自分に人間の友達がいないのは狐守の家系だからだと、筒井数(つつい・かず)は思っている。
今日も今日とて、いつの間にか水筒から逃げ出していたオコジョのようなキツネ――キューちゃんを探して、学校中を駆け回る日々だ。1年5組の変人。周りからは、そ
う揶揄されて嗤われてもいる。在里颯真(ありさと・そうま)という、別クラスの爽やかイケメンを除いて。
世界的にも有名な観光地である岡山県倉敷美観地区の古民家カフェ「狐し庵(こしあん)」でアルバイトをしていることにも、狐守という事情が絡む。ここの従業員は、全員もれなく人の姿になれる不思議なキツネたちだ。特殊な境遇に不満を抱えている数だが、彼らと過ごす滑稽な日常を、なんだかんだ楽しんでいる自分がいることも知っている。
そんなある日、狐の父と人間の母をもつ少女ユキが「おかあさんのにおいがする!」とキューちゃんに飛びついたから、さあ大変! なぜ百年以上も前に亡くなっているはずのユキの母親に、キューちゃんが関係してくるのか。混乱する数だったが、母親に会いたいという願いをどうしても口に出せないユキを見て、思わず、今までの人生で一度もしたことがない提案をしてしまう。
「あした、デートするぞ」
ユキと母親の接触を全力で阻もうとする父親――天狐のシキの不在期間は、わずか2日!
その間に、数とユキと、ついでにキューちゃんは、ユキの母親を探し出すことができるのか!?
ほのぼのコミカルでコメデイな日常に、シリアスと切なさと、なんちゃって異能力バトルを添えて、青く、熱く、お届けします。
人とキツネの一心不乱な想いの果てを、どうか最後まで見届けてあげてください。
【「エブリスタ」さまでも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 21:02:38
90773文字
会話率:41%
魔王を討伐するために異世界召喚された勇者が最終決戦を目前にいなくなった。
約束を破られ、一時は絶望した魔女は、彼と共に歩んだ思い出の旅路を一人で行き、勇者に代わって魔王を倒す決意を固めた。
再び、魔王城にたどり着いた時、すべての謎が解ける
。
勇者はどこへ消えたのか。
二人の約束は守られるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 17:07:17
30300文字
会話率:32%
舞台は無数の異次元同士が突発的に繋がった世界。次元同士が繋がって以降、他の世界への侵略が幾度となく繰り返され、二度の大戦争が勃発。その後、次元間和平条約によって、世界ごとにランキングをつけることで国力を明確化させる「異世界ランキング」が定
められた。それ以降、ランキング上位の世界は下位の世界へ施しを与え、また下位の世界は上位の世界に従うことで、何事も起こらない平和な1000年(パクス・ミレニアム)が続いた。しかし、惑星サンクトリアの大国「モンテディオール大監獄連合」の君主は大戦終了から丁度1000年たった平和記念日に侵略戦争を企んでいた。それに気づいた異世界ランキング上位の世界「始まりの世界」の王らは、彼の陰謀を防ぐことに成功する。それにより、条約の中で決められていた武力行使の禁止を破ったサンクトリアは、異世界の中でも最底辺の世界が集まる層「グレイブン・ヤード」へと幽閉されてしまう。それから150年。君主が不在の惑星サンクトリアは、治安と国力の著しい悪化から、異世界会議によって大粛清(デリート)が決まる。それを知ったサンクトリアの王女アナスタシアは、彼らに対抗するため異世界の各地に散らばった連合看守を集める旅にでる。これは、君主が敗れた後日譚にして、王女が異世界を変えていく前日譚の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 21:03:05
1526文字
会話率:0%
とある事情から不登校だった少年、桜庭直樹。
インターネット上で行われるバーチャル授業の中で、一人の少女と出会う。
れーとー子を名乗る少女との出会いから、直樹は復学への第一歩を踏み出すことになる。
久しぶりの登校、初めての特別教室。緊張の中開
いた扉の中にいたのは――
鬼才・氷室冷夏。
今や日本に知らない者はないと言われるほどの、有名女優であった。
普通と特別の、不釣り合い恋愛の始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 00:15:07
175761文字
会話率:48%
公爵令嬢シルビアーナは、己の恋を叶えるため第二王子クリスティアンとの婚約を了承した。
