現実に、魔法は存在しない。それでも、僕らはそれを夢見て、考え続け、書き続ける。
六畳一間で考え続ける。実在する僕と、非実在の君の終わらない会話。
胸が痛くなる程のリアリティに、ほんの少しのファンタジーを。
僕らの頭の中に、魔法
は存在する。僕らはきっと、魔法が使える。それが炎でも、氷でも、雷でもなくたって、立ち上がる為のたった一つの、言葉という回復魔法だ。
それを信じて、この物語は、綴られる。
これは『けものさん』という執筆者。
僕自身が、僕の想像力と、僕の文章で、もう一度立ち上がる為の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-11 08:10:06
97167文字
会話率:45%