「この物語は、庶民の女の子が、いろんな困難に立ち向かって、王子様と結ばれるラブストーリー」……では、ありません(笑)
貴族たちが通っている聖オリヴィア学園。
庶民育ちの少女ミーシャは、学園の王子様と呼ばれるクリスと運命的な出会いを果たす。
雨が降っている駅のホーム。
傘は一本。
そっと差し出された傘を前にして、ミーシャは。……学園の王子様を蹴り飛ばして、微笑みながら傘をパクっていった。
将来、パン屋でバイトという平凡な夢を見ている彼女にとって、学園の王子様との出会いは、自分の夢を壊す悪魔でしかなかったのだ。
だが、そんな二人の出会いが。貴族学園の闇と、不幸な事件へと引き寄せられていく。
「この学園は、何かおかしい」
「見て見ぬフリをしなさい。あなたが知らないことは、知らなくてもいいことなんだから」
貴族学園に通う庶民育ちの少女、ミーシャ。
そんな彼女に見えているのは、腐りきった人間たちの悪意だった…
※平日の月曜日から金曜日、20時に随時更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 20:00:00
175753文字
会話率:38%
高校には行かずにひとりずっと旅をしている少年、謙人。
廃線になった路線の線路上を歩いていた時に出会ったのは、自らをありすと名乗る少し変わった麦わら帽子の少女だった。
変わっていたのは彼女だけでなく、ありすの飼い猫のミーシャは唐突に皮肉めい
た台詞を話し始める。
猫が喋るというあり得ないはずの事実に謙人は少し混乱していたが、ありすはそんな謙人をよそに、ずっと出来ていなかった自分の村のお祭り「春渡し」に参加してほしいと願う。
謙人は混乱しつつもそれを受け入れて、数日間だけ村に滞在する約束をして、訪れた村の中でありすの友人の女の子たちも含めて交流を深めていく。
だけどその中で皆はそろって「最後の夏だから」と気になる事を告げていた。
どうして最後の夏なのかは、誰も答えない中、「春渡し」は始まっていく。
祭りが進むにつれて、謙人は一つの村の、そしてありすの秘密を知っていく。
うそつきの麦わらのついていた、たった一つの嘘の秘密を――
彼女に秘密とは、うそとは、最後の夏の意味とは何なのか。
謙人は意味を知ると共に、探していた旅の目的を見つけていく。
このお話は少しだけ不思議な、切なくて、だけど優しいお話です。
書けたら載せていくので、不定期連載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 18:53:59
111444文字
会話率:40%
お転婆な子爵令嬢のミーシャはパーティの最中に、憧れている公爵令嬢が王太子に婚約破棄を言い渡される場面を目撃する。
そして、自分も婚約破棄をされるのではないかと危惧した彼女は、姉と慕うミルドレッドに婚約破棄を防ぐ手立てを相談する。
ミルドレッ
ドは不安がるミーシャに、お菓子作りを提案したのだった。
ミーシャはその言葉に従い、お菓子作りに励むが......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 04:00:00
4722文字
会話率:37%
「戦闘スキルがない無能はいらない」
それが、騎士公爵家で生まれたミーシャ・ハルヴェルトの評価であった。
十五歳で家を追い出されたミーシャが手にしたスキルは、『解体』と『収納』のスキル。
いずれも戦闘にはあまり使えないスキルとされている。
当面の生活費はもらったが、仕事をしなければ生きていけない――そして、ミーシャは冒険者となって生きることを決意した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 00:34:28
4152文字
会話率:39%
ユーゲルス公爵家の跡取りベルタスとの婚約していたメルティだったが、婚約者のベルタスから突然の婚約破棄を突き付けられたのだった。しかもベルタスと一緒に現れた同級生のミーシャに正妻の座に加えて魔導司書の座まで奪われてしまう。罵声を浴びせられ罪ま
で擦り付けられたメルティは婚約破棄を受け入れ公爵家を去る事にしたのでした。メルティがいなくなって大喜びしていたベルタスとミーシャであったが魔導図書館の設立をしなければならなくなり、それに伴いどんどん歯車が狂っていく。ベルタスとミーシャはメルティがいなくなったツケをドンドン支払わなければならなくなるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 18:17:28
15527文字
会話率:70%
私こと松木美唯紗=ミーシャは、死んだあと異世界へ転生することになりました。なぜか、世界樹の女神として。
チートレベルの女神の力を手に入れてしまった私は、世界を創世から見守ることに。途中で精霊さんたちが生まれてやたら尊敬されたり、人間に女
神様と崇められながらも最終的にのんびり暮らすべく問題を解決したいと思います。けれど今度は後輩まで出来てしまい……あの、私普通にのんびり暮らせればそれで充分なんですけど、どうしてみんな厄介事を持ち込むんでしょうね……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 23:41:02
1070504文字
会話率:52%
古き森に住む13歳の魔女ミーシャ・レイシアは、共に住んでいた古き森の魔女に旅に出ろと言われる。
星屑の魔女と呼ばれた母、カルラ・レイシアが遺した聖霊石を集めに行くことを命じられたミーシャは一人で森を離れることになった。
聖霊石にまつ
わる奇怪な出来事に翻弄されながら、ミーシャは旅を続ける。
旅の途中で出会う聖霊石達と共に、今は亡き星屑の魔女を巡る旅へと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-26 18:17:01
466956文字
会話率:32%
ミーシャは年に1回ある学園祭の夜会にて婚約者である第一王子、エリアスに婚約破棄を言い渡される。公衆の面前で婚約破棄とされ、令嬢としても女性としても傷物になってしまい、しまいには傍観者の貴族から嘲笑され羞恥心でどうにかなりそうな時、学園の厨房
に野菜を納品しに来たメアリーが事情を把握し、ミーシャを庇い、自分の離宮に連れ帰ることに。
王国一気高い地位にいる、メアリーの離宮。どんな離宮なのかと興味を抱いたミーシャだが、絢爛豪華なイメージとは正反対の、庭は作物を育てる畑として埋め尽くされており、優美と正反対の泥臭い光景だった。
転生農業王女と悪役令嬢が送る豪華で庶民的な農業&貴族ライフ開幕!
