リルドールは見栄を張るための嘘が原因で落ちこぼれた少女だ。
自分を見限った周囲を見返してやると無謀にも挑んだ迷宮でも敗北し、挫折しそうになった時――リルドールは出会った仲間をきっかけに【見栄を真実にするための想い】を原動力に【縦ロールを
動かす魔法】を得た。
自分が弱い人間なんだということぐらいは、本当は知っていた。
一度底辺まで叩き落された少女が、見栄の象徴だった縦ロールをドリルと回し、仲間のために敵を貫き世界を支え、己の吐いた嘘のすべてを真実に変えるまでの英雄譚。
※本編完結済み
※2017.8.31 ヒーロー文庫様より書籍発売されました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-13 20:20:03
700025文字
会話率:40%