんと、飛竜さんよりもはやいのです。
獣人王国の皆さんは、ごく一部に人族に対してよろしくないことをするものもいましたが、多くがあたたかく、そして敬意をもってモフモフ三人組に接してくれています。三人組もこの国が大好きになりました。
呪いの症状に苦しみながらも、健気に真の竜の姿を示す姫君。三人組も、任務のためという以上の強い気持ちで、改めて結束を深めるのでした。
本作はカクヨム様連載中作品『魔羊ネエネエと獣人さんの国』とコンテスト応募用に編集しましたものを合わせました作品となります。(ネオページ様にも連載中です)
本編と編集版は、カクヨム様にて連載中、掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:12:55
44139文字
会話率:37%
15歳のとき、問題児だったアリシア姫は王国を追放された。それから生き延びるべく都市を、国を転々とし、たどり着いた港町で奴隷として売られそうになった。その時一人の騎士に拾われ、海を渡り、剣術を磨いた。改心し人助けをしようと思ってた頃、魔王が現
れたことで勇者になることを決意。追放されてから10年、アリシアは仲間たちとともに魔王を討ち果たした勇者になった。その後自分を追放した国王を見返すべく母国ヴィンセンヌに戻ると、なんと共産主義革命が起きており、アリシアの家族である王族は一族郎党皆殺しになっていた。アリシアは仲間たちとともに、王族最後の生き残りとして国を奪還するべく紅き国に挑んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 20:00:00
109167文字
会話率:58%
忙殺される日々を送るPR会社勤務の及川玲奈は、
ある日の帰り道、突然謎の光に包まれる。
目を開ければそこは見慣れぬ場所。
なんと異世界へ召喚されてしまっていた。
その場には他にもう一人の女の子が。
そのまま二人とも国王のもとへ連れて行かれ
、
聖女としてのチカラを確認されたところ、
玲奈には何のチカラもなく
ただの巻き込まれだった事実が発覚。
役立たずなので処分するという話も上がったが
幸いにも不憫に思った国王が身柄を国預かりにしてくれ、
辺境の領地で暮らす手筈を整えてくれることに。
辺境地で出迎えくれたのはイケメン領主。
干渉しないから自由にしていいと言われた玲奈は、
思いがけず手に入れた辺境地でのスローライフを
満喫する決心をしたけれどーー?
これは、巻き込まれて異世界召喚された働き者OLが、
いつのまにか辺境地で恋に領地改革にと
忙しく充実した日々を送ることになるお話。
※設定がゆるい部分もあると思いますので、気楽にお読み頂ければ幸いです。
※前半〜中盤頃まで恋愛要素低めです。ヒロインの活躍がメインに進みます。また全年齢向けのためRシーンはありません。
※本作品は、エブリスタ様、アルファポリス 様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:40:00
147110文字
会話率:28%
「ダラダラしようよ。抜けるところで手を抜くのは、不真面目じゃなくて処世術じゃん」
***
亡くなった祖母から受け継いだ古い家を古民家カフェ風に改造している途中で、持っていた椅子と一緒に異世界転移してしまったゆかり。
しかし勝手にス
キル鑑定をされた挙句「役立たずの『収納スキル』持ちなぞ要らぬ」と速攻で王城から追い出された。
早々に寄る辺がなくなったゆかりだけど、ちょっと待って。
国王が「役立たず」と言っていた『収納スキル』って、漫画やアニメだと大抵が空間系のスキルだったりするじゃんね?
空間操る事ができるのなら、うまい事次元を曲げるとか何とかして、現代に帰れたりしない?
そう思って試しにやってみたら、なんとできちゃった。
しかも空間を閉じるの忘れてて、異世界からの来訪者が来ちゃった。
少しずつ増えていく来訪者たちに、自分が食べたり飲んだりするついでに、異世界にはない現代のハイテク機器に頼りまくって、楽におもてなし。
彼らが持ち込む異世界事情やら、人間関係やら、恋の悩みやらを、リモートワークの合間に聞いて……。
一人になりたい人は、任せて!
空間魔法でアナタだけのオーダーメイドの『おひとりさま空間』を作るから。
一番の常連さんは、ハイテク機器に興味津々の吸血鬼の騎士。住み着いちゃったぷっくり小ドラゴンは、給仕も手伝ってくれる看板ドラゴンになりました。
新鮮なお野菜はお隣さんのおばあちゃんが、庭から勝手に入ってきてお届け!