※タイトルは現状いい案が思いつかないので、おいおいちゃんとしたのをつけます!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 18:59:27
15117文字
会話率:57%
100日後に殺されるユニコーンが、主との生活を日記に残す話。
このユニコーンは極めてスケベである。
最終更新:2021-09-02 19:19:57
220文字
会話率:0%
ヴィハレラ王国の王城のテラスにて、公爵令嬢「ミーシャ・フィレラム」と第2王子「リュシー・ア・ヴィハレラ」は上品にお茶をしていた。
普通の人ならば、「優雅な2人のことだ。そんじょそこらの人にはわからない話をしているのだろう。」と思うだろう。し
かし実際はー
上品さにはほど遠い、物騒な話をしていたのである。
これが本来の(裏の)2人の顔。
表のリュシーは、優しく紳士で仕事もそつなくこなす完璧な王子、ミーシャは、聡明かつ誠実な愛され公爵令嬢。と、なっている。
裏はとんでもない腹黒、表は皆の憧れの的な(多分)良い意味で裏表の激しい令嬢と王子の忙しい?日常の物語。
「R15」と「残酷な描写」は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 19:54:15
582文字
会話率:50%
宮古島市全域が異世界に転移した。
島に押し寄せる謎アンノウンは、砲弾の放物運動を統べるST℮M教育リケジョの園ミカ校専科の先輩方がレールガンで撃退する。わたし達若手の使命は兵站確保と地域貢献!6万人の市民の皆さん方の島の異世界ライフの大
きな課題は、生活必需品の確保と、先の不安の軽減なの。
落ちこぼれ一年生の私は、異世界市民生活の明るい話題と島内外の現況とを提供することを目指す地域広報誌『ジミカ』の編集見習い兼お茶くみの別命を受けた。リケジョの園に勘違い入学し気まずい日々を送っていたから、救いの手。
ひな祭りの日の編集室。私は、編集長から欠乏し始めている生活必需品のひとつ女性用下着の品質担保を目指す新たな別命を打診される。尊敬する編集長からのお話……しかし、それは女子の身体を張った謎の別命。
「?!」な私の対面に、大物2人が編集室に座られた。
左に、陸上自衛隊宮古島駐屯地司令、兼、第五地対艦ミサイル連隊長、兼、ミカ校校長代理であらせられる、嘉納一佐。右に、ミカ校レールガン部隊の立ち上げのため米国国防総省より派遣中の、アクーラ級爆乳守護天使こと嘉数・コルニーロフ・ミーシャ指導官。
嘉納一佐は和希先輩の異能による下着透過の危機を実直に話してくださり、事を理解した私は、ナノマシンを吸収する人道的な別命に服した。
そして、下着透過能力を阻止するための半月の合宿(恥ずかし攻め)を経て、危機は去った。その間に和希先輩はナノマシンと共に私に住み着いた夢魔の存在にも気づいてしまっていたようだけれども。しかし、課題を克服した私は、ナノマシン干渉の結果、和希先輩の一言一句を逃さず聞こえてしまう異能を得てしまったのだった。
何? どこぞで、先輩、「もう私の裸しか見られない」とかトンデモを言ってるんですが……
そんな私の次の別命は、巫女姫就任。理系脳不要な別命なら受けますわと安うけ合いした時は、ナノマシンと私が時空を越えた異世界探訪に旅立つことになるとは、その時は、当然ながら想像できなかった。
この異世界を離れる時、和希先輩の言葉が聞こえる。ぁ、先輩、ほんとに私のことを思ってくれていたのね……もっと前に聞いておきたかったな。
《大丈夫、二人のほんとの仲はここからスタート♪》
※「カクヨム」にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 10:00:47
34606文字
会話率:27%
人々の為に奉仕を尽くす心優しきアメリアは、婚約者ルークに婚約破棄を命じられた。
話を聞くに、ルークは初恋相手のミーシャを忘れられないらしい。でも残念。既に、私とミーシャは結託して、ルークが居ない場所で貴方の悪口で盛り上がってるんですよ。
これは、婚約破棄を言い渡されたアメリアが幸せを掴む物語。
そして、クズな婚約者ルークが不幸になる物語。
『カクヨム』や『アルファポリス』でも連載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 16:14:27
40145文字
会話率:39%
「役立たずのお前は追放する!」
「そ、そんな……。がんばってきたのに! 考え直してください! ユリウスさん!」
