アサルトエリア。それは架空世界創造システムによるオンラインゲーム用の世界である。それは現実世界の模倣として構築され、各ユーザーの装着したヘッドアクセから周辺データを採集し、随時再構成されていくという画期的なシステムの上に存在していた。
しか
し、重大な欠点により、販売元より初期型ヘッドアクセは回収されることになる。だが、いくらかのプレイヤーはあえてそれを選び使用していた。本当のアサルトエリアを夢見て――。
リリースから幾日が過ぎ、二人の人間に異常が訪れる。ヘッドアクセを介した通信の際に発生するエラー。何億分の一の確率で起きる初期不良に二人は出会ってしまったのだ。それによって二人の身体は入れ替わってしまい――。
入れ替わりモノ。プレイヤー二人の現実の身体が入れ替わってしまいます。VRMMOとは書いてますが、日常パートとゲームパートは半々です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-12 19:00:00
89183文字
会話率:51%
その日は、湿気で衣服が肌に張り付くようなそんなじめじめとした天気だった。
雨で濡れていく身体を走らせ、地面を蹴り、飛沫を立てて駆けていた。
こんな雨の日には嫌な予感が頭を過る。
雨が激しく降り落ちる、子供は適当な屋根のある家の前で雨宿り
をする。
ざあざあ、降りしきる雨足は止む事無くより一層、雨の音を反響させる。
「…止まないなぁ…」
まだ十を過ぎた辺りの小さな少年は眉を寄せて呟く。
雨をしのぐ物を持ってくれば良かった。
心中そう思うもそれを知ってか知らずか、雨足は激しく地面に落ちる。
「………」
ふと少年が目を閉じる。
ぴたり、雨足の音が小さくなる、周りの空気が張り詰めたように、重くなる。
少年が目を開ける、空を見上げた少年の目には雨の粒がゆっくりと空から落ちる光景が、雨粒に自身が映る光景が、スローモーションで、視える。
「……行こう、と。」
少年は何食わぬ顔でそのゆっくりと空から注がれる雨の粒を避けながら帰路へと着く。
誰も居ない道程には、少年が舞うように歩く姿一つ。
誰も居ないその道に、ぴちゃり、ぴちゃり、一定のリズムが鳴り響く。
それでも、雨は降り止まない。
世界には三つの種族が居る。
一つは人間、ひ弱で一人では何も成せない情弱な存在。
一つはアンヒューマン、人間では無い存在。見た目は人とは変わら無いが、人の抱える闇と、非力そうな外見とは裏腹に強靭な力を宿す存在。
一つは人獣、人の身体の一部が獣化した存在。
その一部は人獣それぞれだが多くは強靭な肉体を宿す存在。
然しこの三つの種族には共通点がある。
”異能”イレギュレーターと呼ばれる者達だ。
彼らは種族問わずその力を突如発現させる。
…そして。
「ただいまー…」
この少年は。
「…母さん?」
異能を嫌い。
「……父さん?」
その嫌う異能から。
「……か、あ……さん?」
家族を奪われ。
「…な、んで………ッ?!」
生と死の境を。
「……と…さん……」
彷徨い、そして。
六年の月日が、流れた所から、この少年の復讐が始まる。
これはその一片である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-26 14:59:02
204文字
会話率:0%
人の身体に神が宿る世界。何の素質もない少女にある日突然、姫神と名乗る女が宿った。姫神は少し面倒くさそうに、少女を大いなる運命へと導き出した。
最終更新:2016-04-24 07:58:10
15604文字
会話率:48%
目を覚ますと、知らない部屋に知らない男。
聞かされた話は身に覚えがない。
それにあたしの名前とは違う名前。
あたしは知らない人の身体に魂が憑依してしまったみたいだ。
否、転生かもしれない。
まぁ、そんな小さなことは気にしないで。
監禁されて
いるみたいなので、とりあえずここから出て、あたしの好物を作って家で待っているであろうお母さんの元に帰るか。
*作者は爵位に詳しくないので、どこか変な部分がありましたらお教えください。
それに、誤字脱字や日本語がおかしな部分があると思います。
温かい目で見守っていただけたらいいなと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-19 02:09:18
2430文字
会話率:22%
火葬場の先にあるマンションで、住人の身体の一部が真っ白に変色し、二日後に死亡する事件が相次ぐ。そして火葬場では、五体満足で火葬したのに、骨の一部が消失するという奇妙な現象が起こる。その混乱の中、十七年前に、マンションに住んでいた女子高生が殺
害されていた事が、明るみとなる。そして、更なる犠牲者が……
魔法のiランドにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-01 19:12:05
46864文字
会話率:27%
ある教会には天使がいるという。
彼女は背に天使の羽根を持っていた。
イヴ、と名付けられた彼女は、人の身体に翼を持つ、ただの少女だった。
けれど、彼女に会うために、沢山のひとが教会へと足を運んだ。
ある日、少年が教会にやってきた。
銃の傷
を負った少年は、名を持っていなかった。だから、イヴは彼に「ノックス」と名付けた。
ノックスは絵を描くのが上手かった。彼の描くイヴの絵は、とても美しかった。
しかしその平和な日々は、長くは続かなかった――
ローファンタジーの短め小説です。
ヒマつぶしにでも読んでくださるとうれしいです。
レビューいただけたらもっとうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-27 17:07:45
19318文字
会話率:26%
死に憧れ、事故死できると思ったのに、予定外の事故死だったから、神様の気まぐれで、魂だけ抜けた人の身体に入ることになっちゃた女性の話。
転生後は家族に愛され、婚約者に愛され希望を胸に魔法学院に入学したりします。
まだ方向性が明確になっていない
ので、進路変更があるかもしれませんが、よろしくお願い申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-16 05:38:14
14119文字
会話率:17%
北第一中学校テニス部二年の雪崎真白は、新人戦会場で一緒になった後輩、黒川勇騎を庇い、車に轢かれて命を落とした。
しかし、死んだはずの真白は黒川勇騎の身体で目を覚ます。
どうしてこうなったのか? どうしたらもとに戻れるのか?
