デュノア伯爵家の令嬢シャンティは、未だ会ったことのない婚約者ディルクに焦がれる、天真爛漫な少女。けれどある日突然その身に事件が起き、館にいられなくなってしまう。
婚約を破棄され、伯爵邸を追い出されたシャンティは、男装してひとり苦難な旅へ
出る。そうして辿りついた王都でシャンティが出会ったのは、ディルクの親友であり、王家の正統な血筋を引く青年貴族リオネルだった。深く傷ついたシャンティを優しく受け止めてくれるリオネルに、シャンティの心は…。
(※読者様からのご意見・アドバイスなどもあり、2016年11月17日~なろうで投稿していた『ひなげしの花咲く丘で』シリーズを一作にまとめました)
(※第一部は主人公が苦労しますので、苦手な方は第二部からお読みいただくことをお勧めします)
(※毎部ごとにハッピーエンドですが、主人公が苦労して大変な目に遭ったりもしますので、苦手な方は本作をスルーしていただければと思います。読者様によっては、ハードなストーリーとお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。あらかじめ充分ご注意いただうえで、それでも大丈夫でしたらお読みください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 23:36:03
2829204文字
会話率:42%
今回は、三度目の人生だと認識する、記憶持ちの第二王子、セルディス・マギロード。
前世で王族の血筋に連なる伯爵家の、落とし子としての不遇な幼少期から成りあがり、大魔法使いの魔導公爵へと至った彼は、三歳の頃にこの記憶を取り戻した後、密やかに決意
した。
今世では自らだけではなく、かつての大切な人たちの未来が息づくこの母国で、今を生きる人々のため、記憶にある知識と技術を用いて平穏な日常を護ろう、と。
代々強き魔法使いへと至る王家が君臨し守護する、三方を魔族の領域に囲まれたマギロード王国を舞台に、冷静沈着な第二王子セルディスが、かつての心強い仲間である風の上級精霊や、偉大なる大魔法使いの師と再会しつつ、平穏を目指す日常と非日常の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 22:00:00
100000文字
会話率:32%
人間の世界と霊の世界が交錯するこの世界で、ムジヒナ・ヤシンの伝説は、キツネ族の若き狐の少年ムジヒナの旅を追います。妖怪の凶暴な襲撃によって家族と村を失ったムジヒナは、名高い侍に引き取られ、戦いと名誉の道を教えられます。
過去に囚われ、復讐
の欲望に駆り立てられたムジヒナは、運命の鍵を握る不死鳥の女神アマテラスを探す旅に出ます。その道中で、彼は悲しみと怒りの具現化である暗黒の自分、レイコクと向き合います。魅惑的な土地を旅し、強力な敵と対峙する中で、ムジヒナは勇気、喪失、そして光と闇のバランスについて学んでいきます。
忠実な友人たちの支えと古代の霊の導きによって、ムジヒナは彼の決意を試す試練に直面し、力の真の意味を再定義します。善と悪の境界が曖昧になる中、彼は自らの血筋と内に秘めた力の真実に立ち向かわなければなりません。魔法、冒険、自己発見に満ちたこの物語は、ムジヒナ・ヤシンの伝説が精神の深淵と希望と絶望の永遠の闘争を探求します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 00:07:54
19924文字
会話率:38%
ある日、生まれて間もないベリル王子は突然姿を消した。
失踪から半年後、王子は民によって見つけ出され、その事件は事なきを得た…かのように思われた。
時は流れて18年後、王位継承の儀にて。
ベール王国王家に伝わる数多の魔法を継承すべく
、ベリル王子は儀式に臨む。しかし、彼はそれらを引き継ぐ事ができなかった。
血筋がもっとも重要な魔法において魔法の継承ができない、それはつまりこのベリル王子は王家の者ではないということ。
王家は、いつの間にか腹の中に楔を打ち込まれていたのだった。
ちょうどその頃、引きこもりニートのおじさん輿金翠(こしかねみどり)はひょんなことから異世界に転生してしまう。
そして彼は、自分こそが18年前に失踪した本物のベリル王子だと知るのだった。
これは、正体不明の人物から国を守るため、翠と美女美少女の仲間たちが偽の王子を追放する、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 08:54:22
39226文字
会話率:52%
「役立たずめ……剣聖の息子でありながら、こんな大ハズレを引こうとは!」
十五歳の〈加護の儀〉。剣聖の血筋であるエルマは、典型的なハズレクラスである重騎士を発現し、次期当主の座を奪われて追放されてしまう。重騎士は偏ったステータスに、使い所の
