「アップル・クレアーナ・パイシート、あなたは国外追放! さっさと神殿から出て行きなさい!」
アルシュバーン国の神殿に勤める聖女アップルはある日、アデリーン侯爵令嬢より国外追放を言い渡される。表向きは国家反逆罪、でも実際はまさかの女の嫉妬
が原因? 幼馴染の第二王子ブライツとは腐れ縁。ブライツと許嫁関係にあったアデリーンは、そんな私とブライツの関係を気に入らなかったようで……。
しかしアップルが神殿を去った直後、手薄となった結界に気づいた魔人が神殿を襲う。逃げ惑うシスター達。最早手はないのか?
そこへ魔法端末《タブレット》ごしに映像を見ていた聖女が立ち上がる。
「大丈夫よ。魔人はわたしがEXスキル――【遠隔操作《リモート》】で対処します!」
聖女の遠隔操作スキルはEXスキル!? 魔人の殲滅も、お仕事も、オンライン診療まで? 彼女のテレワーク生活が幕を開けるのです。
毎日神殿へやって来ては幼馴染とのリモート通話を試みるブライツ王子。やがて、魔人を倒した聖女の存在を知った魔王まで現れて。
王子も魔王もリモートで対処。仕事にお菓子作りに日々精を出す聖女、アップルの恋愛の行く末は?
この時代にお届けする新感覚恋愛ファンタジー小説 #テレワーク聖女 いよいよ開幕です。
(ノベルアップ+様でも同時公開しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 19:07:06
226353文字
会話率:56%
大学生の神谷仁は、図書館で美しい女性、新城美咲に出会い、一目で心を奪われる。二人は文学を通じて親しくなり、やがて恋人同士となる。しかし、仁の幼馴染の佐藤恵美も仁に対して密かに恋心を抱いており、ある日彼に告白する。仁は美咲への愛を優先しつつも
、恵美との友情を大切にすることを決意する。
一方、仁の親友である山田翔太もまた美咲に対して特別な感情を抱いていることを告白する。仁は翔太の気持ちを理解しつつ、彼との友情を続けることを選ぶ。三角関係の中で揺れ動く彼らの関係は、夏祭りで一層深まる。
夏祭りの日、仁、美咲、そして翔太の三人は一緒に祭りを楽しみ、友情と愛情を再確認する。花火の下で手をつなぎ、三人の絆はさらに強固になる。彼らは互いの幸せを願いながら、新たな未来へと歩み出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 22:53:16
5198文字
会話率:9%
-- オタクとヤンキーと天然の義兄弟、BLコメディ --
BLベースの日常物コメディ。
海外ドラマのシットコム風味を目指して、恋愛感情が入り乱れたグダグダなストーリーが展開しています。
価値観が、昭和と平成とイマドキが入り混じった現代物。
えげつない会話で笑いを狙っていますが、BLなのにロマンチックな展開は皆無。
本領発揮は「ホクトとミナミ」から。
前二章は、顔見せ感が強いです。
◎この物語は
・登場する人物・団体・地名・名称は全てフィクションです。
・複数のサイトに重複投稿されています。
・建物の外観、屋内などの3Dイメージは、Sweet Home 3Dを使用しています。
◎登場人物◎
東雲柊一(シノさん):赤ビルの専制君主。
多聞蓮太郎(レン):シノさんの幼馴染。赤ビルの良心。
中師敬一(ケイちゃん):シノさんの母の再婚相手の息子。
海老坂千里(エビセン):敬一の元・ライバル。
天宮北斗(アマホク):敬一の幼馴染。
小熊造(コグマ):メゾン・マエストロの住人。
白砂聖一:オタク。マエストロ神楽坂のパティシエ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 20:42:18
163334文字
会話率:46%
高校生になった俺は、子供の頃からの幼馴染み、学力トップの黒髪お嬢様ミナト、運動能力トップの金髪ヤンキー娘カレンという、見た目モデルクラスのハイスペック天使達と同じクラスになった。中学時代は話すこともなく疎遠だったのだが、高校で再会した途端、
グイグイ攻めて来て子供の頃のような仲良し三人組に戻れそう……ってこの状況、今だと三角関係って言うのか? 彼女たちの心境変化には何か理由がありそうだが……。美少女二人に振り回されつつも、夢だったフェリーでの旅を目指す俺のトラブルだらけの高校生活がスタート。あ、土日だけ、そのハイスペック天使達が俺の実家の喫茶店でアルバイトをしているんだ。彼女たち考案の限定メニューもあるので、ぜひとも喫茶虎原にご来店を!
*カクヨムでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 17:29:11
100905文字
会話率:31%
刑事としてシリアルキラーを追い、ビルの屋上から転落した『敏腕刑事(本人評価)』獅子王朔(ししおう・さく)。
目覚めると、そこは中華風後宮。
彼は、皇太子の側室である魅婉(ミウァン)姫、17歳に転移していた。
「身長183センチ、73キロ
、体脂肪10の俺が38歳が少女の身体にだって?」
思わず自分の身体を詳細に確認して、いい気持ち。いや、混乱したまま、その世界で同じ様な事件に巻き込まれる。
現代社会で追っていたシリアルキラー事件と同様の事件が後宮で起きる。犯人の手口は同じ。
父親の謀反で罪人となり宦官になった幼馴染と、同様に遊んだ皇太子との三角関係のなか。
異世界にあらわれたシリアルキラーを追う。
【魅婉(ミウァン)に関わる三人の男たち】
・ 幼馴染の宦官、黄暁明(ファン・シァミン)
「ずっと、あなたを影から見守っています」
・ 殷麗孝(イン・リキョウ)皇太子
「そなたは余のものだ」
・ 秘密警察の長で宦官である天佑(チンヨウ)
「あなたの能力に惚れました」
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 20:10:00
108454文字
会話率:35%
宮本あやかは幼馴染で親友の牧島凛から、同じく幼馴染の杉田虎太郎に対する恋心を打ち明けられた。
あやかは凛を応援すると言ったが、一つ問題があった。実はあやかと虎太郎は密かに付き合っているのだ――という三角関係(仮)のお話。
※タイトルにはこ
れで意味があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 18:10:00
95359文字
会話率:45%
異世界転移×人型兵器×三角関係
絶望が人類を覆い尽くした日、運命は一人の男に微笑んだ。
突如現れた異星人により、人類は滅亡の危機に瀕していた。平凡な大学生、神威来賀《かむいらいが》は、異星人の襲撃により崩壊した街で、恋人・皇凜音《すめら
ぎりおん》との別れを覚悟する。その時、彼の前に現れたのは、不時着した異星船。そして、空を埋め尽くす異星人の巨大母艦だった。
巨大母艦は世界そのものに干渉し、世界は来賀の知るオンラインゲーム「アポカリプスオンライン」の世界に酷似した姿へと変貌を遂げていく。
変わる世界、不可逆の変容、二度と戻らぬ郷愁。
絶望の淵で、来賀は人型兵器「フィンブル」と運命的な出会いを果たす。銀翼を輝かせ、圧倒的な力で敵をなぎ倒すフィンブル。来賀は、ゲームで培った知識を武器に、人類最後の希望として立ち上がる。
しかし、彼の前に現れたのは、ゲーム内で夫婦だった「アシェル」。彼女は、まるでゲームのアバターそのままの姿で現実世界に降臨したのだった。
二人の再会を目撃した凜音は、複雑な想いを胸に秘める。その胸中には混乱と嫉妬、そして憎悪。
これは、絶望に覆われた世界で、愛と友情、そして世界の命運をかけた、一人の青年の壮絶な戦いと、切ない三角関係の物語。
銀翼のフィンブルが、絶望の空を駆け抜ける時、新たな希望の閃光が闇を照らす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 18:26:44
9979文字
会話率:38%
【作品補足】
2012年執筆、第1作目。MF文庫Jライトノベル新人賞で1次選考落選。拙い内容ですが、ここに供養します。
【あらすじ】
女性恐怖症体質に悩ませられる高校生・佐村啓太は、ふとしたきっかけでつるむようになった二人のクラスメート
、日月キカとその幼馴染みである坂薙鈴乃の三人組で行動していた。
一見して美少女のように可愛い男の子のキカは、最近心の不調を訴えるようになり、その流れで三人はキカの身体に秘められた謎を知ってしまう。
なんとキカは鈴乃の血を吸う事で少女に変身し、逆に啓太のキスで元の少年に戻るという特異体質を持っていたのだ。
