天涯孤独でも、超能力者でもひとりたくましく生きてきた私はある日国家権力者にさらわれて、あなたの頭は国家兵器になります。と告げられた。 ちょっと待て。国家兵器ってなんだ。私は大量殺人兵器か。 なんでも私の脳味噌には国家機密レベルの情報解析機能
を搭載したメモリチップが埋め込まれてるらしい…ってそんなこと聞いてない!私の能力ってこれが原因か! 人の身体になにしてんの!? とりあえず、国一つ潰すのに協力しろだって? ふざけんな! 私はひとり慎ましく静かに暮らしてくんだ! そんな時目の前に現れたのはひとりの男。迎えに来たってあなた誰、どこかで逢ったことある――? …とりあえず連れ出してくれるならだれでもいいや! どこか謎がある男に手をひかれ…いや、背負われ抱き上げられ導かれるは世界逃避行の旅。国家だけでなく、謎のテロリスト軍団にまで追われる羽目になったふたりのエセ近未来恋愛モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-28 21:08:07
2517文字
会話率:32%