ないスキル。挙げ句に臆病で怠惰な者が得るクラスだとまでいわれていた。
だが、エルマは知っていた。この世界は彼が遊び尽くしたゲームの世界であり――重騎士こそが、最強のクラスであることを。エルマは生前の知識をフル活用し、この世界の効率的な攻略を始めるのだった。
※本作は他サイト様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 18:00:00
376811文字
会話率:28%
【SQEXノベル様より書籍化が決定いたしました!】
騎士とは血筋と才能の世界であると、それが常識だった。教会孤児であったアインは王都の騎士学院に入学こそできたものの、最底辺の〈Eクラス〉、通称〈劣等クラス〉への組み分けであった。大貴族の優
等生達に馬鹿にされながら、アインは〈劣等クラス〉の学友達と共に、一流の騎士となるべく学院生活を送る。
……しかし、学院長にだけは知らされていた。アイン――〈名も無き一号〉。彼は教会暗部が非道な実験の果てに造り上げた王国の最終兵器、裏の騎士団である〈幻龍騎士〉の一員であった。調整役の学院長が頭を悩ませる傍ら、アインは〈劣等クラス〉を率いて他のクラスを圧倒していく。
*他サイト様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 14:19:56
347147文字
会話率:33%
「役立たずめ……剣聖の息子でありながら、こんな大ハズレを引こうとは!」
十五歳の〈加護の儀〉。剣聖の血筋であるエルマは、典型的なハズレクラスである重騎士を発現し、次期当主の座を奪われて追放されてしまう。重騎士は偏ったステータスに、使い所の
ないスキル。挙げ句に臆病で怠惰な者が得るクラスだとまでいわれていた。
だが、エルマは知っていた。この世界は彼が遊び尽くしたゲームの世界であり――重騎士こそが、最強のクラスであることを。エルマは生前の知識をフル活用し、この世界の効率的な攻略を始めるのだった。
※本作は他サイト様でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 19:00:00
16178文字
会話率:19%
小さな島国。
荒廃した大陸の四国はその豊かさを欲して幾度となく侵略を試みて来る。
国の平和を守るために戦う戦士たち、その一人は古より語られている伝承の血筋を受け継いだ一人だった。
守る思いの強さと迷い、悩み。揺れる感情の向かう先に待っていた
のは――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 01:30:00
1187968文字
会話率:37%
都内のお嬢様学校に通う金益アリス。旧華族の家系として投資家の父とイギリス人ヴァイオリニストの母を持つハーフであり、容姿、家柄、血筋、全てが完璧であったが父のスキャンダルによって一転する。迎えにきた母と共にパパラッチから逃げていた際に、首都高
でトラックと接触した弾みでアリスは『天国と地獄の狭間』の場所にやってきてしまう。事態を見かねた場所の主は、アリスを異世界に転移させる。異世界転移したアリスはお嬢様としての気品を忘れずに、大好きなゲームなどの知識を使って賭け事を生業とする仕事を行い大活躍する!……そんなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:00:00
120362文字
会話率:40%
無駄に長い歴史と由緒正しい血筋だけが誇りのランゼリア聖国。超が付くほどのド貧乏なその国の王家に、大陸最大の帝国から王太子の後宮に入る側妃候補を差し出すようにと書簡が届く。
日々、狩りと採取、農作業に勤しむ王女アリアンナは、大金貨五枚という慰
労金に目が眩み、帝国に向かうことに決める。冴えない冒険者に身をやつしたアリーは、帝国の冒険者たちと共闘しながら旅をし、やがてたどり着いた後宮で、封印された宮の中にダンジョンを見つける。
これは貧乏王女がよそ様の後宮で、側妃にならないように頑張りながら、ダンジョンを攻略する話…です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 18:00:00
94625文字
会話率:50%
私が住む地域で最も権力を持つ神楽所神社本家の一人娘、神楽所尊は私に言う。
家庭内傷害事件の加害者家族の私に。
「あなたには、今年の奉納演舞を踊っていただきます。」
「あなたが神楽所の血筋だからです。」
最終更新:2024-09-05 00:27:59
783018文字
会話率:45%
「お前はこれから公爵家の犬として過ごせ」
突然義母と義妹を連れてきた父が正当な血筋の私に忠実な犬として働けという。嫌いだった妻に似た娘の私を虐げたいのね。でも犬として過ごす…悪くないわね。よろしいでしょう。成りましょう!公爵家の犬に!
