今から五百年ほど前に冒険者の「覇王」が女神が用意したというクジ引きで勇者に選ばれ魔王を倒し伝説となった。
それから時は流れた。
アロン王国は弱小国家で、魔大陸という厄介な島を強国から押し付けられた。
魔大陸には強力な結界が張ら
れており、入る事も出る事も出来ないと言われていた。
そんな魔大陸の中には一つの村と魔王が治める城があると言われていたが、何よりも強力な魔物が蔓延っているとも伝わっていた。
魔大陸を抱え込んだ当時のアロン王は困り果て、勇者に救いを求めた。
ただ、勇者はそう簡単には現れない。
そこでアロン王が目を付けたのが伝説の勇者を生んだクジ引きだった。
しかし、弱小国が作ったクジ引きで選ばれた勇者はまがい物ばかりで魔大陸をどうにかできる事は無かった。
やがて、魔大陸は腫れものを扱うように放置されたのだが、クジ引きで勇者を選ぶという風習だけが残されてしまった。
触らぬ神にたたりは無いと放置された魔大陸にあった村も見捨てられ、いつしか絶望の村と呼ばれるようになった。
そして現在。
絶望の村に住む一人の少女「みつき」
彼女は勇者になりたがっていた祖父と魔王が治めるお城の城下町にあるお総菜屋で働く母と共に平和に暮らしていた。
そんな彼女の家に汚い箱が置かれているのを祖父が見つけた。
絶望の村はアロン王国の領土なのでクジ引きの噂は流れてきていた。
祖父は「噂のクジ引きが家にも来た」とはしゃいでいたが、みつきはそんなモノに興味はなかった。
だが、祖父が村長だからその孫も引くという訳の分からない理由で無理やりクジを引かされたのだった。
そこには……。
この話はクジ引きで選ばれたみつきがやがて女神と呼ばれるようになるまでの物語です。
カクヨム・ノベルアップ・アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 07:22:17
490859文字
会話率:40%
伯爵令嬢、ヴィオレラ・ロッサーチェリには前世の記憶があった。
その時の名は佐倉(さくら)すみれ。
十八歳の高校三年生で、夏休みにいきなり獣人国と呼ばれる場所に第一王子アレクシスの番として召喚されてしまう。
けれど王子は番を心の底から拒絶して
いて、すみれには帰ってくれと告げて会おうともしない。
それならそれで良かったと帰還までの一年、好きなことをして過ごそうと思っていたすみれだったが、ある時城下町でルトと言う少年と、暴漢から助けた孤児達との出会いを経て、自分のやるべきことを模索していく。
そんなすみれの記憶を引っ提げて、前世で転移した世界と同じ国、同じ時代に転生したヴィオレラは、今度こそアレクシス王子と結ばれるのか、それともまた拒絶されてしまうのか──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 20:00:00
177486文字
会話率:42%
多少の誤算はあったものの、8年にもわたる王子妃候補者の役目を無事に終えた私の足取りは軽かった。それは結婚相手が見つかるまでの間は『ハリンストン家の迷惑にならなければ何をしてもいい』とのお父様との約束があるからだ。僅かな時間とはいえ、『窓際の
白百合』なんて大層なあだ名から解放され、その時間を存分に楽しむことにした。まず初めはずっと食べたかった城下町のクレープを食べに行くことに。早速、以前から目を付けていた城下町のクレープ屋さんへと向かい、妹のミランダの分を持ち帰り用に包んでもらう。そして自分の分はその場で食べようとするが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 21:33:27
149487文字
会話率:34%
その日は、雨の気配の強い日だった。
私は、その日―。
とある小国の城下町。その路地裏にひっそりと佇む薬草処。そこには、黒髪を緩やかに一つに束ね、青色のローブを纏った齢27の店主、ヴィルフリードがまるで夜の闇の中で静かに揺れる灯火の
ように座っている。
また、彼の弟子である、暗い茶色の髪をし、青色のコートに身を包んだ少年タブは、店の手伝いをしつつ出迎えてくれる。
ここは、様々な人々の願いが交錯する場所。
飄々としているものの優しさを秘めるヴィルフリードと、少々粗暴でも芯の強いタブ。彼らと彼らが歩む人生の中で出会う人々や物事に込められた思いが織りなす、儚く美しい物語の旅へ向かうとしよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 17:58:44
5414文字
会話率:47%
「政略結婚なんてイヤっ! 私の王子様は、私が見つける!」
レヴァンヌ国の第一王女アイリス姫は、16歳の誕生日を前に、城を抜け出すと、身分を隠し、城下町で運命の出逢いをした男性と旅に出る。
しかし、実は、彼らは、国王陛下の命によって、浚われ
たアイリス姫の行方を探していた。
国王「姫が何者かに誘拐された。姫を見つけてくれた者を姫の婚約者とする」
こうして、何故か自分を助ける旅に同行することとなってしまったアイリス姫。
アイリス姫は、運命の王子様を見つけることができるのか――?
