伯爵令嬢のクラリスは、婚約者のネイサンを支えるため、幼い頃から血の滲むような努力を重ねてきた。社交はもちろん、本来ならしなくても良い執務の補佐まで。
ネイサンは跡継ぎとして期待されているが、そこには必ずと言っていいほどクラリスの尽力があった
。
しかし、クラリスはネイサンから婚約破棄を告げられてしまう。
彼の隣には妹エリノアが寄り添っていて、潔く離縁した方が良いと思える状況だった。
「俺は真実の愛を見つけた。だから邪魔しないで欲しい」
「分かりました。二度と貴方には関わりません」
何もかもを諦めて自由になったクラリスは、その時間を満喫することにする。
そんな中、彼女を見つめる者が居て――
※他サイトでも連載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 23:00:00
52648文字
会話率:40%
スノウ男爵令嬢のティアナは、借金の肩代わりの代わりにクラウディ伯爵家の侍女として働いていた。伯爵令嬢のアンナを筆頭に、伯爵家の者達はすぐに手を出す。心身ともに擦り減っていたティアナは、実の両親が豪遊しているところを目にし、伯爵邸からの脱出を
決意する。
そうして隣国に渡ったティアナは幸せな日々を掴み、一方のクラウディ伯爵家の日常は崩れようとしていて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 18:16:08
9163文字
会話率:41%
伯爵令嬢のソフィア・キーグレスは6歳の時から10年間、婚約者のケヴィン・パールレスに尽くしてきた。
侯爵令息の彼と釣り合うように厳しい教育をこなし、学院では生徒会に入って力をつけた。すべては、ケヴィンからの要求にも応えるためだった。
それなのに、彼の隣には公爵令嬢が寄り添うようになっていた。
こんな状況を放っておけるわけがなく、ソフィアが彼を問い詰めようとした時、ケヴィンから婚約破棄を提案されて……。
失望したソフィアは提案を受け入れる。
しかし、よくない噂が流されていてソフィアの居場所はなくなってしまった。
そんなソフィアにも味方はいたようで、ケヴィンや公爵令嬢がしていたことが次々と明らかになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 20:33:27
62540文字
会話率:34%
伯爵令嬢アイリスにはお金が必要だった。父母を早くに亡くし、幼い妹とともに育ててくれた伯爵である祖父の治療費に、財産のほとんどを使い果たしてしまった。それでも大事な祖父と妹といられるのならそれで良かった。しかし、今度は妹が同じ病に侵されてしま
った。同じ治療を受ければほぼ助かるが、同じだけの治療費がかかる。そして、そのお金は伯爵家には残されていない。不運は重なるもので、頼りの祖父が馬車の事故であっさりこの世を去った。アイリスは一つの決心をした。『お金が必要だわ。私には地位と名誉がある。若さと美貌もあるけどそれは使わないわ。となれば契約結婚ね!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 22:30:23
3963文字
会話率:43%
王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。
幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり
。
「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」
ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう……
〜登場人物〜
ミンディ・ハーミング
元気が取り柄の伯爵令嬢。
幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。
ブライアン・ケイリー
ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。
天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。
ベリンダ・ケイリー
ブライアンの年子の妹。
ミンディとブライアンの良き理解者。
王太子殿下
婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。
『アルファポリス』にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:20:00
14561文字
会話率:42%
「なぁ、ペネロペ。いい加減諦めて俺のところに嫁いでこいって」
伯爵令嬢のペネロペ・キャンベルは『自称王太子殿下の側近の騎士』に今日も迫られている。私はお父様に王太子様を籠絡してくるように言われているのに!