男二人と女一人、よくある三角関係。
そんなありがちな人物相関図に置かれた少年少女達の一人の性別が反転することで、彼らを巻き込んだ大きな歯車が回りはじめる!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 16:11:54
151999文字
会話率:40%
「なあ、アイツ覚えてる?」
「アイツ、施設に入れられたんだってよ」
「ー…親に虐待されてたらしい……」
中学三年のふわり
中一の時に突然居なくなった
海夏と
の再会はー…
家族としてだった
・・・・・
※この作品は初めて長編に挑戦したものです。
(とゆーか、近況ノートで作品順まとめたら、
そもそも初めて書いた作品でした。作者びっくり笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 07:33:18
39676文字
会話率:36%
俺、中井川大輝(ナカイガワ ダイキ)と左門悠(サモン ユウ)・右近由佳(ウコン ユカ)は同い年の幼馴染である。十字路の交差点の3点にあるそれぞれの一軒家で生まれた俺達は、赤ん坊の頃から多くの時間を一緒に過ごしていた。
2人と小学校は別になっ
てしまったが、俺は知っている。そんな2人が登下校時や色々な時に手を繋いでいることを。
俺は自分の手を見て、そして手を繋ぐ2人を見て、2人はいずれ結婚して夫婦になって、俺はただの時々会うかもしれない友達でしかなくなるのかと思っていたが……
そんな俺達3人の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:20:00
3591文字
会話率:37%
主人公のロリとマリとエリは、小学生の頃からの幼馴染み。ロリとエリはその後、公立高校へ進学し、マリは有名私立の女子高へと進学。ロリとマリは道を挟んだ隣同士で、マリの隣にはルーク=レイという名の、彼女の恋人が住んでいて……ルークもまた、有名私立
の男子校へ進学していたが、夏休みのみ一緒に仲間内でキャンプへ行くことを習慣にしていた。友達の誰かと誰かがくっついたり離れたりする中、マリとルークのカップルは双子のような関係性で、このまま結ばれるように誰からも思われていたけれど……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 21:50:00
320800文字
会話率:48%
『猿の転生Ⅳ』二所朝廷編
夷叛乱の鎮圧の立役者として元老院に昇格したましらの耳に、先代帝王「獄門院」復活の知らせが届く。玉座奪還を目論む院の魔の手が王都に這い寄る中、ましらと行動を共にしてきたアテネの一族も、当主の座を賭けた権力争いを激化
させていく。さらにはアテネの許嫁を名乗る幼馴染まで現れ、ましらとヒロインたちを結ぶ三角関係は四角関係に……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 17:00:00
112570文字
会話率:56%
親友と話すたび、親友と誰かが話すたび、見え隠れする曇った感情
この感情を貴方が知ってしまったら、もう元の関係には戻れないのだろうか
最終更新:2024-04-09 18:44:51
7018文字
会話率:64%
「雛祭ちかな(ひなまつりちかな)」は、おれのクラスのまじめ女子。
対して、おれ「鯉幟大知(こいのぼりだいち)」はクラスのモブ。ラノベ好きなオタクだ。
おれと雛祭さんは、同じクラスでもからむことのない、別世界の住人だった。
あの日までは
———。
それは、校舎裏で、掃除をしていた時だった。
雛祭さんが、突然現れ何かをいおうとした瞬間、足を滑らせ、転んでしまったのだ。
幸い無傷だったようだが、ようすがおかしい。
「雛祭さん、大丈夫?」
「———わたしの転生先、ここですか?」
雛祭さんのそばに、おれが昨日読んでいた異世界転生ラノベが落ちている。
これはいったいどういうことだ?
