「――ニル・アドミラリ、今日限りで、お前をこの勇者パーティーから追放する!」
「おっけー! じゃあな!」
勇者から追放を言い渡された主人公ニルだが、ショックを受けた様子はまったくない。
それもそのはず。彼が追放されるのは、これで98回目な
のだ。
ニルは「死に戻り」の呪いを受けており、寿命以外の死を迎えると、何故か勇者に追放される瞬間に戻されてしまう。
今も魔王デスグラシアにぶち殺されて、死に戻りしてきたばかりだ。
「今回こそ、大往生を迎えてやる!」
今から1年後、魔王デスグラシアが真の力に目覚め、人類滅亡が確定となる。
それを防ぐには、覚醒する前に奴を倒さなくてはいけない。
ニルのクラスはオールラウンダー。成長は非常に遅いが、すべてのスキルと魔法を習得できる。
彼は周回を重ねる事で、スキルと魔法を極めていき、ついに97周目で全てをマスターした。
あとは、この力をもってして、最短で魔王デスグラシアを討つのみ。
ニルは奴がいる勇者学院に入学する為、能力の強化と金策を最大効率で進めながら、入学試験に臨む。
受験生の中には、現時点では魔王太子であるデスグラシアの姿があった。
現段階では、人間と魔族は和平を結んでいるのだ。
60周目で魔族の奴隷となっていたニルは、魔族語をマスターしており、ちょっとしたきっかけから魔王太子デスグラシアと会話する。
その結果ニルは、デスグラシアが素直で良い子である事を知ってしまう。
彼はデスグラシアを倒すべきなのか、迷い始めてしまうのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-26 17:00:00
373495文字
会話率:42%
みんなは前世の記憶があったりする? 僕は前世どころかずっと昔から記憶があるんだ。とはいえ、それで面倒事に巻き込まれるのも嫌なので、いつも目立たないよう地味に人生を送っている。そんな僕の唯一の生き甲斐は、天界政府発案の新制度『Lv.化政策』に
よって始まった『魂のレベル上げ』をすること。記憶保持者で、しかも効率よく経験値を稼ぐことができる僕は、結構、高レベルだったりするんだけど、やっぱり行き着くとこまで行きたいんだよね。だから、相変わらず地味〜に人生を送りながら経験値を稼ぐ日々を送っていたんだけど、ある日、僕は予期せず非業の最期を迎えてしまったんだ。色々と心残りが無いわけじゃないけど、いつまでもクヨクヨなんかしていられない。さあ、高速転生だ! そう思って、いつものように転生課を訪れた僕は、いつもと違う職員の対応に何だか違和感を感じて……えっ! 転生させられないってどういうこと!? で、半ば強引に連れてこられた天界で、衝撃の事実を告げられて……ちょっと待って下さい! それってLv.は付きますか!?
◇◆◇ Lv.にこだわる主人公(ガッロル)が、Lv.獲得のために受けたお仕事を切っ掛けに、無自覚に色々とやらかしてしまう。そんなお話です。
◇◆◇ この作品はカクヨムにも掲載しています。
◇◆◇ 今はカクヨムを中心に活動しています。こちら(なろう)は、ほぼ空き家状態となっておりますので、反応は遅めです。悪しからず……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 15:33:56
302443文字
会話率:26%
日本は正体不明の脅威『レヴナント』に怯えていた。
神奈川県厚木市に在住の大学生、三岳拓哉はある日、日々レヴナントと戦い、日本を守るために奔走する金髪の女子高生、遊佐アカリに殺されかける。
「私を愛すな」
そう言って殺しに来るアカリに
拓哉は困惑しつつも、魔法が使えるせいでロクな青春を送ってこなかった自分と、レヴナントと戦い、まともな青春を知らないアカリを重ね合わせて見てしまった。
レヴナントの脅威にさらされながらも、二人は牽制し合うような微妙な距離感を保ちつつ、遅咲きの青春を謳歌するために奮闘するのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 17:01:32
105980文字
会話率:46%
【 end.17 火竜の嘆き 】――また、バッドエンドか。
十八歳の枢木蒼汰が『竜騎士』として異世界召喚されてから、十七回目の失敗だ。
エンディングを迎えるごとに『強くてニューゲーム』仕様のタイムリープを繰り返していた蒼汰は、万全の準備を
して臨んだ十七回目で世界の崩壊を目の当たりにし、絶望に暮れていた。そのとき、【 ここまでの人生を記録しますか? 】画面を殴ってみたら文字化けが起きて――?
