――遠くまで来た。それでもまだ、歩き続ける。
一人の失った男の物語。
ある男が眼覚めると見知らぬ場所にいた。
そこでは眼に映る全てが男の居た世界には存在しないものだった。
知らぬ間に異世界に迷い込んだ男は、この世界で異形の化け物や異世界の
住人と出会う。
そうして男は旅に出る。自らが帰るべき場所、失くしたものを取り戻す為に。
出会いと別れを繰り返し、大きな流れに飲まれながら選び取る――
いつか、かえるところを。
※R15ついてます。
少し過激な描写があり少し暗い雰囲気の話です。
元ネタは主に北欧神話ですが他の神話や物語も参考にしています。
分かる人は分かる要素があります。
更新が遅いのでのんびり待っていただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 01:18:18
52517文字
会話率:23%
三度の食事よりタバコが好きな勇者が召喚されたのはタバコの存在しないファンタジー異世界。持ち込んだタバコが失くなる前に帰るために戦う勇者だったが…
最終更新:2024-09-05 21:26:27
7412文字
会話率:31%
比丘たちよ、世の中には二つの極端がある。出家者はそれに近づいてはならない。何が二つの極端なのか。
一つめは、欲と愛欲や貪欲をよしとすることで、これらは下劣かつ卑賤、つまらぬ人間のやることで、無意味で無益である。
二つめは、自分に苦難を味わ
わせることは、苦痛であり、無意味で無益である。
比丘たちよ、如来はこの二つの極端を捨て、中道を認知したのである。
それこそが、観る眼を生じ、英知を得、證智をもち、定(サマーディ)、涅槃に至る道である。
比丘たちよ、苦(ドゥッカ)の真理(サッチャ)とは以下である。
すなわち、出生は苦である、老は苦である、病は苦である、死は苦である、
怨憎するものに会うことは苦である、愛するものと別居するのは苦である、求めて得られないのは苦である。
要するに一切は苦である。
比丘たちよ、苦の集起についての真理とは以下である。
繰り返す再生をもたらし、喜び(ナンディ)と貪(ラーガ)を伴って随所に歓喜する渇愛(タンハー)である。
つまりは、欲愛(カーマタンハー、感官によって得られる刺激・快楽への渇愛)、有愛(バヴァタンハー, 存在への渇愛)、無有愛(ヴィバヴァタンハー, 存在しないことへの渇愛)。
比丘たちよ、苦を滅する真理とは以下である。
渇愛から限りなく離れ、滅し、捨て去り、放棄し、執着しないことである。
苦諦(くたい) - 迷いのこの世は一切が苦(ドゥッカ)である真実。
集諦(じったい) - 苦の原因は煩悩・妄執、求めて飽かない愛執であるという真実。
滅諦(めったい) - 苦の原因の滅という真実。無常の世を超え、執着を断つことが、苦しみを滅した悟りの境地であるということ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-05 20:46:22
1626文字
会話率:0%
魔法の園。
刺繍の入った鉄柵の檻。
「やっと追いついたわよ」
雪を踏みつけどかどかと、授業終わりにその子はやってきた。
編んだ黒髪を揺らし、そばかすのついた顔で睨んでくる。
さきほどの試験結果のことだろう。
この子は私のことをライバル視して
いる。
でも私は仲良くしたいだけなのだ。
「うん。でも私とお姉ちゃんは魔法の属性が違うから」
私には姉がいて、姉は私と体の造形がまったく同じだけど、使う魔法の系統が違う。
それを周りの人は理解していない。
「お姉ちゃんは無属性魔法なの。だから私を超えても意味がないの」
そう私を超えたところで絶対にお姉ちゃん勝てる人間など存在しない。
「は?喧嘩売ってんのあんた?」
「違うよ……」
「っていうか学校来てないじゃないの。何してんのよあんたの姉は」
「研究してるって」
「何の研究よ」
「えっと確か花の……」
目を覚ますと僕は蛙のお姉さんに捕食されていた。
顔だけは外に出ているが、あとひと飲みされたら全身が食べられてしまう。
すごく柔らかくて温かい。
なんでこんなことになっているんだろう。
確か昨日は森で花を見つけて、それから蛙のお姉さんと一緒に森を抜けて、夜も遅いので寝ることになって、蛙のお姉さんに抱きついて寝たんだった。
でもなんでこんなことになってしまったんだろう。
「おーい」
と何度か呼びかけたらお姉さんが動いた。
それからゆっくりと吐き出してくれた。
一気には吐き出せないみたいだ。
「なんで食べてたの?
