人からすこぶる評判の良い男がいる。だけど北淀美依だけはその事実を否定する。
彼は、南寺静馬は異常だ。
そんな彼と彼女が近隣で起こった婦女暴行殺人事件に不本意ながら関わっていく。
最終更新:2021-01-30 00:48:02
128312文字
会話率:22%
「ガッデム!」
都内某高級ホテル。
一泊十数万円はくだらないホテルの講堂内にて、野太い男の声がこだまする。集まった百余名は互いに顔を見合わせ、これから何が起こるのかを一様に案じていた。そしてそんな中、ひとりの角刈りの、サングラスをかけた
ガタイの良い男がステージ袖から壇上へと上がった。男は壇上から講堂全域を見渡すと、マイクを手に取り、言った。
「──はじめまして。私は当ホテル支配人の蝶〇と申します。皆様に集まって頂いたのは他でもありません。この中にひとり、当ホテル料理長が開発したレシピを盗んだ輩がいるとの報告を受け、急遽、その者を逃がさない為、こうしてホテル内にいた皆様に集まって頂きました」
ざわざわざわ。〇野がそう告げるや否や、講堂内に人の声が溢れた。
「オラ! エー!」
蝶〇が一喝すると、ざわついていた講堂内が一瞬で静まり返った。
「まず、その事について私から深くお詫び申し上げます」
〇野は壇上に手をつくと、その場にいた全員に深々と頭を下げた。
「……ただ、皆様に時間を取らせる程の事でもありません。こちらのほうで犯人の目星はついています。犯人の名は──鈴木桜」
蝶〇がその名を告げると、ステージ最前列にいたスーツ姿の女性が肩をビクッとさせた。そう、彼女こそが鈴木桜。その人であった。〇野はステージ上から豪快に下へ降りると、最前列一人一人の顔をじっくりと見、鈴木の前で足を止めた。
「おいおまえ、名前は?」
「キューティ……ブロッサムです」
「外国人か」
「純日本人です」
「純日本人なのにその名前なのか」
「よく友達にも揶揄われていました」
「そうか。大変だったな」
鈴木はそう言われ、ホッと胸をなでおろした。これで蝶〇は何処かへ行く。そう思ったのだろう。しかし、〇野は頑なに鈴木の前を動かなかった。
「おまえ免許証見せてみろ」
「え?」
「持ってるんだろ?」
「いやです」
「何故だ」
「言いたくありません」
「いいから命令だ。早く見せろ」
「いやだああ!」
鈴木は必死に暴れて抵抗してみせたが、呆気なく免許証を取られてしまった。
「おまえ、鈴木桜じゃないか」
「違います!」
「ここにそうあるだろ」
「それは私の父です!」
「嘘つけ!」
「ホントです!」
「もういい、ステージに上がれ」
「え?」
「制裁だ」
こうして主人公の鈴木桜はビンタされ死んでしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-24 21:01:09
204197文字
会話率:62%
俺は、彼女にとって都合の良い彼氏だった。
でも、そういうのはもうやめにする。
最終更新:2020-09-05 17:13:10
3676文字
会話率:28%
なんの前振りもなく異世界にトリップしてしまった高校生男子ーーシキは、異世界“らしさ”を大して感じる事もなく、平々凡々な毎日を送っていた。
今更何が起こる筈もない。
いつも通りに過ごそうとしていた彼の前に、一人の少女が現れる。
「初めまし
て、セリア・リジアです」
転校生である彼女にどうしようもなく惹かれたシキ。しかし周囲の人間も同様に彼女に好意を寄せており、一度の会話さえままならない始末。
そこでシキは、周囲と差をつけるため、彼女に振り向いてもらうため、“格好良い男”を目指す事にしたーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 22:33:30
4129文字
会話率:28%
どこにでもいるような仲の良い男女の双子、緤(つなぎ)と紬(つむぎ)。そんな2人が普通で無くなってしまったのは、双子で同じ病気になってしまったからであった。2人で明日を生き抜くことは出来るのか、あと何回、夏を繰り返すことが出来るのか、いつちぎ
れてもおかしくない命の糸を握りしめて、2人は……
生と向き合えるシリアスなようで、でも明るくおちゃらけて、人外さん達やロリっ子等も出てきてしまうなんでもアリな、そんなお話。
連載予定初投稿。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 21:21:56
2556文字
会話率:44%
面倒臭い女こと園田さんと、都合の良い男こと秋山くんのお話。
クラスじゃ無関係のふたり。
けれど、放課後の空き教室はふたりだけの不思議な時間。
今日も穏やかに、会話を交えながら時は流れていく。
