19年前、世界は変わった。平等に、且つランダムに誰もが異能者――“異在者”になるかもしれない世界へと。
ここは政府が作った、世界で唯一自由に異能を使える街”プラス・ボックス”。
路地裏で倒れていた青年は、モノクロ髪と碧い瞳の少女に助けられ
る。
情報屋を名乗る少女に「助けた代わりに用心棒になって」と要求された青年は軽いノリで頷いてしまう。それが自身の存在異義さえ揺るがすとは知らぬまま――。
「まさかのっけから非合法武装集団20人を相手する羽目になるとは……」
「あら?スリルはお嫌い?」
「程度によりますねぇ」
傭兵集団”Fictional”。黒刀。異在管理局。狂鬼。存在異義。魔弾の射手。鬼眼。etc.etc。
未だ混乱が収まらぬ世界。ここは最も混沌とした街。異常と異能が蔓延る異在都市。
これは少しだけ騒がしい連中のレコードだ。
※カクヨムにも同作品を重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 20:00:00
167664文字
会話率:42%
※この話は、本編 buddy ~絆の物語~ を読了後に読むことを推奨します。
愛情表現が苦手な隼斗が、芽衣のために頑張る話。
隼斗と芽衣が入籍して2週間。
芽衣が勤める病院の新年会で、同僚の山下と先輩看護師がなにやら企てている様
子。
そんなこととは知らずに、芽衣は自分が結婚したという報告をいつしようかタイミングを見ていた。
しかし、山下たちの思惑に気づいた市木は、とんでもないことをする・・・!
愛情表現が苦手な隼斗が、芽衣のために一生懸命頑張るお話です。
このお話は、本編番外編「隼斗の試練」をこちらに移したものになります。話の内容に変わりはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 19:51:56
6662文字
会話率:49%
「僕はいつか、世界一の技師になってみせる」
そう宣言したのは幾年も前のこと。
その姿は今では見る影もなく、デルタ・グリステアは衣食住を共にしていた冒険者パーティから追い出されてしまう。
その冬の夜、路地裏で毛布に包まって自身の境遇を嘆いて
いると、彼に一人の少女が手を差し伸べた。
「私も似たようなものですから」
リナと名乗る不思議な少女。自称魔物学者の彼女は行くあてのないデルタに助手として自分と生活することを提案する。
暫し考え込んだ末、デルタはリナの手を取り、立ち上がった。それが二人の、まだ見ぬ者の、果ては世界の運命を変えかねない事態へと展開していくとは考えもしなかった――
発明家に似た職業である技師が、同じく『一味違う』職業の者と活躍する物語が、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 19:02:03
302542文字
会話率:56%
『当たり前だと思われていることがそうじゃなくなったら』について考えるのが好きな衛藤聖理は、高1の夏休み、父親の伯父からの招集により、田舎にある別荘へ訪れる。
しかし、別荘に彼の姿はなく、その上別荘に閉じ込められるという事態に陥ってしまう
。聖理は同じ場に集められたいとこたちや、個性的な客人たちと共に彼を探しながら外へ出ようと試行錯誤する。
けれどその屋敷に来てからというものの、階段がないのにいつの間にか辿り着いている地下室、鍵などないのに開かない扉、いつになっても明けない夜…など、あり得ないことが立て続けに起こる。
何故そのようなことが起こるのか、彼女たちを呼んだ彼はいったい何者なのか、何故ここに自分たちが呼ばれたのかー。何もかもが不明な状況の中、突然『姿の見えない何か』から、外へ出るために10のミッションをクリアするように要求される。
混乱する聖理たちなどはお構いなしで、さらに、その何かは聖理たちに、10のミッションを終える時までに、自分が出す質問の答えを各々出しておくようにと言い残す。その質問とは
『現実だと思っていた世界が、本当は夢の国だったら君たちならどうする?』
見知らぬ場所に閉じ込められた6人は、ミッションをクリアしながら各々の答えを出そうとするが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 18:35:11
131624文字
会話率:18%
医療の最前線といわれる救急外来で看護師として命と向き合う主人公、東雲葵(しののめあおい)は、様々な人間模様に触れながら出会いと別れを繰り返す。そんなある日、心の奥底にしまい込んでいた幼き頃の記憶が蘇ると、葵の運命が大きく動き出していく。これ
は、東雲葵と彼女を取り巻く人々がもたらす、心温まる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 18:13:16
36652文字
会話率:31%
謎の白衣の男によって超能力者にされた3人の男達
10年後、超能力を隠しながら日常生活を送っている3人は白衣の男が差し向ける超能力者と戦う
そして超能力者達によって世界は混乱の渦に巻き込まれる
陰謀ひしめく世界で彼らは日常を取り戻すことが出来
るのか!?