それから四年後。十八歳になったシルビアーナは、舞踏会で第二王子クリスティアンに婚約破棄される。
クリスティアンは、献身的に尽くし尻拭いをし続けたシルビアー
ナを悪役令嬢と罵り、男爵令嬢ローズメロウと婚約することを宣言した。
しかしそこに、不在だったはずの国王が現れた。クリスティアンは断罪され、シルビアーナとの婚約の裏に隠された真実が明かされるのだった。
あらすじおわり
以前投稿した作品『【完結】殿下、馬鹿な子ほど可愛いとは言いますが貴方のことは愛せません【百合】』を大幅にリメイクし加筆修正しています。
設定を含む内容もかなり変わっていますので、ほぼ別物だと思います。
残酷な表現とキス程度の接触があるのでR15にしています。
この作品はアルファポリスで先行連載しています。完結の目処が立ったので、こちらでも連載します。
毎日三回程度更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 19:10:00
86939文字
会話率:35%
公爵令嬢シルビアーナは【夏薔薇の宴】と呼ばれる舞踏会で、第二王子クリスティアンから婚約破棄される。そしてクリスティアンは、男爵令嬢ローズメロウを婚約することを宣言した。
さらに暴走していくクリスティアンだったが、不在のはずの国王によって断罪
され、廃嫡を宣言される。
そして、婚約破棄の裏に隠された真実が明かされるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 17:33:00
11492文字
会話率:44%
バルバルバ帝国の宰相サイショーは、バカな皇帝バルガスを地獄のドドン高原に送り込み、彼を排除しようと計画した。
弟皇子を帝位に就けて、裏で帝国を支配するのが目的なのだ。
そろそろ死んだ頃合いとサイショーが思った頃、突如帝国に十万のゴブリン大
軍団が襲来。
皇帝不在の窮地に追い込まれるのだが……ゴブリン軍を指揮していたのは意外な人物だった!?(すっとぼけ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 14:02:34
5455文字
会話率:33%
子供の頃魔物に襲われたところを、聖人や神と崇められる存在のルクスに助けられた少女ドルチェ。その日からルクスを崇めては会いたい、お礼を言いたいと言い続けていた。そしてようやくルクスのいる教会本部へ到着するも、肝心のルクスは不在で、しかも会うこ
とは出来ないと知らされる。
大人しく帰るわけにもいかず、せめて帰ってくるまで滞在しようと決意するも、資金もなく路頭に迷っていた所、とある亜人の少女と出会うのだった。
※こちらの作品は連載中の「神の守護騎士」と同じ世界観の作品です。
※女の子同士の話が書きたくて初めました。更新頻度は不明です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 20:00:56
7580文字
会話率:49%
格闘技好きの女子高生宮原アリス(16歳)、世界JK最強格闘技大会で同世代ライバル通天閣高子を倒し優勝を目指し出場したのだが、決勝当日に彼女が失踪し大会を欠場する。通天閣不在の中アリスは優勝する。大会が終わり不完全燃焼の中、彼女のロッカールに
魔界の女王と名乗る女が尋ねてくる。そして母親の命と引換えに魔界の格闘技大会に出場することになる。そしてその戦いは北と南の魔界の覇権を争う大会であった。南魔界の代表選手となったアリスの前に現れたのはあの通天閣高子だった。皮肉にも魔界で戦うことになった二人,、しかしこの大会の裏で魔界から人間界への総攻撃の準備が進められていた、その時、二人が魔界に連れ去られた本当の理由が明らかになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 01:14:45
13180文字
会話率:11%
主婦の春子さんの何でもない日々です。それだけです。
※作中と現実の『常識』『一般』は一致しません。また、作中にツッコミは不在で話は進行します。
※カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2024-07-12 12:00:00
35177文字
会話率:7%
ルシェ・ドワイド。
機族の生まれ。
顔面偏差値Sランク。
『神霊機大戦』の主人公と同じく、精霊に愛され圧倒的な力をもった才子。
ただし、その実力を活かせないトラウマを持っていることで、避けれない、走れない、攻撃が当たらない
の三拍子が揃い、金ぴか機体を乗り回す作中一番のネタキャラだった。