ユルッとダルッと肩の力を抜いて時を過ごして、一緒に飲み食いをして和む。
お客さんは異世界人ばっかりの古民家カフェ(非公認)で、皆がありのままでいられるように、私が率先してぐ~たらします!(笑)
※本作は、カクヨムで先行公開中の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:10:00
20777文字
会話率:33%
「エレンはね、スレイがたくさん褒めてくれるから、ここに居ていいんだって思えたの」
***
魔法はないが、神から授かる特殊な力――スキルが存在する世界。
王城にはスキルのあらゆる可能性を模索し、スキル関係のトラブルを解消するための専
門家・スキル研究家という職が存在していた。
しかしちょうど一年前、即位したばかりの国王の「そのようなもの、金がかかるばかりで意味がない」という鶴の一声で、職が消滅。
解雇されたスキル研究家のスレイ(26歳)は、ひょんな事から縁も所縁もない田舎の伯爵領に移住し、忙しく働いた王城時代の給金貯蓄でそれなりに広い庭付きの家を買い、元来からの拾い癖と大雑把な性格が相まって、拾ってきた動物たちを放し飼いにしての共同生活を送っている。
ひっそりと「スキルに関する相談を受け付けるための『スキル相談室』」を開業する傍ら、空いた時間は冒険者ギルドで、住民からの戦闘伴わない依頼――通称:非戦闘系依頼(畑仕事や牧場仕事の手伝い)を受け、スローな日々を謳歌していたスレイ。
しかしそんな穏やかな生活も、ある日拾い癖が高じてついに羊を連れた人間(小さな女の子)を拾った事で、少しずつ様変わりし始める。
スキル階級・底辺<ボトム>のありふれたスキル『召喚士』持ちの女の子・エレンと、彼女に召喚されたただの羊(か弱い非戦闘毛動物)メェ君。
何の変哲もない子たちだけど、実は「動物と会話ができる」という、スキル研究家のスレイでも初めて見る特殊な副効果持ちの少女と、『特性:沼』という、ヘンテコなステータス持ちの羊で……?
「今日は野菜の苗植えをします」
「おー!」
「めぇー!!」
友達を一千万人作る事が目標のエレンと、エレンの事が好きすぎるあまり、人前でもお構いなくつい『沼』の力を使ってしまうメェ君。
そんな一人と一匹を、スキル研究家としても保護者としても、スローライフを通して褒めて伸ばして導いていく。
子育て成長、お仕事ストーリー。
ここに爆誕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:40:00
118948文字
会話率:28%
「――恐れながら陛下、私を罪に問うのでしたらいっその事『ただの平民』にしていただきたい」
婚約者の不正を告発した俺は、逆に悪者に仕立て上げられ父である国王から臣籍降下を言い渡された。
だから俺は言ってやったんだ、「いっその事自由にして
よ」と。
***
という訳で、この度俺は「王太子」と「国」という柵から解き放たれて新たな生活始める事になりました。
せっかく自由の身になったんだから、自分のやりたい事をやろう。
立場上、ずっとやりたかったけど出来なかったことが幾つもある。
それをマイペースにやりながら、とりあえずは国外を目指したい所だけど……あぁそうだ、多種族国家の隣国・ノーラリアにでも行ってみようか。
そんな風に思い立ったがままに始めた旅だったけど、コレが意外とのんびり楽しい。
それも、道中でキツネの獣人少女・クイナと偶然の出会いを果たし2人で一緒に国を渡る事になってからは一層楽しくて騒がしい毎日に……!
このカワイイモフッ子と一緒なら、きっと第二の人生も楽しくなる事間違いないよね?