迎えた十八回目の繰り返し。召喚魔方陣の上で目覚めたら、ここまでの周回で得たレベル、ステータス、スキル、すべてを失っていた。オール1、スキルなし。
「竜騎士どころか村人にも劣るんだが?」
それでもソウタはトゥルーエンドを諦めない。
相棒である火竜のため、親友である女王のため、かわいい王宮メイドさんのため、バグった世界で村人以下の『竜騎士』となった少年は抗う。人類滅亡の運命はもちろん、「何者かになりたくて、何者にもなれなかった」転生前の自分に別れを告げるために。
※当作品は、カクヨム様にも時差投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 12:03:04
10301文字
会話率:27%
むかーしむかし、once upon a time☆で始まるようなお話の主人公さんたちがご先祖さまにいるような子たちの日常(?)
キーワード:
最終更新:2023-08-04 16:29:02
517文字
会話率:25%
時は宇宙開発歴289年。世界は宇宙に散らばる恒星には沢山の惑星と衛星、そしてその衛星の周りを周回する伴星が見つかり、その星には様々な資源が見つかった。世界各国はスペースコロニーを送り込み資源採取を行い始めた。資源は瞬間移動装置。俗称テレポ
ーターで資源を輸送し、AIが工場を取り扱う。出来た製品の近距離輸送は異次元収納が担っている。
しかしその年高校生になった雨宮圭介の登校風景は西暦の当時と何ら変わらない。大き目な学校指定かばんをぶら下げ、45分かけて自転車を飛ばして通学する。
そんな彼は勇者の響きに憧れて『宇宙外来生命体駆除資格』俗名勇者資格を取りに行く。西暦年間との大きな違いは、巷に愛玩動物として連れてきた宇宙生命体や品物に付いてきた有害生命体だ。
そんな宇宙外来生命体を敵に仲間を集め(⁉)少年のご近所冒険が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 22:22:55
77747文字
会話率:46%
俺は、前世で妹がプレイしていた乙女ゲームの推し悪役令嬢セレネ・ディファイラ伯爵令嬢を裏切る執事に転生していた。
乙女ゲームの終盤に処刑される推しを守るべく、前世の知識をフル活用してセレネを救ってみせる!!
