世界に穴が空いた、穴から闇が形をとり、魔物となって溢れ出た。ある少年が剣を取り、魔物の前へ出た。
「俺が……守るんだ…….!!!!!!」
少年は人々が逃げ惑う中一人立ち向かった。剣が魔族の口から喉を貫き少年は返り血
を浴びた。同時に魔物の牙が少年の腹と背中に突き刺さり絶命した、はずだった。窮地の人々の立ち向かう少年への思いが彼の魂を体へと戻し、体にかかった魔族の血が少年の体に変化を与えた。
剣と体は魔物の血を浴び魔剣と魔族の体となり、魂は人々の思いが重なり神格へと押し上げられた。
来る日も来る日も少年は穴から溢れ出る魔物を切り続けた。魔族となった少年の体は疲れを知らなくなり、剣は刃こぼれしなくなり、繰り返す戦闘の果て、少年の動きはより鋭く速く無駄がなくなっていく。
幾年過ぎたかわからないくらい、少年は魔物を切り続けた。果てのないように思えた戦いに終わりが訪れる。開いた穴がだんだんと小さくなり、ついには閉じた。魔物の侵攻は途切れ、静寂に包まれた。少年は立ち尽くし、朽ちぬ体から魂が抜け、役目を終えた魂と体は離れ、魂は世界に還り、体はずっとただそこに居続けた。
やがて人が帰り、歴戦の地に佇む遺体を奉り信仰が芽生えた。
今日もある少女がいつもの礼拝に見えていた頃、野蛮な心を持つ輩の群れが遺体の地に栄えた村を襲った。
礼拝の最中だった少女に蛮族が襲い掛かる。身構えた少女の背に、動くはずのない遺体に何かが再び宿った。
なんてことなく切り伏せられた蛮族。
襲い掛かる数々の蛮族を斬り払う。それはかつて、少年だったものが幾年絶え間なく続けた偉業の残滓。
少年と少女は出会う。それはこれから始まる旅の序章ーーーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 03:55:44
697文字
会話率:9%
時は、20xx年の、x月x日の朝、それはやってきた。
怪獣が、やってきたのである。
政府は、「東京怪獣」撲滅委員会を立ち上げ、一人の天才を呼ぶ。
「五月冬季」である。五月は、「東京怪獣」に、対抗するため、
超知能AI「セルダン」を開発するプ
ロジェクトを立ち上げ、見事超知能AI「セルダン」を開発し、東京怪獣を撲滅しようとするのだが・・・
斬新なSF小説!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 21:05:01
1959文字
会話率:21%
「俺なんて剣を振るしか能がないから、ひとりで迷宮に突っ込んだりしたら、二度と出てこられないかもしれないぞ。はは」
Sランクパーティに所属する主力剣士・ジルは最高難度迷宮の攻略中、すったもんだあった末にたったひとりで置き去りにされてし
まう。
ただでさえ致命的な方向音痴のジル。そのうえ普段かけていた眼鏡がメッタメタのズッタズタに破壊され、もはや自力で地上に戻れる見込みは爪の先ほどもない。どう考えてもその場で救助を待つほか活路はない。
「ふっ……。口ほどにもないな、最高難度迷宮……!」
しかし方向音痴に特有の根拠のないトンチキ自信と卓越した剣の腕を武器にジルは進む。ずんずん進む。書物に残された歴史上、まだ誰も踏み入ったことがないはずの領域をガンガン進む。途轍もない力を持つ魔獣が出てきてもよく見えないままズバズバ斬って捨てる。
やがて現れる似たような方向音痴ども。
徐々に姿を現し始める迷宮の本当の姿。
やがて訪れる「もしかして俺って何ヶ月もかけて出口から遠ざかってないか?」という悲しい気付き……。
一方地上では、彼を捨てて行った冒険者パーティにも不穏な空気が立ち込めて……?