※これは自分から出ていくタイプのちょっと変わった『追放もの』です。
特に後半はモフッ子が出てくる癒し系作品なので、割と日常系の空気が流れています。
日々の疲れを癒す為にどうぞ。
※本作は「旅立ちと運命の出会い」「冒険あり魔法ありの、ほのぼの街暮らし」「逆転劇」の全3章構成です。
ざまぁ・もう遅い・下剋上要素は主に本作の第3章にて登場します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 21:00:00
129696文字
会話率:29%
「これは王命による政略結婚だ。公爵夫人として大切にするがそれ以上は求めないでほしい」「分かってます。これが政略結婚であることを。そして──閣下には忘れられない人がいることも」
肥沃な大地を持つウェステリア王国は五年前の戦争が原因で「国王派
」と「継戦派」による政争が起きていた。
そんな中、宰相補佐官を父に持つアリシアに王命による結婚が下される。
相手は同じ国王派の筆頭で全てにおいて格上のランドベル公爵家の当主のシルヴェスター。発言力を増す継戦派を牽制するため、国王派の結束を強めるためにアリシアは公爵家に嫁ぐことになり──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:25:09
302380文字
会話率:52%
アラサー会社員・五十崎啓助は、美貌の聖女の力により異世界転移をしてしまう。
魂が乗り移った相手は、謀反の疑いを掛けられている王弟・ギルロード(十八歳)
国王に王都を追放され、幻獣の住む僻地の島へ行くハメになるのだが……。
冒険コメディフ
ァンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 18:17:59
104786文字
会話率:43%
世界樹ユグドラシルを中心に、時計のように12の国が存在する地上。
その中心地である世界樹ユグドラシルの麓にある家に、日本のサラリーマンだった俺は召喚された。
トラックに跳ねられ死んだわけでもないし、寿命で死んだわけでもない。
寝て
起きたら異世界だったんだ。
ラノベを愛読していた俺は、異世界召喚かと喜んだものの、俺は女の子になっていた。
そして俺の隣には、若かりし頃の俺が眠っていたんだ――
貴族制はあるけれど、基本互いが互いを助け合おうとする国であり、隣国を陥れるといった事のない平和な地上。それはひとえに、国王の上が存在するから。
それぞれの国を守る国王達は、その者を尊敬し、崇拝していた。
その者こそ、俺を召喚した存在、マーガリン。
国を守る騎士の中でも、最高峰の称号であるインペリアルナイトとロイヤルガード。
その称号を与えられた者達からの手助けを受けながら、無事に地上を救い自由の身となった私達は、この異世界"ラース"での生活を謳歌する事にした。
目的など何もなく、元の人生では歩めなかった人生を楽しみたい。
新たな家族となった者達と、一緒に生きていく事を決めた。
この物語は、元は一人の人間が性別の別れた二人になり、種族を超えた様々な者達と出会い、また騒動に巻き込まれつつも乗り越えていく、日常が多めのゆるふわなお話なのですが、バトルも多々ありますのでご注意ください。
笑いあり、涙ありの王道ファンタジーなお話です。
主な視点は女の子になった蓮華になりますが、他者の視点になる事も多々あります。
心があったかくなるようなお話にしていきたいと思っております。
楽しんで頂けたら、嬉しいです。是非読んでいってくださいね。
※プロローグの内容は物語の途中で全て出てきますので、飛ばしても問題ありません。
〇追記
サブタイトルに☆マークがついてるお話は、FAをご紹介させて頂いております。
素敵なFAを頂けて大変嬉しいです、ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:40:30
2142829文字
会話率:46%
ヴェルシグネルセ王国、公爵令嬢リュスティ・モルゲンレードは『屍操令嬢(しそうれいじょう)』と呼ばれている。“闇属性”の魔力を持つ上に死者を操る彼女は世界の理に反する、と忌み嫌われていた。
だが、そんな彼女を家族以外で理解し心から愛し
てくれるのは婚約者である王太子イスクレム。
しかし亜人種との協定を結ぶ準備で忙しいイスクレムとはすれ違いが続く。おまけに人狼同士の揉め事も勃発しイスクレムはより忙しくなる。
寂しさのあまりリュスティは訪ねてきてくれたイスクレムが急ぎ王宮へ帰らなければばらないと聞いたとたん、贈り物の懐中時計を突き返す、というわがままをぶつけてしまう。
自分が悪いのはわかっているのに素直になれないリュスティ。
兄に諭され、イスクレムに会うために王宮へ行こうとしたその時、イスクレムの双子の弟である第二王子イスカルドの遺体が森の中で見つかった、という信じられない一報が入る。
普段は行かないような場所で見つかったイスカルド。遺体の横にはなぜかリュスティが受け取らなかったはずの懐中時計が落ちていた。
