――世界は雨を忘れた。
渇いた世界に生きる人は僅かな水源に集落を作り、時に限られた水を奪い合っていた。
そんな世界で新たな水源を探す愚か者達がいた。
ロードミラージュ。
大地に映る逃げる水を追い掛ける様はまさに愚か者。
あるかも分から
ぬものを求めて故郷を捨てる大馬鹿者。
僕もまたそんな愚か者の一人であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-13 14:03:35
9762文字
会話率:24%
光を放つ巨大な街。
その外れに位置する、まだ自然の残る湖に、それはいた。
千年に一度と言われる天災。
人類の殲滅を目論む者たち。
人は、生きることを忘れた。
最終更新:2017-03-08 13:01:33
1044文字
会話率:0%
あるところに柴岡という男がいた。彼は、とても忘れっぽく、自分の人生や他人の命にかかわることでもうっかり忘れた。それでも、なんだかんだ強かに生きている男だった。
彼自身は忘れっぽかったが、彼の生きざまは、おそらく彼の葬式に参列した人間のほ
とんどが忘れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-30 00:45:01
2930文字
会話率:10%
雨が降った。
しかし傘を忘れた。
それから始まる話。
最終更新:2016-12-11 10:05:14
1301文字
会話率:46%
人間50年、長く生きれば納得がいかない結末や、自分の意思で選ぶ事が出来ない選択肢に涙する事くらいある。
未来を、過去を変える事が出来るならば・・・・・誰もが一度は願う夢物語。
俺は十分苦しんだ、人生もそろそろ幕でいいよな?
駅のプラットホームで、これからどうしようかと悩んでいると、自分と同じ淀んだ目をした少女が目の前を通り過ぎた。
「まもなく、1番線を電車が通過します。危険ですから、黄色い線から身を乗り出す事の無い様お気を付けください」
その少女は歩みを止めない
・・・・もしかしてコレ、あかんやつじゃ?
財布の中身だって一食分も残って無い、守る物も未来への希望もどこかに置き忘れた。
最後くらいは自分で決断して、自分で変えてみたい!
走り出すと同時に一瞬、遠い過去が頭を通り過ぎていった。
あの時にどうして、一歩踏み出せなかったんだろうか?
ホームから路線に踏み出し、落下寸前だった少女を、強引に引き寄せ・・・入れ替わる時に告げた
「その結末は俺が許さない!!」
自己満足なの分かっていたが、路線に落下しながら俺は、人生で一番満足していたのだ。
「なんだソレ?つまんねぇ人生だなぁ!おい」
意識が戻った時に初めて聞かされたのは、そんな罵倒の言葉だった。
「俺はハッピーエンド専門なんだ、お前は・・・アレだ、もう少しがんばりましょうって奴だな」
全周囲見渡す限り真っ白な空間で、唯一目の前に浮かんでいる、豆電球くらいの小さな光が語りかけてくる。
「まぁ、パッとしない人生だったけど、最後に逆転ホームラン?飛んだのはお前だったけどな!」
「だからよぉ!その結末は俺も許せねぇなぁ!おい!!」
ここから人生がもう一度・・・・廻り始めた 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-30 01:47:50
11534文字
会話率:29%
雨が降った。傘を忘れた。アイツに会った――。
最終更新:2016-09-30 19:01:04
1661文字
会話率:34%
秋の夜に君と僕は、外に出かけた。
どちらが誘ったのかは、もう忘れた。
ただ言えるのは、そう。
月が綺麗ですね、と。
最終更新:2016-09-30 15:17:28
1068文字
会話率:41%
――世界は限られている。人類は澄みきった空と広大な海を忘れた。
七百年前の大戦で滅亡の危機に瀕した人類は、三体の守護者により安住の地を与えられた。生存圏と呼ばれる結界の中で、人々は平和な日々を送っている。
生存圏の辺境都市クレムスに住む
軍人リサ・ディオンは、平穏で変哲もない日々に物足りなさを感じていた。毎日、訓練兵の相手をして一日が終わる。一年半前に、突如としてあの男がいなくなってから、退屈さは増すばかりだった。
しかし、新米兵士たちの訓練中に起きた事件が否応なしに彼女の日常に変化をもたらし、やがて動乱の中心へと身を投じることになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-12 01:00:00
226178文字
会話率:44%
詩っぽいもの。しらしきもの
最終更新:2014-05-04 22:37:15
221文字
会話率:0%
同級生シリーズにしたいかなぁ。
と思いました。
昔の同級生とのやり取り、当時の彼との
ない思い出。
私の感情。
恋心など、忘れてしまった私へ…。
そんな事あったなぁ。と思い書きました。
忘れた。忘れてしまいたい。
どっちかなぁ
。
なんて事も思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-02 10:27:12
1031文字
会話率:0%
自分のやりたいことをやるために入学したはずなのに、何故か希望したクラスとは違うクラスへ入れられ、その上自治会の雑用係りにまで任命されてしまったシオン。私が入りたかったのはここじゃなかったのに!……え?あ、こっちのクラスでも教えてもらえるの
?ならいいです、頑張ります。 大事なことを忘れた。忘れた事を思い出すことも忘れてしまった女の子が、自分の存在の是非を問う、そんな学園ファンタジー。
※鈍亀更新です、ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-17 17:46:56
23899文字
会話率:17%
俺は教科書を忘れた。教科書を忘れた教科の担当教師は忘れものに厳しい。俺は教師に教科書を忘れたことをばれないように一時間を過ごすのだ!!
最終更新:2013-02-10 01:19:34
2698文字
会話率:29%
少女は悪魔のことを忘れた。聖女候補であった女が聖女となれず魔女になった。聖女は休息をとる。悪魔は状況を楽しむ。
聖女様が魔女の呪いにより眠りについて、もうすぐ1か月になろうとしている。長すぎる眠りは体に毒だ。聖女様が眠りについてからそばに
いる悪魔に助けを乞う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-29 17:37:03
2302文字
会話率:53%
以前どこかに出したような気がするけれど忘れた。お題「魔法少女」
最終更新:2012-11-18 00:19:39
3894文字
会話率:40%
忘れるって、何ですか?
そんな事をキミは唐突に言った。
ボクは、それに
しっかりとした答えを言えたのだろうか。
こんな結末を迎えるような言葉が、キミの答えに相応しかったのかな?
最終更新:2012-03-17 13:05:40
1012文字
会話率:36%
居眠りが原因である日、事故が起きた。でも、みんなはそれを直ぐに忘れた。しかし、その”眠り”は、それで終わりではなかったのだった。みんなが、眠り始める…
最終更新:2009-04-23 00:13:39
1139文字
会話率:0%
人間が空を見上げる時代は終わり、やがては見下ろすようになると、誰もが空の色を忘れた。今月いっぱいで閉館する「空と大地の博物館」は、大昔の空と地表の様子を展示している。私は妻と息子を連れて何度も通ったこの博物館にやってきた。
最終更新:2008-03-04 08:22:02
2709文字
会話率:53%
重大な夢を見た僕は目が覚めると忘れた。布団は重くのしかかり、本物の僕は遠くでプランプランしていた。恋人の綾子に会うために、僕は決断をした。紐の中で足掻く僕を針の穴に通し、膨らんだ僕に突き刺すのだ。そして僕は空を見た。
最終更新:2008-02-23 23:13:35
3531文字
会話率:0%