まな板の上に、花束があった。土間の台所で、着物の女が、花を調理する。白菊を米に見立てて茶碗に盛り、ひまわりと桔梗のさっと煮を作る。女は、怪我した男を世話していた。男は一つの伝説を頼りに、山に迷い込んだ者だった。その伝説とは――。
【なろうラ
ジオ大賞2】参加作品。使用キーワード『伝説』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-14 12:43:01
998文字
会話率:19%
届きそうで届かない人を星に見立ててプラネタリウムの中で眺める話。
最終更新:2020-08-13 00:52:26
1842文字
会話率:7%
12年前。私は神隠しにあった。
それ以来、母方の親戚とは距離を置いていたが、祖母の葬式のために母の実家へと戻った私は、そこで小さな女の子と出会う。
妙に懐かしさを感じる部屋で、私達はおままごとを始めた。
駅に見立てたオレンジ色の箱、青緑色の
玩具の電車、お人形。
その光景は、12年前のあの日と同じだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 14:36:52
6834文字
会話率:33%
「人生がクソゲー」ならば,そのクソゲーを作ったのは誰?…神様?
という発想を出発点に,ゲームクリエイター=神様,宇宙=ゲーム内,ユーザ=魂,
と見立てたショートストーリー連載です。
キーワード:
最終更新:2020-07-10 00:32:19
837文字
会話率:24%
中古ゲーム「ハイラント」はVRデバイス、リアライズを通して貴方に中世の王道騎士英雄譚を送ることでしょう。
貴方はハイラントという世界に降り立ち、時に一人で、時に仲間とともにこの広大な世界を旅することができます。
この世界はまさに往年のオープ
ンフィールドファンタジーの新たなる世代にして、これからのスタンダードとなることは間違いありません!
流浪の騎士として放浪するもよし、国を定めて救国の騎士になるもよし。はたまたあなた自身が国を立ち上げ、王となることも夢ではありません。
さあ、リアライズを兜に見立て、ファーラントで剣を取りましょう。そうすれば、あなただけの騎士物語が幕を開けるのです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 19:00:00
490文字
会話率:0%
もし仮に、想像力がこの世で最も強い力だとしたら世界はどうなるだろう。それを実現するための道具、《タロット》と出会った男の話がしたい。星守聖は昔から想像で遊ぶのが好きで、日常の小さな不思議を面白がる趣味があった。雲を大きな帆船に見立て航海に出
たり、木々のざわめきが何かの徴と思ってみたり、星を繋いで物語を紡いだりしていた。そんな彼がある日の帰宅途中、空から降る光の柱を目撃し世界を統べる国の《王位継承戦》中だと言いはるお姫様から《タロット》を渡される。そのゲームのルールは、他の王位継承者を倒しタロットを奪えば世界を統べる王となる。しかし仮に戦いで死んだとしてもタロットが蘇らせてくれる優しいルール。仮にそんな美味しい話があるとすればの話だが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 22:00:00
31418文字
会話率:71%
「ババ抜き」は元々、考案されたときジョーカーというカードはまだ存在しておらず、代わりに『Q』を一枚抜いて51枚のカードで勝負するゲームだった。
最後には必ず「クイーン」が余るので、そのクイーンを「婚期を逃した年寄りの女性」に見立て欧米ではこ
のゲームを「old maid」と呼び日本に輸入された際「お婆抜き」と和訳された。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 22:14:40
2408文字
会話率:34%
ルンヒェンはゲーム会社に勤める父親の影響でゲーム好きに育った。
常日頃からクラスメイト達を見てはゲームに見立ててストーリーを考えたり、役割や難易度などの設定を作って楽しんでいた。
ゲーム同好会の合宿中に行った遊びの最中にそれが中途半端に現