最終更新:2024-09-01 15:47:02
5904文字
会話率:45%
世界には四つの大陸があり、それぞれの大陸において【シスエレメント】と呼ばれる巨大な魔鉱石が存在していた。
北の大陸には青のシスエレメント。
東には赤。
西には黄色。
そして、南には緑が。
世界は四つのシスエレメントによって均衡が
保たれており、それは数千年もの間、【世界の秩序】として言い伝えられ、世界に於ける「天理」として、人々の教えの中に守られ続けてきた。
かつていくつかの戦争があったが、それは大陸間戦争の記録として今日の文献に残っており、それぞれの国の領土を広げるために起こった“人間同士の戦い”であったと伝えられている。
北の大陸、コルリウス
東の大陸、イーフリート
西の大陸、グレートウォール
南の大陸、ディアボロス
それぞれがぞれぞれの大陸において独自の生態系を築き、四つのシスエレメントが持つ魔力の恩恵を受けながら、豊かな暮らしと裕福な歴史を送ってきた。
創始暦2101年。
人間たちは自らの住む大陸を守るべく、それぞれのシスエレメントの恩寵にまつわる“魔法軍事帝国”を築き上げてきた。
かつての大陸間戦争は、四つのシスエレメントを巡る戦いであった。
しかし未だ大陸を超えてシスエレメントの領域が侵された歴史はなく、四つの大陸に拠点を置く国々は平和を保ち続けられてきたと言える。
東の大陸、イーフリートの中心にある軍事国家、ガルバディアの傭兵養成学校は、優れた魔法生を育成するべく、「バトルロード」と呼ばれる独自の傭兵訓練システムを構築していた。
世は戦乱の時代だった。
イーフリートに隣接する大陸、ディアボロスを支配する“グラシアル聖国”が、各大陸への宣戦布告を実施したのだ。
彼らは独自の科学技術によって開発した『人工魔鉱石』という黒色のシスエレメントを生み出し、それを人間に埋め込むことで、“ブラックタール”と呼ばれる魔物を数多く製造していた。
ブラックタールは本来の人間の能力を大きく超える代わりに、理性を失い、異形の怪物へと変化することが明らかになっていた。
そして、最も特筆すべきは、ブラックタールはあらゆるシスエレメントを取り込むことができる“変異細胞”を持っているという点だった。
グラシアル聖国はこの特性を利用し、各大陸にある3つのシスエレメントを奪おうと、ブラックタールを“兵器”として送り込むことを画策するが…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 13:10:14
28213文字
会話率:11%
アデル・オルラド、30歳。
彼は、22歳の頃に、前世の記憶を取り戻した。
約1000年前、アデルは『魔術学』の権威ある教授だったのだ。
現代において『魔術』は完全に廃れていた。
『魔術』とは、魔術式や魔術サークルなどを駆使して発動する魔
法の一種だ。
血筋が大きく影響する『属性魔法』とは違い、その構造式や紋様を正確に理解していれば、所持魔力がなくとも使うことができる。
そのため1000年前においては、日常生活から戦闘、ものづくりまで広く使われていたのだが……
どういうわけか現代では、学問として指導されることもなくなり、『劣化魔法』『雑用魔法』扱い。
『属性魔法』のみが隆盛を迎えていた。
そんななか、記憶を取り戻したアデルは1000年前の『喪失魔術』を活かして、一度は王立第一魔法学校の教授にまで上り詰める。
しかし、『魔術学』の隆盛を恐れた他の教授の陰謀により、地位を追われ、王都をも追放されてしまったのだ。
「今後、魔術を使えば、お前の知人にも危害が及ぶ」
と脅されて、魔術の使用も禁じられたアデル。
所持魔力は0。
属性魔法をいっさい使えない彼に、なかなか働き口は見つからず、田舎の学校でブラック労働に従事していたが……
低級ダンジョンに突如として現れた高ランクの魔物・ヒュドラを倒すため、久方ぶりに魔術を使ったところ、人生の歯車が再び動き出した。
かつて研究室生として指導をしていた生徒、リーナ・リナルディが、彼のもとを訪れたのだ。
「ずっと探しておりました、先生」
追放から五年。
成長した彼女は、王立魔法学校の理事にまでなっていた。