♡攻略対象キャラ♡
若き近衛隊長として幼い頃から自分を守ってくれた【ルカ】。
最年少だが、賢者に並ぶほどの頭脳を持つ天才少年【琳 楊賢】。
天使と悪魔の顔を使い分ける、俺様王子【リアード】。
どこか儚い美貌と聖者の心を持つ兄王子【リュグド】。
娯楽好き、楽天家で豪胆な怪力王子【アラン】。
人間嫌いの魔法使い【オーレン】。
※他、隠しキャラ2名あり。
これは、全ての「王子様を夢見る乙女」へと捧げる夢物語。
―――あなたの王子様は、誰ですか?
************************************************************
※これは、オリジナル乙女ゲーム『私の王子様』(未完)のシナリオを元に作成した小説です。
攻略対象キャラクターは、全部で8人。
各キャラクター毎のストーリーを各章に分けて、順次UPしていきます。
読む順番は特にありませんが、
まずは、【プロローグ】から読んで頂き、
その上で、気になるキャラクターの章から読み進めてみてください。
ただし、隠しキャラ(2名)のストーリーは、他のストーリーに絡むため、
5人の章が完結してから、掲載する予定です。
※現在、【ルカ】編のみ完結済みです。毎日7時と17時に1話ずつ掲載していきます。
※ゲームのシナリオが元となっているため、会話文がメインです。
誤字脱字や、辻褄が合っていない、などの報告以外の批評は、受け付けておりませんので、あしからず。
このような趣味嗜好をご理解頂けない方は、申し訳ありませんが、他の作品をお読み頂けると幸いです。
ギャグ寄りにしておりますので、お気軽にお楽しみください。
感想コメントを頂けたら、泣いて喜びます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 17:00:00
52190文字
会話率:34%
<レヴァンヌ国>の第一王女【アイリス】姫は、
16歳を迎えると同時に、政略結婚として他国の王子たちと婚約する予定であった。
それを明日に控えた前夜、アイリス姫は、一人城を抜け出してしまう。
「私の王子様は、私が見つける!」
しかし、招待
した5人の王子達を前に、国王陛下は嘘をついた。
「姫が何者かに誘拐された。姫を見つけてくれた者を姫の婚約者とする」
かくして王子達のお姫様探しが始まる。
そんな状況とはつゆ知らず、アイリス姫は、
城下町で8人の男性たちと出会う。
成り行きから、身分を隠して彼らの旅に同行することに。
若き近衛隊長として幼い頃から自分を守ってくれた【ルカ】。
最年少だが、賢者に並ぶほどの頭脳を持つ天才少年【琳 楊賢】。
天使と悪魔の顔を使い分ける、俺様王子【リアード】。
どこか儚い美貌と聖者の心を持つ兄王子【リュグド】。
娯楽好き、楽天家で豪胆な逞しい王子【アラン】。
人間嫌いで謎の多い魔法使い【オーレン】。
※他、隠しキャラ2名あり。
一癖も二癖もある王子達との旅は、波乱でいっぱい。
アイリス姫は、運命の王子様を見つけることができるのか――?