意地悪騎士見習い×失敗ばかりの悪役
令嬢のドタバタラブコメです。
〜登場人物〜
★ペネロペ・キャンベル/伯爵令嬢。父親が国王陛下付きの秘書官を務めている。鳶色の髪の毛。
★ジェレミー・ストーン/子爵家の次男坊。自称王太子殿下側近の三騎士の一人。ペネロペの事を気にしている。赤毛の三白眼。
★ブライアン・ケイリー/伯爵家嫡男。自称王太子殿下側近の三騎士の一人。天邪鬼でぶっきらぼう。
★王太子殿下/ペネロペ達と同じアカデミーに通っている。
*********
『カクヨム』『アルファポリス』でも公開しています。
『アルファポリス』ではすでに完結済みです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 11:40:39
13617文字
会話率:39%
伯爵令嬢のアリシアはふとしたことから、婚約者のドウェインが自分の殺害計画を立てていることを知る。
彼はなんと自分の親友であるユーニスと恋仲になり、二人で邪魔者のアリシアを亡き者にしようと企てていた。
残酷な現実に衝撃を受けるアリシア。
し
かし、婚約者と親友に対する感情が憎悪に変わるまでそう時間は要しなかった。
殺害されるより先にドウェインを殺害し、婚約を破断させる決意に至る。
一切証拠の残らない魔法の毒薬を入手して計画を実行に移すのだが、この行動がアリシアを思わぬ運命へと導いていくことに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:46:41
12219文字
会話率:36%
【聖獣に溺愛】【ざまぁ】【追放されたのに必要とされてます】【辺境スローライフ】
婚約を突然破棄された伯爵令嬢リディアは、王都を追われるようにして辺境の小さな村へと送られる。けれども、落ち延びた先で彼女を待っていたのは――巨大で神秘的な“聖獣
”ルナとの出会いだった。人に懐かないはずの聖獣が、なぜかリディアにべったり!その上、辺境騎士団の団長や村人たちまでもが、彼女の真っ直ぐな心に少しずつ惹かれていく。
「おかしいですね、私は追放されたはずなのに、なんだか皆が優しくしてくれるんですけど?」
そして反対にリディアを陥れた連中はどんどん立場を悪くしていき……
さらに、無愛想で寡黙な騎士団長が、いつしか彼女にだけ優しくなっていって……?
追放令嬢×聖獣×辺境再生。運命に翻弄された令嬢が、静かに、しかし確かに“必要とされる居場所”を築いていく、癒しと絆の異世界ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:08:07
51490文字
会話率:28%
伯爵令嬢サンドラ・フェルセンは5歳の時に前世の記憶を思い出した。
同時に己の運命を知った。
近い将来、自分は悪魔に憑りつかれ悪事を働き勇者に討たれ15歳で命を散らす、物語の中盤の悪役になるであろう、と。
サンドラは己の運命に抗うため引き籠り
、悪魔祓いの研究に没頭した。
そうして、立派な黒魔術師となっていた。
常に黒いローブを身に纏い、不気味な儀式を行い、怖ろし気な古代魔術を操る姿は誰が見ようと邪悪な魔女、立派な悪役の如き姿である。
だがしかし、サンドラ・フェルセンは悪役ではないのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 12:58:05
141718文字
会話率:28%
過労死した後、本の中に転生していた。
転生先は超いじめられっ子ヒロインのリリアン・ローズデール伯爵令嬢。
うじうじグズグズ泣き虫のリリアン。親兄弟やメイドにまで役立たずと言われるほどの引っ込み思案でメソメソメソ泣き虫さんだったようだから、こ
こはひとつ元30代主婦、夫の浮気に耐え、姑にいじめられた経験を生かしてハピエン目指して頑張るしかないっしょ。宝の持ち腐れだった莫大な魔力も有効活用して、醜い死神将軍に嫁がされてもめげないでめざせ離縁! めざせモブ! そしていつかはひっそりと市井で一人で暮らそう!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 10:09:59
101872文字
会話率:48%
魔法使いが戦争の駒として理不尽な扱いを受けていた時代。
幼い子供まで戦争に駆り出されるのを見て思わず助けに入った俺は、その子供と一緒に旅をすることになった。
だが、たった一年で俺が死んで旅は終了。
気が付いたら知らない女に頭からワインをかけ
られていた。
そうして気が付く。
今の俺は女?