病院の検査の結果、雛祭さんは「一過性全健忘」ということらしい。
だがこれは、直前まで読んでいた本の影響がもろに出ているのか?
医者によると症状は、最低でも二十四時間以内に治るとのことなので、一安心。
と、思ったら。
数日経ってもちっとも治らないじゃない上に、自分を「異世界から転生きた人間」だと信じて疑わない。
どんどんおれに絡んでくるようになってきてるし。
いつになったら異世界転生記憶喪失は治るんだよ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 08:00:00
102646文字
会話率:50%
村娘のアリッサは、ある時幼馴染に王城からおふれのあった魔王討伐へと誘われる。
報奨金目当てに了承した彼女は、そのマリーと共に昔魔法学校で習得した力を使って、王都を目指す。
街一つ捻り潰すほどの暗い力に押し負けそうになりながらも、なんと
か魔王の元へと辿り着いた二人がそこで目にしたものとは――。
あなたさえいればいい。
本当は二人が良かったけれど。
これはそんな少女の恋、のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 02:25:44
3898文字
会話率:26%
ある時、異世界でも魔法少女を流行らせたい沼ハマり神が、異世界の少女を攫……お願いして魔法少女になってもらおうとしたが、概念からして理解されず、また、現地の少女に不審者扱いされてしまった。
そこで思いついたのが、既に魔法少女の概念がある世
界線からの誘か……勧誘。その白羽の矢が立ったのが、主人公の池田万里(いけだまり)だった。
池田万里は、中学一年生になりたての、十二歳。入学して三日目の、これからの新生活の部活動とか恋物語に憧れるちょっとヲタめな、普通の女子中学生である。
が、ある時ベッタベタに夢の中に神様が現れ、異世界に魔法少女文化を広めてほしいを頼まれてしまったから、さあ大変。
神様にはどうしたって逆らえない。
果たして万里は異世界ガルランティス大陸に魔法少女を広めることができるのか?!
憧れていた部活動、恋を始められる日はくるのか――
「そんなことより家に帰してっ! 明日はめく学の発売日だったのに!!」
主人公の叫びは、神の耳と異世界の空気を震わせる! ……かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-19 14:37:49
36509文字
会話率:44%
僕こと東条秀隆は凡人だった。
そのことを、幼い頃にできた同い年の義妹、東条アリスによって分からされたのだ。
アリスは天才で、誰よりも「特別」であり、そんな彼女によって僕ら家族は壊れた。
アリスの傍に残ったのは、兄である僕ひとり。家族であろう
とした僕を、アリスは求め、依存してくる。
その気持ちは家族としてのものなのか、それとも――――。
ただ、凡人である僕にはアリスという「特別」が、どうしようもなく重かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 22:00:00
41965文字
会話率:34%
浅間雪斗と学内屈指の美少女である来栖天華は幼馴染だ
とはいえ顔を合わせれば喧嘩ばかり。お互い素直になれないまま高校に入学した二人は天と地ほどの差がつくことになる
かたやスクールカーストトップ、かたやカースト底辺のぼっちとして埋めようのない
差ができてしまったのだ
雪斗はそんな幼馴染に話しけることすらできずに日々を過ごすが、あることがきっかけで疎遠になっていたもうひとりの幼馴染ともう一度距離が縮まることになる
それを見て焦った天華も雪斗に迫り、やがて雪斗は天華に告白するのだが、素直になれない彼女はある嘘をついてしまった
「私、好きな人がいるのよ」
その嘘がもう取り返しのつかない嘘だと彼女が気付くのは、全てが終わった後だった
カクヨムさんでも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 02:00:00
236517文字
会話率:24%
僕には好きな子がいた。
その子はなんでもできて完璧な、高嶺の花といえる子だった。
だというのに、僕はどこにでもいるただの凡人。
そんな子と付き合えたこと自体がどうしようもなく幸運なことだったはずなのに、どうしようもないほど馬鹿な僕は彼女と
向き合うことを次第に恐れるようになってしまう。
「春斗には、私がいるからね」