何も分からない真
白は、黒川勇騎として彼の家族や友人たちと過ごす中で元に戻る方法を探していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-01 14:11:28
5313文字
会話率:41%
白髪に角が生え、赤い瞳を持ち、人の身体を喰らう『餓鬼憑き』と呼ばれる異能者が存在する世界。そんな『餓鬼憑き』を粛清するのは『死神』と呼ばれる者たち。
大和羚汰は十六歳の誕生日に運命を突き付けられる。
※身体欠損、カニバリズムに近いもの、大
量出血などの表現を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-22 04:31:10
2032文字
会話率:52%
史上最年少SS級・【死神(ジョーカー)】の異名を持つ凄腕の傭兵、天野敬一。世界各地を転戦する彼の周りでは、常に厄介事と事件が巻き起こる。傭兵との激突、政治家たちの謀略、世界連合との確執、そして世界最大のテロ組織【ベレシス】との暗闘。あらゆる
死線と戦場の中で、敬一は仲間と共に戦い続ける。斬撃が迸り、硝煙が靡き、深紅の血潮が宙を舞う。常人の身体能力を超越した者たちが繰り広げる、魔術・異能を交えた超速アクション――
この小説はpixivに投稿した作品と同内容のものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-06 22:01:17
1128137文字
会話率:33%
ある人斬りが魔人として魔界に転生、自身を助けた魔導師の部下となって忠誠を誓う。彼は強靭で自己再生する魔人の身体を得るが、そこは人間も魔物も剣と魔法とを振るう戦乱の世、一筋縄では到底いかない。主君を魔王とするべく、死者にまで夢を見せる幻術使い
や勇者を洗脳したキリスト宣教師、魔界を牛耳る吸血鬼の大統領らを相手取って男は戦うのだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-13 11:36:18
344185文字
会話率:36%
異世界トリップし、他人の身体に入ったらしい主人公。
出る方法も分からず、このまま彼女として生きて行く事を決めるが…この血は一体、誰の血なのか……?
これは、事件が解決するまでの話です。
※推理小説ではありません。
※ジャンルはファン
タジーですが、冒険したりはしません。
※BL・残酷な描写は、メインではありません。ほんの少しです。
※立派な女王になる為に奮闘したりもしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-02 16:41:44
37000文字
会話率:52%
※ネタバレを含みます。気になる方は読まないでください。
人に乗り移れる幽霊が殺人を犯す話。
一軒の古びた家屋には1組の男女がいた。
男は椅子に拘束されていて、女は男を捕らえた犯人である。
以下の箇条書きは要点。
・女は男を殺す予定
・女は男を好きだが、一方、男は女を知らない。
・女は幽霊。(肉体は他人の身体を拝借している)
・幽霊は魂が抜けた肉体に宿って操れる。
・女が男を殺す理由は恨みと独占欲。
・男は同性愛者。
・女は同性愛を嫌っている。
オチ。
男の魂は女性であった。
女と同じく男も幽霊に宿られた存在なのか、それとも生まれながらに女性の魂を有していたのかは読者の想像に任せる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-28 22:09:30
1995文字
会話率:38%
『最後の一人/ココノエ・サクラ』によって、『極化/マクスウェル』の力を与えられた冠理倫太郎・三季咲春散・鴛噺円太。人の身には耐え切れない『極化/マクスウェル』の力が3人の身体を蝕んでいき、精神を堕落させる。世界から拒絶され、崩壊していく存在
。生きるために少年少女は『最後の一人/ココノエ・サクラ』へと挑み続ける。十三月の世界に囚われた『永遠真如/エターナル・ノア』を手にいれ、繰り返す世界に終止符を打つ倫太郎。『極化/マクスウェル』を克己し、『広々高射七十二色/ヴェリスズノヴァ』を完成させる春散。陽射/ムラクモを貫き、白海/ワダツミを咲き、薄砂/ハバキリを梳き、術式『小序の思議する国/アリスローグ』に覚醒する円太。少年少女は6巡目の世界に集まり、全ての物語に終止符を打つことを誓う。果たして、三人は『最後の一人/ココノエ・サクラ』を打ち倒せるのか?――
※中二系コメディです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-01 17:02:23
53286文字
会話率:47%