あれから十五年の歳月が過ぎていて、魔法使いの待遇も改善されていた。
幼い義息も無事に成長していたが、何故かあの時のおっさんだと知ったうえで俺に求婚してきて……。
まてまてまて、いくら外見が超絶美少女でも中身は男で親父でおっさんだぞ。
グイグイ迫る義息に、もうどうしたらいいのかわからない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 09:00:00
209461文字
会話率:28%
スワロウテイル家門レジラエ伯爵令嬢ライラは美しい娘ではあるものの、周囲の令嬢に比べると地味で見劣りすると言われていた。
彼女が望むのは平凡な、安穏とした生活であり爵位を持たないが良き婚約者に恵まれ満足していた。
しかし、彼女はある日突然婚約
破棄されてしまう。
その後に彼女の元へ訪れた新しい婚約は、遠方の辺境伯クロードが相手であった。
クロードは噂通り英雄なのか、それとも戦狂男なのか。
ライラは思い描いていた平凡な生活とは程遠い新婚生活を送ることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 21:16:20
379785文字
会話率:29%
ーーお前ごとこの国を、死に物狂いで守って来たーー
数年前に母が亡くなり、後妻と連れ子に虐げられていた伯爵令嬢ブランシュ。有名な将軍アーロン・キーブルグからの縁談を受け実家に売られるように結婚することになったが、会えないままに彼は出征してし
まった!
それからすぐに訃報が届きいきなり未亡人になったブランシュは、懸命に家を守ろうとするものの、夫の弟から再婚を迫られ妊娠中の夫の愛人を名乗る女に押しかけられ、喪明けすぐに家を出るため再婚しようと決意。
夫の喪が明け「今度こそ素敵な男性と再婚して幸せになるわ!」と、出会いを求め夜会に出れば、なんと一年前に亡くなったはずの夫が帰って来て?!
努力家なのに何をしても報われない薄幸未亡人が、死ぬ気で国ごと妻を守り切る頼れる軍神夫に溺愛されて幸せになる話。
※ムーンライトノベルズ掲載作品を全年齢化しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:10:00
88966文字
会話率:36%
伯爵令嬢のフィオナは以前から憧れていた侯爵令息エミリオと親友のジャスティナが、人目を忍んで談笑しているところを目撃してしまう。
ジャスティナは、フィオナにとって美しくて心優しい自慢出来る幼馴染みだった。だが、そんな彼女とことあるごとに比較
されていたフィオナは、絶望的な気持ちになる。
夜会からの失意の帰り道に『急募:俺と結婚してください』という手持ち看板を持った男性に近づいたフィオナ。自分は勇者だと名乗ったシリルがそんな方法で結婚相手募集をしていた理由は、とんでもない経緯があるようで!?
