屋上に秘密を抱えた少女が二人。
それぞれが腹を探り合い、その秘密ゆえ、距離を測る。
表面上の会話とは裏はらに緊張が高まる。その果てに…。
最終更新:2022-06-13 19:00:00
7580文字
会話率:30%
~~背景~~
生命体に流れる「気」には、物質と強く相互作用する『氛』が存在する。生物は『氛』を発達させ、筋肉の限界をはるかに超える肉体を手に入れた。人類以外の動物は、この『氛』を得意とし、圧倒的な力で大陸を支配する。
一方の人類は、唯一の
武器である知能を使い、大陸周辺の小さな島々で生き延びた。幸いにも豊富な資源と肥沃な土地に恵まれ、人類は近代文明を築くことができた。科学技術も発展し、島の中では安全に、快適に暮らせるようになる。
そうなってくると、人類の興味は外へ向き始める。大陸の開拓だ。しかし銃などの現代武器を使っても、動物はほとんどダメージを受けなかった。『氛』に阻まれてしまうのだ。『氛』には『氛』の攻撃が一番有効だった。
人間の中には、『氛』を自在に操れるものが稀に存在する。彼らは能力者と呼ばれた。鍛錬を続ければ、動物に対抗できる強者となる。キヨタカは数少ない強者の一人だ。島の中にも凶暴な動物がいて、国はその対応に追われる。キヨタカは『氛』を使って国に援助し、動物問題を解決していった。
そのおかげで、『氛』を使う能力者の存在価値は高まる。国もキヨタカに頼り、解決を依頼するようになった。そこでキヨタカは、『氛』を使う能力者の集団、フロンティアを設立する。動物や開拓に関する仕事は、フロンティアが一手に引き受けた。その後、キヨタカはフロンティアを成長させ、知る人ぞ知る開拓関連企業になる。今は創業15年目。頼もしい新人が育ち、フロンティアはさらなる成長が期待されている。
~~今回のあらすじ~~
そんな折、ビーチリゾートで有名なファジール共和国から、フロンティアに護衛の依頼が舞い込む。内容は、危険な未開の島「ブレテ島」の調査だった。協力者として、原住民のマノミ族が同行してくれる。マノミは優秀な狩人だ。凶悪な動植物の中を何百年と生き抜いた。その長い歴史の中でも、同行する気高き女性ナプーは、最強クラスのマノミである。フロンティア4年目のナオミは、同期のテツ、新人のハルと共に、ブレテ島の任に就いた。未開の島に待ち受ける危険とは、一体なんだろう。彼らはそれをどう攻略するのか。
Frontierに挑戦するフロンティアの勇姿を、お楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 13:56:36
146762文字
会話率:63%
故郷を焼き払い、両親や友人を殺し、自分の身体を研究の実験台にした怨敵を殺すために冒険者になった十五歳と若い弓兵――ジャックドー・シーカー。
パーティー仲間と着実に実力を上げてきたジャックは、魔導士の高まる需要によってパーティーをクビになって
しまった。
時代に追われたジャックは、縋る気持ちで都市伝説である【魔女】を訪ねた。
これは【魔女】の元で復讐の為の力を得たジャックと、運命に導かれるまま出逢う訳ありの仲間達による復讐冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 00:10:13
95426文字
会話率:35%
戦死者の数と厭戦気分は必ずしも比例するわけではない。「戦死者が増えれば厭戦気分が高まる」というのは恐らく「ある一線」を越えてからのことだろう。
戦死者が増えれば国内では遺族会の会員が増えていく。その数が「ある一線」を越えるまでは戦死者の
増加はかえって「戦争をやめさせない」力学を強めることも有りうる。
一たび始めた戦争を終わらせる難しさはここに在る。始めてしまうと中々終わらせられないのが戦争なのである。
注:この作品は「酒井徹の網絡日誌」にも掲載しています。 https://imadegawa.exblog.jp/32625888/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 02:37:45
333文字
会話率:0%
明るく、いつも笑顔の優しい少女。
彼女の優しさに触れた「私」は、親友となって、それ以上の思いを募らせていく。
そんな思いを少女は受け入れる。
そして高まる思いとともに、「私」の中の喪失の予感は、強まっていった。
※年齢制限つきで公開してい