「がんばる? そんなことは当たり前だ! 俺たちは、結果を出さなければならない! お前みたいな無能のDランク支援魔法士をパーティに
入れている余裕はないのだ!」
Bランクパーティ”黒き炎”を追放されてしまった、Dランク支援魔法士のロイ。
途方に暮れる彼だったが、彼を拾う者が現れる。
「ちょっとそこのお兄さん。パーティメンバーをお探しなのです?」
「あ、ああ。そうだよ。君は?」
「わたしはミーシャというのです。Cランクのレンジャーなのです」
ミーシャに誘われ、ロイは”白き雷光”に加入する。
剣士のニナにも紹介され、初任務へ向かう。
「この先にシャドウウルフがいるのです。2頭なのです」
「ふん! 私が蹴散らしてあげるわ!」
「せいっ! ……え? 一撃?」
「さすがはロイさんの支援魔法なのです。お見事なのです」
「ふん! すさまじい支援魔法みたいね」
ロイの規格外の支援魔法に、ミーシャとニナからの評価はうなぎのぼりだ。
一方で、ユリウスたち”黒き炎”は絶不調に陥っていた。
「たるんでいるぞ、お前たち! せっかく無能のロイを追放しても、お前たちがしっかりしないと意味がないだろうが!」
「しかしな。ユリウスよ。何だか調子が出ないのである!」
「その通りですね。気候の影響でしょうか。自分も調子が出ません」
「言い訳は見苦しいですわ。コンディションの管理も実力のうちです」
「リサ! お前も人ごとではないだろう! 魔法の威力が落ちていたぞ! もっと気合を入れてもらわなければ困る!」
”黒き炎”のパーティ内に険悪なムードが流れる。
さらに。
「ユリウス! 貴様、何をやっておる! ビッグボアはBランククラスの魔物じゃろう! Aランク間近と言われる貴様らであれば、討伐できない相手ではないはずじゃろう!」
「も、申し訳ございません。ジョネス商会長。俺たち全員の調子が悪く……」
「言い訳をするな! 自身の調子の管理をするのも冒険者の仕事じゃろうが!」
”黒き炎”の信用も失墜していく。
はたして、ロイたち”白き雷光”と、ユリウスたち”黒き炎”の行くすえはいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-10 21:39:53
49447文字
会話率:58%
ごく普通の男子高校生・晶斗(アキト)は
図書館で偶然見つけた美玖莉(ミクリ)に恋をしていた。
現実世界では美玖莉に恋をしながらも
なかなか声がかけられなくて進展もさせられない
情けなくも普通の男子高校生である晶斗だが、
実は家に帰った後は
全感覚を共有できる
"4Dアイマスク"というゲーム内で
ヒーロー・アレックスとして活躍しており、
その活躍から5大ヒーローのうちの一人と呼ばれている。
一方、本が好きで放課後のほとんどを
図書館で過ごす美玖莉は、
晶斗の好意に気づくはずもなく、
毎日淡々と本を読む生活を送っていた。
そんな美玖莉も実は正体はゲーム内で活躍する
ヒーロー・ミーシャで、
ミーシャはアレックスにひそかに恋心を寄せているのであった…。
現実世界とゲーム世界をまたにかけた、
二人のすれ違う恋のストーリー
この作品は「カクヨム」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 14:16:26
273572文字
会話率:31%
医師を目指す少女・ミーシャと人から人狼になった男・一斬の出会い、巨大交易都市で交差する想い。
事件をきっかけに壊れていく、人間と亜人の不安定な関係。
皇族、教会、魔法学会の思惑……そして、仲間達の葛藤。
――亜人とはなんなのか。
己を知るための冒険が今、始まる。
2020年10月31日からリライト作業に入っております。
11月1日 リライト版のプロローグ公開 ただし既に同一の内容もあるため小説家になろうの方ではランキングや更新検索には表示されない状態にしています。(既に見せている内容のため)再公開はしばらくお待ちください。
12月6日 再公開
※アルファポリス・カクヨムにて同作品連載中です。
※【2日に1回、夕方5時頃の更新予定】に切り替えました。作者の体調や展開の都合上で早くなったり遅くなったりしますのでズレたらすみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-15 11:03:03
190960文字
会話率:57%
戦士としてのエリートコースを突き進む若者、アラド・ミッシングは、捨て駒として上司から使い捨てられた挙げ句、証拠隠滅のために殺されかけてしまう。