ノベルアップ+にも掲載しています→https://novelup.plus/story/535638334
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 18:00:00
1121334文字
会話率:36%
安達優衣は、ある日階段から落ちかけた人を助けようとして異世界に飛ばされる。
異世界に放り出された代わりに、『安眠』のスキルを与えられた優衣は、様々な要因で寝不足に悩む人々と出会い、現代知識と安眠スキルを活かして解決していくうちに、魔族と
の戦いにも巻き込まれてしまう。
睡眠不足が全ての元凶。しっかり眠って平和な世界を実現する、安眠ほのぼのストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 17:46:48
82276文字
会話率:55%
真波とのケンカの真相は‥‥?
ついに、優衣が登場。
日常で世界を変える(瀬戸編)の伏線の回収が始まる。
最終更新:2025-01-05 16:01:45
66409文字
会話率:64%
中世ヨーロッパ風の世界に転生した私は、この世界にない「マッサージ」をしたせいで魔女裁判にかけられた。そのあと色々あって、気がついたら女嫌いの第二王子のそばに、男装して少年従者として仕えることに。指魔法(マッサージ)にかかると女嫌いが治ると勘
違いした国王侍従の勧めみたい。色々言いたいけど、裁判から助けてもらったし、契約通り一年間は王子のお世話でもしてみましょう!
ーーー そうしたら肝心の王子が「・・・くうっ・・・こんな誘惑には・・・はぐっ・・・負けな・・・あふっ・・・」という感じであまりマッサージを歓迎してくれない。そんななか私や王子をめぐって不穏な動きを見せる王太子派の政治家や隣国の大使たち。サスペンス並みに権謀術数渦巻く王宮で、マッサージを武器に生き残りを図る私。恐怖の指魔法を恐れたり聖女の力と崇めたりする宮廷貴族の方々。雪だるま式でふくれあがっていく勘違いの数々。マッサージで気持ちよくなった従者達が仲間になったり、幼馴染が溺愛してきたり、ツンデレだった兄がシスコンになっていたりするけど、これでも弁護士の娘、動じずにちゃんと契約はまっとうしてみせる!宮殿で料理や衣装、スポーツやゲームを楽しんだりもしつつ、なぜか新大陸探検隊に招集されそうになったり、騎士に叙任されそうになっているけど何かの間違いよね?あとどうせなら素材は最高だけど色々ちょっと惜しい第二王子を本物のイケメンにしたい!