る「君は鏡の向こうに」の短縮版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 19:00:00
10478文字
会話率:0%
平凡な男子大学生、日下陽翔が召喚された世界は、第三次人魔大戦で人間が敗北し、魔族が完全統治する世界だった。
人間は生まれながらにして身分が定められ、最下層は魔族の食料として出荷される。
支配の歴史から300年。人はそんな世界に疑問を抱く感性
すら失っていた。
かつて人々にスキルや魔法の力を与え、魔族と戦う力を与えていた女神は、今や邪神とさげすまれた。
陽翔はそんな女神の祝福を受け、異世界より召喚された。
与えられた使命は、すべての魔族を殺すこと。
しかし、人間を支配してから300年、魔族は着実に文明を発展させていた。
陽翔の力は文明と対峙するにはあまりに弱かった。とはいえ、一個体の存在の力としてはあまりに強すぎた。
東暦825年――有史以来初の魔族同士の世界大戦の機運が高まる今、あらゆる勢力は陽翔を欲した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 13:13:07
8008文字
会話率:44%
高校の数理研究会の部長、引津は自覚のある陰キャだ。友人の覚は、卑屈な発言をする引津に、自信をもって欲しいと常々思っている。季節は冬。もうすぐバレンタインデー。引津がチョコでも貰ったら、自己肯定感が高まるだろうかと覚は考える。
そんな時、後輩
の二人の女子から、覚は引津に関するとんでもないエピソードを聞くことになるのだった。
本作は、藤乃 澄乃様主催『バレンタイン恋彩企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 17:24:38
3044文字
会話率:32%
吹奏楽部でクラリネットの演奏に熱中する高校二年生の響子、彼女の吹奏楽部はコンクールで毎年全国大会にも出場する強豪校で、部活に明け暮れる毎日だった。それが、ある日、唐突に終わりを告げる。父親が、響子の伺い知らぬ事情で、母親の元にはもう帰って来
なかったからだ。
二学期の終わりの冬、母娘だけの生活となった響子は、頑張っていた部活を諦め、遣り切れない思いのまま、かつて母親が暮らした信州宮山に移り住むことになった。
転入した宮山北高校で、彼女の様子を心配した吹奏楽部顧問の三沢の後押しもあり、響子は再び吹奏楽部に入部することになった。宮山北高は歴史の古い高校だったが、吹奏楽部は校内の部活カースト最下層の弱小部活。三沢は過去に吹奏楽の強豪校での指導経験もあったのだが、彼の頑なな思いからコンクールへは出場すらしたことがなかった。
響子は、新たな部活の仲間と意気投合して、弱小部活なりの充実した学校生活を送っていたが、そこで、思いがけず、友人たちの不条理な過去、家族や友人関係の葛藤、そして部活への思いを共有することになる。
春、合唱部との合同演奏会で、響子ら精鋭メンバーで演奏したアンサンブルがきっかけで、コンクール出場への機運が高まる。躊躇していた三沢も意を決し、結束してコンクールへの過酷な練習に突入した。響子は、厳しい練習の最中、同級生男子部員との淡い恋愛、自分自身の出自への疑念、運命的な異母兄妹との出会いを経て、仲間との絆を深めていった。
多感な女子高生に突如訪れた家族関係の危機と、転校という大きな環境の変化、本作は、学校吹奏楽という若々しくも刹那的な音楽と部活の仲間との熱い人間関係を通じ、雄大な宮山の自然の中で、困難を高校生らしい瑞々しい感性で懸命に乗り越えようとする青春ストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 00:39:40
116999文字
会話率:52%
ベアトリクス・オルローブは魔女である。
ある時、薬の材料を採取に行った帰りのこと。
救援信号である光の玉が打ち上がるのを見たベアトリクスは現場に向かう。
そこには魔獣討伐に向かっていた傷だらけの騎士達、それから今にも命を失ってしまいそう
な重傷を負った美しい王子がいた。
ベアトリクスは持っていた薬や治癒魔法を駆使して王子の命を救い、そして──目覚めた王子に恋をしてしまった。
王子を助けた褒賞に、ベアトリクスは『自分の店を持つ』という夢を叶えてもらう。
王都の外れにあるお店で、自分の作った薬やお茶、化粧品を売る毎日。そこには助けた王子もよく来てくれて、ベアトリクスの恋心は高まるばかり。