「魔物が、、出るからだ」
お姉さんは外していた牛頭の仮面をかぶった。
「どこに向かってるんですか?」
「神社だ。この花を封印してもらう」
お姉さんの後ろをついて行く。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-29 14:22:49
680文字
会話率:38%
ラナトラレサの世界。それは自然に愛され、自然の力を借りることができる世界。
主に、王族達の話。
彼ら、彼女らは王族である。しかし、彼ら、彼女らも人間である。
迷い、葛藤し、足掻きながら生きていく。完璧なんてものは存在しない。
恋愛感情は
男女間でしかありませんが、様々な形の愛情は同性同士でもでてくるので、苦手な方はご注意ください。
同性間では、恋愛感情ではないので、タグはつけていません。同性の間に存在するのは、友愛、家族愛、執着など別の形です。
第一幕、緑の楽園は以前、学校の部誌に同名、「緑の楽園〈ラナトラレサの世界〉(ペンネーム:霧雨)」として掲載していますが、内容は加筆、変更を加えています。
第二幕以降は他に掲載などはしていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 18:37:45
359241文字
会話率:48%
僕は妹とプレイした乙女ゲームの悪役令嬢に憧れた。
何回も周回プレイを重ねるも、友情ルートすらない。かっこいい彼女の救済ルートは存在しなかった。
だが、幸運なことに僕は彼女を救うためのチャンスを得たのだ。
だから、決めた。救済ル
ートが存在しないなら僕が彼女を幸せにしようと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 07:10:00
4907文字
会話率:42%
※タイトル通りです。
なお、主人公の悪役令嬢への考えは独自によるものです。
僕は妹と行った乙女ゲームの悪役令嬢に憧れた。
何回も周回プレイを重ねるも、友情ルートすらない。かっこいい彼女の救済ルートは存在しなかった。
だが、幸運
なことに僕は彼女を救うためのチャンスを得たのだ。
だから、決めた。救済ルートが存在しないなら僕が彼女を幸せにしようと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 13:17:49
10024文字
会話率:37%
誰に対しても、物怖じせず正面からぶつかる皇帝の嫡女エリザヴェータ。それは相手が皇帝であっても不変。
エリザヴェータの中に上下関係や差別の概念は存在しない。良くも悪くも、全ての人間と対等に接する。
エリザヴェータは地位や名誉、名前さえも躊躇
なく捨てる。かと思えば、欠陥がある人間ばかりを集める。
無応答、落ちこぼれ、自我がない――。
善や悪、風評を気にしない。何にも縛られず、ただただ自由に生きる。
* * *
この物語はフィクションです。実在の人物・団体・名称とは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 05:00:00
20453文字
会話率:25%
一条羽菜は何事においても常に一番だった。下なんて見る価値が無いし、存在しないのと同じだと思っていた。
高校に入学し一ヶ月。「名前は一条なのに、万年二位」誰が放ったかわからない台詞が頭から離れない。まさか上に存在しているものがあるなんて、予想
だにしていなかった。
失意の中迎えた夏休み。同級生からの電話をきっかけに初めて出来た友人と紡ぐ新たな日常。
* * *
ボイスノベルを楽しめるよう、キャラごとに声を分けています。耳で楽しんでいただけると幸いです。
https://novelba.com/indies/works/937842
別作品、ひなまつりとリンクしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 04:00:00
9310文字
会話率:47%
多額の奨学金を背負っているせいで猫背、おまけに恋愛未経験で処女の「栞あまの」は天使に見初められ、天使主催のイベント「成増・ファム・ファタ〜ル」にプレイヤーとして参加してしまう事になる。
栞あまの:奨学金のせいで酷い猫背だが素直な労働者。正
直者であまり嘘がつけない。よく目が据わる。
遠橋ヤズ瑛:オダギリジョ○に似ている高身長イケメン。明るく優しいが、バーテンダーなのに記憶力無さすぎて勘でお酒を作るという一面がある。
須藤海太:生粋のパチンカス、実家が太くて思想も強い。来年には世界が終わると信じてる。というか終わって欲しい。借金が。エレベーターのボタンを押す時に目押しの癖が出る。