全10話
最終更新:2020-07-30 20:00:00
23017文字
会話率:49%
北西の国のお姫様と大陸中央の皇子様の恋物語。
ティア姫はそれはそれは美しい、絶世の美少女です。美しくても醜くても自分だけを見つけてくれる「星の王子様」に憧れている、ちょっと思考が変なお姫様。
ある日、海岸にてティア姫は運命の星の王子様と
出会ったと思い込みました。
ティア姫と2人の兄、3つ子の誕生日祝いの晩餐会に招かれたルタ皇子です。
ルタ皇子はティア姫が見抜いた通り良い男なのですが、女性に偏見を抱いています。何やら過去に嫌な目にあったようなのです。
「容姿端麗な女は恐ろしい。男を惑わし、極悪の限りを尽くそうとする」
「毒牙にかかる前に、薔薇の棘に刺される前に逃げる」
「見た目で釣ろうなど、恐ろしい女」
せっかく美少女に生まれたのに初恋の相手は、ティア姫を嫌がるような男性でした。しかし、ティア姫は思い込みが激しく、ティア姫の周りの者も妙にルタ皇子を囲うので2人の恋物語が始まります。婚約したり、政略結婚の話が出たり、かと思えば反対されたりです。
おまけにティア姫の暮らす国には、何やら不穏な気配がしています。果たしてティア姫の初恋は実るのでしょうか? もちろん、実るのです。これは恋物語ですから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 19:08:33
93299文字
会話率:42%
99歳の「梅沢キヌ」は、天寿を全うした……。
と、思ったら、異世界の『風の女神』フルミを受け継ぐことになってしまう。
見た目は美少女ロリ!中身はババア!
フルミは、冒険者一行から頼まれて、神殿を飛び出して冒険の旅にと出ることになる。
し
かし、勇者は稀に見る最低男であった……。
フルミは、そんな最低勇者を「良い男」に育て直すと豪語した!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 10:42:33
37656文字
会話率:52%
ショートショートです。仲の良い男女のグループがドライブに出掛けた。山頂で夜景を見るはずが、怖い話をする事に……。会話だけで綴るホラーコメディ。
最終更新:2020-03-27 15:21:00
954文字
会話率:100%
麗美(れみ)と樹(いつき)のバレンタインデーの一幕。
いつも麗美からチョコを貰う樹だが、実はちょっとした不満があった。その事を仲の良い男子にポロリと漏らし、白黒つけようと話は盛り上がり……。
最終更新:2020-02-14 19:35:02
1943文字
会話率:57%
タカシ、コウジ、ショウゴは昔から仲の良い男子高校生である。
最終更新:2020-01-30 20:16:32
4684文字
会話率:54%
高校2年生の女の子である高木晴海は平凡な顔立ちで、特に際立った個性があるわけでもない、どこにでもいる女の子だ。
中学生の頃まではイケメンが自分に告白してくれることを夢見ていたが、高校1年生の頃には何ももたない自分にそんなことが起こることはあ
りえないと自覚していた。
幼馴染の男の子がいるわけでもなく、過去に男子と深く関わったこともなく、美人でもない自分のどこにイケメン男子から告白される可能性があるのかと過去の自分の願望を一笑に付す。
後輩として入学してきた1年生に超イケメンの男子がいるという噂を聞いても、自分にはまったく関係のない話だと心底思ったが、どのくらいイケメンなのか目の保養のため見に行こうという友達の誘いには乗る。
しかし、休み時間にその後輩の超イケメンで噂の男子である白石総真が晴海の教室に入ってくるなり晴海の前に立つ。晴海は自分が何かやらかしたのかと驚くが、間髪を入れず総真は晴海に対して公開告白する。
何が起きたかわからず呆気にとられる晴海だが、総真の友達からでもいいという勢いに押され、晴海は友達という関係を了承してしまう。
その後、晴海は落ち着きを取り戻していくと、さっきの出来事が罰ゲームやドッキリのように思えてくる。
最初は自分のところへやってくる総真と疑心暗鬼の気持ちで接するが、総真と話すうちにそのような悪い人ではないと思えてくる。
しかし美人でもない、個性や秀でたことがない自分に、総真のような超イケメンの良い男が一目ぼれしたという理由にどうしても納得できない晴海。
晴海は総真に本当の理由を聞こうとするが、総真は一目ぼれしたの一点張り。
晴海は本当に総真が自分のことを好きだと信じることにして付き合うことにする。
晴海にとって付き合い始めてからの1カ月は人生で一番幸せだと感じることの連続だった。
しかしそれ以降は晴海に命の危険をもたらすような出来事が次々と起こっていく。総真は特撮ヒーローばりにその危機を救ってくれる。