しかしベアトリクスはこの恋が叶わないことを知っていた。
王子には婚約者となる伯爵令嬢がいたから。
『恋は綺麗なだけのものじゃない』
姉の言葉が頭をよぎるベアトリクスだったが、恋心を胸に秘めて王子と過ごす日々を大切にしていた。
ある日、伯爵令嬢が客として店に現れる。
肌荒れを癒やす薬を渡したはずなのに、数日後。薬ではなく毒だtたと、ベアトリクスは悪い魔女だと伯爵令嬢に糾弾されてしまった。
自分でもそれを否定する手立てはあったものの、そこに現れたのは──
王子を助けた魔女の恋。
向けられる悪意を跳ねのけたベアトリクスは、暖かで穏やかな温室の中、漂う花香と共に幸せを手に入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 12:00:00
18602文字
会話率:36%
古守 裕はいきなり長年住んでいた寮を追い出された。
高校に進学を期に今まで一緒に住んでいなかった両親と一緒に住むことになったらしい。
指定された家に行ってみると誰もおらず、置き手紙があった。
手紙には「仕事が長引いてしばらく行けないからそこ
に住んでいて」と書いてあり、高校進学を期にしばらく一人暮らしをしてみるのも良いかと思い寮には帰らない事を決める。
一晩寝て起きてみると台所に誰か居る。
行ってみると黒髪の美少女が居て話をしているともう一人美少女が増えてこの先どうなるのだろうと期待が高まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 13:59:59
2909文字
会話率:9%
大学生の「一夜 巡」(いちや めぐる)は、童貞だった。そんな彼は童貞を卒業したかった。しかし、あらゆる策略や、あらゆる現実が待ち受けており、彼は、自ら恋愛戦隊シツレンジャーになる道を歩き始める。高まるドウテイパワー。そして、ドウテイを取り戻
す必殺技。そして、ついに変身するドウテイレッド!
話の中で生まれる名台詞はきっと、あなたの心を打ち抜く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 19:51:21
7494文字
会話率:18%
これは、こことは異なる世界のお話である。W.UとE.Uとの間で、紛争の緊張が高まる中、日本国内は、国軍省とネオヤマト神道が政治を支配していた。10年前に、ネオヤマト神道に妹を奪われて、国軍省大臣、通称、将軍暗殺を試みて、失敗し、処刑された
はずの男。田中一の姿が、あった。その頃、都内では、謎の死傷事件が発生していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-06 08:52:15
22949文字
会話率:72%
ジコウ党総裁選で騒がしいニホン国。次期総裁候補は地獄においても関心高まるところとなり、ガース総理付きの地獄の書記官が候補たち訪問を試みて…
最終更新:2021-09-22 17:28:42
5620文字
会話率:94%
気づいたら私は悪役令嬢メアリーになっていた。
ここが原作恋愛ゲームの世界だと思った私はヒロインである妹を探すが、その妹が見つからない。
探している最中でコラボキャラとして実装されていた騎士からお茶に誘われるが、彼は原作より甘すぎだった。
高
まるこの世界への違和感、それは辛口の原作婚約者の一言により解消されることになる。
「君もレースの招待状は貰っているだろう。早くスタート地点に行くぞ!」
ここは元の原作恋愛ゲームではなく、様々なゲームキャラクター達によるオールスターレースが開催される世界だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 22:45:25
10622文字
会話率:28%
「人肉を食べたい」という願望を抑えて生きることかれこれ4年。主人公の女子大生、鈴木アカは、心の底に秘めた人食願望と、法律や倫理観との間で葛藤する日々の中、突如として異世界転移してしまう。
現代と比べれば無法地帯にも等しい剣と魔法のファンタジ
ー世界。何のしがらみもなくなった主人公は、人肉を食べるのにこれ以上の機会はないことに気がつく。
しかし元の世界で培った良心が頭をよぎり、高まる人食願望と葛藤する。さらに治癒師になるべく与えられた自分のスキルが人食にぴったりなことも判明して…?