そんなのルシェ・ドワイドに、『神霊機大戦』をやり込んだ元配信者の天津眞(あまつ しん)は転生してしまった。
病死した妹から託された全プレイヤー未到達の幻ハーレムENDを目指していた彼は、ゲームの世界に転生したことをすぐに理解するも、そこで出会ったルシェの妹ルカに自分の妹の面影を見出した。
はからずも妹のルカは眞の妹と同じく長く生きられない病魔に侵されているのを知り、彼は妹を助けるためのアイテムを手に入れることを思いつく。
そのため、自らが持つ『神霊機大戦』の知識を活かし、ルシェ・ドワイドとして不在の主人公の代わりに最難関と言われるハーレムENDを目指すことを決めた。
自らの知っているゲームとのわずかな差異に違和感を覚えつつも、妹の命を救うため、フラグを回収に奔走することになった。
それが、世界に大きな変化をもたらすことになることを本人は知らない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 12:00:00
130572文字
会話率:55%
私、『立花小春』は庶民の家育ちの中学一年生。
親の愛情をいっぱい受けて育ってしまった女の子。
体が弱いので親にはいつも迷惑をかけっぱなし。
友達も沢山いて頭が良くてクラスの皆からも好かれている。
顔はどうやら美人らしくスタイルがよく話も面白
いと言われる。
保育園、小学校、中学校生になっても友達は途切れることはなく異性からもモテる。
将来の夢は看護師、お笑い芸人、舞台俳優、漫画家、小説家…あげればキリがない状態。
ただ、中学で出会った『田畑颯太』に私が誰より一番嫌いだと言われてしまった。
なんでなんで意味が分からない!?
私を好きになってよ!??
だから田畑颯太に私を好きにさせてみせる!!
---
『颯太』なんて名前つけやがってざけんじゃねえよ。田畑なんて苗字もいらねえな。
母親は俺を産んでから死んだ。父親はモラハラ気質のギャンブラー。
口癖は「お前なんて生まれて来なければよかった」
遺伝子的には父親にあたるあいつは常に不在。ただ机の上は大量の札束が置いてあった。
幼稚園、小学校、中学校すべてにおいて友達がいない。
将来の夢なんてない。あるのはただただ金のみ。
世間体として中学に通ってはいるが頭の悪い奴らばかり。
中学で出会った人気者、立花小春が世界で一番嫌いになった。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!
していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません!
ぜひよろしくお願いします!
感想乞食です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 20:34:14
420296文字
会話率:45%
湖の大国・ノエール王国。
ノエール王家には、それぞれ、特徴のある
見目麗しい三兄弟の王子がいます。
第一王子であるアルフレート王太子殿下は、
幼馴染のアルメール侯爵令嬢ブリジット様を
お妃に選び、アルノルド殿下が誕生しまして
仲睦まじく
暮らしておりました。
しかし、ブリジット様は、アルノルド殿下が
2歳の時にお亡くなりになられたそうです。
アルノルド殿下が12歳になりました時に
さすがに、王太子殿下に妃が不在なのは……
となりまして、27歳になった今も、独身の
女騎士に、白羽の矢が刺さりました。
キール侯爵家の長女にあたります
アレクサンドラ・フォン・キャルロンテ・
ミーディス・キール。
〈孤高の女騎士〉と呼ばれた彼女とはー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-25 02:23:01
13815文字
会話率:26%
単身赴任の父が家に帰ってきた。二十歳になった大学生の孝は、初めて両親の晩酌に付き合った。物心付く前から単身赴任だった父に将来への迷いを打ち明けたりして、ようやく会話が出来たと思った孝だったが、何故か世界の狭間に落ち込んで、異世界にきてしま
った。
タカと名のり、生活のために異世界の商店「小野屋」で住み込みで働くことになった孝のもとに、今日も一癖も二癖もあるお客様たちがやってくる。なぜなら、孝ことタカが今いるのは、幻想と怪奇が常識の世界だから。
元特殊部隊隊員の保安官のジョーと居酒屋の猫又姐さんに助けられながら、ビニール傘の付喪神を相棒に、空調と冷凍冷蔵庫担当の震々(ぶるぶる)と品出しのプロの手長足長と協力しながら店長不在の「小野屋」で奮闘するタカの物語。
フィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。架空の世界です。様々な事件がおこりますが、物語の設定上のものであり、筆者個人の思想との関連性はありません。著作財産権は筆者にあります。
カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 07:00:00
66837文字
会話率:55%
三国志に描かれた時代に生まれたのに、いるはずの劉備・曹操・孫策がいなくなった世界。そんな世界に転生したことに気づいた現代人が黄巾の乱の時期に活躍した名士・盧植の子どもとして、三将不在の戦乱の時代を一部知識チートと植物の種だけもらってなんとか
生き抜こうと戦い抜く物語です。曹操や劉備がいないから黄巾の乱や董卓の動きを自分が能動的になんとかしないと状況が悪化するので、なんとかしないといけないと必死に頑張る主人公をお楽しみください。
通説以外にも物語に使いやすい説は一部採用しますが、基本演義のエピソードは使いません。人物に関する情報が少なすぎる場合などで一部参考にする程度で、基本は史実ベースになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 22:29:14
178982文字
会話率:58%
この鼓動だけは何があっても止まらない! それこそがこの世界で生きている証だから――!
ゲーム好きな高校三年生、四畝波海兎はある事件に巻き込まれ、異世界へと転移してしまう。ただ一つ与えられた異能を手に、大切なものを守るため、血みどろの戦いに
身を投じていく。
※ヒロイン不在の部分に興味がない場合は、六話目の『助けてくれたのは――?』から読み始めるといいかもしれません。勿論、最初から読まれた方が嬉しいのですが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 18:12:01
789017文字
会話率:38%
パン屋の娘が殺害された日、魔女のマリンベリーは、「私が乙女ゲームの悪役令嬢で、パン屋の娘は聖女ヒロインだ」と気づいた。
悪役の生存ルートは、大団円ハーレムルートのみ。聖女不在だと世界滅亡END一直線。魔女に聖女の資格はない。
マリンベリー
は考えた。
幼馴染で第二王子のパーニスは通称「ダメ王子」だが、実は有能。秘密組織を率いて王国の平和のために暗躍している善人だ。彼には、聖女の素質がある。
「パーニス王子殿下、美男子を攻略してください!」
マリンベリーは決意した。必ず王子をハーレムルートヒロインにしてみせる!
他サイトでも同時連載です(https://kakuyomu.jp/works/16818093075975466233)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 01:08:07
227238文字
会話率:35%
R15は念の為です。
十柄鷲子(とつかしゅうこ)は、ある日、前世の記憶というものを思い出す。
そして、この世界がフロンティア・アクターズという現代学園モノ異能バトルRPGと同じような世界であり、自分は作中のプレイアブルキャラの一人に
してヒロインの一人だということに気がついた。
恋愛要素も存在するゲームであり、特に自分の恋人ルートでは主人公(HERO)との甘々イチャイチャが激しいシナリオだったことを思い出して、鷲子は思わず身悶えする。
「ヒロインとイチャイチャしたいのであって、主人公とイチャイチャしたいワケじゃない!!」
前世の記憶が叫ぶその言葉に全力で同意する鷲子は、二年後にこの街へ引っ越してくる主人公(HERO)を迎え撃つ為に、あれこれと画策することにするのだった。
ところが――
前世の記憶を得てから最初に出会った異能者の時点で、ゲームには名前すら出て来ない男で……
同じタイミングで出会った冴えない警部さんも、喰わせ者のようなのに、ゲームにはまったく出てなくて……
鷲子は薄々気づき出す。
自分が奮闘すればするほど、
ゲームには居なかった異能力者と遭遇して戦闘になったり、ゲームでは影の薄かった人と妙な関わり方をしたり……
プレイアブルキャラたちの覚醒が前倒しになったり後ろ倒しになったり……
何故か主人公(HERO)との遭遇前に他のプレイアブルメンバーと遭遇し、妙に懐かれてしまったり……
「私の恋愛ルートから外れようとすればするほど、メインシナリオの流れが崩れれば崩れるほど、知らない異能力者との遭遇率や異能関連事件の発生件数が増えていってませんか、これッ!?」
果たして鷲子は、主人公(HERO)から無事に距離を取れるのか?