だが、晴海の身に降りかかる命の危険の出来事の規模が次第に増していく。
そしてついには超巨大隕石が地球に50%の確率で衝突する可能性が浮上し、人類滅亡の危機が世界を揺るがす。
実はその原因が晴海と総真にあるのだが、晴海は何も特別ではない。
しかし、総真にはとんでもない秘密があり!?
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 19:00:00
39462文字
会話率:23%
栗栖英理(くりすえり)は平凡顔の女子高生である。
何もかも平凡であった彼女の日常に大きな転機が訪れたのは高校2年生の春。英理は病に罹り余命1年を宣告される。
病院のベッドでの生活を余儀なくされ絶望を味わう英理だったが、転生の物語の本を好んで
読むようになる。
そんな中、容態が急変し、英理は死んでしまう。
死んだら無になると思っていた英理だが、死んだ先に待っていたのは異世界への転生だった。
異世界に転生した英理は自分の姿を見て驚く。英理の姿は異世界一の美貌をもつ絶世の美女だった。
その圧倒的美貌によりイケメンからアプローチされて最初はどぎまぎする英理だが、ある理由により一瞬で冷め、それ以降はイケメンからの誘いを片っ端から断っていく。
そのある理由により英理は、異世界で自分は恋人を作ることができないと思ってしまう。
さらに異世界では美人が優遇される制度や身分制度が存在しており、不快感を覚える英理。
茶髪の美青年であるクラウン・ナイトと最悪の出会いで始まり、火事場で黒髪の美青年ルイ・シファーと出会う。街中で英理を見かけて一目惚れする金髪の美青年のノア・フェリックス。
そして、クラウンから美女が優遇される制度や身分制度を壊すための共闘を英理は持ち掛けられる。
その計画を成就させるために圧倒的美貌を使って英理は王子であるノアを利用しようとする。
しかし、王子も良い男であり、英理は騙して利用しようとすることに罪悪感を覚える。
英理は制度を壊すことができるのか?
そして恋することができるのか?
栗栖英理(17歳)
高校2年生の女の子。
転生前は平凡顔で誰とも付き合ったことがない。
クラウン・ナイト(21歳)
茶髪の美青年。上流階級の子息。
ルイ・シファー(20歳)
黒髪の美青年。中流階級の子息。
ノア・フェリックス(19歳)
金髪の美青年。最上流階級の王子。
ピーチ・テレサ(17歳)
平凡顔の女の子。下流階級の子女。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 19:00:00
24680文字
会話率:50%
次は小説を……と書いてますけど、おそらくまずエッセイですね。
(開き直り……)
キーワード:
最終更新:2019-12-05 17:55:01
2411文字
会話率:0%
私はいじめを受けたことがある。小学校低学年の頃と中学二年生の時である。
原因は私の白い肌と無口なところ、太っているところとがあるからであった。
まずその外見をけなしたのは、目鼻立ちの良い男の子Aであった――
短いエッセイです。お気軽にど
うぞ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-08 12:17:51
4076文字
会話率:16%
俺の姉は良い男をGETするために高い会費を払って、高学歴層のハイスペックな男性のみが会員の結婚相談所に登録している。
医者のみが集まるパーティがある日に予定が重なってしまった姉は、自分と見た目がそっくりな弟である俺に女装して参加しろと言い
出した。
「一番良い男をGETしてくんのよ?」
いやムリだろ…俺、男子高校生やぞ……
昔から世話になりっぱなしの姉に逆らえない俺は、渋々ながらも参加することにしたのだが─────
海辺の街で繰り広げられる三人の男子高校生、それぞれの恋愛模様、第三弾。
第一弾『彼女はウソつき』
第二弾『前カノと今カノ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-15 09:07:05
24709文字
会話率:33%
中学三年生の男女のほのぼの恋愛話です。
学校一頭の良い男の子とアホな女の子が一緒に受験をするお話です。
25分あれば読めると思います。
最終更新:2018-12-26 08:00:33
11616文字
会話率:39%
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。
「おや、これは良いおみやげになるわ」
おばあさんは大きな桃をひろいあげて、家に持ち帰りました。
そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べよ
うと桃を切ってみると、なんと中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
桃から生まれた男の子を、おじいさんとおばあさんは桃太郎と名付けました。
桃太郎はスクスク育って、やがて強い男の子になりました。
そしてある日、桃太郎が言いました。
「ぼく、鬼ヶ島(おにがしま)へ行って、わるい鬼を退治します」
おばあさんにきび団子を作ってもらうと、鬼ヶ島へ出かけました。
旅の途中で、イヌに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
イヌはきび団子をもらい、桃太郎のおともになりました。
そして、こんどはサルに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
そしてこんどは、キジに出会いました。
「桃太郎さん、どこへ行くのですか?」
「鬼ヶ島へ、鬼退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたきび団子を1つ下さいな。おともしますよ」
こうして、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れた桃太郎は、ついに鬼ヶ島へやってきました。
鬼ヶ島では、鬼たちが近くの村からぬすんだ宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。
「みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!」
イヌは鬼のおしりにかみつき、サルは鬼のせなかをひっかき、キジはくちばしで鬼の目をつつきました。
そして桃太郎も、刀をふり回して大あばれです。
とうとう鬼の親分が、
「まいったぁ、まいったぁ。こうさんだ、助けてくれぇ」
と、手をついてあやまりました。
桃太郎とイヌとサルとキジは、鬼から取り上げた宝物をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。
おじいさんとおばあさんは、桃太郎の無事な姿を見て大喜びです。
そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしましたとさ。
めでたしめでたし折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-22 20:19:11
2634文字
会話率:5%
前世では、人の後に付いていくタイプ。そんな自分が何の因果か、異世界に転生してしまったようだ。貧乏領主だけど、行動力のある父を尊敬し、家族を、領民たちを幸せにしたい!そんな自分に出来る事は何か?父みたいにカッコ良い男になってみせる!その思いが
彼の暴走を引き起こす!?だけど本人は天然自覚ナシ!そんな主人公が織りなすストーリー!……に、なるかな?
※ タイトル『貧乏領主ラナーク村にようこそ!』→『貧乏領主村、ラナークにようこそ!』に変更しました。6月16日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-22 04:30:19
225310文字
会話率:43%
西の端にある。小さな国の姫エヴァ姫は。17歳でありながら大人びた姫だった。
ある日。父王に呼ばれ書斎に行くと。突きつけられる運命。それは、父と年がそう変わらない男との結婚。姫は結婚を承諾し。屋敷へ行こうとするが。道中山賊に襲われる。襲われ、
誘拐され。
根城に連れて行かれる道中。彼女を助けてくれる一人の若い恰幅の良い男が現れ・・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-26 23:43:45
8153文字
会話率:40%
ある高校生の一日。
素直になれなかった去年のバレンタインをきっかけに仲の良い男友達が変わってしまい
少しだけ遠くなる彼に、自分のチョコが渡せなくなって――。
そんな少女と少年の恋物語。
最終更新:2019-02-14 22:06:20
6656文字
会話率:36%
僕らは他人から見ると、カップルのように見えてもおかしくないくらい仲の良い男女コンビ。どんだけ仲がよかってもイベントの日には必ずしも揉め事がないというわけではない。そんな二人の嘘をついても良い日、エイプリルフールでの出来事-。
最終更新:2019-01-12 01:58:36
1772文字
会話率:50%