そんな感じの準最強主人公系ファンタジー。
*完結済
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 18:06:17
628208文字
会話率:40%
安心してほしい。爆発オチである。
最終更新:2017-12-10 19:02:23
11292文字
会話率:28%
「セーラが俺の子を身籠った。俺はお前ではなくセーラを正室にする!」
結婚式の三日前に婚約者であるジェラルドにそう告げられ、側室になったエルザ・ヴィリオン。
押しつけられた執務を黙々とこなしていたエルザだが、ある夜、赤子の殺害を目論んだ
という濡れ衣を着せられジェラルドに斬り殺されてしまう。
「セーラが俺の子を身籠った。俺はお前ではなくセーラを正室にする!」
気がつくとあの日をやり直していたエルザ。
再び側室になってしまったエルザは思う。
(うん。逃げよう)
お金を稼いでトンズラしようと決めたエルザだったが、自分を陥れた犯人の正体に気づいてしまい……。
☆11話完結の短い話です。
☆カテゴリーが異世界(恋愛)ですが、恋愛要素は微量です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 16:25:30
37869文字
会話率:29%
世の中のありとあらゆるハラスメントを見つけだし、その加害者を成敗する事で世の中の治安を維持する組織、ハラスメント対策特殊部隊。
その本部長である善光寺は必ず加害者を論破し被害者を救う事からついたあだ名は論破王。
そんな善光寺がハラスメント
加害者を成敗していく1話完結式のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 12:39:24
18029文字
会話率:36%
◇おにのとうりょうとたまかけのみこ◇
この国の大地には、負の感情が沈澱する。それが凝縮すると鬼孔(きこう)が生じ、人食い鬼が這い出てくる。
人の地を守るため鬼と対峙するのは、西国巫女と東国武者だ。
巫女が鬼の湧く鬼孔を清めて塞ぎ、それで
も溢れ出てしまった鬼を武者が斬る。
そうして人々は、かろうじて平穏を維持してきたのである。
西国巫女の奈古女(なこめ)は、清めの気を集めるための神楽が苦手な落ちこぼれ。
ある晩、重大な失態を犯してしまった奈古女は、巫女を統べる巫頭(かんなぎがしら)から「東国武者の配下となり、東国に赴き直接鬼孔を塞ぐ役目を負え」と命じられる。
巫(かんなぎ)の宮を追い出されるように東国へ向かう落ちこぼれ巫女の奈古女と、
秘密と孤独を抱えた武家の若殿真均(まさひと)。
二人は、胸に空いた穴を埋め合うように心を通わせていくのだが、東国武者の棟梁館を襲ったとある惨劇の後、追われる身となってしまい……。
※全11万字ほど。
※ノベマさん、カクヨムさん、talesさんでも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 12:10:00
109602文字
会話率:50%
「今度の人生は、王太子妃になんかに絶対ならない!!」
美しい王太子妃ルネ・ルナールは、傾国の女狐悪女として革命軍に斬首された。
元孤児であったことを隠し、侯爵令嬢として王太子妃になり、王家を誑かしたというのが罪名だ。
しかし、それ
はルネが望んだ結婚ではなかった。
美しすぎたせいで、領地の借金のかたとして王太子に買われたようなものだったのだ。
その不遇すぎる人生を見たキツネの精霊によって人生のやり直しが許されたルネ。
しかも、今度は精霊の声を聞く、キツネ耳のケモ耳少女としてのリスタートだ。
「耳も生えてる~!! いや、精霊の声が聞こえる耳をくれるって、こういう意味? え? 物理なの?? 女狐って悪口が現実になっちゃった!?」
ルネは、キツネの精霊の知恵を使い、嫌われていると思っていた家族との仲を回復し、領地を改革すべく奔走する。
すると、嫌われていたと思っていた義兄から溺愛されるようになり……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 07:30:00
105126文字
会話率:34%
本書「精神的脱殻論」は、文明が築き上げた虚飾的な自己──道徳や理性、SNS的善意という“滑らかな皮膚”──を意図的に裂き、内側に眠る未処理の痛みと衝動を掘り起こすことで、本物のアイデンティティと社会の創発を目指す挑戦的エッセイである。以下、
全体の流れを概観する。
序章:文明の皮膚とその亀裂