あくまで普通の女の子。でも人肉食べたい。ちょっとサイコなファンタジー冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 14:03:06
67476文字
会話率:32%
バス通学中に集団異世界転移に巻き込まれた主人公は、その場のノリで、
「はぁ?
神だか何だか知らねーがな、これは拉致監禁っつーんだよ!
俺達を元の世界に帰せ!!」
とテンプレモブみたいな台詞を吐いてみた。それが女神の怒りに触れ、転
移直前に【ガチャでN(ノーマル)しか出ない呪い】をかけられてしまう。
ガチャの力でスキルやアイテムを得る異世界では致命的な自体に──と思いきや、この世界のガチャはN(ノーマル)以下のH(ヘル)等級が排出率99%を占める、回せば爆死(物理)な糞設定の地雷システムだった。
初回で大半の転移者がガチャ爆死(物理)した状況で、主人公は魔王を倒し、世界を救うことはできるのか?
女神へ魂を捧げるため領民にガチャを回させる領主。
冤罪で送られたガチャ石鉱山での奴隷労働。
Nスキルでも重複すれば効果が高まるはずなのに、やたらと種類が多いせいで、なかなか重複しないガチャスキル。
行く道に苦難は多い。
道中で出逢ったガチャ爆死者の亡霊達の未練を晴らしつつ、1日1回無料ガチャで、主人公は1歩ずつ前へと進んで行く。
※注意:登場人物の頭が爆発して死ぬ場合があります。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 00:53:58
483537文字
会話率:25%
俺、本条真人はただひたすらに不運だった。
小さい頃はよく道端の石につまづいて転んだし、鳥のフンが頭上から降り注いでくることもしょっちゅう、自転車は月に一度はパンクした。極め付けは受験に向かう際の電車が遅延して、受験会場に間に合わなかった
。
「こんなに不運ならもう残りの人生ずっと幸運でもいいじゃねえか!!」
そう嘆くある日の帰り道、突如頭上から数多の鉄骨が――
突如やって来た異世界でマサトは単なるラッキーで世界五大宝剣の1つ「宝剣フライディー」を手に入れてしまう!?新たな宝剣使いに湧き上がる冒険者ギルド、高まる魔王討伐への期待…ポンコツ冒険者ヒーラーのレミシアと一緒に宝剣の力とラッキーでどうにか期待に応えていくマサト。この幸運、一体いつまで続くんだ!?
新感覚幸運系異世界冒険譚がいまここにスタート!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 09:47:41
4633文字
会話率:55%
この世界バラクスには、人類の住むルメリア大陸と、亜人類の住むメルナ大陸があり、主人公であるラヴィはサンカ村で穏やかに暮らす人間の1人である。だが2つの大陸間の緊張は高まるばかりで、いつ過去のような大規模戦争が起きてもおかしくは無いと言われて
いた。そんな時、不可侵条約を結んでいる為、ルメリア大陸にいるはずの無い魔族が、いきなり村を襲撃しに来たのだ。純粋な身体能力で人類は亜人類(魔族)に劣るため、サンカ村への襲撃を許してしまったのだが.....折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-09 21:54:47
3343文字
会話率:53%
―<<< あらすじ >>>―
人々の悪意が高まると空に漆黒の竜が現れるという。更に悪意が集まり強くなるとその竜は意識を持ち始め、人に攻撃する様になる。
その厄介な竜達を召喚獣と共に退治してきた8人
の使い手が世界に居た。
だが、現代では、使い手継承者が7人しかおらず、その召喚獣である獣神も7体。残る1対の獣神は20年あまりの期間、継承に相応しい人物を探していた。選ばれし者と呼び、ある地で白羽の矢が立つ。
選ばれし使い手は、修練により漆黒の竜に挑む様にまで成長していくストーリー。
<36679|i561291>
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 23:00:00
157656文字
会話率:65%
ある日本屋で買った1冊の恋愛漫画を見てときめく24歳(独身)だんだんページを進める事に高まる24歳の心情やいかに…
最終更新:2021-06-13 22:43:30
1504文字
会話率:67%