そして、彼女は言う。
「先生を連れ戻しに来ました。あなたには再度、王立第一魔法学校の講師になっていただきたいのです」
、と。
こうしてアデルは今度こそ『魔術学』を再興するために、再び魔法学校へと舞い戻る。
次々と成果を上げて成りあがるアデル。
前回彼を追放した『属性魔法』の教授陣は、再びアデルを貶めんと画策するが……
むしろ『魔術学』の有用性と、アデルの実力を世に知らしめることとなるのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 12:00:00
46506文字
会話率:27%
乱暴で粗暴で金遣いが荒くて、いい所は王家に連なる血筋だけ。そんな男の婚約者だったのは、蝶よ花よととても大切に育てられた異母姉である。何故そんな男の婚約者になったのかというと、ありふれた話で、超がつく資産家でもあるその家に、うちの両親が借金
の申し込みをしたからだ。
余談だが男の両親は普通のまともな感性の人達で、子供がどうしてこうなったと言いたくなるくらいである。
さてそんなまともな両親が隠居した後、男の悪評はどんどん上昇し、姉はこんな男と結婚したくない! と病弱を言い訳にして私と婚約者を交換してしまった。いやあんた病弱設定貫けよ。
そんな諸事情で、ある意味覚悟もして嫁に行った私を待っていたのは、割れ鍋に綴じ蓋、本気の喧嘩が出来る荒くれ男だったのだ!!
え? はい。私の方は、十二歳まで荒くれ盗賊団の所で下働きをさせられていた訳あり妾腹令嬢ですが?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 17:00:00
8149文字
会話率:31%
女系天皇を否定する理屈を更に否定してみた。
キーワード:
最終更新:2024-08-15 20:04:41
1722文字
会話率:0%
プロローグ
これはとある国の物語。
この世界では魔法が使える者が一定数いた。
その中でも一人一人自分だけしか使えない得意魔法を持っておりその得意魔法のレベルにより魔法のレベルも変わってくる。
だが例外もある。貴族の場合だ。
この国では昔、
大変大きな災害が襲ったことがあるという。
だがその時ある五人が災害に立ち向かったらしい。
その五人の血筋が今も貴族として残っている、そんな言い伝えがある。そのため五つの血筋は当時神様から授かった魔法をそのまま伝承する力があるらしい。
そしてその国にはその五人が建てたと言われている古くからある魔法学校がある。それは国で唯一の魔法学校でもあり、魔法が使える者のほとんどはここに入学、寮生活となる。
この話はその魔法学校の最強を目指す6人の軌跡を舞台とした物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 15:59:42
2142文字
会話率:52%
ひょんな事から…ゲームの世界と現実の世界を行き来出来る様になった、織田信長の正統な血筋である尾谷信介(おだにしんすけ)と、織田信長のクローンとして生れた沖田信崇(おきたのぶたか)が出会った事で、妙な近親感が湧き共に生きる意味を模索する。信介
が起こすゲーム世界内に改革により、あらゆる戦争が起こらない歴史に変化する事が解る。その現実とゲーム世界の狭間で…信介と信崇と周りの友達との支え合いの中で、自分たちの生き方を見つけ出してゆく…。歴史を戦争が起きる元の現実世界に戻そうとする、謎の勢力との戦いに挑んでゆく…信介と信崇とその友達との物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 18:46:30
14224文字
会話率:23%
それは過ぎ去った過去と傷と生きていく、不思議なおとぎ話。
白河凪紗は高校入学と同時に、実家を離れて祖父母が住む波雲町にやってきた。入学前に訪れた学校の敷地内の一角、咲き誇る桜の樹の下で歌雲紡に出会った。同じ図書委員になった歌雲は口は悪く
、凪紗はそれに腹を立てながらもその分かりづらい優しさに触れていく。
そんな日々の中、凪紗はかつて手放した『眠り姫』の絵本と再会する。しかし、その絵本は凪紗の【想い】によって穢れてしまっていた。『眠り姫』は凪紗の命を代償に穢れを浄化しようと、凪紗をその世界に閉じ込める。