自己肯定感ゼロ令嬢が、女心にはうといけどスパダリ過ぎる勇者様に溺愛されて幸せになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:10:00
104092文字
会話率:38%
グレンジャー伯爵令嬢ウェンディは父が友人に裏切られ、社交界デビューを目前にして無一文になってしまった。
父は異国へと一人出稼ぎに行ってしまい、行く宛てのない姉を心配する弟を安心させるために、以前邸で働いていた竜騎士を頼ることに。
彼が働
くアレイスター竜騎士団は『恋愛禁止』という厳格な規則があり、そのため若い女性は働いていない。しかし、ウェンディは竜力を持つ貴族の血を引く女性にしかなれないという『子竜守』として特別に採用されることになり……。
子竜守として働くことになった没落貴族令嬢が、不器用だけどとても優しい団長と恋愛禁止な竜騎士団で働くために秘密の契約結婚をすることなってしまう、ほのぼの子竜育てありな可愛い恋物語。
※完結まで毎日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 19:10:00
97793文字
会話率:40%
何もかも上手くいかなかった男と13歳の伯爵令嬢が、機転とハッタリを頼りに、激変する異世界を舞台に、違法(?)ビジネスで成り上がる物語。
勇者トシヒコ一行が魔王を倒した6年後の世界──。
現代日本から転生した彼らによってもたらされた平
和な社会。街道は舗装され、電灯が夜を照らす。新しい技術によって、起こりつつある社会の分断。世界を変えた勇者と、信仰を守りたい法王。異なる価値観の対立は、やがて振興の独裁国家をも巻き込んだ、大きな争いとなっていく。
※チート能力なし、戦闘スキルなしの主人公が、知恵と工夫と口八丁によるコネで、鬼畜な令嬢と共に、チート能力者が支配する異世界で成り上がる物語です。
自作イラスト、ギャグ・パロディ、食べ物描写多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:56:38
1515971文字
会話率:35%
梅村 花(36)はある日、自分が異世界の伯爵令嬢リリアンヌ(5)として生きている夢を見た。
優しい家族と使用人達に囲まれ、幸せな日々を過ごしていたが、父が「新しい家族だ」と連れて来た女の子、デイジーが現れた事で、リリアンヌの世界が一変する。
5歳の幼女デイジーが悪意満点でリリアンヌを陥れ、優しかった家族はいつの間にか欠片も残っていなかった…。
そんなとっても胸くs……とっても腹立たしい夢を見た花は、身体の痛みを感じて目を覚まし……自分が夢で見たリリアンヌになっている事に気付く。
「うぇ~!痛った!身体、痛った!え!?めっちゃ痛った!」
「ふはははは!【梅村花】をDLした【Newリリアンヌ】は、泣き寝入り等せぬわ!」
「むふふふふ。チートの予感、ビッシンバッシン!」
可愛いだけのリリアンヌはもういない!
アラフォ…アラサー女の魂が、リリアンヌを凄まじく逞しくする!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 17:33:25
333903文字
会話率:46%
男爵令嬢メイジーは侯爵家のお茶会に呼ばれて緊張していた。お茶会にお呼ばれしたこと自体初めてなのに、付き合いのない高位貴族の家。フットマンに紅茶より先にミルクを入れてほしいとお願いしたら、同席していた伯爵令嬢に労働者かとバカにされる。主催者の
公爵令嬢ヴィクトリアがそれは誤解だと、紅茶の歴史を紐解いていく。
ミルクが先か紅茶が先か、それはとある国におけるキノコ・タケノコ戦争に似た、仁義なき戦い・・・かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 13:47:36
15481文字
会話率:26%
剣術が好き!剣を捨てろとかあり得ない!!
そう駄々をこねていた伯爵令嬢のアリシアは、頭を打った事で前世の記憶が蘇った。なんと前世は全属性使いとも言われる大聖女様。500年経った今でも語り継がれる奇跡を起こした人物だった。
でも文明レベルは前
世と変わらずで魔法は劣化!?こうなったら前世からの夢である騎士、いやせっかくなら剣聖を目指して、一緒に快適な生活も手にしてあげる!でも大聖女様とバレたら剣の道は難しそうだから、バレないように頑張ります!!
果たしてアリシアは前世の正体がバレずに剣聖になれるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 13:19:34
461696文字
会話率:36%
前世で、上司に横領の罪を押し付けられ、拘置所内で死んだナル。
裕福な伯爵令嬢として異世界転生したけれど、なんと実家は、裏社会に精通した裏の権力者だった。
ナルが、『実父が悪事を働いた証拠』を刑部省の捜査官に渡したことがきっかけで、伯爵家は
つぶれ、身内すべてと関係者は斬首刑に処するという重すぎる刑罰がおりる。
ナルは当然だと、自らも斬首刑を受け入れるが……。
斬首刑の日に、なんで挙式!?
刑部省長官の奥方!?
