どこかの世界のどこかの大陸。魔物が跋扈し恐るべきダンジョンが口を開ける大冒険世界。冒険者として名乗りを上げる様々の人間たちの一幕を描く。
最終更新:2015-10-27 00:29:58
6557文字
会話率:36%
おかしいわ。こんな筈じゃなかったのに。
アタクシは、可愛い我が子達に囲まれている。
美しい縦ロールの巻きはいつだって完璧。
涼やかな目許は切れ長で、隠しきれない知性に、見る者をひれ伏させるに足る、薫らんばかりの、滴るばかりの色気。
アタクシの若い頃に生き写し。
あぁ、正に、パーフェクトッ!
ハッ!?
つい取り乱してしまったわ。
本当、美しいって罪ね!
でも。
アタクシ、本当なら素敵なご主人様に買って頂く筈だったのよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-13 22:42:19
200文字
会話率:0%
奴らは突然現れる。
アストラルシャドー。精神に深く干渉し、人間の心を内部から破壊する凶悪な存在。
そんな奴らと戦う、ひとりのファイターがいた。
身軽さを武器に、空間を縦横無尽に舞い、飛び回りながら戦う。気合いの掛け声を飛ばし、次々と敵を打ち
倒していく。
「たとえこの身が朽ち果てようとも、オレの舞いは止めさせない!」
最後にカメラ目線で決め台詞を放つ。
これが、そのファイターの日常。明日羅飛鳥(あすらあすか)という名の女子高生の日常だった。
飛鳥以外の人に、アストラルシャドーは見えない。
周囲で見ている人の目には、制服姿の女子高生が突然道端で飛び跳ね回り、ときには奇声を発しているという、異様な光景としか思えないことになる。
頭のおかしな痛い女の子と思われ、距離を置かれてしまうのも仕方がない。
孤独に戦うファイター。飛鳥は自らをそう表現していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-07 00:39:14
87948文字
会話率:28%
「君は、自分がNPCだと考えたことはあるかね?」
NPC。つまりノン・プレイヤー・キャラクター。これは世界の脇役達の物語。
最終更新:2011-10-20 19:00:00
18747文字
会話率:51%