そこからなんとか命からがら逃げ出し、帰ってきた故郷でも、まるで腫れ物のように扱われ、人生に失望
するが……そこで、かつての幼馴染、サキュバスとのハーフであるミーシャと魔道士見習いのアーリンの二人と再開する。
幼馴染の二人もアラドと同じくエリートとしての人生に躓いたらしく、希望に満ちているとは言い難い状況だった。
しかし三人は友情を再確認、冒険者に転職し、心機一転人生をやり直すことを決意する。
※スローテンポな話かもしれませんが、のんびりとお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 16:16:52
52828文字
会話率:36%
主人公ソイルはヒーラーとして勇者パーティーに所属していた。だがある時、勇者レヴァイ達からパーティーメンバーのヒーラーとして不適格だとパーティーを追放されてしまう。
「これからの戦いは激しくなる。君のような出来損ないヒーラーは不要だ」
一
般的なヒーラーに比べ使える回復魔法が少ないソイルを追放し、より高度な魔法を使う事の出来るヒーラーをパーティーに加えると宣言する勇者。
ソイルはその場で勇者を始末しようとするが他の勇者の仲間に妨害され、その場で組み伏せられてしまう。
「これまでパーティーで尽くしてくれた恩もある、この件は見なかった事にしてやるから、おとなしくパーティーから出て行け。魔王と決着が付くまでは近寄るな」
あろうことか勇者の恩情に助けられたソイルはパーティーを去り、世を忍ぶための仮の姿であるヒーラーの仮面を脱ぎ本来のアサシンの仮面を被る。
ひょんなことで道中助けたミーシャとセレーナを仲間に加え、ソイルはアサシンとして、本来の目的のために動き出す。
「勇者、貴様だけはこの俺が殺す!!」
一方の勇者はソイルを追放したことにより戦いの中で苦境に追いやられ、国からの信頼も失墜。パーティー内の空気も重々しいものとなっていったのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-27 08:00:00
47064文字
会話率:39%
フェンリルシアは気に食わない。
師匠であるミーシャが、いつもヘラヘラしていることが。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。
最終更新:2021-02-25 01:51:28
881文字
会話率:50%
ある夜、フェンリルシアは、師匠であるミーシャのベッドへ忍び込むのだが……。
※この作品は『アルファポリス』にも掲載しています。
最終更新:2021-02-20 20:11:59
676文字
会話率:45%
剣士レイは、元の世界で剣聖《つよきもの》と称されていた。
彼の必殺。回避不能の一撃。
その一撃は敵を断ち、地を割き、天も割くといわれた
彼は龍帝の腹心として、
より強くなるため、我が王に近づくために、
富も権力もうまい飯も剣の腕で決ま
る異世界<ミア・ミーシャ>に降り立った。
己の剣を信じ、神から提示されたチート能力もチート魔剣も断ったレイは、剣界で揉まれた精鋭剣士を前に圧倒的な実力を示し、世界に動乱を起こしていくはずである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 20:12:22
201文字
会話率:0%
「おっきくなったらミーシャのこと、お嫁さんにしてくれる?」
「当たり前だろ。ミーシャは俺がいないと何にもできないんだから、ずっと俺が守ってやるよ」
そんな約束をしたこともあったな、とミーシャ・ジェニック伯爵令嬢は窓の外を見て溜め息を吐いた
。
小さな頃は身分なんて関係なかった。大好きだった男の子のヴァンツァーは、今この領地にいない。7年前に「冒険者になる」と出て行ったのだ。
私は約束を忘れられず、お見合いを断り社交も避けて、もうすぐ20歳になろうとしていた。
いつまでもこのままではいけない、そろそろちゃんと身を固めないと……、と思っていた所にヴァンツァーが帰ってきて。
「ミーシャ、俺と結婚してほしい」
帰ってきて第一声の、いきなりのプロポーズに私は何がどうしてそうなったのか、全く理解ができずに、一度保留にして素っ気ない態度をとってしまう。
しかし、ヴァンツァーは全くあきらめる気配は無く……。
※アルファポリス様でも別名義にて連載していました。
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-08 07:00:00
24907文字
会話率:34%