兄と弟。
少しのすれ違いと、たくさんのやさしさ。
そして──誰かを想う、恋の気持ち。
弟の亮は、大切な人と未来を描こうとしていた。
兄のゆうは、そんな弟を、少し照れながらも応援していた。
“あたりまえ”の毎日は、永遠じゃない。
でもきっ
と、心に残るものがある。
家族として、恋人として、人として。
誰かを想うということの、あたたかくて、切ない記憶の本当にあった物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 05:29:24
39279文字
会話率:12%
可愛くなることを夢に見た35歳の男は、清々しい気持ちでその生涯を終えた。
しかしそんな彼に美少女として異世界に転生できる機会が巡ってきたことで、このお話は始まる。
彼を転生させる女神への躊躇のない土下座、心の9割を占めている想いを誠
心誠意伝え、男はついに夢へのスタートラインに立とうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 03:13:14
1650356文字
会話率:59%
自分の中に別の何かがいる。
ある日から男の行動は別の何かに支配され、自分の知らぬ間に様々な事が起こる。
自分を操る物とは?
"ソレ"は悪魔の使いか?それとも、自然界からの警鐘なのか!
人類と"ソレ"の
戦いが密かに始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 00:03:42
3622文字
会話率:6%
20の部屋。1247回目の絶望。記憶が腐る音がする。
目が覚めたら、知らない部屋にいた。
「記録者ナンバー1247」——壁に刻まれた文字。
そこは“記憶の残滓”が蠢く、異形の空間だった。
出口は見えるのに、たどり着けない。
かつての“僕
たち”の影が声を発し、鍵が足りず、言葉が崩れる。
20の部屋を抜ければ帰れるというが、
手にしていたはずの「マスターキー」は、第1の空間で落としていた。
これは、記憶と空間に喰われる青年・悠の物語。
そして、読者である“あなた”に遺された、1247通目の手記。
――忘れていたのは、本当に記憶か。それとも、自分自身か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 22:10:00
78043文字
会話率:24%
家柄、財力、そして美しい風貌。
全てに恵まれたかにみえる男・石倉良(いしくら・りょう)。
財閥系のトップである、若き実業家。
遠縁の五百旗頭(いおきべ)家から、美人の誉れ高い妻、眞波(まなみ)を娶る。
妻の実父、五百旗頭欣二(いおきべ・きん
じ)は有数のホテルチェーンのオーナー。財界において大変な存在感を打ち出している。
しかしどうにも、五百旗頭家は、石倉とは折り合いが悪い。
欣二の兄、長一郎(ちょういちろう)は、慈善団体イオ学園の理事長。娘の波留(はる)との間にすさまじい確執がある。
先代、つまり長一郎たちの父が、幼い孫の波留を後継者としてすべてを相続させたためである。
それに伴い、先代は策を弄して親権を剥奪し、石倉良を波留の後見人としていた。
先代の死後、五百旗頭家は内部分裂する。
石倉=波留の派閥と、それ以外という構図になっているのだ。
そうしたある日、親族ふたりの縁談が持ち上がる。
妻の妹、さなえの相手はライバル会社の跡取り。
波留は、政治家の息子と……!?
