拝啓、お父さんとお母さん。私は今、魔王城にいます‥‥‥
おナスを収穫していた貧乏農家の村娘が手違いで魔王城に召喚されてしまった。彼女は大事な収入源であるおナスを連れて無事家に帰れるのか!?
あくまでファンタジーですので、おナスについて不自然
な設定などございましても大目にみていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 15:00:00
4664文字
会話率:41%
拝啓
ご無沙汰しております。
先日、そちらの近所を歩いていたら、とてもきれいな果実を見かけました。赤味をおびた黄色の果実で、ふるいお家の垣根の庭が、なんだか華やぐようでした。
その時の僕は、そのきれいな果実に、目をうばわれるだけう
ばわれていて、それに気づいたのは、そこを通り過ぎたあと、そのあと行った図書館でのことでした。分かりますよね? 神社の向かいの、あの図書館です。
心には下ゆく水のわきかへり 言はで思ふぞ言ふにまされる
さて。この歌は、『古今和歌六帖』という歌集にのっている歌だそうで、『枕草子』で清少納言が――と、こんなことは書かなくても、先生ならご存知のことかとは想いますけれど、あの図書館の司書のかた曰く、この歌を読み解くには、『古今集』のこちらの歌も知っておく必要があるということでした。
山吹の花色衣ぬしや誰 問へど答へずくちなしにして
つまり、最初の歌の「言はで思ふぞ」と、こちらの歌の「くちなし (口無し)」とはかかっていて――これも僕は初めて知ったのですが――どうやら、僕らの知っている「山吹色」は「くちなし色」とも言われるそうで、それでつまり、ここの「山吹の花色衣」という句も、最後の「くちなし」とかけられているのだそうです――が、ちゃんと説明出来ているかな? 分かりにくかったら、ごめんなさい。
と、それはさておき。ここで話は最初に戻るのですが、先日僕が見かけた、ふるいお家の垣根の庭で見かけた、あのキレイな果実、あれは、あの夏の日の朝、あなたに教えてもらった、あの、しろい花の木になる実のようなのです。
あんな白い花の木に、あんな黄色の果実がなって、とてもきれいな黄色の布を染めることになるのだそうで――もう、秋なんですね。
それでは最後に。くちなしついでに、図書館の司書さんから紹介された本にはいっていた歌を、もうひとつ。
くちなしの 実の朱くなり きみ恋し
どうか、お体に気を付けて。
敬具折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 18:10:00
371985文字
会話率:37%
平凡な会社員として働いていた|宮島秀葉(みやじましゅうは)。
不幸にも彼は神の悪戯によって命を落としてしまう。
しかし幸運にも彼は目を覚ますと魔術飛び交う異世界へ学生として転生していた。
与えられたスキルは【神殺し】
そして彼は決意す
る。
神を殺そう
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 19:04:48
1142文字
会話率:20%
――静かな藤棚の令嬢ウィステリア。
婚約破棄を告げられた令嬢は、静かに「そう」と答えるだけだった。その冷静な一言が、後に彼の心を深く抉ることになるとも知らずに。
最終更新:2025-01-05 13:40:32
5005文字
会話率:4%
あの頃に戻りたいって思う時ありますよね。
※pixivにも投稿しております。
最終更新:2025-01-05 04:16:04
1736文字
会話率:9%
神子付きの騎士様
拝啓
突然の手紙をお読みくださりありがとうございます。私が今こうしていられる感謝をお伝えしたいと思い、筆を取った次第です。
高校からの帰宅途中、黒瀬理緒は異世界へ転移してしまった。転移先の親切な家族に命を救われ安
堵したのもつかの間、理緒は役人に《保護》され、洗脳され、兵器としての《教育》を受けることになる。《教育》を当然のものとして受け入れていたある日、幼馴染によく似た少女に出会ったことをきっかけに洗脳が解けてしまった。あの少女にもう一度会うために。理緒は、兵士として生きていく決意をする。
これは、厭世的な主人公が他人からの感謝を素直に受け取れるようになるまでの物語である。
※不定期更新です。序盤は特に残酷・不快な描写が多くありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 10:00:00
21608文字
会話率:48%
何もかもが平々凡々な主人公、原野歩夢は見知らぬ世界で生きていく。
こんにちは異世界。彼の登場で運命が動いたよ。
最終更新:2024-12-29 00:42:32
173133文字
会話率:53%
拝啓勇者様
前略
中略
後略
魔王より
最終更新:2024-12-13 03:23:29
452文字
会話率:9%
高校に通う水田涼と篠原まり。幸せへの順番を傍観するかのような短編小説。
ちなみに作者はこれが初作品なので大目に見てください。
キーワード:
最終更新:2024-12-07 20:49:58
1268文字
会話率:50%
そこそこ裕福な家庭に生まれ何不自由なく生活していた大学生 菅谷 翔はいきなり異世界に飛ばされる。最初は死にたくないし、そこそこな人生を送れるであろう現実に戻りたがっていたが…
最終更新:2024-12-02 05:57:24
1811文字
会話率:56%
【書籍二巻・コミック一巻発売中】
「望まれない花嫁だったけれど、もう一度あなたに恋していいですか?」
片思い相手の騎士に降嫁した、病弱な王女。
幸せな結婚生活を夢見た彼女に、しかし現実はどこまでも残酷だった。
愛する夫に疎まれ、精神がすり減
って行く中、王女はとある事件がきっかけで命を落としてしまう。
それから十数年後。
ひとりの少女は、ふとしたきっかけで思い出す。夫に顧みられることのないまま亡くなった、哀れな妻であった自身の前世を。
今度こそ平穏に生きよう。そう決意した少女だったが、運命のいたずらにより元夫の城で働くことになってしまい――?
