桔梗啓之とは僕のことだ。僕はこの物語の執筆者でもあり、そして主人公でもある。僕にはもともと物語といえる物語がなかった。想像出来はしまいだろう、物語を持たぬ苦しみを。人はそれぞれたくさんの物語を抱え込んで生きている。そんな中、物語を持たずに
生きるというのは相対的に死人のような心持ちがする。だからこそ、僕は自分自身を物語の世界に閉じ込めてしまおうと思い立ったのだ。
この作品は他サイトとのマルチ投稿です。カクヨムにて鍛冶奎吉名義で連載中の空想世界だっていいじゃない(https://kakuyomu.jp/works/4852201425155004416)と同じ内容となっています。この小説はカクヨムの方をメインにしてみようと考えているのでなろうでの更新や訂正は遅れることがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-28 19:59:52
17955文字
会話率:28%
相対的な孤独を抱える私と、その後日談。
最終更新:2015-12-16 12:19:24
3242文字
会話率:56%
とある世界のヒーローは、言いました。
最終更新:2014-10-25 21:52:13
355文字
会話率:20%
相対的不死者からみると、定めある人間の寿命は短く、その生き方はとても刹那的にみえる。
ひどく愚かに思える行為の繰り返しを眺めつづけていると、自ずとある種の諦観にたどり着くのも、仕方の無いことかもしれない。
しかし、時の流れの外に立つ者
にとっても、時間は止まるわけではない。むしろ、寿命が永くなればなる程、内なる時間は緩慢になり、反対に、外なる時間はさらに加速していき、矢の様に流れ去っていく。
もしも本人が不滅であり、脅かされることが無ければ、たとえ世界が終わったとしても、それすらとるに足らない事なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-03 21:23:41
7794文字
会話率:17%
身寄りのないユティアは少女でありながら少年の奴隷として安く売られてしまった。そのまま三年もの月日が過ぎたある日、ついに少女と知られて身の危険を感じた彼女を救ったのは、野性的な青年カディールと、女神のように美しい容姿の青年シオンだった。彼らは
ユティアに衝撃の真実を告げるのだが、すぐには信じられず……。
奴隷生活から解放されたユティアは、次第に幸せとはなにかを理解していくのだが、それに絶対量はなく、相対的にしか計れないものだった。
ーーー舞台は戦乱続く古代、滅びゆく国とその再生の物語、第一部。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-07 23:00:00
220054文字
会話率:34%
2015年に合衆国で開発されたレーダー妨害装置「A.D.A.M.S」の頒布により、世界の戦略構造は変化した。戦闘機や戦車に代わる兵器の開発を余儀なくされ、その結果、15mを超える人型の機動兵器「戦鋼人」が開発された。旧ソ連の政治家による強
引な新ソ連の構築、それに伴う共産主義国の団結、反米国家の樹立……それはかつての冷戦時代を復活させ、大国間の陰謀や策略を巡らせ、第三次世界大戦への道を歩ませることとなった。
東日本大震災を超える超巨大地震の被害に見舞われた日本も、経済の復興の為に人型機動兵器の開発に着手し始める。
それから年を経た2065年。
自衛軍から派生した組織――「独立機動総隊F-IGHT」に所属する青年、上総井瀬音はとある研究所の地下で不思議な少女との邂逅を果たす。
それは世界を巻き込む壮大な物語の始まりに過ぎなかった…
相対的な敵に潜む絶対的な敵との戦いを記したマルチアクション・ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-16 19:40:01
33395文字
会話率:40%
幸せは、相対的なものだ。だから、その時によっては100円でも十分いける。
キーワード:
最終更新:2013-06-01 00:00:00
388文字
会話率:24%
能力者が跋扈する世界において、能力がないのに剣を志す青年、遠見テツ。彼は無能力の変人として有名だった。そんな彼はある日、道場の仲間たちと共に奇妙な空間の渦に巻き込まれる。飛ばされた先は、能力者の存在しない『普通の世界』という名の『異世界』。
転移に伴って仲間たちの能力は失われてしまう。そんな中、元から無能力だった遠見テツは、何ひとつ変わらないまま相対的に彼らより有利に立つことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-24 22:39:58
224659文字
会話率:30%
人は時として、
その作品に込めた想いを知らなければ完成しない作品を、
見る者全てに、その想いまで感じ取ってもらえるだろう、などという大変な勘違いをしてしまう。
逆に、生みの親が己の主張が活きていないと感じても、
相対的に素晴らしい出来栄えと
言うものもあるのは事実。
それを人は普遍と呼ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-08 22:36:43
3853文字
会話率:30%
星はいつも人間を遠くから見ていた。人間も星を遠くから見ていた。いつしかそのバランスが少しずつ崩れていった。それにより、太陽・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星の相対的なバランスもバラバラになり始めていた。怒りを覚えたそれぞれのホシ
ガミは地球に集結し始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-14 00:03:09
6841文字
会話率:30%
僕は日常生活の中で、様々な風景に出会う。それは寒々としたものだったり、胸が温まるものだったり、怒りに満ちたものだったりする。それら、ひとつひとうを集めて、僕と言う総体があるのだ。だが、その僕自身である総体も常に移動し変転する。だから世界の風
景も相対的なものだ・・・・・・僕はそう思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-20 17:30:47
29759文字
会話率:4%