私は天使である。私の仕事は主に暗躍だ。神様から命令を受けてだれでも殺す。仕事には大分手慣れたが、まだまだてこずることがある。驚くべき能力を持った怪物はたまにいるのだ。今回の標的も怪物ということになる。ただの学生に見えるが、とんでもない化け
物である。私は手段を選ばない。どんなことをしてでもこいつを仕留めて見せる。神の名のもとに私の暗躍は許される!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 16:20:56
3361文字
会話率:9%
菊井芙実乃は、小学四年の弟に呼吸器を止められ、命を落とす。
再び目覚めた芙実乃だったが、そこが元の世界でなく、魔力保持者になったとも知らされ、パートナーを呼ぶよう求められる。なんでもここは、年八千を超す異世界人を召喚する学校とのこと。魔
力保持者の声なら、言葉が通じる同年代の魂に響くのだそうだ。
その芙実乃の呼びかけで捕捉された魂がこの世界に迎えられた。
柿崎景虎だ。芙実乃は彼の美貌と人柄に尊崇の念を抱き、日本一の侍を呼べたと確信する。
しかし二人の身体能力は年度最低。劣等人種と判断し、担任は密かに憂慮していた。景虎が傷を負わない力場を周知させる模範試合に選出されたからだ。学校側はその試合を、トップの生徒による一方的蹂躙と無傷の最下位生徒を見せる、例年行事のつもりで行った。
そこで予想を覆す景虎。死なないはずのステージで対戦相手を殺し、蘇生に来た相手方担任の首をも刎ねてしまう。その光景を控え室で見ていた芙実乃と担任は、景虎を射殺すべく踏み込んだ軍人と対峙する。
絶体絶命かと思われたが、魔法でも異能でもない芙実乃の特性が軍人を止め、担任が景虎に非はないと中継で語ることで、二人は無事学校生活を送りだす。
パートナーの殺害を願うルシエラと親しくなるが、一方でそのパートナーであるクロムエルとも交流を持った二人。試合で彼を殺めかける景虎を見た芙実乃が咄嗟に力場を作り、結果、景虎に黒星をつけてしまう。
不相応な勝利だとクロムエルが返上を訴えると、審議のため景虎が上級生に呼ばれることに。異世界人差別の緩和を夢見る彼らを下し配下とした景虎が、考えていた計画の実現性を検証し皆に告げる。その内容は元の世の狙った時と場所へ魔法を放つこと。
それが叶うなら、芙実乃の死を天災に見せることができる。
弟や両親を世間からの非難に晒さないため、芙実乃は魔法に励む決意をするのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:00:00
740509文字
会話率:41%
桐谷翔は、”スーパーポジティブ”な先輩・来生恵梨香に振り回される日々を送っていた。難解な彼女の言葉に、時折見せる”違和感”。ある日、彼は“強がり”の裏に隠された彼女のもう一つの顔を知ってしまう——。
最終更新:2025-05-21 00:49:39
9937文字
会話率:62%
ヘーゼルは初めての夜会である人を探していた。しばらく時間がかかるだろうと思っていたが彼は案外すぐに見つかった。
というのも問題を起こしている当事者であるらしく、大衆の注目を集めているし、糾弾されている側であった。
どうやら、随分
会わないうちに彼は「男にも女にも言い寄られてその愛情を弄び、酒を飲み暴力をふるう」というとんでもない奴になったらしく大衆の前で婚約破棄を言い渡されている。
言い返しはするものの、彼は酷く劣勢ですぐにヘーゼルは加勢し、そのまま自分の馬車へと乗せた。
馬車の中で「久しぶりに顔を見たと思ったら、こんなことになっていて驚いた」とヘーゼルは彼に話しかけるが、彼はどこかぼんやりとしていて「もういい」と口にして涙まで見せるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 20:17:55
17498文字
会話率:45%
人の心を読み、操ることが出来る特別な力を持つ孤独な少女、音羽唯。彼女と同じように人間離れした身体能力を持つ少年、黒羽翼。二人は幼馴染だったが突然音信不通になり離れ離れになってしまう。翼は唯を懸命に探したが足取りを掴めなかった。
八年が経