………と、思っていたが、乙女ゲーム
の物語が始まる前日、セレネは自身が処刑された記憶を持って過去に回帰してきた。
どうやら、俺は前周回で処刑エンドを回避出来なかったようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 14:23:26
1363文字
会話率:0%
一生遊べるVRMMORPGと銘打たれて発売したゲームである『ある星の物語』略して『ホシモノ』は一世を風靡した。
本編の内容としては中々重いところはあるが、無理に進める必要は無いし、割とキャラメイクが自由なこともあり自分がしたいことをして冒険
しているかのような気持ちで遊ぶことが出来るとVR機能付きのハード第一世代のソフトとしては後続が追いつかないほどの売れ行きを達成していた。
キャラメイクの仕方によって、本編のストーリーに違いがあるため、それらを見たいがために10周をこなすことになった。他にも色々と変えられることが出来たので、その違いも楽しめる。
「で、なんでゲームの中にいるんだ!?」
レベルとスキルのある世界を、遊ぶのが下手な少年が色々と事件にあって解決をしていくゆるっとした物語です。
「善人が死ぬだけは見捨てられないから助けるけど、ストーリー修正が働いていつか始まるなら物語は始まりますように…」
////////////////
色々と書いていますが、スキルポイントを使って色々なことをするって話を書きたかっただけです。ほぼ設定同じの話をもう一度書き直してます。内容は少々変えていきます。
スキルポイントを稼ぐことが出来るようになったら、あっという間に強くなります。が、それまでの話はスローなのでご了承ください。軽い気持ちで読むことはお忘れなく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 20:00:00
1279829文字
会話率:51%
「泣く元気があるなら、まだ周回できるな!」
ハンドルネーム:クロム。泣く子も課金させるトップランカーのソシャゲ廃人の彼が迷い込んだのは、彼が睡眠時間よりも多く遊びつくしたソーシャルゲーム、『リレイション・ファンタジア』の世界だった。
突然
の身一つでの異世界転移に驚く彼だが、驚くほどの順応性の高さを見せ、数秒で手持ちの召喚石(精霊結晶)を使って精霊召喚を行う。
しかし召喚できたのは最低ランクの星1が一人。星1、無凸、レベル1……、絶体絶命の状況であろうと、ソシャゲ廃人は狼狽えない!
召喚された星1の最弱精霊、茶兎魔術師とのチャコと共に、様々な苦難に立ち向かう。
これは、ソシャゲを遊んだことのある全ての人に向けた物語であり、
ソシャゲを遊んだことのない全ての人に残念な偏見を与える物語である。
※注意!残酷なガチャ爆死描写が登場します。
過去にめちゃくちゃ課金して推しが引けなかった人は注意してお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 20:28:30
98091文字
会話率:50%
アンナは一代限りの男爵令嬢。普通の貴族の男爵令息ジョンに公園で出会い、デートを重ね恋人同士に。けれども、ある日いきなり子爵令嬢に泥棒ねこ呼ばわりされてしまう。なんとアンナは騙されていたのだ!
突然現れたジョンの婚約者ベスに扇子で叩かれ、
脅され、ショックでずぶ濡れのアンナだったが、その彼女を拾う殿方が現れた。見目麗し独身貴族の伯爵スカイラーは、アンナに対して仮初の婚約者になってくれないかと持ちかけるのだ。
「君の身の程をわきまえた姿に、僕は大変心打たれたんだ」
あんまりな言い方だったが、一周回ってこれもありと思ったアンナは了承する。
これは契約婚約した二人が、仲良く本物の婚約者になるまでのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 19:00:00
8592文字
会話率:33%
読むな! 危険!
『黄金の鎧』を纏う男。人々は彼を黄金勇者と呼んだ。
読むな!危険! を目指した小説!
王国に知らぬ者が無いと言われる黄金勇者ゴルドラック。
強大な魔物ヒュドラに襲われた辺境の町に彼が現れた。
町の人々は救われるのか?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-13 00:00:00
22931文字
会話率:32%
とある男は一つのエロゲをプレイしていた。
そのタイトルは「舞姫❀トラベラーズ」という、いわゆるPC専用ソフトのノベルゲーム。
通称「姫❀トラ」と呼ばれたこのゲームは美少女ゲーム界に革新を催し、とある男は寝食も大学も忘れてゲームにのめりこんで
いったが、気付けばゲームの世界に突入していた。
いやいや、周回プレイや超高難易度、エネミーやボス別データにフラグ周りは全部データを取ったから知らないことはないだろう、って自称はしているけども……。
「………誰だお前?」
ゲーム内のキャラだっていうのに、|凛堂 優月《自分の名前》は全く持って記憶にないネームだ。うーん、さて、どうしようかなぁ…。
でもまぁとりあえず、破滅だけは逃れなければ命はない!俺はこの世界で生き残るぞー--!!!