二十歳以上年上の、冷徹かつ怜悧な旦那様のもとで。
十七歳(見た目。前世で二十八年の生活経験有)のナルは、三度目の人生を謳歌する!
真面目系主人公。歳の差。ファンタジー。前世の記憶持ち。
12/14 可能な範囲での修正終了。
最終章を新しく書き直し、完成次第、更新致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 00:00:00
576113文字
会話率:34%
伯爵令嬢、愚かな王太子に婚約破棄される。
意識体として二百年生きてきた魔法使いのセラは、伯爵令嬢のディアンナと契約をした。
彼女は、王太子(婚約者)の不治の病を治したいという。
セラは王太子専用魔法薬を作るかわりに、ディアンナの死後
、彼女の肉体を貰うことにした。
数年後、ディアンナが馬車の事故で亡くなり、契約通り肉体を貰って憑依したセラ。
しばらくディアンナとして生き、そのうち一人で暮らそうと準備をしていた矢先、王太子が婚約破棄を告げる。
彼の不治の病が治ったのは、婚約者のディアンナがこっそり【王太子専用魔法薬】を飲ませていたからだとも知らず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 20:10:00
45910文字
会話率:28%
婚約者である王太子の暗殺未遂の濡れ衣を着せられ、家族もろとも処刑された伯爵令嬢レティシア。彼女が目を覚ますと、婚約前の十二歳の自分に巻き戻っていた。
魔導具師の家門に生まれ、断頭台に散った『未来』の記憶。異世界日本でエンジニアとして生きた
女性の記憶。二つの記憶が蘇ったとき、魔導具師の少女は決意する。
このまま王子と婚約すれば、自分も家族も破滅への道を一直線。だったら王命だろうがなんだろうが、絶対に婚約なんて阻止します!
傾いた家門を立てなおし、大切な家族を守るため、やり直し公女の魔導革命、スタートです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 21:47:26
468858文字
会話率:35%
王家との密約三同盟に名を連ねるライブラリア伯爵家の令嬢イスカナディアは、自宅の居心地悪さに辟易し、表舞台から隠れて図書館で引きこもり気味に暮らしている。
というのも前当主であった母の死後、事勿れ主義で無能な父と、その父が連れてきた後妻
によってめちゃくちゃになっているのだ。
それでも、イスカナディアは先祖が王家と結んでいる密約と、そこから生じる仕事を父や義母の目を盗んでこなし続け、父から丸投げされてくる当主の仕事をこなし、時々司書として図書館に立ち、いずれ家を取り返す為の算段と根回しをしながら、それなりに楽しくやっていた。
後妻の連れ子で表向きは険悪だが裏では仲良しな義妹サラと、侍女のエフェとの他愛のない日々が続くのも悪くない。
そう思っていたのだが――ある日、後妻が大きな問題をやらかしてしまったので、そうも言ってられなくなってしまった。
イスカナディアの引きこもり生活は想定より早く終わりを告げ、サラと共に本格的に表舞台に立つことに。
そんな姉妹に協力してくれるのは、司書をしているイスカナディアにうっかり一目惚れしてしまった公爵家当主のケルシルト。
密約三同盟に連なる家の一つティベリウム公爵家の当主であり、女嫌いと噂されるケルシルトに優しくして貰うことに戸惑いながらも、イスカナディアはありがたく頼らせてもらいながら進んでいく。
そんな約束と矜持を守る為に奮闘するイスカナディアの姿に、ますます惚れ込んでいくケルシルト。その一方で、イスカナディアもまた、ケルシルトに対する信頼感の中に、恋心が混ざり始めたことを自覚する。
戸惑う日々の中、やらかしのせいで後のない後妻フーシアが、今までイスカナディアには見せたことのない真面目な顔で「サラだけは守って欲しい」と告げてくる。
その真摯な態度に、貴族の矜持を持って約束するイスカナディア。
密約三同盟の過激なアンチ派たち。
真面目なフーシアの謎。
家柄の関係上そのままではケルシルトと結ばれない状況。
家、密約、矜持、妹、恋心――泣いたり笑ったり肉体的にも精神的にも傷ついたりしながら、それら全てを守り抜き、様々な壁を越えるべく、自称見た目も目つきも口も態度も悪い伯爵令嬢イスカナディアは約束を背負って進んでいく。
これは――大切なモノを守ろうとする者たちの約束と矜持を巡る幻想譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 20:53:23
279219文字
会話率:40%
前世でプレイしていた女性向け要素を擁したRPGの主人公【リシア】に転生した私。ところが、私――この物語の主人公じゃないみたいです……。
なのに、やるの? あらすじを? 私が?