家からほど近い進学校、御伽高校に通う冬越太樹はまだ進路に悩んでいる一生徒。
そんな彼は、人の身体に浮かび上がる、文字が見えるという不思議な体質の持ち主だった。
その体質について誰にも見えないがゆえに、相談することもできない彼は、悩
み、解決のできないその苦しみゆえに次第に暗くなった。
そんな彼はもともとのあまり協調性のない性格のせいもあり、孤立してしまった。
だけれど、共に暮らすツクヨさんや幼馴染の沙耶だけは彼のことを受け入れていた。
そんな状況下で、彼女に支えられながら、ある程度の満足とともに日々を過ごして行く太樹。
だが、あるとき、トラブルにより、その青く光る文字の意味を知ってしまうことになる。
そして、沙耶にもその文字が現れて…。
※すみません、タイトルを変えました…
※不定期更新です…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-23 14:35:27
67381文字
会話率:20%
カフェで談笑する二人。
一人の身体は透けていた。
最終更新:2012-01-28 01:01:57
11497文字
会話率:42%
天涯孤独でも、超能力者でもひとりたくましく生きてきた私はある日国家権力者にさらわれて、あなたの頭は国家兵器になります。と告げられた。 ちょっと待て。国家兵器ってなんだ。私は大量殺人兵器か。 なんでも私の脳味噌には国家機密レベルの情報解析機能
を搭載したメモリチップが埋め込まれてるらしい…ってそんなこと聞いてない!私の能力ってこれが原因か! 人の身体になにしてんの!? とりあえず、国一つ潰すのに協力しろだって? ふざけんな! 私はひとり慎ましく静かに暮らしてくんだ! そんな時目の前に現れたのはひとりの男。迎えに来たってあなた誰、どこかで逢ったことある――? …とりあえず連れ出してくれるならだれでもいいや! どこか謎がある男に手をひかれ…いや、背負われ抱き上げられ導かれるは世界逃避行の旅。国家だけでなく、謎のテロリスト軍団にまで追われる羽目になったふたりのエセ近未来恋愛モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-28 21:08:07
2517文字
会話率:32%
私、シュリア・ヴィントンは、全国民が憧れているといっても過言ではない第一騎士団の総長サマの妻だったのですが、気づいたら死んでしまっていました。ちょ、ちょっと待ってください。まだ彼の残した約束の意味も思い出せないし、十分に妻としての役目を果た
した覚えはありません!
あ、でも彼から見ればお荷物が消えて少しは楽になったのかな?
自意識過剰な奥サマが浮幽霊になりながら人の身体の中に入り込んだり、モノを動かす技術を身に着けたりしながら、夫を見守るお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-27 00:54:13
2640文字
会話率:1%
人類は四次元空間からティアマト・エネルギーと呼ばれるエネルギーの搾取を可能とし、エネルギーの充実によって人口の爆発的増加が起きた。
地上の居住空間は既に限界を迎えていた。そこで発足したプロジェクトがエレアス計画。空の大地を築くという壮大
な計画だった。
エレアスは次々に建造された。そんなある日のこと。
人類は火星にも人類の居住空間を設けるべく、火星の探査を開始した。そこで、とある細菌が発見される。
その細菌は人に感染するとその体内で急激に成長、そのまま別の生命体として人の身体を食い破って誕生するというものだった。それにより、初期の探査団が全員死亡することとなった。この生命体――アニルの繁殖能力は強く、人類は火星への居住を諦めざるをえなかった。だが、それだけではなかったのだ。
アニルは火星を飛び出して、宇宙空間で生命活動を行うことが出来ることが判明する。いくつものエレアスがアニルの群れの襲撃を受け大気圏へと落下してしまっていた。
それに対して、人類は人型兵器ソアレイを作り出すことでアニル対策に乗り出した。
これは、そんな世界の物語。
※新人賞に送って落ちた作品で、作者が「もう使いまわしとか未練がましいことしない!」という区切りのために載せるものです。一応の完結はしています! 暇つぶし程度にどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-26 07:26:32
84835文字
会話率:38%
痛みとは常にそこにあるものだ。人の身体を傷つけ蝕み、時に形を変えて人の心を切り裂く。痛みが無い時間など人にはない。人が人である限り。
最終更新:2009-01-17 14:51:38
3626文字
会話率:43%