=========================================================================================
・毎週投稿はお約束できません。
見切り発車なので、なんかうまい具合になんやかんやできたら投稿します。
・本作は「エロゲ」が主題なので、下ネタが生存します。ご了承ください。
・誤字脱字は無いようにいたしますが、もしありましたらご指摘ください。
追伸。
本作はエロゲ転生を題材にしておりますので、言葉選びもなるべく直接表現にしております(予定)
ご了承くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 07:00:00
188872文字
会話率:50%
主人公が「やり直す」は王道だよな。大好きな展開だよ。
ヒロインやラスボスみたいな重要キャラが「やり直す」…これも時々見かけるな。面白くて愛してる。
けれど、さ。
俺「以外」の全てが「周回プレイ」は、流石に冗談が過ぎるだろ?キレて良い?
全
く覚えのない理由で殺されそうになる!
両親も!友達も!近所の人も!みんなが殺しにかかってくる!
「前」の「俺」は一体何をしたんだよ!?
名前も知らないヤツが熱烈ラブコールしてくる!
女も!男も!人外も!どいつもこいつも病んでる!
「前」の「俺」はアホ過ぎないかな!?
お前らみたいな頭のオカシイ奴と一緒にいられるか!
俺は妹(超キュート)と師匠(美女)と共に幸せな生活を送らせてもらう…!
さぁ、いつものお約束!合言葉の時間だよ!
テレビの前の皆もご一緒に!
「記憶にございませんッ!!!!」
最高難易度(当社比)のダークファンタジー、ここに開幕!
※この作品は「ハーメルン」様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 13:22:16
178032文字
会話率:35%
ミランダ・デパル 21歳。
売れない俳優の父親の影響で、結婚と恋愛に夢も希望も興味も無く、絶対安定の公務員を目指し、真面目でガリ勉だった学生時代。
唯一の趣味はマリモリ先生の書くBL小説「青薔薇騎士団シリーズ」を読むこと。
そして、主人
公マクシミリアンを最押ししている。
逞しい筋肉をこよなく愛し、間近で拝み、妄想するため騎士団事務官を目指す。
魔術専科を卒業後、公務員採用試験の中でも絶大な人気で倍率も高い、騎士団の事務官試験に見事合格した。
やった!これで毎日筋肉を拝みながら妄想三昧の日々を送れる!!
勤務先は騎士団第二隊。
しかも、副隊長付き事務官。
副隊長は最押しマクシミリアンを彷彿とさせる、グラント。
中等部時時代、一度だけ話したことのある、学校中の憧れの超有名人。
どうせ、私のことは覚えていないだろう。よし、気にしない。
グラント副隊長にはモテすぎるが故に、プレゼントのつもりが一周回って暗殺まがいの郵送物が届く。
余計な仕事がどんどん増えていく事にイライラMAX!!!
もう!副隊長さまはとっとと結婚してほしい!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 19:00:00
64862文字
会話率:28%
恋愛ゲームを周回プレイ中、見たことのないシークレットムービーが流れてきた。
…ん?この悪役令嬢、言ってることが死んだおばあちゃんに似てる気がする!
このまま話が進んでいくと、お婆ちゃんが断罪されちゃうかも!?
※このお話は、作者自身
の練習のつもりで連載小説の冒頭のイメージで書かせていただきました。もしかしたら今後、連載として書き直すこともあるかもしれません。お気軽にお読みいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 23:37:21
6963文字
会話率:21%
二歳児のセレナは、ある日突然前世の記憶を思い出す。
前世で乙女ゲームを周回していたセレナは、自身がその乙女ゲームのいわゆる悪役令嬢であることに気づいてしまったのだ!
ヒロインの姉がどのルートをたどっても、自分は破滅エンドを迎えてしまうセレ
ナは、推しである攻略候補に恋愛感情を抱かないように必死に頑張るのだが……?
