東京で普通の高校生活を送る緋周牡 幸(ひすお さき)は、神々が実在するこの世界で「神学」を学んでいる。ある日、「神々の堕落は人間の負の感情による」という授業内容に強い違和感を抱く。完璧な存在であるはずの神々の堕落――その謎が幸の心に残り、彼
女の日常に小さな変化をもたらす。
しかし、幸はまだ知らない。この疑問が、平穏な日々を引き裂き、壮大な物語の幕開けとなることを。神と人間、その関係を巡る真実が、彼女の運命を大きく変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 17:06:57
1683文字
会話率:47%
目が覚めた時には、乙女ゲームのモブキャラだった。
最初は驚いたけど、今は楽しく過ごせている。
ただ元建築士の私にとって、一つだけとても気になっていることがある。
ヒロインと選ばれた男性キャラが結ばれることに繋がる「最終イベント」が、こ
の世界を守る結界を一緒にはりなおす、というものなのだ。
ハッピーエンドでいいんだけど、吊り橋効果もあってラブラブになるのも良いんだけど、この結界崩壊中は大きな揺れが王国全土にあるのだ。
エンドロールでちらっと見えた煙の数々。
そう、ここは揺れがない前提で建てられた都市。そして結界崩壊時に魔物も数々なだれ込んでいた。
モブキャラは、このイベントで一掃されてしまうのだろうか。。。
それは大変!回避せねば!ということで、私の平穏な日々を守るために元建築士の知識を使って活動するよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 22:09:09
3154文字
会話率:2%
佳乃は、波風を立てるのを嫌い、どこにも属さない「ことなかれ主義」を貫いてきた。表向きは平穏な日々を送っているように見えるが、その心の奥には、誰にも言えない孤独を抱えている。
そんな彼女の前に現れたのは、誰もが一度会えば忘れられないほどの強
烈な「個」を持つ少女。その自由奔放な生き方に戸惑いながらも、次第に惹かれていく佳乃。彼女との出会いが、佳乃の中に眠っていた感情や価値観を少しずつ揺り動かし、閉ざしていた心の扉を開いていく。
孤独と向き合い、人とのつながりを模索する中で、佳乃が見つける「本当の自分」とは——。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-10 00:03:18
4224文字
会話率:29%
深い谷間に佇む静かな村。豊かな自然と長い歴史に彩られたその地で、少年リュウは家族とともに平穏な日々を過ごしていた。しかし、霧に包まれたある朝、その平和は一瞬で崩れ去る。突如現れた霧の中の異形の軍勢が村を襲い、すべてを炎に包んだ。絶望と混乱の
中で、リュウは母から村の祠に祀られていた「護符」を託されるが、母の言葉を最後まで聞くことができないまま意識を失う。
目覚めたとき、村は灰燼と化していた。すべてを失ったリュウの手には、謎めいた護符が握られていた。それが何を意味するのか、なぜ自分だけが生き残ったのか――答えは何もわからない。ただ一つ、護符に秘められた力と、村を滅ぼした者たちへの復讐の炎が、彼の胸に強く燃え上がっていた。
護符が導く先には、一体何が待ち受けているのか?村を滅ぼした異形の軍勢の正体とは?そして、母が命を賭けて守ろうとした護符に込められた真実とは?
復讐と真実を求める旅に出たリュウは、数々の試練と謎に立ち向かいながら、失われた故郷のために戦う決意を固める。だが、その道のりは決して平坦ではなく、やがて彼は世界を揺るがす壮大な運命に巻き込まれていく――。
**「護符」に秘められた力が、少年を新たな冒険へと導く復讐と希望の物語。**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 09:48:40
2038文字
会話率:20%
世界は未曾有の危機に襲われた。
人々は未知の病原菌により映画の中の「ゾンビ」と化してしまった。
日本に住む「葛城相馬」も平穏な日々を奪われ、狂気の世界に否応なしに放り込まれていく…
救いの無い世界で、相馬はどの
ように生きていくのか…
※グロ有り・基本的に鬱でいこうと思います。ヒロインはいません。人間が極限状況でどうなるのかを描いていこうとしてます。メインで書いているのが別にあるため、不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 10:09:26
214086文字
会話率:29%
かつて魔王を倒した勇者のアルサルは、戦技指南役として王国に使え、平穏な日々を暮らしていたが――
「貴様、反逆を企てておるな?」「は?」
身に覚えのない罪を着せられた挙げ句「この役立たずめ! 貴様を処断する! 死をもって罪をあがなうといい!」
と死刑にされそうになりました。
もちろん嫌なので普通に武力で反抗します。
仲間も含めて【たった四人】で【何百万もの魔王軍】を蹴散らした勇者に、ただの人間がどれだけ束になっても勝てるわけないでしょ? と赤子の手をひねるよりも簡単に勝利。
とはいえ、十年間も仕えていたのに理不尽なことを言われて腹が立ったので、退職します。
え? 国外追放? や、別にいいですけど。
あ、じゃあ企業都合の解雇ということで、退職金は4倍にしてもらいますね。
え? 嫌? はははは、ふざけんなブッ殺すぞ?(威圧オーラ)
というわけで退職金をたんまり、ついでに宝物庫の金品をたくさんいただいて国を出ることにしました。
さて、暇になったことだし、昔一緒に世界を救った仲間達の顔でも見に行こうかな?