過し諦めかけた翼の前に唯は突然姿を現した。しかし彼女は彼との思い出はおろか八歳になるまでの記憶全てを失っており、絶えず見せていた笑顔すら見せなくなってしまっていた。
それから数ヶ月後、ある事件の影響で家を失った唯は翼とともに暮らすようになった。八年間の別離により生まれた距離は簡単には縮まらず、ぎこちない接し方しかできない二人。それでも翼は普段寂しげな表情をする唯が時折見せる笑顔に惹かれ、唯は翼の裏表のない人柄に触れ、再び互いに好意を募らせるようになっていく。
カクヨム様にも投稿されているものです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 19:00:00
406938文字
会話率:44%
「――私はここにいるのに、どうして前の私がここにいるの!」
アレッシアには神の後継になることを拒んだら殺された記憶がある。もしや転生した?にしてはいきなり少女スタートでややキツい。なぜならそこは様々な神が人間を支配する世界。信仰心と知識が
足りないアレッシアは落ちこぼれに落第した。
ある日『運命の女神』の神殿からお呼びがかかると、その他大勢でしかなかったアレッシアが再び後継の一人に選ばれてしまう。孤児院の友達に外の世界を見せるため、後継争いへの参加を了承するが、与えられたのは狼の頭を持つ戦士と、彼女へ忠実に尽くす不思議な男、そして新しい家族と住処だった。
主人公は成長しながら『運命』がもたらす役割の意味を知り、神々に翻弄されながらも時に出し抜き、大切な人達の心を救っていく物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:00:00
287050文字
会話率:49%
はじめて会ったはずなのに、どうしてこんなに懐かしいの——?
大学生の桃は、喫茶店で出会った高校教師・京助に、どこか心の奥をかき乱される。
穏やかで優しいのに、ときどき見せる寂しげなまなざし。
「この人は、誰かを重ねて私を見てる——?」
過去に縛られ、すれ違うふたり。
けれどある日、桃の中に「忘れていた何か」がよみがえり始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 09:55:50
11565文字
会話率:21%
楓に残された時間があと一年だと告げられた蒼。
楓、隼斗、そして蒼の三人組がずっと続いていくと思っていた蒼にとって、それはとてもショッキングな出来事だった。
それでも楓とたくさんの思い出を作ろうと奮闘する。
密かに楓に想いを寄せていた隼斗は、
そんな蒼を見て、楓に想いを伝えるのは諦め、昔のように三人で色んな思い出作りをすることを提案する蒼に協力する。
そして時間は過ぎていき、とうとう残り一週間…となるはずだったが、楓は余命一週間とは思えないほど元気だった。
「余命っていっても治ることだってあるんだから」
楓の言葉が現実になると期待した。
毎年開催される花火大会には行けたものの、蒼に告白の続きをさせてほしいと言った翌日に亡くなってしまった。
蒼は立ち直ることができず、隼斗は明るい性格ががらりと変わってしまった。
そんな蒼と隼斗に、それぞれ一通の手紙が届く。
その手紙のおかげで楓の死と向き合うことができた二人だが、進学や就職をする時期になった頃にはお互いに連絡はほぼ取り合っていなかった。
学校でも話すことが減り、疎遠になっていく。
隼斗は就職して上京し、蒼は大学のために上京したが、お互いにそれは連絡せず、昔が嘘だったかのように関係がピタリと止まった。
連絡しようにも話すことがない。
どちらもそんな気持ちを抱きながらスマホを閉じる。
蒼は引っ越しの荷物を整理しているとき、一通の手紙を見つける。
手紙の端には、「蒼へ」という文字があった。
母さんが入れたのだろうか、と開いてみると、それは昔届いた楓の手紙だった。
その手紙をきっかけに隼斗へ連絡し、地元で会うことになった。
実際に会うと少し気まずい様子を見せる二人だが、少しずつ話していくことで昔に近い空気になった。
楓の手紙と、隼斗の言葉に支えられて、楓の件から蒼は立ち直っていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-18 09:04:13