飛ぶ鳥を落とす勢いの新興勢力、ライバル会社、アズマ・マリンレジャー。
その社長、東知之(あずま・ともゆき)は、知らぬ間に妻の実家に近づいていたのだった。
親子間でも油断はならない。
先代の決断に不満を持ち続けていた五百旗頭兄弟は、
波留の成人を機に、後見人ではなくなった石倉を排除しようと動き始める。
難しい立場に立たされた妻の眞波は、どうするつもりなのだろう。
味方といえるのは、波留と、財界の大物・森行夫(もり・ゆきお)のみ。
石倉は自身の過去と向き合いながら、明日を模索していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 21:09:01
194276文字
会話率:34%
あらすじ:
1951年、日本。
戦争の傷跡が日常の表面下で今なお脈打つ中、ひとりの孤独な少女が、奪われた平穏を必死に取り戻そうとしていた。テントスナ・マコトは、身体に刻まれた傷と、それ以上に見えない無数の心の傷を抱え、静かな不安とどこにも属
せない感覚に押し潰されながら、日々を生きている。
そんな彼女の壊れた日常に、ひとすじの優しい声――新しいクラスメイト、ハナの存在が差し込む。
だが、運命が彼女を街の忘れ去られた路地へと導いたとき、マコトの世界は再び砕け散る。そこには、廃墟と闇、そして儀式のような暴力が渦巻いていた。その中で、彼女の中に眠っていた何かが目を覚ます――
それは、最も深い恐怖から生まれた黒い鎖。制御不能なそれらは、美しく、そして恐ろしく、生きている。
その瞬間から、マコトは影に潜む未知の力と対峙するだけでなく、自身の力が「贈り物」ではなく、癒えぬ痛みの“残響”であることにも向き合わなければならない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 20:41:48
13995文字
会話率:22%
聖女メアリー・アンは無実の罪で断罪されていた。
味方はおらず、身内だったほとんど力のない妹を聖女扱いする王太子と、それを正当とする貴族達を見て呆然としていた。
そこへ魔王ヴァルスが姿を現し、メアリーに提案を持ちかける。
「自分の妻にならない
か」と。
メアリーは最初困惑するものの、その提案を受け入れ──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:18:40
3493文字
会話率:60%
ドイツ西部の田舎町、ヘクスターの片隅に生まれ育った、ひとりの青年・アーダルベルト・ヴァイス。
その手は父の静かな筆を継がず、誰にも描けなかった“もしもの名画”を生み出していた。
カンペンドンク、マックス・エルンスト、フェルナン・レジェ──
。 “存在しない名作”を、完璧な筆致でこの世に蘇らせることで、彼は「誰かの人生」を生きようとしていた。
だが、それは芸術か、偽造か。 彼の絵に魅せられた者たちは、やがて真実と嘘の境界を見失ってゆく。
舞台は1960年代ドイツから現代へと及び、 美術館の館長や警察、そしてひとりの妻との絆を巻き込みながら、 ヴァイスの“空白の時間”に隠された真実が浮かび上がっていく。 ──描いたのは過去ではない、“本物以上の贋作”。
空白を埋めるため、他人になりきった人生とは何だったのか。 芸術と欺瞞のはざまで生きた男の、静かで鮮烈な軌跡。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 16:10:56
87199文字
会話率:35%
同じ会社に勤めていながら、顔を合わせることもなかったふたりの女性――
事務部でひっそりと働く白川若葉と、社内でも名を知られる凛とした上司・黒川若菜。
日常の交差点では交わることのなかったふたりが、ある日偶然に目を合わせる。
けれどその時、ふ
たりはまだ知らなかった。
自分たちが、もうすでに“別の名前”で出会っていたことを――。
ネットの中で「茅ヶ崎渚」として活動する若葉は、小説投稿サイトで憧れの作家「結衣と姉 希望の王」に出会う。
彼女の書く物語に心を揺さぶられ、勇気を出して送った一通のダイレクトメッセージ。
それがきっかけで始まった、名前も顔も知らない“渚”と“ベルおねーちゃん”の文通のような関係。
現実の世界では、少しずつ距離を縮めていく若菜と若葉。
仕事の合間に交わす短い会話、何気ないランチのひととき。
そしてネットの世界では、小説という架空の場所を通して、深く強く繋がっていく“渚”と“ベルおねーちゃん”。
同じ人だと気づいてしまった若菜は、その事実を伝えるべきか悩みながらも、ふたつの世界で育まれる友情と信頼に、静かに心を揺らしていく。
この想いを、どの言葉で伝えればいいのか――
現実の自分と、小説の中の自分。
本当の「わたし」はどこにいるのか。
誰かと心を通わせることのあたたかさと、ほんの少しの切なさを抱えながら、若菜は最後の一歩を踏み出そうとしていた。
これは、ふたりの女性が“物語の中”と“日常の中”で静かに出会い、
少しずつ、確かに、お互いを大切に想い始めていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:46:25
8972文字
会話率:32%
映像媒体の復元技術が進んだ現代。株式会社スコーピストの庄野裕市はライブリマスタープロジェクトの作業中「ビーガル」と呼ばれる超周波生命体と遭遇、劣化したフィルムに収録されている空間へと入り込む力を身につける。そこは『サビ』や『カビ』といった劣
化要因が怪物化して世界を壊滅させようとしていた。裕市とビーガルの映像世界を守る戦いが今始まる・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 05:50:00
203126文字
会話率:49%
(完結済み。「ハーメルン」「ノベルバ」に重複掲載予定です。)
コンセプトは「スマホを置いて星空を見上げ、南の島へ行こう」!