というわけで、スローライフの旅、始めます。
それにしても俺を追い出したバカ王子のやつ、
「……許さん、許さんぞ反逆者アルサル! この恩知らずめ! 貴様など国外追放だ! 周辺諸国にも根回ししてやるぞ! もはや貴様はどこの国にも安住できない! どこぞで野垂れ死ぬがいい!」
とか言っていたけど、他国では俺が『最終兵器』扱いで、【俺がにらみを利かせてるから攻めてこなかった】ってことわかってんのかな?
いや、わかってないんだろうなぁ、馬鹿だなぁ。
まぁ、俺がいなくなった後に周辺諸国からよってたかって攻められて、王国が滅んでも知ったことじゃないしな。
後になって「戻ってきてくれ」とか言われても、もう知らんし。
さぁ、のんびり行こうか。
(と、そんな風に思っていた時期がありました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 08:00:00
930628文字
会話率:29%
――――雨の降る夜、俺が出会ったのは忍者の少女だった。
裏通りを生きる闇の傭兵(スイーパー)の青年・戦部戒斗が雨の降る夜に出会ったのは、傷付き倒れていた謎の忍者少女――長月遥だった。
彼女が語ったのはミディエイターという秘密結社の存
在と、彼らが折鶴琴音という少女を……戒斗の幼馴染を狙っているということ。それを聞かされた戒斗は、遥に力を貸すことを決意。遠い過去に別れた彼女を守るべく、学生として潜入する。
十数年振りの琴音との再会、そして彼女や遥と過ごす平穏な日々の傍らで、琴音に迫る脅威を陰ながら排除していく戒斗。しかし琴音には大きな秘密があった。本人すら知らない、大きな秘密が……。
遥との運命的な出逢い、そして琴音との再会。しかしそれは血と硝煙の舞う長い戦いの、ほんの始まりに過ぎなかった――――。
超巨大スケールで描く近未来SFガンアクション小説、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 23:18:08
264146文字
会話率:45%
――――守りたいヒトたちの、守りたい笑顔の為に。
戦部戒斗は居候している記憶喪失の乙女・間宮遥や、幼馴染みのアンジェリーヌ・リュミエールとともに実家の喫茶店を手伝う日々を送っていた。
ある日、学園に通うアンジェのクラスに真っ赤な髪の
転入生が訪れる。その名はセラフィナ・マックスウェル。新しい友達が出来たと喜ぶアンジェと、そして満更でもない様子のセラ。戒斗や遥とも知り合い、そうして皆は幸せな日々を送っていた。
――――だが、その平穏な日々は何の前触れもなく崩れ去ることになる。
戒斗たちの前に突然姿を現した異形の怪物・バンディット。誰も太刀打ち出来ないまま、人々が襲われていく。
そして、バンディットは戒斗とアンジェまでもを毒牙に掛けようとした。
「…………お二人を守れるのなら。誰かの笑顔を、戒斗さんやアンジェさんの笑顔を守れるのなら……私は、戦います」
「――――チェンジ・セイレーン!!」
その瞬間――――間宮遥は人ならざる存在へと生まれ変わる。人類の進化形、乙女の秘めた可能性の具現化。人間の守護者たる、武力を司りし神の遣い――――神姫ウィスタリア・セイレーンへと。
蒼の乙女が人を超えた戦乙女へと覚醒する時、物語の歯車は回り出す。神姫とバンディット、人智を越えた超常の戦いが、今まさに始まろうとしていた――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 20:46:52
819481文字
会話率:42%
バレー部の幽霊部員の俺、大友詩音がとある掲示板で女の振りをして会う約束をした吉田権左衛門さんは実は女で、しかも同じ高校で有名なヤンキーだった!幸いこちらのことは気づいてないみたいだが・・・詩音の高校生活に波乱が訪れる。果たして平穏な日々を送
ることができるのだろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 23:25:34
10018文字
会話率:44%
杜の宮原市の僻地、青葉ヶ山に住む少年、朝山ホムラ。
共に暮らす祖父や分校の友人たちに囲まれ、田舎で平穏な日々を送る普通の小学六年生――だった。
連日、杜の宮原市内で人を襲う熊のような化物。
本校から突如やってきた交流生。
そして、ホムラの
前に現れた謎の白い獣と少女との出会いが
穏やかな日常を一変させる。
残酷な運命に翻弄されながらも、
幾多もの出会いや別れを繰り返し
宿命に立ち向かう少年少女たちが織りなす現代和風ファンタジー。
※更新日は、各章の執筆終了後から「毎週水曜・土曜」となります
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 19:00:00