― 浪漫でも尊厳でもない虚飾としての「自己」を暴き、究極の問い「この皮膚は本当に自分のものか?」を投げかける。留置所体験を通じて、皮膚を剥がれた先に立ち現れた獣のような生存衝動を描く。
第1章:愛国心の空洞化
― 色褪せた日の丸と、観光資源化した茶道・神事を対比しつつ、海外が評価する繊細な雅びを自らの五感で取り戻す必要性を訴える。
第2章:脱殻の薪――分断を燃やす対話へ
― 左右のイデオロギー闘争を武器ではなく「対話の薪」に変え、真の愛国心とは他者否定ではなく叡智の抱擁にあると説く。
第3章:裂傷の自覚――スマホ社会と麻痺した皮膚
― 通勤電車での無自覚なスクロールを例に、倫理のアスファルトに覆われた社会の毒膜を剥がす「意図的裂傷」の行為を呼びかける。
第4章:欺瞞の多様性
― 「多様性」を掲げながら閉鎖を深める現状を斬り、痛みを分かち合うことこそ真の多様性であると主張。
第5章:逃走と覚醒の問い
― 自殺を「敗走」と決めつける社会に抗い、生と死をつなぐ一振りの刃としての選択を再定義。極限で覚醒した先に最強の自己が得られると示す。
終章:裂傷から創発へ
― 各人の衝動が偶然にぶつかり化学反応を起こすことで新たな社会秩序が胎動すると描く。裂傷の痕は勲章となり、その先に予測不能の創発が芽吹く──これが本書の問いかけであり、行動の火種である。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-19 23:06:20
7980文字
会話率:12%
文政十一年の夏。
御様御用(おためしごよう)の山田朝右衛門の門人、源八郎はある子供と出会うことになる。その子の名は亀若丸。年齢は十才だ。一見して百姓の子らしいが、亀若丸は何者かに命を狙われていた。理由は判然としない。それを源八郎は撃退する。
その後、二人は共に生活することになる。彼らは互いの境遇を知らないが、だんだんと親交を深めていく。そして亀若丸の出生を知ったとき、二人は否応にも巻き込まれる。運命は節操なく人間を飲み込んでいく――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 16:46:52
75716文字
会話率:46%
「私のために――刀を打ってもらえませんか?」
時は元禄。江戸の町に突如現れた白拍子の少女、まつり。彼女は鍛冶屋の興江に刀を打ってもらおうとする。しかし興江は刀を打たない理由があった。一方、江戸の町を恐怖のどん底に陥れている人斬りがまつりと興
江に関わるようになって――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 20:29:56
58681文字
会話率:46%
チャージアックスには中毒性があります。
超高出力属性解放斬りには健康増進、お肌ぷるぷる、睡眠打破、安眠サポート、そしてちょっとキケンな快楽も含まれます。
頑張りましょう
最終更新:2025-06-18 22:50:51
4341文字
会話率:1%
時は江戸。日照りの昼下がり、剣豪・藤原玄信こと宮本武蔵は、ひとときの涼を求めて奇妙な「隧道(ずいどう)」へと足を踏み入れる。
だがその先にあったのは――見たこともない背の高い建物が林立し、人々が南蛮風の異様な衣をまとって歩く、不思議な“異
界”の街であった。
戸惑いつつも、甘美な料理、泡立つ酒、気さくな若者たちに囲まれ、武蔵は異なる世界へと迷い込んでいたことに気づく。
異なる世ながら、義と礼を重んずる心は変わらぬ。
人々との出会いが、やがて武蔵を思いがけぬ争いへと巻き込んでいく。
江戸と令和、二つの時を跨ぐ見聞録。
剣豪、異界にて義を貫く。
今、幕が上がる――“現代時代劇”の一閃!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 22:02:03
6403文字
会話率:36%
黒崎剣士、21歳。横浜の裏社会を生きる黒崎組の若頭は、2025年のネオン輝く夜、敵対組織・三虎会に刺され命を落とした。だが、目覚めた先は剣と魔法が支配する中世風の異世界「グランフェルム」。
手には、龍の紋様が刻まれた1メートル超えの日本刀、
刀身の光はまるで「時代を切り開け」と急かすような存在感。
「ハッ、前の時代じゃ死に損なった。なら、この世界で俺がルールを作るぜ!」
魔獣が跋扈し、魔王や帝国、反乱軍が覇権を争うカオスの世界で、剣士はヤクザ仕込みの度胸と日本刀の斬撃を武器に突き進む。
だが、日本刀に秘められた謎、剣士の転生の真相、そしてこの世界の「時代」を巡る巨大な陰謀が、徐々に姿を現し…?