"竜"星群が日常的に降り注ぐようになった近未来の地球。
隕石の被害に苛まされる人々の前に、そ
の隕石から孵った"竜デンゲイ"が現れ、復興を遂げようとする社会に影を落とす。
GPSが機能せず、電波も不安定になった世界で、それでも人々は再び夜空を見上げようとしていた。
数々の隕石が落下するトーキョーを舞台に、「迎撃」を掲げる国連機関の艦艇と「保護」を訴えるカルト教団の思惑が渦巻く。
その台風の目で、かつて竜の翼を得た少年と竜星の巫女となることを強いられた少女が邂逅する。
一夏、否、一”雨期”の星の海を翔け抜ける
少年少女の海洋冒険譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 00:00:00
252094文字
会話率:25%
最期の最期まで殿に忠義を尽くした彼らは、迫り来る炎に絡め取られようとしていた。
火の手が迫る御殿にて、昔語りと、冗談めいた告白と、わずかな安らぎを添えて。
――上段の間にて、炎と共に眠る二人の、誰も知らない静かな終わりの物語。
最終更新:2025-07-01 21:30:00
1200文字
会話率:48%
かつてギャルゲーソングの良さを広めるために活動していた岩崎恭介率いる、音楽研究同好会!バンド名はジ・アゴット。
様々なライブをやり、少しずつ周りにギャルゲーソングを認めさせできた。
時は過ぎ、岩崎が高校二年生になると同好会にいきなり危機
が訪れる。チート級の演奏をやる先輩達が受験のために同好会を卒業!
残された岩崎たちだけでは、同好会もバンド活動もできぬ状態。
そんな中、クラスに転校してきた美少女が現れたことにより岩崎の新たなギャルゲーソングバンドが再び動き始めようとしていた。
新たな仲間たちと共に、ギャルゲーソングを世に知らしめる物語が再誕する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 20:47:18
431408文字
会話率:43%
魔術国家デ・ラ・ペーニャには、魔術の研究機関である『魔術大学』が無数に存在する。
学内では各分野における教授の指揮の下、新たな魔術や道具を開発すべく、大勢の魔術士が試行錯誤を繰り返していた。
17歳の少年、アウロス=エルガーデンは最
低水準の魔力しか持たない魔術士。
彼は魔術そのものではなく、魔術が出力されるまでのプロセスを簡易化・高速化する為の論文を作成しようとしていた。
過去に多くの魔術士が諦め、現在では“一攫千金論文”と揶揄される研究に臨むアウロス。
才能も愛想もないその少年の揺るぎなき信念は、それぞれに質の異なる闇を抱えた同僚達を巻き込み、やがて大学、そして国家にさえも多大な影響を及ぼす――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 00:00:00
1473025文字
会話率:34%
魔科──魔法と科学の融合学問。数百年前から提唱され始めた比較的新しい学問。数十年前のある出来事を境に急激に発展した。この魔科という学問によって時代は急速に発展し動いた。そして世界は現在混迷を極めている。
現在星神歴千三百三十二年──世界は
五大陸を中心として戦争の火蓋が切られようとしていた。そしてその戦争の始まりからの時代を『昏き世界』と呼んだ。
五大陸全てを統括し名目上管理する組織である世界連合、名称『|天照《アマテラス》』の直属の配下である『|十剣《カルディア》』の一人である主人公ゼノはこの不安定な世界に違和感を覚えて生きていた。
ある日世界の頂点に君臨する神と崇められる星世神『イザナギ』直々の勅令を受ける。その勅令はこの世界の滅亡と復活であった。
この日を境にゼノの運命の歯車は大きく動き出し始める。
これは『天剣』の称号を持つゼノが天剣魔導士として昏き世界に剣を突き刺す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 23:01:35
60216文字
会話率:58%
魔法が世界的に普及したことにより、国の主な戦力は、魔法使いへと取って代わる。魔法使いの台頭により、衰退の一途を辿る剣士は、次第に数が減り、その存在すら人々に忘れられようとしていた。そんな時、世界各国に突如、ダンジョンが現れる。ダンジョンには