「……あれ? もしかして距離を取り過ぎると、ラスボス戦で負けフラグが立つ? ラスボスを倒せないと街どころか世界が崩壊しかねないんですけど……!?」
――果たして、無事に距離をとって良いのだろうか??
これは……そんな十柄鷲子と、彼女の暮らす街の人々による――【未知を恐れぬ小さな一歩が世界を拓く現想譚】
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 21:34:11
380494文字
会話率:37%
ティーナは、自覚なしの天才薬師。薬師長はその才能を隠すためにティーナには助手をつけずに仕事をして貰っている。王宮薬師はむずかしい研究とか、複雑な薬作りしかやりたくないので、熱冷ましとか痛み止めとかを作ってくれるティーナに好意的だった。
王太
子はティーナの才能を守るにはどうすればよいかと知恵を絞っていたが、親友にして側近の公爵が、ティーナに一目惚れしたことで、この問題は解決した。
公爵は口説く時間がもったいないと王命を出すように要求したのだ。
ティーナは公爵と結婚して、大事に守られるはずだったが・・・
公爵の不在中に公爵家の者がティーナを虐げた。ぶち切れたティーナは家出し、公爵は家族に怒りをぶちまけた。
公爵はティーナを追うが見つからない。一方ティーナはあちらこちらで目立つことをやりながら、上手く逃げていく。
公爵は妻を口説けるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-07 10:10:00
79237文字
会話率:24%
ある日、多田羅町から土地神が消えた。
天候不良、自然災害の度重なる発生により作物に影響が出始めた。人口の流出も止まらない。
日照不足は死活問題である。
賢木朱実《さかきあけみ》は神社を営む賢木柊二《さかきしゅうじ》の一人娘だ。幼い頃に母を
病死で亡くした。母の遺志を継ぐように、町のためにと巫女として神社で働きながらこの土地の繁栄を願ってきた。
ときどき隣町の神社に舞を奉納するほど、朱実の舞は評判が良かった。
ある日、隣町の神事で舞を奉納したその帰り道。日暮れも迫ったその時刻に、ストーカーに襲われた。
命の危険を感じた朱実は思わず神様に助けを求める。
まさか本当に神様が現れて、その危機から救ってくれるなんて。そしてそのまま神様の住処でおもてなしを受けるなんて思いもしなかった。
長らく不在にしていた土地神が、多田羅町にやってきた。それが朱実を助けた泰然《たいぜん》と名乗る神であり、朱実に求婚をした超本人。
父と母のとの間に起きた事件。
神がいなくなった理由。
「誰か本当のことを教えて!」
神社の存続と五穀豊穣を願う物語。
※カクヨム、アルファポリスにも投稿いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 13:29:03
133279文字
会話率:53%
急遽辺境伯に嫁ぐことになったエヴェリーナは、首都で花婿が不在のまま結婚式を挙げるとそのまま辺境伯領に向かった。
だが、なんと結婚相手の旦那さまは一週間前に亡くなってしまったようで、館では葬儀が行われていて――。
――あの、もしか
してその棺の上にぷかぷか浮かんでいるのって、旦那さまですか?
幽霊になった旦那さまを成仏させるべく、旦那さまの心残りを晴らすために手伝うことになったエヴェリーナ。
遅かった出会いと早すぎる別れの物話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-05 23:00:00
13269文字
会話率:45%