ええっと……私のほかにもう一人いる転生者、伯爵令嬢【ニー
ナ】。
彼女はゲーム中ではキャラ名と、ちょっと顔が怖い以外の設定が存在しないネームドモブ。ところが彼女はこの世界のことはタイトル以外は1ミリも知らない――そうミリしらだったのだ!
それでもココがゲームの世界だと気づいたニーナは、自分の悪役顔を見て悪役令嬢と勘違い。物語を破綻させないように悪役令嬢になろうと動き出す。
……が! ニーナは悪役令嬢についても1ミリくらいしか知らないミリしらな為、悪役令嬢らしからぬ悪役感が全開に!
紫色の炎を操れるようになったニーナは、悪役令嬢としての役割を果たそうと奮闘する! いやアンタ、悪役じゃなくてモブなんですけどね!
やがてニーナの紫炎は、チンピラや犯罪者、魔獣や悪役キャラなどのエネミーのみならず、主人公リシアや、本来の悪役令嬢エルケルーシャの運命、果てにはラスボスまでも焼き尽くすッ!
……え? ちょっと待って! 私、ニーナの炎に燃やされちゃうのッ!? どういうコト? ねぇ、どういうコトよこれぇぇぇ!?
これは『信念の灯火が世界を照らす幻想譚』!
いやほんと、マジでどういうコトこのあらすじ!? 誰か教えてぷりーづ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 20:41:06
93932文字
会話率:35%
女王即位をめぐるライゼンハルト王国の内戦が終結した。
介入を企てた周辺国とも講和条約を結び、王国についに平和が訪れた。
そして、人々が日常を取り戻していく中、(暇を持て余した)新女王ソフィアは貴族令嬢向けの一大イベントを企画する。
「貴族
令嬢天下一武闘会!」
女王ソフィアは、武闘会優勝者の願いを女王の裁量の範囲内で何でも叶えると約束した。当然、貴族爵位の陞爵も含まれる。
平和が訪れた王国において、貴族令嬢天下一武闘会は「戦うこと」で出世できる滅多にない機会だ。そのため、多くの貴族令嬢が参加を表明した。
リヒター伯爵家で厳格に育てられた長女エレナもその一人だ。
エレナは両親の理不尽な方針で、伯爵令嬢でありながら辛い日々を過ごしていた。将来の婚約者を一方的に決められ、意味がないからと魔法学園にも通わせてもらえず、言われるがまま花嫁修業に明け暮れていた。
しかし、ソフィアの「貴族令嬢天下一武闘会」の開催を知って、歓喜する。
「私は貴族令嬢天下一武闘会で優勝して、婚約破棄を女王陛下に認めてもらう! そして、貴族社会から抜け出して自由になる! 伯爵令嬢なんて、クソくらえですっ!」
エレナはそんな願いを胸に、貴族令嬢天下一武闘会に向けて準備を開始した──。
【注意】
本作品は、以下の作品からのスピンオフです。
「夢かなって異世界の王女様に転生しましたが……、この王女様、思ってたのと全然ちがう!」 ~廃嫡寸前のダメ王女に転生した私、魔法王国のキラキラ王女様を目指す~
上記の設定を基にしていますので、本作品だけを読んだ場合、キャラクターの性格やノリを理解できないかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 20:17:15
5326文字
会話率:40%
「マリア。私は、君との婚約を破棄しようと思う。承諾してくれるだろうか?」
テオドール伯爵家の令嬢である私は、イシュトヴァーン公爵家のグラディスから婚約破棄を通告された。
私の目の前に、婚約を確かなものとしていた血の契約書が置かれ、事実
上、その撤回を要求される。
「……分かりました。承諾いたします」
私はグラディスの圧力に負け、彼との婚約破棄に同意した。
しかし、私には婚約破棄された心当たりがあった──。
自由に動かない両足だ。貴族学園で悲劇的な事故に遭い、私の両足はただの飾りと化していた。