ーーー(「今日の一冊」であらすじを紹介いただきました:https://syosetu.com/issatu/index/no/106/ )
ーーー(予告なく視点が変わりますが、章題は視点人物と関係ありません。一部の外国出身の人物は時折古語で話しますが、その場合細かい意味を拾わなくとも大丈夫です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 15:35:13
1186726文字
会話率:50%
公務員の33歳、田中市郎(たなかいちろう)は国土交通省で働いていた
彼は、以前行われた工事の癒着による
着服の濡れ衣を着せられた
最初は市郎の上司も証言し弁護士も問題はないと言い切っていたが
立て続けに運が彼を見放してしまう。
真面目で、
幼い頃から家族思い。
学生時代は、無遅刻無欠席で恋愛もしたことの無いシャイボーイだった彼が
初めて怒りに震えた…
その瞬間、新たな世界が現れた
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 12:11:29
10958文字
会話率:21%
歯科クリニックという閉鎖された特殊な空間。そこで起こった事件。
院長をトップとした絶対的序列。特殊で複雑な女子の世界。
怖いくらいに外側からは何も見えない。みんな我慢している。仮初めの笑顔で巧みに不都合を隠さなければならない。マスクの下で
泣いている人がいる。だから離職率が高い。
主人公の陽子はごくごく普通のどこにでもいるタイプの人間だった。勤続年数17年のベテランであり、院長に従順な主任歯科衛生士でもあった。後輩スタッフや患者様からの信頼も厚く、クレーマー以外で患者様とのトラブルが発生したことは全くなかった。そして、人一倍責任感も強かった。しかしながらこれが、後に仇となるのである。
ある事件を境にして「終わりの始まり」がスタートする。運命なのか宿命なのか、それとも因果応報なのか…。
さぁ、みなさん。私たちの不思議な園、閉ざされた空間へようこそ♪
※この作品はフィクションであり、実在の人物・団体などとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 12:02:15
24848文字
会話率:21%
主人公
聖衣 零真(くろす れいま)
日本再建を志し、日々活動や調査を行っている変人。
なんでも器用にこなし、大抵のことは会得してしまう天才。
現在は教師であり、大切な人を守るために怪盗業もこなす。
キーワード:
最終更新:2025-01-05 11:35:23
1943文字
会話率:86%
高校生の衣緒里は生まれた時に決められた婚約者がいる。名前も顔も知らない婚約者とは十六歳になったら会えると聞かされて育った。十六歳の誕生日、たまたま街で助けられたイケメンにときめき、前々から考えていた婚約破棄を婚約者に言い出す。しかし当の
婚約者はそのイケメンでしかも近所の氏神様だという。氏神様は名を雪矢と言った。
衣緒里は生贄として氏神様に捧げられたのだと聞かされるが納得がいかない。しかし氏神様は衣緒里を気に入り溺愛する。それでも衣緒里は雪矢に心を開ききれずにいた。二人の両想いはまだまだ先が長い。
店街の夏祭りの季節が近づいた頃、神様の一人スサノオがやってきて雪矢に相談をする。なんと、浮気者のスサノオは衣緒里を新しい嫁に迎えたいと言ってしまったがために、妻であるクシナダヒメに出ていかれたのだ。雪矢も協力して探し出すことに。
夏祭り当日、花火が美しく舞った瞬間、クシナダヒメが現れて衣緒里に呪いをかける。夫を誑かした罰だと言い残して消えたクシナダヒメに衣緒里は……。
衣緒里の学校では学園祭の準備が始まった。そんな中、雪矢はというと年に一度の神様大会議に出席するため不在中。雪矢の不在に寂しさと恋しさを自覚する衣緒里。雪矢のいたお白様の神社に戻ると、そこには雪矢の兄・玄矢がやってきていた。
雪矢が弟の紅矢によって拐われたと言う玄矢。衣緒里は雪矢を取り戻すため、玄矢と神獣のコンと共に急いで天界に行く。そこにいたのは紅矢に捕まった雪矢。しかし拐われたわけではなかった。兄弟三人が企んだのは……。
衣緒里に好意を寄せているのは雪矢だけではない。幼馴染の晴臣も衣緒里のことが気になっている。なかなか進展しない二人の関係を進めるべく、晴臣は衣緒里にアプローチする。そこに恋愛の女神・ククリヒメが晴臣の味方に加わり、晴臣は急速に衣緒里との距離を縮める。雪矢は何とかして邪魔をするが、ククリヒメも負けてはいない。
雪矢が衣緒里に執着するのには理由があった。衣緒里が中学生だった頃の出来事を思い出す雪矢。初めは氏神として興味がなかった娘であったが、この時の出来事がきっかけで一気に衣緒里が気になる存在となった雪矢だった。一方、衣緒里はククリヒメの一件で寒い倉庫にいたため風邪を引いてしまった。看病をする雪矢は微熱で意識の朦朧とする衣緒里に告白をする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 11:22:28
86060文字
会話率:49%
私の婚約者は神様だった……!