131592文字
会話率:32%
魔女に育てられた魔女の弟子だが魔力が0で全く魔法が使えない少女アリアは、師匠が突然旅に出てしまったことで、魔女の振りをしながら師匠の代わりに魔女の秘薬作りをして暮らしていた。
だがそんなアリアのもとに、物理攻撃の効かない危険な魔物が出たか
ら倒してほしい…と頼みに来る者が。
そこでアリアは師匠が集めていた魔導具の中から自分でも扱える魔導具を見つけ出してその魔物に挑むのだが、実はその魔導具が魔力0の人間にしか真の力を引き出せない魔導具で、とんでもない大魔法が発動し、アリアは伝説の大魔女と呼ばれてしまうことに。
静かに暮らしたいのに伝説の大魔女と称えられて、次々と面倒ごとに巻き込まれてしまうアリアは、はたして平穏な日々を取り戻すことが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 15:20:00
68062文字
会話率:50%
「腹の底に響くような、心臓を鷲掴みされたかのような恐怖と興奮と絶望を」
「嗚呼、その顔が見たかったんだ」
平凡な日々は楽しいか?
平和な日々は楽しいか?
平穏な日々は楽しいか?
何かを繰り返すだけの人生など面白みに欠ける。
あぁでもそれが人間か、それがお前達か。ならば仕方がないだろう。……しかし、それは所詮お前達だけの話でしかないと言う事を識るが良いさ。
※改訂版です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 06:00:00
99353文字
会話率:53%
暴君と呼ばれている皇帝の娘に転生した私は冷遇されると思っていたけど、尋常じゃない執着と愛情を注がれて皇帝であるパパに育てられていた。
だけど、側妃とその息子の異母兄からは嫌われていて、皇帝を私が継ぐと分かった途端、命を狙われ始める。
そのせ
いで、パパだけでなく、メイドや護衛騎士達まで過保護が加速していく一方____。
どうにか側妃と異母兄の罪を明らかにして平穏な日々を過ごしたいけど……そう簡単じゃないですよね!知ってた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 13:04:19
8443文字
会話率:41%
3年前、私は違う世界にいた。
そこは明日の命も保証出来ない危険なバトル漫画の中だった。
生き残る為だけを考えてひたすら戦ってきた私はある日、また違う世界へと渡るチャンスを手に入れる。
苦渋の決断の中、平穏な日々を選び新たな世界へ転移した。
けれどそこもまた元の世界ではなく、異世界と現代が微妙に混ざり合った世界だった。
……でもまあ、家族も友達もいるからいっか。
時々遠くで爆発音とか人が空飛んでたりしてるけど、見えないふりをしよう。
私はこの世界では平和で無難な生活を送りたいんだ…!
けれど明らかにこの世界のメインキャラクターらしき人に気に入られたようで…。
主人公が正体を隠したりヒーローに追い詰められたり、鬼ごっこしたりするお話です。
主人公は最強(だけどビビり)。
そしてヒーローは暴君で、主人公に対しても平気で殴ろうとしてきます。
※今回はあまりダークにしない予定です
※能力秘匿系なのでヒーローとの関係構築はのんびりめ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 11:14:10
39662文字
会話率:61%
家族を惨殺された紗里は、幼馴染の美咲の家で暮らし始める。紗里を守ろうとする美咲との平穏な日々は、事件の真相が暴かれるにつれ、歪みを見せ始める。
守りたかったのは命か、それとも‥
最終更新:2024-11-15 21:15:25
821文字
会話率:17%
北のベーリング海で暮らすステラーカイギュウのスコールとマリアは、深い愛で結ばれたつがい。彼らの平穏な日々は人間の狩猟により脅かされるが、スコールは「お前を守る」と命を懸けてマリアを逃がそうとする。最後まで互いを想い合う中、スコールは犠牲とな
り、マリアは彼の記憶と共に生きる決意を抱く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 00:16:58
2471文字
会話率:25%
現実世界に嫌気が差して自ら命を絶った会社員が生前好きだった乙女ゲームのモブ女に転生するお話。
モブ女だから第三者視点で乙女ゲームの世界観に浸れると思っていたらなんと攻略キャラから求愛されるようになり……。
男爵家だけど貧乏令嬢に転生し、この
国の第二王子や、幼馴染、妖精族の王に好意を寄せられる。
何故だが、執事にも怪しい感情を向けられていて…?