18516文字
会話率:31%
彩輝師見習いのライズは師匠のお使いで土地に向かった。
待っていたのは師匠の友人であり、第2王女のカレン・レトリックとそのメイド、ユイだった。
そしてその出会いから数日後、ライズは妙な争いごとに巻き込まれることになる。
彩輝師とは〝かつ
てあった輝きを思い出す人〟
これは不可思議な生物と人間が共存するこの国で、唯一信じられるものを求めて奮闘する若き人と、
夢見せることを忘れてしまった大人達との彩軌をかけた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:11:24
14322文字
会話率:54%
関東の大学を卒業し、大阪に本社を置く老舗家電メーカーに勤めて六年。
三十が見えはじめた今日この頃も、**「いつか東京支店に戻る」**という夢を細々と抱える俺、永瀬蓮実(ながせはすみ)。
そんな俺を、なぜか毎晩のように飲みに誘ってくる後輩女
子がいる。
入社一年目の久遠心優(ひさとおみゆ)。
俺と同じく東京支店からの転勤組で、入社時の成績はトップ。
その実力と明るい性格で社内の評判も上々。
上層部からも**「大切に育てろ」**と釘を刺されている、いわば期待のホープだ。
だが、そんな彼女と飲んでいると、時折見せる何気ない仕草や、さりげない気遣いに不意を突かれ、心がざわつくことがある。
──ただの先輩と後輩
──ただの飲み仲間
そう自分に言い聞かせてはいるものの、いつからかその関係に少しずつ変化が生まれ始めていて……?
これは、大阪本社で出会った先輩と後輩の、
ちょっとだけ**「特別」**な日常を描く、ほろ酔いラブコメディ。
これは、大阪の街で飲み仲間になった俺たちの、ちょっとだけ特別な話。
この作品はフィクションです。実在の人物 団体とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 12:10:00
12219文字
会話率:44%
そのゲームは誰も聞いたことのないメーカーから突如として発表された。世界初の意識と体感覚をゲーム内に反映したVRゲームであり、全てを遊び尽くす為には日本に居る必要があるという。
ゲーマー達はもちろん、同業者、はたまた軍部や医療関係者までもが体
験するべく渡航し、日本経済は回復の兆しを見せる。
多くのユーザーがこのゲームをやるべく日本に集まり、また、イベントの長期開催における人口増加という恩恵ももたらした。
そのゲームの名はNGG、国家事業ゲームである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 09:45:38
3421文字
会話率:34%
仕立屋の庸介のもとに妹の真菜穂から依頼が入る。婦人服を作って欲しい。依頼主当人は真菜穂の新婚の夫・新伍だった。困惑する庸介だが、助手を務める稔はやる気を見せる。稔と庸介、新伍と庸介。優しくやわらかな想いが絡み始める。
最終更新:2025-05-17 09:08:48
72775文字
会話率:31%
人としての不幸を煮詰めた様な人生を送っていた”居ない少年”「九冬 流々(くとう るる)」は、両親に虐待、育児放棄の末、売られてしまう。
連れ去られる寸前、ギリギリ逃げ出すことに成功した流々は不幸にも川に落ちそのままダンジョンの最奥に流れ着
いたが、そこに眠っていたのは忘れ去られた邪神”大いなるもの”であった。
流される途中で重傷を負った流々は、大好きな姉にもう一度会う為に邪神と契約し、邪神に今の世界を見せる代わりに傷を治してもらう。
だが、またしても不幸が訪れる。
なんと邪神は流々の性別を間違えて再生、更に触手が生えてしまい人の世界に戻れなくなってしまった。
姉に会うべく努力を続ける流々、だがまだまだ彼女には不幸が訪れるようで・・・。
戸籍も人権も無い少年が頑張って人の世界に戻るお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 07:10:00
148335文字
会話率:31%