高校生の衣緒里(いおり)は生まれた時に決められた婚約者がいる。名前も顔も知らない婚約者とは16歳になったら会えると聞かされて育った。
16歳の誕生日、たまたま街で助けられたイケメンにときめき、前々から考え
ていた婚約破棄を婚約者に言い出す。しかし当の婚約者はそのイケメンで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 13:38:28
111760文字
会話率:51%
大好きなアーティストのライブチケットに当選し、幸せ絶頂だった普通のOL・小野塚麻衣。
そんな幸せの絶頂だったのに……彼女は不慮の投身自殺に巻き込まれ、即死。
そして、いわゆる「異世界転生」してしまう。
しかし元の世界への未練もたっぷり残した
彼女の記憶は、女神達に消去されることも拒絶するほどに頑固で、彼女自身も異世界に転生したことを納得できないでいた。
それでも彼女の魔力適性の並外れた高さを惜しむあまり、彼女を迎え入れた世界・「ゴラニア」の女神はちょっとした嘘をついて、彼女を強引に丸め込む。
何せ、ゴラニアでは優秀な魔術師を常に応募中、随時急募の人手不足な状況。
転生を受け入れなければ、どうせ魂ごと消滅してしまうのだし……利用しない手はない。
そうして彼女達は「マイ」を自分達の世界に引き込むため、即席の目標を与える事にしたのだった。
「この世界では(努力すれば)魔法を作る事ができる」
「だから、元の世界に帰るための魔法を作ればいい」
女神の言葉を信じ、ようやくマイも異世界転生とやらを受け入れるのだが……。
しかーし! この世界の魔法はそんなに単純なものではなかったッ!
「ファイア!」って叫べば、手から火が出る?
フハハハハ、残念だったな! それは幻想だッ!
しっかりと理解して発動しなければ、魔法は手からどころか、尻からも出ない!
そんな雁字搦めの理屈に塗れた魔法社会に叩き落とされたと同時に、困惑のズンドコにも突き落とされたマイ。
それでも、元の世界に帰る魔法を作るために。
そして……自分を巻き込んだ、もう1人の転生者をぶっ飛ばすために。
彼女は不承ながらも、異世界の魔法学園で生活を送る羽目になったのだった。
※料理名・食材名について:架空の世界の物語ではありますが、料理名までオリジナルで全て付けてしまうと説明が煩雑(無駄に長くなる)かつイメージが伝わりづらくなる傾向があるため、ある程度の名称は現実の物を引っ張ってきています。
※『天使と悪魔の日常譚』(https://ncode.syosetu.com/n7482fv/)の続編です。登場人物は相当にカブっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 07:02:02
538033文字
会話率:55%
ある日、90歳の老人が死亡し、あの世に行くと思っていたら生前に悪魔と契約していた事から異世界転生する事に……
そこは人々が魔法を使える事が常識となった世界で金髪の少女に転生していた。
しかし、魔法が使えない事から少女は、家族の中でどこ
か孤立感を感じながら、過ごしていた。
ある日、妹が村の守り神の生贄に選ばれ、助けようと奮闘する中で出会った悪魔と魔法が使える事を対価に取引し、物語が動き出す。
剣と魔法の異世界に
響き渡る銃声は
少女が奏でる
ガンマン協奏曲
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 02:39:21
201064文字
会話率:39%
目を覚ますと、俺の視界に現れたのは見た記憶の無い女の子。
「おはよう。」
思わず頭をポンポンと触ってしまったが、嫌がる様子もない。
女の子は部屋の隅にある観葉植物を指さしてマナの木だと言い、育てて欲しいから私の世界に来て欲しいとの
こと。
実家から盗ん・・・持ってきた観葉植物が異世界のモノだとは流石に信じられないが、既に目の前の異変すら理解を超えている。
俺の家庭環境はとても悪く、一人暮らしをしてからも長く付き合っていた恋人にはフラれ、38歳になってしまった。
「後顧の憂いもないしな。」
今の生活に魅力は無く、今後の人生も薔薇色になる予定はない。異世界というのは俺がプレイしたビデオゲームのように魔法が存在するようだが、ちゃんと生活できるのか?
通貨は?
言語は?
衣食住は?
神さま・・・?
元の世界に戻れないの!?