公爵夫人としての仕事をまっとうにこなせない私など、不要というわけだ。
そして、私は事故に遭ってから、婚約者だけではなく友人達も失った。
……いや、仮初めの友人達が、私の下を去っていった。
「私にはもう、誰もいなくなっちゃったなぁ……」
「……マリア様。そんなことを言わないで下さい。まだ私がいます」
私の呟きに侍女のエルザが目から涙を溢れさせる。
ついには、大粒の涙を流して、子供のように泣き出してしまった。
私は、そんなエルザを見て、軽く微笑みながら優しく語り掛けた。
「エルザ。そんなに泣かないで。実は私、スッキリしてるんだ」
「……マリア様?」
「私はもう自由なの。これからは、『公爵夫人になるのに』と咎められることもないのよ?」
私は真っ青な大空に右手をグッと伸ばすと、雲をつかみ取るように手の平を握りしめる。
「私の前には、希望に満ちた無限の未来が広がってるのよ! 私は諦めない! 私はこれから、エルザと一緒にたくさんの幸せを手に入れるんだ!」
これは、全てを失った伯爵令嬢が、持ち前の明るい性格を生かして、より良い未来を求める物語です──。
※当初、短編として公開予定でしたが、あまりにも長くなってしまいましたので、九話に分割しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 12:51:46
52513文字
会話率:48%
伯爵家跡取り令嬢ルイーザは転生者である。そして父や母のいう、素晴らしい婚約者であるランベルトのことにあまり納得がいっていなかった。
幼女というのにふさわしい年齢のルイーザに熱烈な手紙を送り、婚約者の地位を勝ち取ったランベルトがどうに
も奇妙で仕方ない。
けれども両親の為に普通の幼女であろうとするルイーザは納得しようと頭をひねる。
しかし、ランベルトとの婚約パーティーの席で彼が行動を起こし、やむなく反撃にでると……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 20:13:13
13487文字
会話率:40%
ハルメンサーラ伯爵令嬢のクリスタは、婚約をしていたマティアスと急遽結婚することになった。
なぜかといえば、伯爵家はひどい経済難を抱えており、八歳の子供であるクリスタの事もいよいよ養育できなくなったからである。
上の姉も少し前に同
じ年の婚約者と別れて、すぐに結婚できる父と同じぐらいの年齢の男の元へと連れていかれた。
「結婚したからにはすべてを旦那様にお任せして、妻の役目を果たし堪えなければなりません」母はクリスタにそう言いつける。
元気に返事をするけれど、幼いクリスタには具体的に何をされるかということはわからない。
しかし”妻の役目を果たせ”とその言葉はクリスタの中にしかと刻まれたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 20:13:42
12914文字
会話率:33%
成人前の令嬢であるリディアは、婚約者であるオーウェンの部屋から聞こえてくる自分の悪口にただ耳を澄ませていた。
何度もやめてほしいと言っていて、両親にも訴えているのに彼らは総じて酒の席での戯言だから流せばいいと口にする。
そんな彼
らに、リディアは成人を迎えた日の晩餐会で、仕返しをするのだった。
続きました。さっくりスッキリ楽しくざまぁをモットーに頑張ります、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 21:21:07
145124文字
会話率:34%
私、ティア・グレンターノ伯爵令嬢は、学園卒業間近に、男性に食事に誘われた。
婚約指輪でもくれるのかと思ってレストランに出向いたら、三人の男が待っていた。