これは、全ての「王子様を夢見る乙女」へと捧げる夢物語。
―――あなたの王子様は、誰ですか?
************************************************************
※これは、オリジナル乙女ゲーム『私の王子様』(未完)のシナリオを元に作成した小説です。
※当シリーズの【ルカ編】をアルファポリスにて(第16回)恋愛大賞小説に応募中です。
面白いと思って頂けましたら、ご投票をお願い致します!!
[URL] https://www.alphapolis.co.jp/novel/564247246/543708038
※当作品は、アルファポリスにて掲載中の作品とは、独立した別ストーリーになります。
世界観と登場人物は一緒です。
※第2回アイリス異世界ファンタジー大賞に応募中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 23:36:09
28747文字
会話率:27%
路地裏へ入っていく人影を追いかけると、そこには王女様がいました。
城下町で暮らすセトは、毎日仕事が終わると、馴染みの店に行く。そこの店主は気前がよく、大きな体、大きな声で客を引きつける。
その日もいつも通り仕事を終わらせ、店に行く。
後ろの通りから歓声が上がり、そちらを向くと、そこには凱旋をするように馬車に乗った王女殿下がいた。
2人が見とれていると、目の前をフードを被った人影が通り過ぎて行った。その人影を目で追いかけていくと、路地へと入っていった。
人影が気になり、セトも路地へ入っていく。
声をかけると、そこには凱旋をしているはずの王女様がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-10 00:00:00
2217文字
会話率:41%
ある製薬会社が支配する企業城下町、そこで働く保全マンの話
登場人物
俺:主人公、企業城下町に出稼ぎに来てる保全マン
エンリコ:主人公の同僚、なにかと顔が広い
看護婦:町の病院で働く看護婦。病院の作りにいまだ慣れていない
デブ:警察署長
ワニ
:動物園から逃げ出したらしい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 21:50:13
6377文字
会話率:31%
「戯曲 トルーデン」
国王テルダールの息子、トルーデン王子は国を襲った災害の惨状を観察するため身分を隠して城下町に出ていったのだが、どうやら帰ってきた王子の顔が麗しくない。何だか悩み事を抱えているようで、夕食の途中、徐に席を立ったりあるいは
食卓の周りを行ったり来たりしている。その姿を見たお妃様はトルーデンと親しい召使にその訳を尋ねるが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-27 18:00:00
15603文字
会話率:0%
世界屈指の貿易都市であるラフス王国。その城下町には薬草採集からモンスター討伐まで、依頼されれば何でもこなす事で有名な冒険者ギルドが存在していた。そんな冒険者ギルドに所属する奇妙な男がいた。
本名不明。身長は約2m。しかし常時猫背である
為、正確な身長は不明。裾がボロボロな古ぼけた黒いローブを羽織っており、顔は愚か歳さえも分からない。最大の特徴として剣を引きずりながら歩いている。また、剣自体も特殊で刀身に切っ先が無く、突く為の機能が存在しない。
そして、常に剣を引きずりながら歩いている為、街の至る所に傷後が残っている。しかし誰一人として文句を述べたりはしない。
それは過去に、男の行動を邪魔した者達は全員漏れ無く、その首を一太刀で斬り飛ばされてしまったからだ。
切っ先の無い剣に、首を意図も簡単に斬り飛ばす実力から、いつしか街の人々は恐怖と畏敬の念を込めて、エクスキューショナー(死刑執行人)。その名を略して“エクス”と呼ぶ様になり、彼となるべく関わらず巻き込まれない為の決まり“エクスルール”を作られ、地元国民達にとっての暗黙の了解と化した。
そんな彼の下に、ラフス王国第二王女“ガミーヌ・フォン・ロイヤリティー・ラフス”が突然現れ、冒険者になったからパーティーを組んで欲しいと頼み込んで来た。
最初は完全無視をしていたエクスだったが、紆余曲折あり無事にガミーヌとパーティーを組む事となった。
しかし、彼女は知らなかった。エクスの本当の目的がガミーヌを利用して、ラフス王国の王族や貴族を皆殺しにする事だと……。
これは復讐の物語。全てが謎に包まれた死刑執行人と、ちょっとお転婆なお姫様が送る“新感覚ダークファンタジー”の幕開けである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 18:27:04
173832文字
会話率:63%