それでも俺は行くことにした。何しろゲームのような幻想世界にはそれなりに興味は有ったからだ。行けるのならそれはもう幻想ではない。
詳しく話を聞けば更に興味は湧く。
結婚する為に溜めていた貯金を全て引き出し、色々と準備を終えると、いよいよとなった。
「おおおお・・・。」
辿り着いた異世界は大小幾つもの戦いが続く、予想以上に生きていくのが大変な世界だった―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 00:00:00
1707751文字
会話率:62%
異世界に転移した医大生・昴、
膨大な魔力の治癒師になるが、なぜか擦り傷程度しか治せない。
一緒に転移して来た、幼馴染み・美音、高校の同級生・みなみ、由衣とパーティーを結成して冒険者に。
さあハーレムパーティー・・・とはならず、
やはり一緒に
転移して来た聡、貴浩、大輔と7人で活動する。
元の世界で、昴狙いだった女子達は、ハーレムも視野に迫るが、ポンコツ治癒師は、恋愛もポンコツ。
パーティーが進化して来ると
女子達は昴を見限り、脱退を勧める。
他の男子が引き留めるが、昴はパーティーを離れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 00:00:00
11562文字
会話率:49%
【ネオページ公式連載作品】
恋をするのに免許証が必要となった時代。
「俺と付き合ってよ」
高校1年の春休みの2日前、日野原 結衣は人生初の告白をされ、人生初の彼氏ができる。
相手は、学校内でも人気の高い翔先輩。
これから訪れる
春休みに期待は大きく膨らむ。
――だけど次の日、先輩はとある罪で停学となってしまった。
それは、恋愛免許証・偽造の罪。
【恋愛法 第4条】
『恋愛をし、告白しようとする者は、公安委員会の恋愛免許証を取得しなければならない』
ストーカー、DV、離婚……。
多発する恋愛がらみの事件や問題に対抗すべく、政府は【恋愛法】を制定する。
これにより、無免許での恋愛は重大な法律違反となった。
更に先輩は他にも付き合っている人がいて、安全恋愛義務違反となる脇見恋愛の常習犯。
そのほか出会ってすぐに告白するスピード違反や、相手の状況・立場を考えない一時停止無視違反など、数々の余罪があった。
こうして先輩との交際が1日で破局となった結衣は、
「もう恋なんてしない!」
と、免許証を返納してしまうのだった。
それから数日が過ぎて新学期。
2年生になった結衣は、親友たちと同じクラスになれたことを喜び合っていた。
——そのとき、
「そこ、俺の席なんだけど」
不意にかけられる静かな声。
それは小学校の同級生で結衣の初恋の人、月島 蓮だった。
別々の中学に進学した二人は、実に4年ぶりの再会。
クールな姿に成長した彼に、結衣の胸は高鳴りを覚える。
再び動き出す二人の時、その心の行方は……!
これは、恋を失った結衣が仲間と共に今を駆け抜ける青春ラブストーリー。
あなたは、恋の免許証を持っていますか?
※ネオページにて先行公開中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 21:48:40
65767文字
会話率:34%
貴方は何故か此処に来て居ました。
吐く息も凍る様な寒い冬です。
辺り一面まっしろです。
樹木が氷の衣装を身に纏っています。
無音の世界です。
命の気配が在りません。
引き返さないといけない。
そう思っているのです。
ですが足は自分の意思とは
反対に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 21:08:02
1069文字
会話率:0%
アリシアの人生で一番忙しい日は不意に訪れた。
朝、親友が訪ねてきて結婚すると報告を受けた。昼、祝いの品を買う為に赴いた首都で、群衆から石を投げられた。アリシアがかつて世界大戦を引き起こした竜の一族、その末裔だと知られたからだ。
逃げ込
んだ路地裏でアリシアは国軍の竜騎士と鉢合う。
彼はアリシアの素性に気付いている素振りを見せながら、しかしアリシアを一晩匿った。
不可解なことは続く。
首都からの帰り道、アリシアは激しい戦闘の場に行き合う。今度は国籍不明の竜騎士だった。その彼がアリシアに対して投げてきたのは、「竜の一族は濡れ衣を着せられたのだ」という一言だった。
末裔狩りから逃れる為に故郷を脱出したアリシアは、やがて竜の末裔を取り巻く情勢――この世界に瑕疵があること、そして期限付きであることを知る。
日陰の身で生きる古い血を引く最後の一人が、彼女を取り巻く数多の竜騎士と共に、世界の終わりに対峙する物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 20:57:36
72227文字
会話率:33%