家からほど近い進学校、御伽高校に通う冬越太樹はまだ進路に悩んでいる一生徒。
そんな彼は、人の身体に浮かび上がる、文字が見えるという不思議な体質の持ち主だった。
その体質について誰にも見えないがゆえに、相談することもできない彼は、悩
み、解決のできないその苦しみゆえに次第に暗くなった。
そんな彼はもともとのあまり協調性のない性格のせいもあり、孤立してしまった。
だけれど、共に暮らすツクヨさんや幼馴染の沙耶だけは彼のことを受け入れていた。
そんな状況下で、彼女に支えられながら、ある程度の満足とともに日々を過ごして行く太樹。
だが、あるとき、トラブルにより、その青く光る文字の意味を知ってしまうことになる。
そして、沙耶にもその文字が現れて…。
※すみません、タイトルを変えました…
※不定期更新です…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-23 14:35:27
67381文字
会話率:20%