明華(ミンファ)は、城下町で花商を営む、16歳の花好きの女の子。
「花の価値は値段とか、単体での美しさじゃない。その色、その香り、その意味、一つ一つに価値が宿るの。」
そんな明華の人生は、駿星(ジンシン)という青年との出会いによって大きく
変わって______?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 21:31:02
12324文字
会話率:42%
王国の城下町、街道に近い場所にある冒険者の酒場は、今日もダンジョンを目指す冒険者で賑わっていた。
しかし、前線パーティの一員ながら倉庫係であるビショップのソフィアは、これまでもこれからも留守番の日々を送り続けるだけである。
調査も冒険も事件
解決も他人任せで自由気ままに生きる、冒険者の酒場引きこもり生活の日々が始まる。
Welcome to the tavern.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 14:51:18
56431文字
会話率:36%
貴族令嬢のマリサは今日も城を抜け、城下町の飲食店へ足を運ぶ。
彼女を驚かすのは街の料理人達。
店を訪れては酒を飲み、料理を食し、人を見て、耳を傾け、城に帰れば持て囃される。
そのお忍びを知る一人の侍女は溜め息を吐きながらもマリサ
のサポートをするが、お土産が無ければ微笑みながらマリサを追い詰める。
時には笑い、時には泣き、時には怒り、そして楽しむ。
貴族令嬢マリサはお忍びグルメが止められない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 20:46:58
42364文字
会話率:48%
田舎生まれで魔剣を操る少女、レシリスは、城下町へ向かう途中に助けてくれたジアルドと名乗る青年に、王立騎士団《白》での仕事を紹介される。
男嫌いのレシリスはその環境に戸惑うが、紳士的な騎士達に次第に心を開いていく。
日々、反乱軍《紅》と戦う騎
士達を支えるために仕事をこなすレシリスは、やがて仲間から厚い信頼を得ていき、厳しいと評判の一番隊長ディアレスとも打ち解けるようになる。
しかし、ある日、アルクと名乗る青年が騎士団を訪れた事で事態は急変する。自分が《白》での仕事を紹介された理由を知らされ、レシリスは苦悩するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 21:00:00
74039文字
会話率:39%
はてさて、俺は転生して、フェリックス王国の第一王子レオになった。聖騎士たちに剣の稽古をしてもらい、17歳にして『フェリックスの剣王』と呼ばれる程に成長。しかしある日、幼馴染で神官見習いの美少女アスティをかばって、不慮の事故に遭ってしまう。謎
の女神のおかげで復活はできたものの、すでに国中に『レオ王子は全治1年』と知れ渡ってしまっていた。1年もベッドで過ごすなんて不自由過ぎる……というわけで城下町に出て、こっそり人助けをすることにした。最強の剣技と女神のスキルを使って、悪党たちを成敗し、最強無双。未来の聖女であるアスティもついてきて、たまにラブコメったりしながら、城下町の英雄として成り上がっていく話。※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 12:02:14
118117文字
会話率:52%
エルエット王国は富も民も世界随一の豊かさらしくて、食べ物も品物もたくさんあって城下町と城もすごく綺麗で、きっと最高の国だ。国が嫌になる人もいるけれど、わたしとエリリンはそこで暮らし、一緒にお風呂に入ったり、目標のためにハーブ屋さんで働いたり
している。
ある日、ハーブ屋さんの店主と一緒に、コンコットドールという農村のハーブを仕入れに行くことになって……?
note、カクヨムにも掲載している作品です。
https://note.com/myjm_myjm/n/n52c300a74683
https://kakuyomu.jp/works/16816410413992652216折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 19:18:29
10002文字
会話率:51%
母の治療費を稼ぐため城下町デアドラに来た少女ナタリア。住み込みの仕事を探していた時、貴婦人ダーナと出会い館で働かないかと誘われ快諾する。しかし、ナタリアはそこであるものを目撃し、親孝行な少女は命の危険を感じる。
最終更新:2023-12-04 22:41:41
9729文字
会話率:23%
この作品は、あくまでもフィクションです。
決して世界中(異世界含む)の姉を、、、、失礼しました。
姉上様を愚弄するつもりは多分ございません。
バシッ!