河野汐留:港区男子として活躍中、存在しない商品でも売ってきそうな営業マン。女にモテる為に生きている。前髪の比率を崩されたら終わってしまう。
藤原拓男:ネット弁慶の引きこもり。キーボードのエンターを押す時大袈裟な音を出す。奨学金を背負ってないのに猫背。高身長が勿体無い。
シェム:お助け役の天使。やや情報が古い恋愛テクニックを栞に押し付けることがある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 03:44:01
97130文字
会話率:69%
現実に、魔法は存在しない。それでも、僕らはそれを夢見て、考え続け、書き続ける。
六畳一間で考え続ける。実在する僕と、非実在の君の終わらない会話。
胸が痛くなる程のリアリティに、ほんの少しのファンタジーを。
僕らの頭の中に、魔法
は存在する。僕らはきっと、魔法が使える。それが炎でも、氷でも、雷でもなくたって、立ち上がる為のたった一つの、言葉という回復魔法だ。
それを信じて、この物語は、綴られる。
これは『けものさん』という執筆者。
僕自身が、僕の想像力と、僕の文章で、もう一度立ち上がる為の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 02:32:41
98713文字
会話率:45%
━━━━━━━とある世界に神が存在した━━━━━━━
偶像や虚像などではなくそこに、この世界に確かに実在していた。
なぜ断言が可能なのか、それを語るには一つの授与されたものに目を向ける必要があるだろう。
それは人を統べる神の一時の気ま
ぐれだったのかもしれない。
しかし、その日人類は間違いなく転換期を迎えたのだろう。
この世を統べる神から与えられし特別な“加護”を|賜《たまわ》り受けたのだから。
人々はその贈り物を神からの息がかかった保護的な祝福と|捉《とら》え、『|神の加護《ブレス》』…と神への感謝を込めて、そう名付けた。
そんな規格外な外付けの授かりものは、誰もが隔てなく当たり前に授かり、そして行使をし、やがて一人ひとりに欠かせない生活の一部となり、人間社会を回す大きな歯車として歴史を積み重ね、我々人類の営みを助けていった。
その加護を人類が始めて受けたのは、今から約700年前の出来事である。
だが、未だ人々は知り得ない。いや、考えることなど初めからしなかった。
天からの贈り物が持つ本当の意味を…。
この世には無償からくる贈り物はあれど、無償からもたらされる“力”など何処にも存在しないのだから。
━━━━━━この物語は、神の加護を授かりし人々の織り成す、数奇な異世界ファンタジーである。
※一部ファンタジー世界観をぶち壊す女の子が登場しますが、コチラで何とかしますので御安心下さいませ…。
(著:ルシェード・ニクロフ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 22:55:12
137696文字
会話率:41%
日本で最も頭のネジがぶっ飛んでいる探偵、羽柴正爾(はしばせいじ)。精神病棟の奥底で、強制的に安楽椅子探偵を余儀なくされる程の危険人物として有名だった彼は、たまに外に出たりしながら数々の事件を傍若無人に自由奔放に解決してきた。
その結果、
警察と政府公認の自由を得て退院してしまい、愉悦と快楽のためなら手段を選ばない狂気の探偵「アンフェール」という都市伝説的存在として警察や世間の陰で事件や謎を追っていた。
「そうだ!人殺しとか犯罪がダメなら、犯罪者を食い物にする探偵になれば良いじゃねーか!」
過去の事件で引き取った義娘兼助手の星宮流歌(ほしみやるか)と共に、再び「アンフェール」として世に現れた彼は警察や依頼人の事件・謎を解いたりしながら己の快楽と愉悦の為に悪人を地獄に叩き落とす。
そんな、頭のおかしな探偵が好き勝手に事件や謎を解決をしていくミステリー(?)物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 09:48:36
320666文字
会話率:49%
史上最強の異能「破天裁魔」を持って生まれた主人公:ウルティノア・アルヴァルト、
通称【ノア】は全ての理を無視できるその異能で、文字通り縦横無尽、酒池肉林…
まさに天上天下唯我独尊といった生き方をしていた。
しかしやりたいことはほとんど出来て
しまうその能力ゆえ、対等な存在として異能生命体【センチネンクルス】を創造し、センチネンクルスが欲する力を次々に与え自らに最も近い存在へと昇華させた。
そうして生まれた個体の一体、【焔】(ほむら)というセンチネンクルスに持ちかけられたゲームに異能を使わずに挑戦してみないか?と誘われて興が乗ったノアはその勝負をしてしまう。
しかし、それは自身の異能の権限を賭けた勝負だった!