年の瀬、街がにぎわいを見せる中、ナズナはひとり静かな時間を過ごしていた。
掃除をして、紅茶を飲み、鍋を作る。
なにも起きない一日──けれど、そこには確かに温かさと小さな幸福があった。
年の終わりに訪れる、穏やかでやさしい、ナズナの物語。
最終更新:2025-05-16 12:12:16
1018文字
会話率:16%
八佐視祐斗は一年以上も交際している恋人の縞那賀沙奈に浮気をされてしまう。
彼は縞那賀に浮気したことを突きつけはしたが、恨みや後悔などの浮気された人間が抱くような感情は湧かずに別れる提案を挙げた。
縞那賀は別れることを拒み、彼の願望だった要求
を渋々受け入れた。
八佐視が縞那賀に告げた要求は、『浮気相手である金山裕紀と行っている行為を見せる』ことだった。
歪な関係の恋人はどのような結末を迎えるのか
***
勘違いされては困るので一応……作者と作品を切り離してお読みください。
どのキャラにも共感はせずにいます。
あくまで作品としての展開ですので、ご了承のうえでお読みくださるかたは読んでください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 07:00:00
42750文字
会話率:43%
彼の視線が向けられるたびに
心が浮かんでいった
僕だけに見せる優しさが
僕だけに囁く言葉が
キーワード:
最終更新:2025-05-15 20:27:53
248文字
会話率:0%
夜の散歩で見たくないものまで見てしまう
最終更新:2025-05-14 19:07:48
3681文字
会話率:6%
アイリス・リリファは無実の罪で処刑された。それも2度も。転生しても彼女の運命は変わらなかった。そんな彼女は黒魔法で復讐を誓う。彼女をはめた人間に復讐すべく、彼女は禁忌を犯す。3度目こそは真の悪役令嬢になって見せると誓うのだった。
最終更新:2025-05-14 18:29:36
802文字
会話率:34%
悪役令嬢の執事に転生してしまったルイ、そんなルイが転生に気づいた時には断罪イベントの前日!?
処刑の宣告をされ、もう間に合わない!そう思った瞬間10年前にタイムスリップ!今度こそ悪役令嬢ローズを更生させて見せる!と、意気込む。ルイはお嬢
様の無事を守れるのか?!
ツンデレ悪役令嬢と執事のラブコメが始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 21:24:50
8812文字
会話率:67%
悪役令嬢の執事に転生してしまったルイ、そんなルイが転生に気づいた時には断罪イベントの前日!?もう間に合わない!そう思った瞬間10年前にタイムスリップ!今度こそ悪役令嬢を更生させて見せる!と、意気込むのだった。
最終更新:2023-03-11 13:32:09
1982文字
会話率:63%
事故で異世界に転生してしまった主人公達
異世界でパーティーを作りお金を稼ぎ生きていくためにどんな依頼にも成功させて見せる!
異世界での第二の人生が今始まる!
最終更新:2025-05-14 17:00:00
151753文字
会話率:66%
少年達は、まだ学校にいるのであろう。教室でたわいのない話をしているのだが、約一名。些か、心ここにあらずではあるようである。
和気藹々としているようなのだが、何処かよそよそしさを垣間見せる少年でもある。
授業中なのであろう教室で、何処
の学校にでもありそうな日常なのだが、こちらでは一名ほど、クラス内でやや浮いている鼻っ柱が強そうな少年がいた。
その少年は、不敵な笑みなのか、当たり前だろうという意味なのか、クラスメイトの言葉に笑みを湛えるのであった。
遠くに砂塵が舞い上がっている。
その土煙の中から、人影らしき者が見えてくると、地球では聞きなじみのない言語が飛び交うが、容姿は、地球の東洋人に似ており、指揮官と思しき人物が人を走らせる。
それから、時が過ぎ……。
西暦二〇一七年四月。そして、そこから数ヶ月後。ワームホールを潜る時が来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 20:00:00
7650文字
会話率:59%