【あらすじ】かつて日本で生きていた少年は異世界で魔王を封印し、永遠の時の牢獄に囚われる事になった。そして二千年程の時が経ち、魔王の浄化を終えて再び目を覚ました少年は楔として女神の力を受け続けた事によって魂が変質し、神として生きる事を提案され
る。そんな彼に与えられた神としての修行内容は――「ダークヒーローとか、陰の実力者とか、そういう立場になって世界を救うお手伝い」であった。行き当たりばったりの現人神生活が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 20:00:00
964433文字
会話率:35%
初短編、初エッセイ。
ポイントに囚われる男が書いた奇文。
頑張る仲間が読むといいなーと思って書いた珠玉の1作。(嘘です)
最終更新:2023-02-12 23:45:42
1523文字
会話率:0%
私が6歳の少年時代のことである。廃墟となった洋館で異様な体験をした。
出窓に映る私自身の影と一人遊びしていたときだった。
なんと影は私に逆らい、私から分離したようなのだ。
やがて、成人した私は心を病み、長年にわたり影恐怖症と闘う羽目になっ
た。
クリニックで心理療法を受け、改善の兆しが見えたころ、ふたたびあの日の恐怖と向き合う決断をする。
しょせん臆病な子どもの心が作り出した幻影にすぎないことを確認するのだ。恐れを克服するにはそれしかない。
そして30年ぶりに、あの忌まわしい洋館へと足を運んだのだが、私はそこで驚愕の真実を知る……。
※本作は、しいな ここみさま主催「冬のホラー企画」の参加作品です。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 04:00:00
4963文字
会話率:0%
フキの葉を傘にしたら丁度良いくらいの背丈しかない男の子、ニーニャは、虫肉獲りの名人です。捕らえた虫肉は、自分達の食料にするほか、ナナホシテントウムシの経営する虫肉屋に卸しに行き、ナッツやミツロウと交換してもらいます。
冬が来る前に、ニーニャ
は冬支度をします。一緒に暮らしているトカゲのツァルグが凍え死なないように入念に準備をして。
春になったある日、トカゲのツァルグは「悪い巨人」につかまり、連れ去られてしまいました。ツァルグを助けるため、悪い巨人の家に侵入したニーニャは、オオグモや黒猫に助けてもらって、危機を乗り越えます。
オオグモ達とも仲良くなって来た頃、ニーニャは不思議な夢を見ます。夜の森の中、白百合の根元で歌っている白い女の子の姿を何度も観るのです。
ツァルグに「その夢を見ても外に出てはいけない」と言われた日、ニーニャはいつの間にかねぐらを抜け出し、女の子の所に歩いて行っていました。
女の子に抱擁されたニーニャは、脱力感に襲われますが、女戦士の一人の手によって無事に助け出されます。
その後、魔性に囚われるようになったニーニャは、白い女の子と一緒に死ぬことを望みます。ですが、ツァルグに厳しく言い渡された言葉を聞いて、涙を流しました。
十歳の誕生日を迎えたニーニャは、ツァルグから初めての誕生日プレゼントをもらって、緑色の瞳を輝かせて微笑みました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 11:24:24
18027文字
会話率:10%
皆様お疲れ様です。
ドラティリア連邦中央部所属 元聖女のリリーナです
一斉、並びに秘匿連絡網での突然のご連絡失礼いたします。
この度、一身上の都合により大司祭を退任する事となり今回が最期の連絡となります。
本来であれば直接お伺いしてご挨拶
すべきところ、このようなご連絡となり申し訳ありません。
現在、塔に幽閉しておりますアイリス様等を除く都市のすべての魂は等しく処理し奉納させていただく予定でおります。
手順としましては領主代行に瑕疵を発生させますのでその報復行為として城壁の除去、及び魔獣による対処となります。
仮に領主代行が穏当な行動に出た場合には事前通知しましたプランBを発動、極限状態に追い込んだ都市に狂乱を起こし壊滅いたします。
都市の人々の心を慮ると忸怩たる想いもありますが、これも皆の来世の為。
すべては愛です。
別途、レポートで提出しました通りアイリス様におかれましてはカリス教の怪獣制御の基盤の一部となったディープラブの構築者であることから今後とも利用価値があります。
異論のある人は本日中に私のもとへ。
愛で語り合いましょう。
入会して以来、多くの方と関わらせていただき大変お世話になりました。
これまで至らぬ点もあったかと思いますが、皆さまの教えや人の死を通して様々なことを学ばせていただきました。
一足先に大霊界にてお待ちしております。
最後になりましたが、皆様のさらなるMP回収とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今まで、本当にありがとうございました。
【完結済】
※この作品は「カクヨム」「ハーメルン」にも掲載しております。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 09:08:40
25796文字
会話率:37%
聖女としては癒しの力が低い「役立たず」のユーフェ。
「聖女がいない敵国では重宝されるはずだろう」と王太子ヨハンに命じられ、スパイとして敵国に潜り込むことになる。
第二皇子ヴィクトールを助けたら気に入られ、溺愛されることになったものの……。
「俺以外の相手への手紙なんて許せないな」(密書ビリビリ)
「愛しているからずっと側にいて欲しい」(軟禁閉じ込め)
この愛は本物? それとも正体に気づいていて寝返らせようとする罠ですか?