敗北してしまい異能の権限こそ完全に失わなかったノアだが、西暦2000年代にまで逃げて来なければならなかった。だがしかし。
そこには本来の歴史では存在しない強者たちが待ち構えていた!
当然、前回の敗北によって「破天裁魔」を利用できるようになった「焔」によって仕組まれた過去改変であり周到に用意された罠で、2度目、そして今度こそ完全敗北したノアは自身の異能はもちろん命をも奪われることになる。
死の直前に、自らの最後の異能行使により輪廻転生を可能にしたノアは、
西暦1000年代の時代に転生する。
「炎=アンクロス・ロード」として転生したノア。
やはりこの世界が、「焔」により、徹底的に異能因子の生まれた時点より先を過去改変された世界であることを確信したノアは元の人格「アンク」を手助けしながら自身の異能「破天裁魔」を取り戻すと心に誓う。
「さーて、“ガキんちょアンク”次はどうしたい?」
「だからオレの体は貸さないっての!」
3000年にも渡る時の壁を越えて組まれた師弟コンビが野望打ち砕く異能バトルファンタジー開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 21:40:36
38716文字
会話率:46%
「私の名前はE、モブです」
大好きな乙女ゲーム『ラヴィアンフルール物語』の世界に転生した主人公のなぎこ。
だが彼女が転生したのは物語のヒロインでも、悪役令嬢でもなかった。なんならヒロインの友人Aでも友人Bでも、悪役令嬢の取り巻きCでも取り巻
きDでもない。ほぼ背景と同化しているその他Eとして転生。
攻略対象の中でもなぎこ最推しである担任教師は、どの攻略ルートを模索しても幸せなエンディングが存在しない。
このままでは先生の不幸な結末を目にしてしまう! そんなのは嫌だ! 別に自分が結ばれようだなんて思ってないし、なんなら遠くでじっと眺めているだけで幸せなんです! 私はただのオタクでモブなので、先生が幸せな未来を迎える為に、このゲームを攻略してきて夢小説まで書いてきた痛いオタクのこの私が、先生を見守りたいと思います! ストーカーじゃありません! これは純愛です!