そして僕は逃げた。
よりによって、彼女の双子の姉に。
「なんで、お姉ちゃんなの」
そして僕は、全てを壊した折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 01:25:11
12785文字
会話率:29%
ガデン島という小さな島で生まれ育ったストレチアとビリアとアネモネの幼馴染3人組。
内気で人見知りの激しいストレチアは幼馴染のビリアに恋をしていた。
だがビリアには同じく幼馴染のアネモネという両想いの男がいた。
想いを伝えられず、ついにはアネ
モネとビリアの結婚が決まった。
アネモネへの憎しみが深まる中……ストレチアに思いもよらないチャンスが巡ってきた。
心から愛しているビリアを手に入れるため、ストレチアは悪魔と化す。
だが彼は知らない……それが哀しい怪物を生み出すきっかけとなってしまったということに……。
※この物語は私が連載している別作品【マインドブレスレット ~ティアーズオブザデッド~】の”記憶を失った男”に登場する屍(しかばね)……いわゆるゾンビに関する過去です。
ストレチア→ビリア→アネモネの順に4話くらいでまとめたいと思っています。
長く続ける気は全くないので、ぱっぱと完結させて本編に戻りたいと思います。
もしよろしければ、本編読んでみてください。
まだちょっとしか進んでませんが……。
また、気が向いたらほかのマインドブレスレットシリーズやそれに連なる過去作品なども読んでもらえると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 03:39:00
33258文字
会話率:33%
私・詩音と祐樹、春奈は三人ずっと一緒の幼馴染だった。
しかし中三のバレンタイン、春奈が祐樹と付き合うことになったと聞いて心のどこかにモヤモヤが残り……
※「小説家になろう Thanks 20th」企画参加作品です。
最終更新:2024-02-13 13:00:00
2843文字
会話率:30%
首都サンティエンヌに住まう、十七歳の貧しい平民の娘リュシーは、夜にランタンの光を灯して道先案内をする仕事、ファロティエを生業としていた。
都の夜は危険であり、ひとたび路地裏に入り込めば「魔」と呼ばれる存在に取り憑かれ、人間は悪魔に成り果て
る。「魔」を追い払う力を持つのは、聖なる光を生み出せるルナ・ファロティエと呼ばれる存在だけだった。
五歳の時に偶然、悪魔になった少年に出会ったリュシーは、聖なる光を生み出して少年を助けることに成功する。その後、ルナ・ファロティエになることを夢見て日々の仕事に従事していた。
しかし幼馴染で夜の都を警邏する夜警官のアルフォンスは、リュシーの身を案じて仕事を辞めてほしいと言う。さらには「俺と結婚しよう」と言い出してリュシーを困惑させる。
そんな時偶然にも、リュシーは五歳の時出会った少年に十二年ぶりに再会するが、なんと彼は国の王太子ジルベールだった。
美貌の王太子はリュシーに会うなり「ずっと君を探していた」と言い、宮殿へと連れ帰って甲斐甲斐しくリュシーの世話を焼き始める。全身を綺麗に磨き、薄汚れた衣服の代わりに上等なドレスを与え、見たこともないようなお菓子を与えてくれた。そして専属のファロティエになって欲しいと頼むのだ。
ジルベールと再会したことにより、リュシーの生活は一変した。
しかし与えられる贅沢品の数々に、リュシーは喜びよりも困惑するばかりだった。
ルナ・ファロティエになりたいという夢、幼馴染からのプロポーズ、そして王子から向けられる甘い視線に戸惑いつつ、リュシーが出した結論とは。
※全10万字、完結保証。
※作品の無断転載、翻訳、AI学習は固くお断りいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 08:31:20
101381文字
会話率:41%
私、桃園百合花(ももぞの・ゆりか)は高校2年生。
大好きな幼馴染二人との高校生活を仲良く過ごしていた。
片方は男の子で、片方は女の子。
二人とも大切な存在だ。だから三人で過ごすこの日常が、たまらなく愛おしかったんだ。
けれど、ある一人の行
動によって、そんな日常は音を立てて壊れ落ちていく。
……本当は私も分かっていたのかもしれない。
ずっとこのままではいられないんだってこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 22:09:20
8212文字
会話率:37%