乙女ゲームの公式の攻略方法で進めているのに非公式な事ばかり起こる…。
挙句に攻略キャラ全員攻略確定√になってしまった…!!
一体、この乙女ゲームは誰√なのか…?
モブ女は憧れの乙女ゲームで平穏な日々を送れるのか。
乞うご期待っ!! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 23:30:21
106807文字
会話率:46%
《天には仙が舞い、地には鬼が潜む》
人々にそう語られるのは、御伽噺の世界。
幼くして両親を亡くし、山に暮らす祖父に引きとられた 双子のリシュとロアン。環境や人に恵まれてたくましく育ち、楽ではないが平穏な日々を送っていた。
しかし隣国と
の戦が始まり、暮らしは一転する。
双子は戦に巻き込まれて傷を負い、死を覚悟する。しかし気がつくと、何事も無かったかのように傷が消えていた。訳がわからず戸惑うが、どうやら自分たちの身体が別物へと変わり、さらには触れると互いに傷つけあってしまうように成ってしまったことに、双子は気づく。
『それでも離れたくない!』
解決の手がかりを求めて、リシュとロアンは旅に出る。
※本作は『カクヨム』でも、投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 21:32:31
122728文字
会話率:61%
おばさんと魔王の戦い
最終更新:2024-10-22 11:04:45
545文字
会話率:0%
「最弱の四天王」として嘲笑され、日々仲間たちからの面倒事を押し付けられる中、アストラは自分の人生に疑問を感じていた。そんな彼はある日、突然現代日本に転移してしまう。偶然知り合ったおじいさんの助けもあり、彼は新しい仕事を手に入れ、日本での生活
を充実させていた。魔王軍にいた頃とは比べ物にならないほどの安息した日常。魔王軍のようなブラックな働き方を要求されることもなく、彼はすっかり日本での生活に馴染んでいた。
しかし、ある日彼は、日本にも元いた世界のようなダンジョンが現れていることを知る。彼は、日本での平穏な日々を失わないために、元の世界では役に立たないスキルと馬鹿にされていた【迷宮喰らい】のスキルを駆使しダンジョンを駆逐していく。
一方、アストラを失った魔王軍は、実は彼がいたからこそ日々の業務が円滑に回っていたことを知る。特にダンジョンにおける彼の活躍は目覚ましく、アストラがいなくなったことで放置したダンジョンが暴走し、壊滅的な被害を被っており残った四天王も魔王からの怒りを買っていた。
かつて所属していた魔王軍がアストラがいなくなったことで衰退していく中、アストラは日本での新しい生活を守るために全力を尽くしダンジョンを喰らい続けた結果、最強のダンジョンスレイヤーとしての地位を築いていくことになるのだった――
※カクヨムでも連載中(一部内容に違いあり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 22:01:33
81996文字
会話率:45%
世界最強の探索者だった結城ヒロトは特級ダンジョンの際奥で偽神ヤルダバオートとの戦いに見事勝利した。しかし、偽神ヤルダバオートが散り際に<偽神の呪い>をヒロトにかける。
呪いはかなり強力で、以前のように戦えなくなったヒロトは引退を決意。名
前も変えて結城ユージとしてのんびりとしたセカンドライフを送る予定だったが…………探索者としての生活が好きだった彼は平穏な日々に退屈を感じ、無意識のうちに再びダンジョンへと足を運んでしまう。しかし、今のユージは以前より遥かに弱い。以前と同じ難易度のダンジョンへ挑めば成す術もなく死んでしまうだろう。とはいえ難易度の低いダンジョンだとつまらないと感じる。そんな満たされない日々を送っていた彼だったがあるとき転機が訪れる。とある初級ダンジョンの一層にある草原で昼寝をしていたときだった。突然、情けない悲鳴が耳に飛び込んできたのである。何事かと周囲を見渡すと、最弱の魔物スライム相手に涙を流しながらガクガクと震えている四人組がいた。装備などを見るとすぐに新人探索者だと分かった。彼は仕方なく、スライムを倒して新人を助けた。すると新人は感謝すると同時に探索者として一人前になるために指導して欲しいと言ってきた。ユージはめんどくさがりつつも、まともに戦えなかった四人組を放置する気にはなれず二週間ほど指導することにした。どうせやるならとユージが本気で指導すると、最初はスライムすら倒せなかった彼等が初級ダンジョンをクリアするまでに至ったのである。その結果から妙な達成感を味わったユージは以降ダンジョンの低層で新人を見つけると世話を焼くようになり、いつしか<チュートリアルおじさん>と呼ばれるようになっていった。
これは元最強探索者がチュートリアルおじさんとして再びダンジョンに関わっていく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 00:00:30
32724文字
会話率:42%