【カクヨムにも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 19:19:41
383040文字
会話率:25%
寝て起きるとそこは別世界。あるのは痛みと魔法だけ。
もう少しなにかあるでしょ?普通……王族貴族とは言わないでも平民ぐらいはさぁ。
あるのは痛みと魔法と現代知識。
しかしここは常識が違う。顔を殴られたとわかる少女がいても誰も助けてくれな
いし、人権なんてものは存在しない。
せめて、せめて屋根ぐらいは欲しかったなぁ……。
この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16817330657009177393)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 19:06:18
1217411文字
会話率:33%
17歳で亡くなった日本人の少年は、死亡する直前誓いを立てた。
来世は自分の妨げになる人間の存在しない充実した人生に、それが不可能であるならばせめて、全てを淘汰する圧倒的強者になろうと。
にもかかわらず転生先は前世読んだことのあるロマンス
小説の悪役令嬢ヨミ・サーティウス・ベルリナで、順当に行けば婚約相手に投獄される未来が待ち受けていた。
ーー何としてでも僕の幸せを妨げる害虫は駆除しなければ。
矜恃も底意地の悪さも天下一品の金の猛者が最悪な結末を回避するため奮闘する、新感覚転生ロマンス小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 23:01:13
57724文字
会話率:37%
野生のモンスターはいても、魔王だとか巨悪の存在しない安寧の世界がそこにあった。
その都市(シティーリア)大陸の辺境にある小さな村アル・ツァーイの、更にその一角に兄弟が住んでいる。彼らは早くして天災により両親を亡くしており、天災を &qu
ot;引き起こした" 何者かへの復讐を誓って日々鍛錬を積んでいた。
________ところが、それは突然のことだった。
「お兄ちゃん、何それ?!」
妹メイアの悲鳴と共に、兄グラナードは暗黒の中に引き摺り込まれ、異邦の地____闇の世界に飛ばされてしまう!
そこで彼は、生まれつきに宿す謎の力と向き合い、元の世界へ帰らんと奮い立つ。
一方、取り残された妹は兄の喪失に半ば絶望するも、多くの協力の甲斐あって兄奪還の為奮い立つ。
「_________俺は、怒ると怖いぜ」
これは、不運にも苦難の道を歩むことを強いられてしまった兄妹の話。何を得て何を失うのか。過去現在未来と、何が襲いかかってくるのか。
勇者がいたとしたら、何を以って勇者とするのかと。
そう訪ねるがごとくして、激動待ち受ける新たな世界へと兄妹の旅が始まる!
*遅筆などの理由につき投稿頻度が最近遅めですがご了承ください!
*感想や評価など、なんでも良いのでいただけると大変励みになります!
*こちらのリメイク前の作品が二章の途中まで公開されておりますので、内容をざっくりお知りになりたい方は私の投稿作品欄からご覧になってください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 20:00:00
70608文字
会話率:48%
夢か現実か子どもの頃にサンタクロースとあった事のある太交《たじり》美沙。そんな彼女も高校生となりサンタクロースが本当は存在しないお伽噺だという事を知る。だが美沙にとってそれは周りがそう思っているという社会を知っただけに過ぎず、彼女自身は心
の底からサンタクロースを信じていた。
そんなある日、学校を終えた美沙はいつも通り帰宅する為に駅で電車を待っていた。すると隣へ一人のおじいさんが腰掛ける。初めは世間話から始まったがそのおじいさんはサンタクロースだったのだ。
高校生となった美沙の元に現れた本物のサンタクロース。そして美沙はサンタクロースから世界の秘密を教えられる。この世界にあるクリスマスを守る秘密結社と化物の存在を――。
クリスマスを守る為に存在する<クリスマス防衛機関>通称:エクスレイ。高校卒業後、エクスレイへの所属を決めた美沙はクリスマスの為に奮闘するのであった。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 19:00:00
24270文字
会話率:50%
妖精は空想上の生き物で、魔法は遥か昔に失われ、伝説とお伽噺の中にしか存在しないと誰もが思っている時代。
両親が亡くなり、妹と共に親戚の元へ身を寄せることになったエステルは、遺品整理の最中に黒く美しい宝石の嵌まったネックレスを見つける。
曰くつきらしいそのネックレスを好奇心から身につけた妹は、屋敷の裏の森で忽然と姿を消した。
森の中で落ちていたネックレスを拾ったエステルは、宝石から伸びた腕にネックレスの中へ引きずり込まれてしまう。目が覚めると、彼女は見知らぬ城の中で倒れていた。
出口と窓のない奇妙な城は、迷宮のような広間や、様々な異空間へ繫がる扉が並び、エステルを惑わせようとする。
出口と妹を探して城の中を駆け回る中で、エステルは銀色の目をした不思議な魅力の青年、ウィリアムに出会う。
彼と協力して城から脱出することを誓ったエステルだったが、妹を探しながら城の中を探索する内に、彼女は魔法城に隠された世界の真実へ触れることとなるのだった。
果たして、エステルは妹を見つけ出し、ウィリアムと共に魔法城から脱出することができるのか――?
