機械感能力者の沢村博二が精神間能力者の西田承子にホヤを食材に出された夕食時、時間計測研究所の関谷助手から映話が入った。用件はアリゾナ州リチアに発生した時間風観測隊への参加要請。参加者は関谷を含む計七人と機械知性一台。西田承子の同行を条件に
沢村はその要請を受けた。その日の夜、沢村は兄に関する悪夢を見た。彼には奇病のため機械として生きるしかなかった兄の死に対してトラウマがあった。特別チャーター便の発着する空港へ向かう途中、沢村と承子は事故に遭遇した。だが、沢村の機械感応力のおかげで事なきを得た。
リチア。そこは、ひたすら暑い場所だった。低い丘を越えると、半径六十キロの時間風半球が一望のもとに見渡せた。沢村たちが先に到着していた科学者たちからデータを供与されていたとき、時間風半球内に高さ二〇キロにもおよぶ物理現象テンポブロッケンが発生した。その日の夕食にはイタリア政府からホヤが供与された。
新東西陣営の対立下にアメリカ政府が常識では考え難いこの全世界合同観測パーティを認めた理由は、沢村にも容易に想像がついた。彼らは時間風と超能力の関係に薄々勘づいていたのだ。だが、その方程式が見つけられない。そこで彼らは各国一流の時間風学者たちを一同のもとに寄せ集め、自国の超能力者を使って、その頭の中から方程式を探り出そうと画策したのだった。もちろん対立陣営もまったく同じことを考えていた。それが、ここ砂漠の土地リチアに最上級の超能力者たちが集まってきた理由のはずだった。
一方……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 06:03:52
36100文字
会話率:34%
鳴門 旅人(なるとき たびと)は交通事故が原因で死亡し今世の幕を閉じた。
次に目を開けるとそこには何やら神々しい人物が
旅人はその時直感的にこの人物が神様なのだと思う。そしてここが死後の世界だと言うことも。
旅人は神にこう願った
。自分の来世を"人と変わった能力を持つ人物にして欲しい"と。
神はそれを了解し、旅人が次に目を開けた時には素晴らしい能力が、、、、、1つも備わっていなかった。
ついでに何故か自分の第2の人生は赤ちゃんからのスタートでは無かった。
目の前に見える光景、それは何やら重く暗い雰囲気を醸し出して、複数人のスーツを着た男女が大きな丸テーブルを囲んで話し合っている様子。
旅人は顔を下に向け自分の服装を見てみた。自分もスーツを着ていた。左の胸ポケットにはプレートが付けられている。それを周りにバレないように読んだ。
【極悪超能力者対策本部:鳴門旅人・ランクC】
こう書かれており、その文字を読み取った旅人は全身が凍りつくように感じた。
極悪超能力者対策本部って何?!と。
しかも自分のランクはC。
その時ふと旅人はこう思う。神に願った"人と変わった能力"、それを自分が持っているからこの極悪超能力者対策本部の一員になっているのかもしれないと。
あぁ!神様に感謝!感謝!そんなことを思っていると
「おい!B!聞いてんのか?」
馬鹿でかい声の人物が旅人の方に目を向けている
旅人は思う。B?なんの事だろう?
「B、あのな、お前も名前で呼んで欲しけりゃ強くなれ。それしか名前で呼ばれる方法はねぇ」
B=旅人。この方程式が頭の中で繋がった。
旅人は聞く
「あの何故俺は、名前で呼んで貰えないんでしょうか」
「だからな、お前ははっきりいって弱い。この対策本部では弱い奴に名前は無い。ほら、物語でも通行人Bとかあるだろ?特に物語に関係しない役として。"ここ"でも戦力の無い奴は通行人Bと同じ。だからお前の事をBと呼んでいる。分かったか?」
旅人は思う。俺は通行人B、ただの登場人物Bなのかと。
ならば、名前を呼ばれる以上に強くなってやろうじゃないか。
この"人と変わった能力"を使って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-22 21:01:54
1097文字
会話率:100%
ミカンだって冒険したい! たとえクレイジーと呼ばれても! そんなお話。
最終更新:2023-02-01 10:00:00
1411文字
会話率:4%
「幼馴染み」と「恋人」、どうして片方だけを選ばなくちゃいけない?
