私は脳の記憶機能を専門に研究している脳科学者だ。私の最も価値の高い研究成果は記憶想起機の発明だが、未発表だ。この装置は過去のシーンに自分が舞い戻ったかと思えるほどのリアルさで人間の記憶を呼び出すことができる。ただし、記憶の内容を指定すること
はできず、記憶再生の持続時間は1分である。私はこの装置で自分の過去の記憶を呼び起こすことに毎日没頭している。それは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-30 16:39:22
2558文字
会話率:10%
時は西暦250年。
中国の戦国時代の終末期の混乱の余波を受けて、日本も激動の時代を迎えようとしていた。
北九州の邪馬台国から奈良へ移った崇神天皇は、全国を平定すべく各地へ軍隊を派遣する。
当時、日本でも有数の力を誇っていた吉備の地には、吉備
津彦が最強軍団を引き連れて乗り込むことになる。
その吉備にはウラという百済王朝の流れを汲むものが存在し、鉄の生産という圧倒的な技術力を背景に地元の絶大なる人気を博していた。
そしてウラは吉備の過去からの習慣に従い、地元の神職の娘サンという美少女と結婚することになる。
第二の故郷吉備で幸せな人生を歩み始めたと思っていた矢先に、吉備津彦の軍隊が播磨を攻め落とした、という知らせを受けることになる。
吉備の国中も吉備津彦の進軍の知らせを受け大騒ぎになり、降伏か抗戦かで国論は二分することになる。
吉備の国主はサンと神職とを名代として吉備津彦の元へ和平交渉に赴かせるが、交渉はあえ無く失敗に終わる。
徹底抗戦しか残された道が無くなった吉備ではウラを先頭に戦争の準備が進められ、そこへ宣戦布告通りに吉備津彦が万全の体制で攻めてくる。
ウラの立てた作戦は完璧なものであったが身内に内通者があったため、戦局はいよいよ不利な状況へと追い込まれていく。
死を覚悟したウラは神職にサンや吉備の民を引き連れて落延びるよう指示し、自らは僅かな手勢を引き連れて吉備津彦の軍隊に特攻を掛ける。
そして吉備津彦に一歩及ばず満身創痍のウラは捕われ、夜明けと共に始まった激戦は日没時にようやく終わりを告げた。
ウラはその後公開処刑にされ、その首はその後13年間もその場にて晒され続けることになるが、顕花に訪れる人が絶えることは無かった。
西日本一帯を平定し終えた吉備津彦が13年経って再び吉備に戻り、サンを神職に据えてウラ達を祀る社を建てることを決意する。
実は吉備津彦には既に判っていた。
吉備とは闘う必要が無かったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-24 18:41:52
90956文字
会話率:30%
明日というのは人の目のように、避けては通れないものである。
日没後も騒がしい街。雑踏の中で夜空を見上げて、孤独に一番近い喧騒を感じる。詩です。
最終更新:2015-10-15 16:14:18
233文字
会話率:0%
その街には夜が来ない。太陽が昼も夜も照らす。沈まない太陽の下、男は旅人に出会った。旅人は言った。「日は沈む。」と。沈まないはずの太陽が沈む?信じられないが、ならば……その目で見てみようではないか。暖かな日差しが差し込む街を出て、男と旅人は旅
を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-22 16:00:00
8454文字
会話率:26%
時は夕暮れ、舞台は私立高校。演ずるは全校生徒+α
行われるは“部活動対抗戦”
規定時間は日没(約2時間)まで……。
優勝すれば部費向上&待遇優遇!
さてみんな、覚悟はいいな? レディ……ゴー!!
……と言った風に唐突に始
まった“殺し合い(ロワイヤル)”
教師たちが泰然と見守る中、躊躇いなく殺し合いを始める生徒たち。
それを、死んだ魚ようなうつろな目をして見つめる風紀委員と生徒会の面々。
唯一? 正気を保ち、状況に疑問を抱いた転校生で、帰宅部の主人公。
そんな彼が、殺し合いを是とした周囲に振り回されながら、なんとか生き残ろうとする。そんな話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-23 15:00:00
23317文字
会話率:35%
太陽は沈んで明日に繋げてく。
最終更新:2014-11-14 04:47:32
271文字
会話率:0%
――世の中は平和である。
―たとえ村の集落が魔物に襲われようとも
―悪徳領主が領民から税を搾り取ろうとも
―川が氾濫し、橋が壊れ、家が壊れようとも
―人さらいにあい、奴隷として売られようとも
それは少数であり、昔の大戦などを考えれば
平和である。
―国どうしの戦争もなく
―大災害が起き、いくつもの人命が呑み込まれることもない
そうして、世界は回っていく。大陸は回ってく。時間は過ぎていく。
そう、この大陸に住む知性ある者たちはずっと続くと思っていた。
でも、平和という名の時間は困難の後に築かれたもの。ならば必然と平和の後には困難があるのだ。
ここサヤルアペス大陸でも困難という足音が聞こえ、水面下から顔を出そうとするのだった。
これは複数の国と主人公数人が困難に立ち向かい、戦っていくお話。
※こんにちわ、少し説明を書かせていただきます。この物語は五人の著者がひとつの世界を共有する物語です。よって五つの主人公やヒロインたちが出てきます。違いはフリー・ロール・ワールド:(その著者の題名)とかかれるようになります。
時には二つの主人公、複数の主人公が出会いともに困難に立ち向かう描写もあるということです。
新しい試み?かもしれませんが、どうかよろしくお願いします。そして、楽しんでいただければと思います。
では、まずは私の五人のうちの一人の物語、プロローグをお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-23 22:46:15
23720文字
会話率:60%
人との関わりが苦手な新菜。
そのため、夜間営業の書店である日没書店で働いている。
そんなある日、目の前に客として現れた一人の男。
彼を見た瞬間、二十年間の人生で感じたことのない感情を覚える新菜。
完璧といえるルックスの彼――朔夜も
また、新菜に特別な感情を抱く。
しかし、朔夜には新菜への感情を認められない理由があった。
二度と彼女には会わないと決意するが、目の前で男たちに狙われる新菜を目撃してしまう。
はじめて覚える保護欲に動かされ、彼女を見守る選択をする朔夜。
次第に見えはじめる真実に、二人の関係は変わりはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-27 16:47:03
802文字
会話率:4%
その人間離れした身体能力から忌み嫌われ、疎外され続けてきた希少人種アノマリア。その一人である少女アレッタは、ある日没落した貴族の娘フランチェスカに知人の青年スカルラット共々雇われる。「女王、イザベルを殺せ」復讐に囚われたフランチェスカの命令
により、王家へと出向くアレッタとスカルロットだったが――。//女王暗殺を目論む青年少女と王家の人々の話。中編予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-12 01:32:39
2837文字
会話率:36%
質素な邸宅に住まう公子は、今日の日没までに自殺するよう、強要されている。そのために与えられた剣を傍らに置き、公子は静かに庭を見つめていた。まるでこの家にある全ての思い出に、別れを告げるように。
架空中国世界っぽい舞台です。ある作品に影響を
受けているのがはっきり出ていますのでご注意を。書き下ろしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-25 00:21:28
2738文字
会話率:41%
一人の男が死に行こうとしている。
最終更新:2008-09-19 22:41:59
748文字
会話率:19%