「輝き続ける俺の星、どうかその目映いきらめきを忘れないでくれ」
――これは、夢を忘れた少女と、幻想を諦めなかった男の、希望を取り戻すための物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 11:15:08
79067文字
会話率:35%
「ここじゃない場所に行きたい」
そう願ったとある生物は、地球という星に降り立ち、人間という種族に触れ合う。
“彼”でも、“彼女”でもない生物兵器。
その宿命のもとに生まれた戦いのための「道具」は、最初に出会った人間に、『ひまわり』
という名前をつけられる。
その名前は、その人間の娘であった名前の一部を、分け与えられたものだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 00:31:34
698文字
会話率:0%
世界に存在しない区画、『第零番地区(ゼロ・ゾーン)』。
ここでは、“世界に属さない人たち”が暮らしており、現実世界とは対をなす「場所」として、巨大な機械都市が建設されていた。
ゼロ・ゾーンは、現実世界の“片割れ”であると言われる
場所であり、また、過去と未来の交差点でもあった。
現実は、たった一つの選択によって生まれ、一つの時間の先につながっていく。
私たちが暮らしている「現在」とは、事象の地平面において1つの確率が収束した姿であり、時空の揺らぎが閉じた状態でもある。
ただし、世界には“裏のチャンネル”と呼ばれる場所が存在していた。
その場所は、まだ「現在」が「現実」に到達していない場所であり、また、過去と未来が“動き続けている場所”でもあった。
現在にたどり着けていない、あらゆる可能性の集う場所。
「ゼロ・ゾーン」とは、すなわち、“そうならなかったという時間”が集まる場所のことを指していた。
「A」であり、「B」であるもの。
それでいて、現実ではないもの。
私たちは普段の生活の中で、何気ない選択を取ることがあるだろう。
しかしその選択は、たった1つの時間と空間の岸辺に辿り着き、決して変わることのない「結果」へと結びつく。
——もし、あの時ああしていたら…
長門高校に通っていた赤木ユウタは、突如として街中に現れた謎の球体に吸い込まれる。
暗闇に包まれた視界の中で、走馬灯のような目まぐるしい景色が頭の中に駆け巡った後、得体の知れない化け物が、自分を襲おうとしていることに気づいて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 23:21:44
2376文字
会話率:2%
英賀谷 雄飛はヒーローに憧れ、ヒーローショーの演者として働いていた。
しかし当のヒーロー役は幼馴染のイケメン系美女、逢魔 玲王が務めていたのだ。
ある日、公演中に事故が発生し雄飛は玲王を庇い死亡する。
彼が次に目覚めたのは女性しか存在しない
多種族世界であった。
そこへ彼は唯一の男性、ユウヒとして生を受けたのである。
第二の人生を与えられた意味を知るために、彼は家の外へ出る。
だが通りすがりの村で人々を襲う兵士たちに遭遇してしまう。
苦戦を強いられる中で出会ったのは角を生やした少女、ルディスであった。
彼女はユウヒにシヴィライザーと呼ばれる指輪を渡す。
指輪から出現した強化装甲を身にまとい、その力に感動するユウヒ。
しかし、彼の様子に異変が訪れ……。
魔王たちとの出会いの中で、ユウヒは自らの出生の秘密に迫っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 20:07:15
73471文字
会話率:42%
椎名千尋は、諸事情で一人で暮らす、見た目は女の子の様な男子中学生。
そんな千尋の元に、この世界では存在しない筈の生物、『ドラゴン』が現れた。
ドラゴンはアスルと名乗り、千尋にこう言った。
「僕の花嫁になってほしい…」
最終更新:2024-08-31 02:00:00
22140文字
会話率:54%