悪役令嬢から抜け出すことは勿論、姉と前世での推しである攻略キャラのために奔走する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 13:06:21
67184文字
会話率:43%
「さあ、涙を拭けよ。君の手にある物はなんだ? 聡明な女神様はいつだって一番必要な物を与えてくれるものさ」
あるところにナガト・ハイルークという男がいた。
ナガトは東で一番の廃課金で、何かあるたびに課金してはガチャを回し、装備を強化
し、魔物たちを打ち払い、人々を守るために戦っていた。
彼は義の人であり、誰の目から見てもまさしく善人であった。
しかし突如【サマーキャンペーン】という名のイベントが開催され、ナガトを取り巻く状況は一変する。
サマーキャンペーンで配布される超高額アイテムの数々。
聖剣エクスカリバー、召喚石ルシファー。そして目がくらむような大量の金貨。
ナガトに与えられたのはたった二つのティッシュだけだった。
ナガトは女神の加護を受けられない【劣等民(れっとうみん)】として蔑まれ、勇者のパーティーから追放され、更に幼馴染を寝取られてしまう。
しかし、勇者は知らなかった。
廃課金であるナガトがいままでどれだけパーティーに貢献していたか。その影響の大きさに。
廃課金であるナガトが持つのは、女神がバランスをあまり考えていない頃に作った、再録禁止のぶっ壊れ装備であったのだ。
ナガトを失った勇者のパーティーは力を発揮できなくなり、没落していく。
逆にナガトは新たな環境【廃課金ギルド】でその力を認められ大いに成り上がっていくことになる。
しかしナガトは激しい戦いの末に、この世界の根幹に関わる大いなる深淵の一端を覗いてしまうのだった。
なぜ善人がこれほど苦しまなくてはならないのか。
信じていたものが偽りだったとしても、それでも人は生きるのか。
課金とは? ガチャとは?
これは生きる意味を問う、衝撃の物語。
すべての幻想が破れた時、最後に残ったものとは。
絶望の果て、ナガトが見た真実とは何か。
すべての答えはこの物語の先にある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 10:05:28
342759文字
会話率:38%
バクちゃんとトプロちゃんの可愛い可愛いにゃー!
最終更新:2023-02-17 07:24:26
4489文字
会話率:65%
エロRPGの世界に異世界転生してしまった僕。
しかし、そのエロRPGは幼馴染もお姉ちゃんもお母さんも僕の為にエッチな事をして寝取られていくドスケベゲーだったのだ。
しかも、ただ異世界転生したのではなく、ヒロインたちのドスケベスキルがレベ
ルマックス、淫乱度、性欲もマックス状態だったのだ。
すべての男性キャラクターもモンスターもすべてヒロインを狙ってくる状態で
「リアルで寝取られとかいいわけねえだろ!」と主人公のレンは無事にハッピーエンドを迎えられるのだろうか?
それとも……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 18:39:36
2732文字
会話率:37%
日本の隅で、縮こまる様に生きていた1人の男は、予め決めていた自分の命日に命を絶った。
人畜無害を絵に書いた様に、善人で。
善人の例に漏れず、繊細だったから、段々と生きるのが苦しくなって選んだ結末だった。
彼は最後の最後で、頭に望み
を描いた。
それすらも随分と遠慮がちで、聞いたこちらが叱咤したくなる様な謙遜まみれの願いだった。
私はその願いを尊重した。
こういう人間は、稀だが、そう少なくも無い。
もっと我を通していいのに、死んでなお高潔であろうとする。
それは美しいけれど、同時に苦しい事なのに。
だから少し痛い目を見てでも、私は彼らをわがままにしたいのだった。
………今回も、そのつもりだった。
だが、どうしてか、この男の行く末が気になる自分がいた。
こういう気持ちは何時ぶりだろう。
およそこの銀河が生まれるより以前の周回で、1度すらあったかどうか。
何故は膨れ上がり、疑問は頭を蝕んで離さない。
その正体を、私は知りたくて仕方がない。
ーーー故に、私も転生しようと、思ったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 18:50:15
6556文字
会話率:15%