いずれもクラスやサークルで見知った男たちだったので、私に恋して取り合うのか、と思ったら
、「君がこんなにふしだらだとは思わなかった」と非難された。
三人ともが勝手に「私と付き合ってる」と思い込み、そのうえで私が「三股をかけていた」と悪い噂を広めたことを暴露したのだ。
しかもその挙句、「君には失望したから、慰謝料代わりに妹のフレア嬢を紹介しろ」と脅迫してきた。
たしかに、私の妹フレア・グレンターノ伯爵令嬢は、すべての面で優秀で、おまけに顔から性格まで可愛い、自慢の妹だ。
実際、妹は、私とは比べものにならないくらいモテている。
でも私が、「妹と比べて、学力も体力も、容姿すらも劣る」、「暗くて、性格が悪い」などと散々に言われ始めると、(なんで私がそんなに詰られなきゃならないんだ!?)と腹が立ってきた。
しかもどうやら、コイツらは、はじめから妹狙いで、私に言い寄ってきたらしい。
ざけんな。
よろしい、ならば言わせてもらおう。
おまえらこそ、妹に、そして私に釣り合うような男かどうか、鏡を見て、よく考えろ! と。
三人とも、私を貶めた罰を受けてもらおうじゃない!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 12:10:00
25842文字
会話率:19%
私、パステル・ダナサイト伯爵令嬢は、父の勧めで婿を迎えた。
婿となった夫スニフは、我が家の寄子貴族ミラン男爵家の長男で、父の右腕として、鉱石採掘場の現場監督の元締めを務めていた。
私の実家は、領内に王国有数の鉱山を四つも所有し、鉱石を採掘し
て王国に貢献している。
だから、我が家の家業に精通している男を婿にしたのだ。
ところが、父が死亡した途端、夫は尊大で傲慢になり、私のことを「この金喰い虫の馬鹿女!」などとディスり始めた。
私が自室に籠ってデザイン画を描いていると、「落書きして、遊んでばかりいる」と嘲り、とうとう私のスケッチブックを取り上げて部下の現場監督たちに見せびらかしてボロボロにし、「俺の大切な部下にお酌をしろ」と命令する。
さらに、商人の娘を屋敷に呼び入れ、
「彼女は、お前なんかより年若いが、ずっとデキる女だ。稼ぎが凄いんだ」
と称賛してイチャつき、私を屋敷から追い出そうとする。
なんと愚かな男だろう。
そんなことをしたら、すべてを失うのは自分だとまだ気づかないの?
誰が我が家の真の当主か、教えてさしあげましょう!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 12:10:00
14601文字
会話率:20%
私、フランシス・マーズベリー伯爵令嬢は、三十一歳になって、ようやく名門公爵家のご令息ウイリアム・マロリーとの婚約に漕ぎ着けた。
お見合いから始まる恋愛もあるはず。
結婚してから、ゆっくりと恋心を育んでいきたい、と思っていた。
それなのに、結
婚間近になって、いきなり彼から、派手な〈後出し暴露〉を喰らってしまった。
いわくーー。
・十五歳までの女の子じゃないと好きになれない。
・何匹も大きなヘビを飼っている。だから、餌のネズミを繁殖させるのが趣味。
・甘いものばかり食べてきたので、虫歯になって、今では総入れ歯。
・病で薬が手離せず、おまけに肝心なモノも不能で、子宝が望めない。
・学園も卒業していないし、従軍経歴も詐称。
・妾腹だから、公爵家を継ぐことは出来ないーー。
次から次へと明かされる衝撃の事実に、淡い恋心も一気に冷めてしまった。
こうなれば、相手から婚約破棄してもらわなくては、私が不幸になってしまう!?
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 12:10:00
11748文字
会話率:11%