私には一人祖母がいる。彼女は認知症を患っており、その内側に積み上がっているものは日に日に形を失い、溶けていく。自分はそんな祖母のことを、他人のように観察しだした。
最終更新:2023-07-08 17:16:26
227文字
会話率:0%
ムンド。そこはもう一つの世界。体感型巨大MMORPGとして、世界中で大ヒットしているこのゲームを運営する会社に、転職を希望する男、阿形元就。
彼は面接の場で、実際にムンドの世界に神経同期という技術を使って入り、バグを直す様子をテストされ
ることになった。
バグが予知できるという天才的なセンスを発揮し、次々とバグを直していく元就。
だがそんな中、まるで認知症のような老婆と出会う。その老婆はもはや存在を削除することでしか対応出来ない状態になっており、元就は社員に削除をするように迫られる。二の足を踏んでいると、突如現れたバグ修正の専門部隊に、老婆が消されてしまう。
狼狽する元就を、専門部隊が連れ去ろうとする。瞬間、煙幕が立ち上り、元就はどこかへと連れ去られてしまった。
元就が連れてこられたのは、「バグズ」というレジスタンス。そこはバグを抱えたNPC達が、消されずに生きていくための組織であった。そこで元就はユズとマチとスウという三人の女子と出会う。
三人はこのバグズの活動を通じて、NPCの人権を獲得するために戦いたい、そのためには元就の協力が必要だと訴えた。元就はそんな彼女たちに同情し、協力を約束する。元就はAIにも心があるのではと思い始めていた。
彼女たちの仕事を手伝う元就。マチと共に新たにバグを抱えた少年を助けに行ったり、スウの飼育している家畜の治療を行ったりして、徐々に絆を深めていく。その中で元就は、バグとは親しいNPCの死に思いを馳せることで発生する感染症のようなものだと看破する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-07 21:22:59
80459文字
会話率:56%
幸せなほど大きな爆発をします。人を見ただけで人を爆破させる能力に目覚めました。
日中は高校で世界史の非常勤講師をしながら、家では認知症の母の介護をしている。
最近、なんだか少し嫌になってきたところでした。
最終更新:2023-07-07 00:50:57
2931文字
会話率:41%
私のおじいちゃんは、認知症だ。そしてそんなおじいちゃんには一つ、不可解なことがある。
介護をしているお母さんによると、おじいちゃんは毎日決まった時間に、何処かへふらふらと出かけて行くそうなのだ。
私はよくある症状だと思ったんだけど、お母さん
は不可解に思ったみたい。
まあ正直、私はあんまり興味が無かったかな……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 19:29:44
7388文字
会話率:33%
巨大な老人が出現し、女性ケアマネジャーが奮闘するお話。
最終更新:2023-04-17 23:47:01
7027文字
会話率:65%
近未来、年金制度は崩壊して、定年制は消滅した。
高齢者は、若者はいかにこの世界を生きていくのか?
最終更新:2023-03-29 20:30:11
1290文字
会話率:30%
「あなたには、記憶をなくしていく私の人生を支えてほしいの」
ワタシは自律学習型人工知能ノゾミ。『特発若年性アルツハイマー型認知症』を患った女子大学生の紅葉楓によって創られた。ワタシは彼女の人生を支えて『大切な思い出』をつないでいく。
彼女がそれを忘れても、ワタシは絶対に忘れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 15:08:32
10225文字
会話率:56%
認知症の人が行方不明になるケースがあるそうです。どうしてそんな遠くまで行ってしまうのでしょうか?