裏社会の跡取りが異世界で繰り広げる、血と刃の覇道冒険譚、開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 19:00:00
27980文字
会話率:35%
近未来、日本。
全国各地でツキノワグマやヒグマといった熊の生息個体数が爆発的に増加し、一方でその駆除にあたるハンターの人数は減少及び高齢化の一途を辿っていた。
一昔前の行き過ぎた保護政策と、狩猟免許取得に関する手続きが煩雑を極めたことが原
因だった。
やがて人や人間社会の文明を恐れない熊が市街地に出没するようになり、札幌や仙台で住宅内にいた住民が襲われる獣害事故が発生。
ついには北海道旭川市で、就寝中の一家五人がヒグマに襲われて全滅するという最悪の事案が発生するに至った。
事態を重く見た政府は、熊の駆除に関する判断の全権を持てる国家資格「熊狩士」「熊撃士」の創設を決定。
その専用狩猟用具の開発を大手企業「輪島秦重工」と、岐阜県関市の刀剣・製造販売「美濃関鍛冶工房」に依頼、防衛省の技術陣と環境省の狩猟部門が監修することで、熊を狩れる専門技術を持ったハンターの養成に乗り出した。
凄腕の熊狩士として全国に名を知られた前野高陽は、警察官だった五年前、恋人だった同僚の裕子をヒグマに惨殺され、そのヒグマへの復讐のために警察を辞職した過去があった。
手がかりは、裕子に撃たれて潰れた赤い右目のヒグマだということ━━━━赤隻眼(アカカタメ)と呼ばれるようになった仇のヒグマを執拗に追う前野は、相棒の若き熊撃士・村井健介と共に北海道中を股にかけ、いつ果てるとも知れない追跡の旅を続ける。
果たして恋人の復仇を遂げる日は来るのか。
ヒグマへの復讐のために身につけた、無法新神流居合術の妙技と熊斬り太刀「雷神」を武器に、前野の剣技は今日も人熊問わず冴え渡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 17:31:16
87173文字
会話率:25%
伝統織物に宿る“織霊(しょくれい)”を纏い、布の力で戦う異能者――「織装士(しょくそうし)」。
久留米絣の力を継いだ少年・刃布久遠(はふ くおん)は、自身の“裂断糸”の暴走により人を傷つけた過去を持ち、力を封じて生きていた。
ある日、「織装
士育成機関・織装学園」からの特待招待を受けた久遠は、布の力を正しく使う術を学ぶべく学園に入学する。
だが、そこは全国の名だたる織物能力者が集う戦場だった。
久留米絣に秘められた「幻の模様(ファントムパターン)」を巡る、布と誇りを懸けた異能者たちの激闘が始まる――!