自己肯定感の低いヒロインがヤンデレに囚われる話です。
=====
ユーフェ(16)
孤児院にいたところを王太子ヨハンに拾われ、聖女としての能力を見出されたものの……。
他の聖女が解毒などもできるのに対し、傷を塞ぐ「しか」できない役立たず。
ヴィクトール(23)
アンスリウム国の第二皇子。穏やかで紳士的なヤンデレ。
不遇の身で甘んじ、皇帝位にも興味がなかったが、ユーフェに出会ったことで変わり…?
ヨハン(24)
聖ポーリア国王太子。「能力の低いきみを必要としてあげるのは俺くらいだよ」と飴とムチでユーフェに接し続け、敵国に送り込んだ。
=====
※カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 12:00:00
93663文字
会話率:42%
「その少女は、世界の脅威になる」
パルヴィス国、王家直属騎士団・二番隊副隊長、アルフレッド・デラクールは、王命を受ける。ある少女を国へ連れてこいというもの。その少女の名は、ラナ・セルラノ。動物の言葉がわかり、意思疎通がはかれるという。国王は
、その少女が動物たちと結託し、国を滅ぼす可能性を危惧していた。さらに、その力を他国に奪われることを恐れていた。ラナは森の中でホワイトタイガーのテオと共に生活していた。王都に行くことを拒まれたアルフレッドは、しばらくラナたちと同行するのだが……。動物と話せる少女×黒騎士×獣?! 異種恋三角関係ラブファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 22:02:04
107405文字
会話率:41%
家族を早くに亡くした清乃は叔母と従妹に虐げられる日々を送っていたが、高校一年のある日、異世界召喚に巻き込まれてしまった。
意地悪な従妹とその友人たちは聖女や勇者らしいが、清乃には何の力もない。けれど国を脅かす魔鬼を倒すまで日本に帰れない
という。
従妹たちが討伐に出かける間、清乃は同じく召喚に巻き込まれた女教師松本と城で待つ事になったが、やがて身を守るために松本から離れ城の下女として働く事になる。
そんな異世界に来ても不遇な清乃に手を差し伸べたのは、不良皇子と呼ばれ忌避される第八皇子の誠英だけだった。
交流を続けるうちに二人は互いに惹かれ合っていくが、誠英には何やら秘密があるようで……?
復讐を誓うはみ出し者の皇子と、陰謀に巻き込まれながらも異世界で愛を掴む女子高生のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 22:31:02
237328文字
会話率:40%
最愛の祖母を亡くした千紘は、夜の海で吸血鬼に出会う。
死を恐れた彼女は、不老不死の吸血鬼になることを望み、人間としての生活を捨てる決意をする。
しかし、吸血鬼として生きるということは、永遠の夜に囚われるということだった────
最終更新:2022-09-18 14:08:46
9998文字
会話率:43%
この世界は生き辛い。
どこへ行くにも何をするにも、いつだってこの身体は人の目に囚われる。自意識過剰と言われればそうかもしれない。自分が思っているほど、人は自分を見ていないのかもしれない。
なんて。悟ったようなことを言えるのは第三者
だけだ。
私は気付いている。時おり自分へ向けられる意味ありげな視線に。
気にしなければいい。実際のところ、それで気に病むこともほとんどない。翼の生えた種族である以上は仕方のないことなのだと、物心つく頃には理解していた。同族のみんなと同じだからそれでいいと思っていた。
同じだと、思っていたのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 18:43:07
18474文字
会話率:29%
出会いはそう、最悪だった。
病院の一室、まるでクサビでも打たれて囚われるように座っていた「彼女」に、俺は呪われた。だが俺は、呪われたことを知りながら、鈍い彼女のその手を払い除けもせずにいた。そうしているうちに、俺たちは惹かれ合う。
そして迎
えるのは、当然の帰結。
分かっているからこそ、俺は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 22:19:26
2935文字
会話率:33%
レティシア・マーティンは昔から厳しく育てられ、父からも母からも兄からも妹からも、愛されていないと思っていた。
幼い頃からきつい言葉を浴び続け、自己評価は下がり、自分の表情や意見を表に出せなくなったレティは人形のような自分を気持ち悪く思って
いる。
婚約者のレオン王子は唯一レティシアに優しく接してくれる相手だった。
しかし、レオン王子との結婚式。
レオン王子はレティシアの妹、レアナと愛し合っていると言い放ち、結婚を辞退した。
レティは絶望に陥り、死のうとするが、そこに、隣国の王子、ルーカスに出会う。
───やっと見つけた
捨てられたレティはルーカスによって生きる自信を持ち始めるが?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 22:33:02