『氷の騎士』と呼ばれた伯爵と、彼に愛されることなく命を落とし、転生を果たした妻。不器用なふたりが紡ぐ、恋の物語。
※他サイトにも掲載しております。
※書籍版は加筆・修正をしており、内容がこちらのウェブ版とは一部変わっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 17:40:49
399812文字
会話率:28%
拝啓、お師匠殿_
...堅苦しすぎないか?いや、俺を慕ってくれているのは嬉しいが...。いつまでもこんな風に書かなくてもいいのに。さてと?今回の内容は~
俺が教師をしている魔法学園に来てほしい
最終更新:2024-11-29 16:06:20
1192文字
会話率:60%
マトリョーシカの中には何がある?
クリスマス、でも君は病室の中だ。
君に別れを告げにきたよ。
最終更新:2024-11-17 20:03:38
873文字
会話率:23%
私がいじめられていた話です。
キーワード:
最終更新:2024-11-06 18:29:57
2028文字
会話率:4%
織田信長に仕えた異国の侍、弥助は、本能寺で敬愛する主君を亡くした後、豊臣家に仕えていた。だが当主の秀吉から図体だけの無能はいらないと罵倒され、毛利攻めの失敗の責を負わされて家を追放されてしまう。だが秀吉はまだ知らなかった。弥助こそ戦国最強と
謳われた伝説の黒き侍だったのだ。豊臣家は、戦(いくさ)にまったく勝てなくなってしまい没落してしまう。一方、家を追い出された弥助に、秀吉の正室である絶世の美女、ねね殿がなぜか一人でついてきてしまい……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 07:12:15
29933文字
会話率:60%
拝啓
手紙を書きました
今度
俺は
旅に出ます
元気ですか
最終更新:2024-10-29 03:20:30
219文字
会話率:0%
レモニア・ラ・メルセウェーズ公爵令嬢には大好きなものがある。それは「マフィン」だ。何よりも好きなマフィンが一つだけ皿に残されているのを見つけたレモニアは、そのマフィンを自らのものにしようと歩みを速めた。
しかしマフィンは横から伸ばされたトン
グによって奪われてしまったのだった。トングの主はフィオリド・マディエッセ伯爵令息。没落寸前の伯爵家の嫡男は、実家の借金返済のため援助可能な結婚相手を探しに王都にやって来たらしい。その情報を知り、レモニアはほくそ笑む。
――食べ物の恨みは深い。絶対に調べ尽くし、不幸になるさまを見届けてやる、と……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 15:58:56
10924文字
会話率:47%
君に贈りたい景色がある__
あの窓からはじまる、何気ない、でもとても愛おしい。
君へ贈る物語。
キーワード:
最終更新:2024-10-27 22:17:21
637文字
会話率:0%
享年87歳で亡くなった主人公ユウキ 順風満帆な人生を送り幕を閉じた
しかし 他の人と違うことは 亡くなった後 地獄行きが確定している事だった
人間界 地獄 天上界 3つの世界でなりたつ世界で ひょんなことから地獄側になる主人公ユウキ
地獄に
行ったユウキは 地獄と天上界の紛争に巻き込まれていくのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 20:19:31
482724文字
会話率:100%
田舎で暮らす一人の高校生 【川尻 朔玖夜(かわじり さくや)】
は"目立たない"を目標に学生生活を送っていた。
そんなある冬突然隣のクラスの女子に告白をされ付き合う事にーー
それなりに日もたちお互いに良い関係になっていた
。
テストも近くなり彼女から家に誘われた朔玖夜は放課後
少し期待しながら彼女の家へと向かう。
チャイムを押し緊張で心臓が大きく脈打つ……
ーあれ、いないのかなー
扉を確認すると鍵は掛かっておらず玄関へと入る。
声をかけるも反応はなく恐る恐る玄関を上がる。
暗い廊下を歩いていると突然足先に違和感を感じ視線を向けると、視線の先に映る内臓が散らばった彼女の姿。
恐怖の余り声も出せず、その場で膝をつき嘔吐した。
すると突然耳元から「あら、来てしまったのね…あなたも死ぬ?」
その声の主は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 11:59:27
11289文字
会話率:29%