これはチャットgptと一緒に書いています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 15:21:09
10693文字
会話率:27%
学園都市《アークライズ》。
異能を持つ少年少女たちが集うこの都市では、すべてが戦力偏差値で決まる──
学校の序列、資源、名誉、そして生徒たちの“未来”までも。
第七特科高──通称《ドベ七》は、そんな都市の最下層にある底辺校。
勝った記憶も
、希望も失った生徒たちの前に、ある日、ひとりの新入生が現れる。
名前は黒乃 冥(くろの めい)。
無表情・無口・無関心。だけど、刀を抜いた瞬間──世界が沈黙する。
「勝ち筋は見えている。斬るだけだ。」
圧倒的な剣術と異能で、冥は都市のルールに宣戦布告する。
仲間を得て、ライバルと刃を交え、底辺から頂点へ。
彼が目指すのはただひとつ──**“この都市の戦力偏差値の定義”そのものを変えること。**
これは、異能と剣が交差する戦場で、
勝利だけを求めて切り拓く、最強新入生の成り上がり叙事詩。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 08:20:42
10791文字
会話率:28%
我、武蔵。
かつて天下にその名を轟かせし剣豪なれど、もはや戦は飽いた。
ゆえに所望したのだ。静かなる場所、渋き茶、流れる風――ああ、のんびりと過ごす隠遁の日々を。
……だが、目覚めれば異世界。
聞いたこともない国、奇怪な魔物、消える通路、そ
してなぜか木刀が最強評価。
仲間はどうだ?
鍛冶狂の兄貴、姫さま然とした回復担当、盾フェチの脳筋、料理する忍者、戦術で口説いてくる軍師、実況する謎の銀髪男……全員クセが強すぎて我が脳が軋む。
しかもこの“深淵迷宮”、どうにも様子がおかしい。
敵は木刀に怯え、天井には古き封印、仲間たちも何かを隠しておる。
転生の理由すら、誰も知らぬ。
静寂を求めた所望ライフは、なぜか戦と謎に塗れ始めた。
ゆえに我は、再び木刀を構える。
――いざ参ろうか。
斬るは魔でも、過去でも、己の“飽き”であってもよい。
ただ我、真に所望するは、風流なる日々のみなれば。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 20:40:54
112990文字
会話率:37%
【異世界ポン酢戦記】
――この一滴が、世界を変える。
アニメイベントでの爆発事故のあと、
目覚めた場所は、調味料が信仰され、味覚が武器となる異世界――“クッキングワルド”。
神々が支配する味の世界で、彼を呼び寄せたのは――ポン酢の女神・
ポンヌ。
「あなたには、ポン酢の加護があるわ!」
「いや、もっと他に強そうな加護あったよね!? 醤油とか味噌とか!」
ツッコミ不在の異世界で、だし男は酸味と旨味を武器に立ち上がる。
襲い来るマヨネ神の陰謀、ドレッシング教団の狂信、
伝説のしゃぶしゃぶ神器「ポン斬丸(ぽんざんまる)」をめぐる戦い――
そこに秘められた、女神たちの悲しき因縁と、“失われた究極の味”とは?