最終更新:2023-03-10 20:00:00
1439文字
会話率:47%
一分掌編。認知症。777文字。
最終更新:2023-03-09 12:16:32
777文字
会話率:13%
聖滝淳一は、とある食堂で尋常ではない風貌の岩茸石仙人と出会った。その仙人から発せられた『我々はDNAを継承中なのだ』という言葉の真の意味が、物語の展開につれて明らかになる。
淳一の母チヨのアルツハイマー型認知症発症による家族の長期間に渡る
苦闘と、製薬会社の研究員である淳一の業務の展開で生じてくる様々な問題に対して必死に対応していく過程で、淳一は岩茸石仙人に触発されて物事の捉え方や生き方を模索しながら体得していく。
さらに、地球を含む太陽系や宇宙の概要を理解することにより、奇跡的に地球上で生命が誕生し現生人類へと進化した40億年にも渡る生命の継承を踏まえて、今を生きる人間の生き方を模索する。
岩茸石仙人の人生観、世界観、宇宙観に接した淳一が成長していく様を通して、仙人の描く概念に迫る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 07:00:00
207930文字
会話率:56%
「筑波ホビークラブ事件ファイル-研究者の黒い渦」に続く第2弾。
筑波山麓にある旧家で行われた恒例の梨狩りで、この家の婿さんの一人がスズメバチに刺されて亡くなった。ここ数年間に他の二人の婿さんたちや近所で覇権争いをしてきた家の跡取りもスズ
メバチに刺され酷い目に遭っていた。さらに、この家は昔から『呪われた一族』という気味の悪い噂があった。
この旧家の家長は近隣の人たちのリーダーとして貢献してきたものの、年を取るとおかしな言動が多くなることが代々続いた。それ以外にも、天狗に襲われたり、子供が小舟で遠くに流されたり、追いはぎするような男が出たりと、恐ろしいことが沢山起こったので、周囲の人たちから『あの家は呪われている』と言われるようになった。
良きも悪しきも旧家の伝統を受け継いで生きている一族で起こったハチ刺傷事件の真相を解き明かそうと、『筑波ホビークラブ』の設立者神尾洋介とつくば東署の刑事鹿子木康雄のコンビが立ち上がる。
単なるスズメバチによる刺傷事故か、それとも殺人事件なのか。この疑問を明らかにすべく、二人の捜査は開始された。
旧家の継承者たちの立場、そこに婿養子に入ったようなものである婿さんたちの心境、地域のリーダーの座を争ってきた近所の一族の妬み等を丹念に掘り起こしていくことと、スズメバチの生態を徹底的に調べることとによって真相が少しずつ解明されてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-03 07:00:00
158774文字
会話率:71%
老人ホームで働く河村聡太。(彼女なし、童貞)
入居している認知症の成瀬梅野88歳に日々振り回されている。
ある日突然、ホームが異次元に隔離。ホームごと元の世界に戻れなくなる。
その影響なのか、成瀬梅野は20歳に戻る。認知症もなくなり、やりた
かったことをやっていく。
20歳の梅野は可愛すぎた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 22:05:44
3409文字
会話率:30%
主人公イツシマは人工的に作られた人格である。年老いた生身の自分は、再生医療で肉体を交換して20代の容姿と体力を取り戻しているが、脳は交換できないため、認知症に侵されて街中で暴れまわり、子供たちに迷惑をかけている。認知症になる前の人格で創られ
ているイツシマは、安楽死を拒否して生に執着する醜い自分の姿に絶望し、生身の自分を裁判を通じて殺すことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 00:26:16
9962文字
会話率:47%
僕が幼いころ、父が原因で母が家を出て行ってしまった。その後、父と僕も引っ越し、二人の静かな暮らしが始まるが、言葉を交わすことなく高校生になった僕は突然、父が舌癌で助からないと知る。
ある日僕は、しゃべることのできない父から封筒を預かる。
そこには当時三人で暮らしていた家の鍵と、謎の住所が記されたメモが入っていた。僕はこの場所に行けば母に会えると思い、喜んで会いに行く。だが、再会を果たした母は認知症がすすみ、酷く変貌していた。
そこはかつて、家に居場所のない人や家庭内暴力に苦しんでいる人などを受け入れる施設だった。母は自分の意志でここへ来たが、父の暴力から逃げてきたのではなく、自分が僕のことを殺してしまうのではないかと怯えてのことだったと聞かされる。
僕は自分がずっと勘違いしていたことを知り、父との空白の時間を埋めるために病院から連れ出す。当時暮らしていた家で少しでも長く父と一緒にいられることを願い、未来を想像していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 11:41:20
10043文字
会話率:26%
80歳をこえて、認知症を患う母。その介護のために会社を辞めた僕。社会問題にもなっている介護の実態。
切なくてやるせなくて、でもちょっぴりほっこりとする、原稿用紙5枚に綴るショートストーリー。
最終更新:2023-02-04 23:50:25
1846文字
会話率:48%
少し認知症の入ったその老人は、夜な夜な窓に向かって車椅子に座ったまま外を見ていた。
一方街では、夜になると坊主頭の「白い少年」が空を飛び、悪を懲らしめ、人を助けていた・・・。
この小説は、2020年11月から2021年にかけてアメーバブロ
グに連載したものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 10:00:00
63408文字
会話率:33%
強い認知症の主人公。
記憶を失いながらも進まなければいけない。
最終更新:2023-01-09 17:29:37
232文字
会話率:0%
幽霊が見えるレビー小体型認知症の父と父と同居する幽霊たち。そしてその娘と恋人の物語。
性的な描写、性的な表現、残酷描写などがあります。
最終更新:2023-01-04 09:33:25
47155文字
会話率:47%
ふと見るとそこには、ざしきわらしがいた。
最終更新:2022-12-10 14:15:09
436文字
会話率:27%
定年後の夫婦生活が嫌で、認知症のふりをして介護施設で暮らすことを選んだ妻の幸せとは。
最終更新:2022-10-24 03:48:51
4135文字
会話率:7%
認知症の祖母との攻防戦を描いた短編小説です。
苦手な方はご注意ください。
最終更新:2022-10-20 21:00:03
1402文字
会話率:0%