納得できない俺は中学卒業を前に親友の昴に詰め寄られていた。
楓との関係は「幼馴染み」なのか「恋人」なのか、と。
そんなこと決められるわけがない……。
◆◇
優柔不断な「俺」が
決断を迫られる1000文字の物語です。
どうぞお楽しみください。
◆◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 17:42:35
1000文字
会話率:23%
量子力学ってなんだろう。
調べてみたけどよく分からなかった作者自身の感想を物語にしてみました。
ですので、ここで主人公が語っていることは、なんの裏付けもありませんし、勝手な解釈ばかりをしております。
最終更新:2022-12-20 21:46:45
968文字
会話率:15%
服装や髪型など校則を平気で破るが勉強は出来る問題児の珠理は同じクラスの委員長で堅物の明雄から勉強を教えてほしいとお願いされる。自分の格好について今度文句を言わない事を条件に珠理は学校終わりの教室で明雄に勉強を教えることになったのだが……
最終更新:2022-12-18 00:00:00
4457文字
会話率:60%
どうも、IZYです。夜露死苦!
とまあ、これが決まり文句のIZYイジィーと申すものです。
今これを書いてるとき、私は大学院の修士2年です。
専門は物理の素粒子というものでざっくりいうと、この世の森羅万象を紙と鉛筆で解き明かすようなことをして
います。
さてそんな私がなぜ小説(もはや小説ではなく備忘録なのだが...まあそれは置いておいて)を書こうと思ったのか。
それは...日頃生きていく上で色々なことを考え、そして導きだした自分オリジナルの方程式を何となく共有したかったからです。
The理系脳の私の考え方は周りとは少し違う特殊な考え方に見えると思います。
それを少しでも面白いと思っていただければ幸いです。
自分も見直して過去の自分はこう考えていたのか、と思えるようなそんな備忘録を書いていきます笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 23:59:04
4152文字
会話率:0%
幸せの方程式を見つけ、箱に囚われた感情を捕まえる。そんなヒューマンドラマ。
最終更新:2022-11-02 21:42:28
902文字
会話率:28%
今日も俺タカシニート男性は小説AIに物理学について質問し始めたら、なんか色々難しいことを語り始めたけど、面白かったから載せますよ、と。
最終更新:2022-10-30 10:33:55
14207文字
会話率:100%
やっぱりこの主人公、意気地無しだと思う
最終更新:2022-10-23 00:51:24
3745文字
会話率:30%
遊び仲間。ケンカ友達。腐れ縁。
よく言われる二人の関係はこんな感じ。
どれも正しくて、だけどどれも微妙に違う。
人によっては友達以上恋人未満なんて複雑怪奇なお言葉をくれたりもするけど、以上とか未満とか数学の方程式じゃないんだからさ。
うん
、まぁ半分位はお互いに「そう」なんだろうなってのはあるんだけど、とりあえずは、なし崩しにオツキアイになだれ込む一歩手前。
一応さ、オンナノコとしてはやっぱり言われてみたいな、とか思ったりもするわけで。
っていうか、何か私から言うのって負けって感じして悔しいじゃん?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 20:00:00
4667文字
会話率:32%
日常に退屈していた俺はある日、謎の爆発に巻き込まれて転生してしまう。目覚めるとそこは森の中、体は生後一か月(あれ?これつみじゃね?)親らしき村人に回収されてふつうの生活をおくっているうちに俺は気づく。どうやら俺の魔力量は異常らしい。
最終更新:2022-09-20 07:29:30
141525文字
会話率:35%
女の子と男の子と幼馴染のおはなし
最終更新:2022-08-07 17:06:30
10081文字
会話率:41%
頭を打った衝撃で思い出したのは前世の記憶だった。
つまり俺って転生者ってことだよね!? なら、俺って最強ってことだよね!?