これは、世界をさっぱりさせる勇気の物語。
異世界×調味料の味のある物語が今、はじまる――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 23:15:11
10047文字
会話率:51%
●短いあらすじ
動画配信の文化が根づいたファンタジー世界にて、田舎農家のオッサンが配信を切り忘れたことで注目を集め、その圧倒的な強さから脚光を浴びていく物語
●ちゃんとしたあらすじ
「同接数4か……。あ、3に減った……」
時の大賢
者により【動画配信】という交信魔法が広まった世界――。
そんな世界で主人公ゴーシュ・クロスナーは田舎の農家兼、底辺配信者として活動していた。
半年前に王都の大手ギルドを解雇されてからというもの、毎日配信を行っていたが成果は出ない。
「あ、またあの魔物! 俺の作物を!」
ある時、ゴーシュは自分の田畑に現れた魔物を見つけ、バッサバッサと斬り伏せていく。
――配信を切り忘れたまま。
【オッサンすげぇ! あれ、危険度A級のフレイムドラゴンじゃねえか!】
【アイツを一撃!? うわ、また倒した!?】
【このオッサン、何者?】
【俺、友達に知らせてくるわ】
配信の様子が拡散され、「危険度A級のドラゴンを倒した田舎の農家がいる」と話題になっていく。
そんなことになっているとはつゆ知らず、ゴーシュは翌日の配信を開始する。
「え……。何コレ……」
【初見ですー】
【面白いものが見られると聞いてきました!】
【めっちゃ人が集まってる(笑)】
【田舎農家のオッサンがフレイムドラゴンを倒したと聞いて】
【ゴーシュさん、私嬉しいです! ゴーシュさんがやっと日の目を浴びることができて……】
そこには、今まで見たこともない数の視聴者が訪れていたのだ。
これは、田舎の底辺配信者が配信を切り忘れたことで注目を集め、S級ダンジョンを攻略したりと、その圧倒的な強さから脚光を浴びていく物語である――。
・この作品はカクヨム、ハーメルンにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 12:10:00
175826文字
会話率:37%
「戦うのも痛いのも好きじゃありません。ただ、斬るのが好きなだけです」
剣を愛し剣に愛される、誰よりも笑顔が似合う白銀の髪の少女。
ツルギ=ヴォルフラム。
「剣が肉と骨をすり抜ける感触。血の匂い。命が天に召される刹那の愉悦。その一瞬の
幸福こそが生を実感するのです」
魔術と科学が根付いた混沌の時代。
魔導帝国ヴェルトリーチェで繰り広げられる戦争の中心で、剣に狂った少女は祈りを捧げる。
「何故軍に入隊したのか、ですか? だって合法的に人を斬れるじゃないですか。何人斬っても赦される。斬れば斬るほど褒められる。こんなに素晴らしいことはありません。ここは――――――――私の楽園です」
人道も倫理も常識も、全てを斬り裂く剣戟無双のダークファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 04:10:00
165914文字
会話率:57%
此処では無い何処か。この世界とは違う世界。
「魔法」と「魔術」が当たり前の世界。
そんな世界。
そんな魔法と魔術が当たり前の世界、
魔法と魔術と世界は何で出来ている?
魔法と魔術と世界の仕組みは?
魔法と魔術と世界の謎と秘密を知りたい。
それが学問となった世界。
マーカー・ハストンと47名の愉快な手下達は装甲擲弾兵である。
戦場にあっては、装甲をその身に纏い、手榴弾を手に、砲火と弾雨の下、敵陣に肉迫、斬り込んでいく兵士。
それが装甲擲弾兵。
これは、
そんな「魔法」と「魔術」が当たり前で、そんな「装甲擲弾兵」がいる世界
での話。
R15は念のため。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 22:00:00
134764文字
会話率:15%
正妃の娘として生まれたリアナは、同じ日に生まれた愛人の娘と取り違えられ、“愛人の子”として虐げられて育てられた。
家族や下女からも召使い以下の扱いを受け、誰にも愛されず、泥にまみれた日々。
ついには金と引き換えに、恐ろしいと噂される辺境
の『残虐公』のもとへ嫁がされることに。
だが彼こそが、リアナの運命を変える人物だった――!
「大丈夫。君を泣かせる者は、俺がすべて斬る」
優しくて誠実で、強くて誰よりも人を守る騎士のような男。
リアナは彼のもとで、初めて“人として”大切にされる幸せを知っていく。
そして明かされる真実。
リアナに宿る、魔物を退け土地を祝福する《聖痕》。
それは、正妃の血を継ぐ者にのみ与えられる、祝福だった――。
偽りの姫に奪われた運命を、真実の花嫁が取り戻す。
誰よりも優しい“残虐公”と、ボロ雑巾のように捨てられた少女が築く、幸せなざまぁの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 20:21:56
9100文字
会話率:23%