痛いです、何ですか?いきなり。
え?あ、はい、失礼しました。
美しく優しい姉上様の活躍
をお楽しみ下さいませ。
(まだ、本編が始まってもないのに出てくるかな普通?)
日本のとある城下町の古武道剣術道場を構える、西蓮寺家の長女、響と弟、将。そして次女、茜。
夏休みが近くなったある日、両親からいきなり異世界での修行指示が言い渡された。
しかも、異世界へは自宅の中庭にある大木にあるゲートで往き来できると聞かされる。
突然の事で戸惑う将だったが、響は冷静に、茜は嬉しそうにはしゃいでいた。
そして、さらには母の凛はもともと異世界のとある国の姫だったー。
異世界でも無双の強さを発揮する響と、期待と不安で、戸惑う将。天真爛漫に異世界を楽しむ茜。
さまざまな出会いと別れ、戦いの中で将、そして響、茜はー。
ドタドタ異世界修行録、開幕です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 23:00:00
61461文字
会話率:45%
佐倉川利玖は、風光明媚な城下町にある国立潟杜大学に通う理学部生物科学科の2年生。飲み会帰りの夜道で「光る毛玉」のような物体を見つけた彼女は、それに触れようと指を伸ばした次の瞬間、毛玉に襲い掛かられて声が出なくなってしまう。そこに現れたのは工
学部三年生の青年・熊野史岐。筆談で状況の説明を求める利玖に、彼は告げる。「それ、喉に憑くやつなんだよね。だから、いわゆる『口移し』でしか──」
※本作は「pixiv」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 00:54:20
45503文字
会話率:39%
ここは辺境の小さな城下町。町一番の美人の姉と、たぬき顔の妹キャシーが二人が町で買い物をしていると、大通りの真ん中で見知らぬ男から「一目惚れした!」と急にプロポーズをされる。男は王都からやってきた美形の商人だったが、いきなりのプロポーズなんて
失礼だと、姉の代わりに追い返そうとするキャシー。ところが、男がプロポーズしているのは、妹の方だと言い出した。
*気の強いたぬき娘に一目惚れした美形の商人が、とにかく必死に口説きまくるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-07 20:43:43
12484文字
会話率:50%
辺境の小さな城下町。フローラの営む花屋には、毎週水曜に灰色のフードを被った男が花を買いに来る。花屋には似合わない無骨な男だが、フローラはその正体を知っている。通りの向こうに見える、領主の城の門衛だ。
寡黙で無愛想な男に、いつしか心惹かれる
フローラ。水曜は店先から門衛の姿をこっそり眺め、彼が花を買いに来るのを待つのが密かな楽しみだ。
春になって領主の結婚式のお祝いにと、領民たちに庭園披露宴の招待が届く。若者たちは、誰と行くかと大騒ぎ。フローラは灰色フードの男に、エスコートを頼もうと決めるーー。
*****
恋愛に不慣れで不器用な二人が、少しずつ距離を縮めていきます。
少し不思議な雰囲気の城下町の日常と、片思いのドキドキ。全13話予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 20:20:48
36876文字
会話率:40%
乙女ゲームに転生したはずなのに、城下町に住むパン屋の娘という配役で、ゲーム内に名前すら存在していなかった。
不平不満はあったものの、元々平々凡々で生きてきたのだから逆に良かったと開き直って日々を送っていた彼女だったが、ある出来事をきっかけに
様々な出来事に巻き込まれていく。
一般人のはずなのに何でこんなことに!
平凡な日常返してくださいと日々願いながら新たな人生を歩んでいくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 17:12:15
57975文字
会話率:56%