実となり、同好会メンバーが次々と殺されるデスゲームとなるまでは―――――
※ホラーを見たり読んで爆笑するド素人が書いていますのでユル~イ気持ちでお読み下さい。
※ハッピーエンド主義ですので、本格的なホラーにはならないかと思われます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 21:02:37
26788文字
会話率:34%
母親からの言いつけで外の世界を知らずに育った少年『夢魔星空』。
母親の言いつけを破って外に出てしまった星空が目にした世界は女性ばかりが溢れていた。
この世界は男女比が1:100と偏った世界だったのだ。
極端に《男》が少ないせいで《女》が《男
》を襲う事件が絶えずこの世界の《女》は《男》から嫌われていた。
なまじ整った容姿をしているせいか《男》と言う存在に飢えた女性達に狙われる星空だが、女性である母の愛情を理解していた星空は他の《男》たちの様に偏見で《女》と言う生き物に嫌悪感を抱かず、女性達に分け隔てなく接するのであった。
《男》が《女》を嫌う男女比の偏った世界で星空が唯一《女》に優しくする《男》として世の女性達を狂わしていく星空の少し勘違いありの日々を書いた学園ストーリーです。
タイトルの《あべこべ世界のインキュバス》の意味は主人公を女性を惑わせる存在である悪魔、〈インキュバス〉に見立てて決めました。
主人公の苗字でもある〈夢魔〉もそこから来ています。
ですので悪魔とかのファンタジー要素が出てくる訳ではないのでご注意下さい。
初めて書いた作品なので誤字、脱字だったりと読みづらいところが出て来ると思いますが暖かい目で見守ってもらえればと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 00:00:00
17041文字
会話率:17%
脩由作品に登場する人物を”役者”などに見立てて、会話していく話です。
登場する人物は実在ではなく、架空の人物となります。
作品の制作の裏話などを書いていければと思っております。
小説として話があるわけではなく、脩由の小説に出てくる登場人物
と脩由が会話しているだけの話ですので、興味のある方は一度、脩由の小説を読んでから、こちらを読んで頂くことを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 05:02:34
23793文字
会話率:81%
「やあ中島くん。ところで僕の話を聞いてくれ」
またぼっちでアホな構ってちゃんの田中がなんかキモイこと言ってる。仕方ない、付き合ってやるか。
「僕の見立てによると、体液を体に塗ると女の子にモテる」
「きっしょ死ねや」
※こんな感じで
すっげぇキモイ話してるんで、嫌な方はどうかブラウザバックを。
※アルファポリスでも投下しやした。全方位糞爆弾折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 19:20:07
1259文字
会話率:89%
在宅占い師をしているポエムめぐみは、大晦日に義実家にて年越しをしていた。占いの鑑定依頼は口コミかネットで受けているため、メッセージを確認するiPhoneを手にしていた。
ポエムの占い広告が掲載されているSNSから受信メッセージが来た。
2
019.12.31.23.32
おいおい
ジャニーズカウントダウンかゆく年くる年か、除夜の鐘を聴きに行くか、義実家近辺での花火をみるか迷っていたんだけど。
一般の鑑定問い合わせは冷やかしも多いからなぁ。
内容確認だけしておこう。
今まであんまり面倒な占いをしたことがなかった、めでたい占い師の洗礼は、年越しと共に始まるようです。
会話の「」は、ポエムめぐみ
『』は、依頼者様。今回はメンヘラさん。
メンヘラさん『うつ病からの大学中退した引きこもり気味のフリーター27歳の長女と、不登校からの高校中退した22歳の次女の婚期を教えて欲しいのです。チャラ男はダメ。ハイスペイケメンに限ります。娘は嫁に行くまで実家から出したくない。あなたも子供いるからわかるでしょう?これで占い師は21件目。料金を教えてください』
はい?受諾前提???