疑われるリュスティ。当然犯人ではないが、犯人ではない、という明確な証拠もない。
そして国王から「三か月の間にイスカルドを殺した犯人を捜せ。できなければ犯人として処刑する」と言われる。
その条件を呑んだリュスティは、護衛を持つため聖堂裏にある罪人墓地に向かう。
そこで人狼と人間の夫婦、元聖女、大商会の娘、医師だという青年の五人を復活させる。ざっと全員の話を聞いたリュスティは夫婦がイスカルド殺害事件の前に起こった人狼事件で処刑された夫婦だと知る。
イスカルドの遺体が見つかったのは人狼事件の現場とほど近い場所。
なにか関係が、と考え込むリュスティの後ろから声をかけてきたのは、亡くなった第二王子イスカルド。聖堂に安置されていたせいでリュスティの魔法を受けてしまったという。
だがイスカルドには自身が死亡した前後の記憶がないらしい。
人狼事件を調べることがイスカルド事件の解決にも繋がるかもしれない。そう考えたリュスティは死者たちを率いて人狼の村に行くことを決める。
そしてリュスティが導き出した事件の真相とは──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:00:00
89320文字
会話率:53%
国が4つ、島が2つ合わさってできたルークスという大陸の中の国の姫、恋火。親の国王に、姫として勉強してこい、と連れてこられた学校は、なんとどこの国の学校でもなかった!?さあ、これから恋火はどんな恋をし、
どんな友達に出会うのだろうか。
最終更新:2025-07-25 12:42:29
923文字
会話率:23%
前世の記憶を持つ公爵令嬢ミナは、魔法学園で「無能」のレッテルを貼られ、実家からも追放される。しかし実際は、測定不能なほどの魔力を持っていただけだった。
追放先の森で出会った美少年は、隣国の第二王子アルフレッド。一目でミナに恋をした彼は、年下
ながら積極的にアプローチし、甘い言葉と行動で彼女を包み込む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:10:00
7505文字
会話率:56%
イヴェール王国の学園都市『フルール』には、ちょっと変わった店がある。名前は『レテ』。その美味しさでたちまち人気になった店には、学園に入学したばかりのとある公爵令嬢が足繁く通っていた。
令嬢の名前はレティシア。第一王子の婚約者にして、現国
王の姪。アストル家の長女として相応しい実力の持ち主だが、日々の生活にある重大な欠点を抱いていた。
これはそんな、公爵令嬢と、彼女の為に役目を捨てて都市にやって来た『爺や』の物語。
※※※お約束満載の、のんびり更新の予定です。お菓子感覚で気軽に楽しんでいただければ幸いです※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:35:30
367156文字
会話率:50%
剣と魔法で、魔物の脅威と戦う世界。
シュバルグラン王国では、王族・貴族だけが魔法を使える。国によって胎児洗礼を受けた者だけが魔物と戦える力を有し、男は『戦う者』として、女は『癒す者』として国を守る。Orareと呼ばれる畜魔力器が多数多種類存
在し、国王は高レベルのOrareを数多く所有していた。貴族たちも、それぞれの家の家宝としてOrareを代々伝えもっている。
没落した公爵家の長女アリスヴェルチェ・フォーゲルは、『癒しの力』を持たず、彼女の幼馴染の第3王子ジーク・シュバルグランは『戦う力』を持たない。けれど2人は、独学で自分の力を伸ばし、それぞれの道を歩んでいた。
アリスヴェルチェ(アリス)は、フォーゲル公爵家の再興のためと、病弱で寝たきりの弟を養うために奮闘する。幼馴染として、また同じように性別に適合しない魔力を持った者同士として、ジークはアリスヴェルチェに寄り添っていた。
そんなある日、アリスヴェルチェは魔物との戦いで片足を失う。その代償として女騎士(Ritterin)として叙勲されるが、彼女はそれ以降、Scarecrow(カカシ)Ritterin(女騎士)と陰で囁かれる存在となった。
レイピアを仕込んだ杖をつき、それでも果敢に戦うアリスヴェルチェと、その知識と頭脳で彼女を支えるジークは、様々な困難や事件を解決してゆく。
公爵家の再興を目指すアリスヴェルチェは、先ず貧しく厳しい状況の領地を、立て直すことから始めた。そして謀反の疑いを掛けられた後、事故死したとされる両親の冤罪を証明するため、亡き父フォーゲル公爵が持っていたはずのフォーゲル家のOrareを探すことにする。
そこから少しずつ、王国を覆う陰謀が明らかになり、アリスヴェルチェとジークはその中に巻き込まれていった。
性別にそぐわない魔力を持つ、片足の女騎士公爵令嬢と学識豊かな学者王子。2人の絆は深まってゆくが、彼らの未来に待つものは何だろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 05:06:19
19229文字
会話率:37%