112845文字
会話率:56%
紫色の花が揺れる。
この季節になると、私は君を思いだす。
※この作品はエブリスタに掲載しています。
最終更新:2022-07-13 15:29:04
5871文字
会話率:43%
翅を失った日から、私は人として生きることに決めた。
翼人の国に生まれたレンカは蝶の翅を持つとして、差別されて育った。持ち前の気の強さで理不尽を跳ね除けてきたものの、ある日、国を害獣が襲う。妹をかばって傷を負った彼女だったが、逆に被害を大きく
したと罪を負わされてしまう。唯一かばってくれていた幼馴染みからも見捨てられ、レンカは翼人の国から追放されることとなり、彼女は姿を消した。
そして三年後……再び翼人の国を巻き込んで、歪な世界は動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 08:00:00
347239文字
会話率:27%
俺はもう、彼女に囚われないで生きていこうと思う。
最終更新:2022-06-30 17:00:00
1599文字
会話率:22%
伯爵令嬢のキルシュエルには秘密があった。それは家族に内緒で暗殺の仕事をしていること。お金欲しさに始めた仕事だったが、そこで出会った凄腕の暗殺者と恋仲になり、何かと援助してもらうようになる。
「これは良い金蔓だわ」
お金も貯まり、そろそろこの
業界から離れる為、彼女は一方的に恋人に別れを告げた。それから一年ほど経った頃、未だに暗殺業を辞めることが出来ないでいたキルシュエルのもとに二通の封筒が届いた……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 23:08:11
6834文字
会話率:27%
「ぼくからお姉ちゃんをとらないでください」
公爵家の嫡男として生まれたレオニートは、『前』の記憶を持っている。
それによると悪役令嬢の姉は、一年後に第二皇子から婚約破棄され修道院に送られてしまう。
――ぼくがそれを回避して、お姉ち
ゃんを『幸せ』にするんだ。
レオが日々奮闘する中、とある美少女ヤニーナと出会う。
彼女はレオと同じ『前』を持つ『ヒロイン』だった。
「あたしの邪魔しないで!」
「ぼくに死ねってことですか?」
これは『ゲーム』の『シナリオ』であるとの観念に囚われるヤニーナ。
あくまでも立ち向かうべき『現実』だと言うレオ。
二人は互いに反目し悩みながらも、それぞれの『幸せ』の形を模索し、寄り添っていく。
※ざまぁ要素はありません。
※間接的な虐待描写、ほのめかし表現あり。
※テンプレ要素を使った作品ですが、テンプレ通りに進みません。
※完結済み、一日三話投稿、全二十四話。
※他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 06:00:00
50768文字
会話率:16%
とある駆け出しの戦士、彼はパーティから置き去りにされ、呪いの獣に囚われる。
生きたまま獣を飾るアクセサリーにされ、ただ死を待つ運命。
しかし戦士はそこで生きる希望を見出だす。
同じくアクセサリーにされた少女カコ、そして彼女から聞かさ
れた怪しげな話。
この地獄を耐え抜けば生きながらにして呪いの装備となれる、とかなんとか。
呪いの装備となった者をパーティに入れたら最後、もう外す事は出来ない。
外せばパーティには死の呪いが発動、全滅する……らしい。
戦士はその怪しげな話に乗ってしまう。
呪いの力を手に入れ自分を置き去りにした奴等にもう一度会って……あんな事、こんな事してやりたい。
元仲間との再開を胸に試練を耐え抜いた戦士、手にしたのは死の恐怖で人を縛り付ける力。
呪いと引き換えに能力強化した悪党を引き連れ、勢力を拡大しながら復讐の舞台へ進んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 12:30:58
179292文字
会話率:24%
女が一人、神隠しに遭います。
最終更新:2022-03-26 21:36:14
96545文字
会話率:56%
剣聖と呼ばれ、世界の脅威たる邪神を討伐した英雄、アニュエ・ストランダー、15歳。俗世のしがらみに囚われることを嫌ったアニュエは、その後、気ままな旅に出ることを決意する。
そんなある日、アニュエは旅の途中で大好物のキノコによく似た猛毒のキノ
コを食してしまい、その毒で死んでしまう。「え、わたしの死因、毒キノコなの……」、そんな絶望の最中、次に目を覚ましたアニュエが見たのは、見覚えのない男女だった。
毒キノコで死んだアニュエ・ストランダーは、元の世界とよく似た異世界、『ネヴェルカナン』でアニュエ・バースとして転生する。優しい両親と可愛い姉、生意気な幼馴染に囲まれ、前世の記憶を活用して再び力を取り戻そうと奮闘するアニュエ。しかし、そんな彼女を待ち受けるのは、彼女を中心とした過酷な運命だった。
※ちょっとほのぼの、ちょっとシリアス。ちょっと暗め。不定期更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 10:00:00
590935文字
会話率:42%