メンヘラさんの娘を結婚させたいがための自分語り、娘を芸能人に見立てる奮闘とギャグとしか思えない無理難題の占い内容の数々。
占い師は魔法使いじゃないので、だんだん疲れてくるポエムめぐみがゲンナリして気持ちを切り替え、鑑定書をポストに投函するまでの2人の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 12:36:25
591文字
会話率:0%
コンラディンはもう十歳になるが、医者の見立てではあと五年も生きられぬという話だ。口うるさい従姉のデ・ロップ夫人や無味乾燥した退屈な日常から逃れるため、物置小屋の中でコンラディンはスレドニ・ヴァシュターという神に祈りを捧げる。英国の作家サキ(
Hector Hugh Munro, 1870-1916)の「Sredni Vashtar」(短篇集「The Chronicles of Clovis(1911)」所収)を翻訳したものです。サキの著作権保護期間が既に満了していることをここに書き添えておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 15:26:17
5432文字
会話率:8%
生き物に見立てられた魔物や敵を倒すゲームが苦手な主人公が、討伐系のクエストを受けず強くなっていく物語。時には友人に無理やり討伐クエストを頼まれ、参加させられます。彼は自分なりにその場合どうするか決めそれを貫く精神を持って、友人に誘われたゲー
ムを主人公なりに楽しんでいく感じです!
ーーーーーーー
ちょっとあらすじ変更しました。
不殺のプレイヤーが魔物を倒してしまった後やること…それは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-25 00:00:00
94873文字
会話率:44%
歴史書とは異なり、真実、世界には2つの人類が存在する。古の時代に繁栄せし、猿を起源とする『先史文明人』。各生物より独自の進化を遂(と)げた新人類『フォルト』。やがて両人類は、サンセベリア大陸の覇権を賭けて二百余年に渡る大陸間戦争を始める。
終戦後、大陸北東部の森小屋に2つの影があった。フォルトの象徴たる魔王と、魔導生命体と呼ばれる人型生物の田衛門(でんえもん)。2人は決して人里を求めるようなことはせず、ただジッと、時の牢獄に見立てた樹海で暮らし続けていた。その身に帯(お)びし深い罪と向き合うこと。そうする事が、魔王の生と死を両立させる唯一の償(つぐな)いに思えたからだ……。20年後、静寂は突如として破られる。2人が隠れ住む小屋が襲撃されたのだ。「魔王め、覚悟しろ!」敵はなんと、武装が『棒きれ1本』という貧弱装備の少年3人であった!! 少年たちとの出会いをキッカケに、魔王の時間は再び加速する。やがて、森を出た先で2人を待っていたのは、国王エルドラの圧政に苦しむビストゥス村民の痛ましい姿だった。
※ノクターンノベルズ(R18)を含め、他3作品を同時投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-24 18:41:22
199791文字
会話率:36%
私立の名門、東都高校。校内で変人の吹きだまりとからかわれる「探偵クラブ」のメンバーはたったの2人。天才的な推理力がありながら天性のナマケモノ探偵・出町昇之介と、その助手としてワトスン役を自称するごく普通の高校生・古野直翔のコンビが複雑怪奇
な難事件を解決していくミステリ。 名探偵は、推理以外では全く役に立ちません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 06:36:46
169409文字
会話率:58%
さる手毬歌になぞらえた「見立て殺人事件」が発生した。しかし、その「見立て」に用いられたのは、歌の「二番」の歌詞だった。どうして「一番」は飛ばされたのか?