、魔力を封じる力があり、魔法使いは魔法が使えなくなる。そこに、ダンジョンから現れた魔物が現れ猛威をふるう。人々が魔物に襲われる中、かつて最強の剣士と呼ばれた男ダンテが立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 22:00:00
138026文字
会話率:33%
【小説情報】
三人称小説/1話あたり約2500文字/超長編 全100万字(予定)/硬筆文体
チート描写はありますが、異世界転生・転移作品ではありません。
長い物語になるのでゆっくりお付き合いください。
【あらすじ】
『惑星アナトリア』の文
明は、この星を侵略しようとする勢力『アニマ』と護ろうとする『四大精霊』との争いに巻き込まれ崩壊を見せた。
『四大精霊』に与し『アニマ』の尖兵『コラプス』の大軍を異空間に封じ込めた『ノイルフェール』と呼ばれたシナノは、全ての力を使い果たし、虚無の中に消え去ろうとしていた。
それを全力で救った風の大精霊ユーフェミアだが、彼女もまた力尽きてしまう。
それから5000年。『魔術」が貴族を中心に普及した世界は、歪な状態ながらも文明を取り戻した。
その中で生を受けたシェリルだが、彼女は捨て子であり実の両親を知らずに幼年期を孤児院で過ごしてきた。
頼れる者は自分だけ……そう言い聞かせ頑なに生きてきたシェリルは、努力の末『ホーリーウェル魔導学院』に入学する。貴族社会の縮図のような階級社会の中で、孤児院育ちのシェリルは、主席の座を守り続けていた。
そんな彼女の前に、オリハルコンの冒険者プレートを持つ、一人の男が現れた。
その男の名はシルヴェスター。彼は悠久の時を生きる、この世界で唯一の『賢者』の称号を持つ存在だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 18:59:13
187529文字
会話率:36%
鏡よ鏡、この世で1番美しいのは、だあれ?
それは、白雪姫でございます。
では、この世で1番醜いのは、だあれ?
それは、........あなたです残酷女王様。
創造神イリュリアが創造したとされる、イリュリア大陸。
そこには、五つ
の国々が均衡を保ち、独自の文化と繁栄を謳歌していた。
東側、鍛治の国フェルナールは、地底深く眠る鉱脈を掘り起こし、武器を産み出す。
西側、剣の国カルヴァーンは、魔法の力を剣に宿し、勇敢な戦士を育成する。
南側、海の国アクアリスは、広大な海を舞台に交易を繰り広げ、繁栄を築き上げる。
北側、雪と氷の国サナリスは、凍てつく大地に閉ざされながらも、独自の文化と誇りをもつ。
中央のザルキア帝国はイリュリア神の聖地とされ。広大な領土と強大な軍事力を持つ。
しかし、その均衡は今にも崩れ去ろうとしていた。
これはサナリスの美しき姫、ノエルを巡る残酷な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 17:24:11
8035文字
会話率:39%
魔獣に全てを奪われた少女アルメ、彼女は魔獣を殺し、食す事を生きる糧としていた。
やがて成長した、彼女の前に現れたのは、名前もなのならない、無口男だった。
最終更新:2025-06-29 23:20:00
285727文字
会話率:47%
暴帝とともに都が焼け落ちた『天業の乱』から八年。都は復興が進んでいたが、大乱の爪痕は深く人々の心に影を落としていた。
宮廷退魔組織・泉仙省の下っ端退魔師である黄季(おうき)は、妖怪に追われて逃げ惑っている間に不思議な屋敷に迷い込む。桃源郷
のような大邸宅で独り無聊を託っていたのは、貴仙のような美貌を持つ男。男は不機嫌に黄季を屋敷の外に叩き出すが、黄季は意図せず連日男の屋敷に迷い込むことになり……
大志を抱く雛鳥と、片翼を失ったかつての頂点の出会いが世界を変える!
中華退魔ファンタジー、ここに開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 22:00:00
468201文字
会話率:37%