通称『カミカクシ』に遭った凪紗の後を追ったのは、穢れた書物を浄化する『書守』の血筋の紡だった。
現実に帰るため、生きるために凪紗は紡と共に茨に覆われた城を目指すが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 02:41:10
112995文字
会話率:45%
陽奈は『普通』に憧れて、家を飛び出した。しかし、ヴァンパイアがはびこる危険な街に迷い込んでしまう。そこでヴァンパイアの王、紫月に拾われ、なぜか同居することに。
紫月に惹かれながらも、陽奈は自分がヴァンパイアハンターの血筋であることに苦悩する
。
ふたりが生きていくために、陽奈が出した答えとは──
(この作品は野いちごにも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 22:11:24
89662文字
会話率:34%
精霊術――「先天的に使える能力」である超能力と「後天的に学ぶ技術」である魔術の二つから成る、もう一つの科学。
精霊術を使える者は「術師」と呼ばれ、精霊術を知らぬ者たちの世界と分け隔てたところで、もう一つの社会「術師界」を営んでいた。……
できて「あたり前」のことが、何一つできない高校生・青梅賢治。
哲学が好きで読書家である以外に、何の取り柄も趣味もない彼は鬱屈とした日々を送っていた。
だがある日、賢治の目の前に魔術を使う大男に追われる少女・因幡現世に遭遇する。
現世は、全宇宙のエネルギーが集まる異空間「霊極」にアクセスすることができる超能力〔門〕を持っている術師であり、悪の術師たちにその力を狙われているのだ。
悪の術師に追いつめられる二人。しかしその時、現世と感情を共鳴した賢治は、現世の超能力を共有して全宇宙のエネルギーとアクセスし、精霊術――魔術が使えるようになる。
賢治と現世は〔門〕の力を頼れる仲間の術師たちとともに守り抜いて、「霊極」の謎を解き明かしたものに与えられる術師の最高の位階、「魔導師 アデプト」の称号を目指すことになる。
だが術師の世界は、能力、貧富、人種、血筋、宗教などによる差別や偏見が渦巻く分断と混迷を極める世界であった……
解き明かされる世界の謎に胸を弾ませるともに、人間としての「正しさ」とは何かを問う、現代ダークファンタジー。
※ 月~金 8時更新。(現在、更新休止中)
※ 本作は以下の投稿サイト様にて、重複投稿をしております。
「ラノベストリート」様(連載終了)
https://ln-street.com/novels/d568ddba-57fe-44be-b117-392f5d54579f
「カクヨム」様
https://kakuyomu.jp/works/16816700427107470399
※ 用語集・解説ブログ
https://fairyring-fairytale.blog.jp/
※ 本作は2024年8月更新分まで、一部の文章においてAI翻訳・言語変換ツールを使用しておりました。現在は使用しておらず、該当箇所は全て修正済みとなっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 08:00:00
1316915文字
会話率:35%
家族に虐げられてきた伯爵令嬢セレーナは、その日、望まぬ結婚をするはずだった。
しかし、突然式場に乱入してきた美貌の怪盗によって、彼女はさらわれてしまう。
「あんたを盗みにきた」そう語る怪盗は、実はセレーナと深い縁があった。
旅をするうちに
、セレーナは彼の正体が、五年前にいなくなってしまった親友、ジーンではないかと気がつき始める。
そして、彼には、セレーナも知らなかった出生の秘密が――。
不遇令嬢だったセレーナが、高貴な怪盗に溺愛され、幸せを掴むシンデレラストーリー。
*ハッピーエンドです。
*ゆるファンタジーです。
*カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 19:00:00
59596文字
会話率:48%