「カクヨム」にも掲載しております。
最終更新:2019-04-15 07:00:00
3315文字
会話率:93%
引退した元医師邸宅の離れに建つ小屋で密室殺人事件が発生する。被害者の頭を直撃していた凶器は、スパイク付き鉄球と柄を鎖で繋いだ〈モーニングスター〉と呼ばれる模造武器だった。
あまりに異様な凶器による密室殺人事件は、やがて〈サイキ大戦キリン
〉というテレビゲームの見立て殺人なのではないか? という意見が出される。その理由として、東京から来た警視庁刑事は、現在行方不明となっている重要参考人が〈サイキ大戦キリン〉のシナリオライターであることを明かす。
素人探偵、安堂理真(あんどうりま)が捜査に乗り出すが、密室殺人の謎も解けないまま、関係者をさらなる事件が襲う。
登場人物
事件関係者
西根樹実彦(にしねきみひこ)
新潟市内に住む引退した名医。妻に先立たれ、佐枝子を後妻に迎える。
西根佐枝子(にしねさえこ)
樹実彦の後妻。長女友美の実母。
西根勝巳(にしねかつみ)
樹実彦の長男。外科医。前妻の子。
西根友美(にしねともみ)
樹実彦の長女。OL。後妻である佐枝子の子供。
時坂保(ときさかたもつ)
現在は隠居している薬剤会社の元社長。樹実彦とは友人同士。
時坂藍子(ときさかあいこ)
保の孫だが血縁関係はない。高校生。友美の親友。
久慈村要吾(くじむらようご)
樹実彦に師事していた、新潟市内の総合病院に勤める医師。密室で死体となり発見される。
相模健(さがみたける)
テレビゲーム〈サイキ大戦キリン〉のシナリオライター。現在行方不明中。
警察関係者
城島淳一(じょうしまじゅんいち)
新潟県警捜査一課警部。
丸柴栞(まるしばしおり)
新潟県警捜査一課刑事。
中野勇蔵(なかのゆうぞう)
新潟県警捜査一課刑事。
須賀洋佑(すがようすけ)
新潟県警鑑識課刑事。
安堂理真(あんどうりま)
恋愛作家にして素人探偵。
江嶋由宇(えじまゆう)
理真のワトソン。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-30 12:00:00
203876文字
会話率:52%
みんなはコンピューターロールプレイングゲームはやったことあるだろうか?
コンピューターで遊ぶ、RPGってやつだ。
ものによっては王子だったり、魔物に立ち向かった屈強な戦士の息子だったりする勇者と呼ばれる主人公が存在する。
RP
Gの、『RP』これは、ロールプレイングの略だ。
直訳すると役割演技。英語で説明すると『pretending to be someone else』他の誰かのふりをするとなる。
つまりだ。みんなは、この勇者を自分と見立てて物語を進めていくものである。
だがしかし、ふと疑問に感じることはないか?
RPGで遊んだことがある大抵の人は経験があると思う。ゲームが始まり。勇者に名前を付ける。さぁ、ゲームが始まった。始められたと思えばいきなり王様に呼び出され、世界を救えとかいう重役を課せられる。はいといいえの選択肢がある割には、いいえを選んでも話は進まない。
まぁ、そうしないとゲームが、物語が進まないのもわかる。そういう話が好きで、ゲームの世界でくらい勇者になりたくてプレイし始めているから当たり前である。
でもだ、最初の頼みを断って、普通の村人として生活する終わりがあって、魔物を倒すのをやめて現実にはない世界でスローライフを楽しむのもよくないか?ドロップアウトして盗賊なり山賊になってもよくないか?
『自分の父親と双子の兄を裏切って、魔王軍側に味方する反抗期真っ盛りの双子の弟がいてもよくないか?』
そんなひねくれた考えを持った作者の人間の道を歩む兄と魔物の道にそれた弟のひねくれた物語。
「何番煎じだよ!」 by 作者折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-07 00:35:24
635文字
会話率:8%
八軒家殺人事件の犯人を松江と断定した警察は、その行方を追っていた。
義麿が残したノートを狙って、鈴木家に空き巣に入ったのも松江だった。
殺された鈴木義弘が、死の直前、ノートを藤白神社の宮司に託したのは、ノートが狙われていることを察知したから
に違いない。
そんな中、那智の飛瀧神社で、松江の遺体が発見される。
警察は自殺と判断するが、浅見光彦は、他殺の可能性を主張する。
「今回の事件は、一九三四年の木乃伊発見、いや、さらに遡って、飛鳥時代六六九年、藤原鎌足の死から始まっていると言えるかもしれません」
浅見の、突拍子もない時空を超えた推理を、警察は相手にしない。
だがやがて、浅見の見立て通りになって行き……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 00:00:00
98976文字
会話率:40%
幼稚園くらいの時。
俺は年子の弟と戦争ごっこをして、遊んでいた。
マットレスを城壁に見立てて、飛び道具のクッションをぶつけあう。
だが、俺が優勢になって弟が泣くと、決まって親は弟の味方。
面白くない俺は、マットレス城に閉じこもる……。
最終更新:2019-02-14 22:49:16
3995文字
会話率:2%