転生者イコール最強という完璧な方程式を携えて挑んだ王都武道大会。
終わった頃には俺の名前をみんなが呼んでるぜ
ー、なんて思いながらの一回戦。
女の子をボコボコにするのは可哀そうだけど仕方ない。運命を呪いな、と攻撃する前にもらった一撃が重すぎて気づけばボコボコにされたのは俺だったってわけ。
くそっ、田舎に帰ってやる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 21:29:19
15406文字
会話率:21%
何故、俺達は、笑いを作ることに、しつこいほどの快感を覚えるのであろうか。
最終更新:2022-06-20 13:10:43
19897文字
会話率:67%
じゃあ、何か、君は勝つためなら、何でもするのか。
最終更新:2021-07-03 18:55:44
1426文字
会話率:0%
我々の仕事。素敵な言葉という仕事。
最終更新:2018-09-02 13:04:50
1095文字
会話率:11%
普通でちょっとバカな男子高校生の黒鋼勇人(くろがね ゆうと)がある日を境に奇妙で不気味な事件に巻き込まれ、それを解決していく。その怪異は空想科学や都市伝説の類。襲い来る敵は生物兵器、宇宙人、神や天使と呼ばれるものまで。
そんな到底普通ではか
なわないようなものに挑む、ただの人間であるわれらが主人公の強みはただ一つ「心」だ。それを武器に仲間とともに愛と勇気とノリで乗り越えていく。
化け物如きでは敵わない、科学だけでは証明できない人間様の強さを見せつけてやろう。
※一応血の描写や、ホラー描写などがある予定です。
初投稿なので文章に不慣れが生じます、ご容赦くだされば幸いです。クトゥルフや、都市伝説、SCPなどを知っている人がいれば多少楽しめると思います。主人公がかっこよく?無理難題を解決していく様をご覧あれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 04:08:31
24509文字
会話率:29%
待ちに待った高校生活を楽しみにしていた主人公:洟道藍耶(だいどうあいや)は、ひょんな出会いをきっかけに先輩である鳶嶋飛鳥(とびしまあすか)に強引に入部させられてしまう。その部活は、楽しい学校生活を送る為には一切手を惜しまないようで…!?
小
説初挑戦の紺野真琴が送る、笑えるけど泣ける、本格青春ストーリー、開幕!!
※作者の都合上、公開文を加筆修正させて頂く場合がございます。何卒ご了承ください((。´・ω・)。´_ _))ペコリ
※この作品は、小説投稿アプリ『エブリスタ』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 18:57:03
33687文字
会話率:41%
春休みのある日、私はあるノートを見つけた。
そのノートには、解き途中の二次関数の方程式と、桜の木の絵が三枚描かれていた。
絵はどれも素晴らしいものだが、ノートの持ち主さんはどうやら数学は苦手みたいだ。
そう思った私は、『私も数学は
苦手です』 とメモを書き、ノートと一緒に置いておいた。
その翌日、驚くことに返事が書かれていた。数学は苦手ではないらしい。
本当かな、と思いながら、私はそれに『じゃあ、桜は好きですか?』 と返事を書いた。
すると帰ってきた言葉は、『桜は大嫌いだ』 というものだった。
まさか、こんなに桜の木の絵を描いているのに嫌いだなんて……面白いにも程がある。
そうして好奇心を鷲掴みにされた私と、ひねくれ者の先輩との交換ノートが始まる。
ノートに書かれていることだけを頼りに、私は先輩を見つけ出す!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 12:00:00
23828文字
会話率:43%
鍛治師は、界層ダンジョンを攻略する探索者に武器を作る職業である。
その名家……剣とその使い手、合わせて一つの作品とするクロームスミスの落ちこぼれであったヌルレインは、ある日所属していたパーティから追放され、更に愛刀を壊されてしまった天
下無双の武士(もののふ)、マサムネ・ヒナギクと出会う。
魔術を一切使えない代わりに『剣気』を操るヒナギク。それを使うと並大抵の剣は耐え切れず、触れるだけで破壊してしまう。彼……ではなく彼女が満足に振るえるのは、真に使い手のことを考えた刀剣を作る、ヌルレインの作品だけだった。
ついに一人前として認められようとしていたヌルレインの次なる試練は、生家クロームスミスの兄弟姉妹からの妬みと誤解だった……が、強い絆とあと単純に強いヒナギクが真正面から一刀両断! 次期当主としての呼び声高い妹のヘファストにも勝利し、目指すは前人未到の第十界層!
現在連載させていただいている『界層ダンジョン一刀両断』(https://ncode.syosetu.com/n5778hp/)の読切パイロット版となっております。本編ではヒナギクの視点ですが、こちらではヌル子視点で進行します。
要素を積み上げて決着までの方程式を作り上げる、という意味では、オシャレ・ファッションは異能バトルとイコール……という見解です
少年雑誌の恋愛作品、男性にも楽しんでいただけるような恋愛小説になるよう努めております。お楽しみいただければ幸いです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 22:45:47
5419文字
会話率:52%
何事も卒なくこなせる僕と彼女は、「ロボット」というあだ名で呼ばれていた。それを互いに認知していた二人は、自分が本当に心無いロボットなのか検証し、人間であることを証明するために実験的な恋愛を始める。
放課後の密会や意志疎通を図るゲームなど、様
々な試みを通して恋愛を知り、二人は人心の方程式に触れていく。
カクヨム同時掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 09:00:00
7281文字
会話率:58%