死後の世界というのは、意外と身近な所にあるようだ。
何故そのように思うのかと問われれば、俺はつい先ほどまで、見上げるほど高いビルに囲まれ、雑踏ひしめく人混みが作る流れの中にいた。
そして、大きなスクランブル交差点、その歩行者用信号は赤に
変わり、青を待つ群衆の中に俺はいたのだ。
そのとき、買い物をするために一緒にいた幼馴染の梅木 小梅(うめき こうめ)。
腐れ縁、アパートの隣部屋に住む小梅は、考え事をしていたためか、歩行者用信号の赤も見えずに、横断歩道へと歩みを進めてしまった。咄嗟に彼女を庇って、走りくる中型トラックの目の前に飛び出たところまでは思い出せる。
ーー問題は今現状だ。
嫌気がするほど、何処までも澄み切った青い空。
アスファルトの黒で舗装されていない、黄土色の土道。
周りには高い建物も無く、見渡す限りの大自然。
「街までもう少しだで、気をつけて行きぃよぉー」
オマケで、今まさに、馬では無く、二足歩行の竜みたいな生物に、荷車を引かせた乗り物、それに座るおじさんに声をかけられた。
あの見たこともない、奇妙な生物は何だ?
それらを踏まえて俺は一つの結論を出したのだ。ここは死後の世界であると。
俺こと 九重(ここのえ) ソウタは死んでしまったのだと。
ここが、死後の世界だとして、小梅はどうなった? 現実世界での俺はどうなった? 気になることは多々ある。いや、気になることしかないが、とりあえずあの遠くに見える街を目指して歩きだした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 14:12:30
19055文字
会話率:38%
篠原和樹は妊娠中の妻、万由美の看病を母親に任せある人物を待っていた。高校生の時に死別した最初の彼女、二条ゆきである。渋谷のスクランブル交差点で突然霊能力に目覚めた篠原は、死んだはずのゆきと本当に最後の会話を交わすために、公園で麦酒を飲みなが
ら物思いに耽っていた。するとつい先日知り合ったタコ型火星人、後藤さんがやって来て――――? この物語は彼女までの体験談。人生をテーマにした小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-30 15:06:03
4818文字
会話率:44%
ある日、渋谷のスクランブル交差点で起こった奇跡
誰が巻き起こし、誰が見たのか
何故起こり、どう変わるのか
許されすぎる女の子
忌み嫌われた王子
アメ横の問屋店主
突如消えた魔女
ハーフの転校生
直向きな騎士長
辿っていく物語
最終更新:2017-09-01 18:00:00
43469文字
会話率:33%
当たり前の日常は、いつまでも続くと、そういうものだと思っていた。
その日、少年は人の行き交うスクランブル交差点のど真ん中で、世界が血の色に染まる光景を目にしていた。血を噴き出し、人々がただの肉片へと変わり果てる姿を目にしても、それでも少年
たちは立ち上がる。
──ただ、失われたあの日々を取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-30 17:12:35
67179文字
会話率:43%
スクランブル交差点で起きたアイドル殺人事件。
警部の山上は、集められた関係者を聴取するが――。
最終更新:2017-07-26 18:10:46
5817文字
会話率:61%
北川美香…ナルシスト。
南沢由紀…自分に自信が持てない。
西本圭…ストーカー。
東山諒…変わった性格。
―とある街のスクランブル交差点を巡る、男女4人の物語。
最終更新:2017-07-25 07:00:00
30015文字
会話率:27%
ある日OLがスクランブル交差点で見かけたのは、小学校時代のクラスメートが当時のままの姿だった。
それと同時に、7年前に亡くした奥さんを、スクランブル交差点で見かけた初老の男性も現れる。
真冬に起こったその出来事。実は大手映像会社が仕掛けたド
ッキリらしいが、映していたのはカルガモの親子と報道されていて。
謎解きというよりは、あの頃のその人に会えたなら…を描いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-30 22:33:18
5210文字
会話率:15%
「ぶるぶる」と「スクランブル」がかかっていると言われたことがありますが、作者は全く意図していませんでした
「kissはチョコの味」「手はつないで」と共に第12回文芸思潮現代詩賞 入選
文学極道にて2017年2月 次点佳作
http://
bungoku.jp/ebbs/log.cgi?file=515;uniqid=20170206_752_9431p#20170206_752_9431p折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-26 19:49:26
552文字
会話率:0%
昔書いた習作を取り合えずそのままUPします。そのうち続き、というか改変してホラーとしてぶっこむかもしれません。
最終更新:2016-10-28 21:41:31
2634文字
会話率:24%
東京のド真中のスクランブル交差点を歩くカップル。
彼氏はふと生まれ故郷の海の香りがした気がした。
彼氏は彼女を生まれ故郷の海に誘った。
最終更新:2014-12-26 22:31:22
901文字
会話率:32%
世界最古の森の奥深く。大聖樹と呼ばれる巨木の下に暮らし、悠久の時の中を生きる種族エンシェントエルフ。女性しか存在しない種族の中で、唯一の男性である少年レインツェルは、十五歳になったある時、忘れていた筈の過去の記憶を思い出す。
彼がまだ、遊佐
玲二という名で、日本に暮らしていたこと。そしてスクランブル交差点の真ん中で、エルフの女性に刺殺されたことを。
日本とは違う異世界に遊佐玲二は、招かれざる特異点レインツェルとして生まれ変わってしまったらしい。
と、言うと何だか大変な事態に巻き込まれたように思えるが、レインツェルは厳しくも優しい家族に囲まれ、日本では決してお目にかかれないファンタジックな世界観を堪能しながら、森の奥でそこそこ楽しく暮らしていた。
だがある日、森を訪れたドロッセルというお人好しな少女との出会いにより、成り行きからレインツェルは、生まれ育った森を離れ旅立つことになる。
浪漫と危険に満ち溢れる異世界に飛び込みながら、レインツェルは様々な人々を世間を、持ち前の無茶苦茶な行動力でぶん回していく。
少年の無茶がいつの日か、己自身の運命と真実に届くその日まで。
早くしないと、ドロッセルの胃に穴が空いてしまうかもしれないから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-18 23:35:49
395161文字
会話率:37%
会社員の優子には透明の青い何かが見えていた。
何をするでもなくそれは優子の傍に付き纏い、どこへでもついてきた。
変わらない生活、謎の物体、心身が疲れ果てた優子はスクランブル交差点で一人の少女とすれ違う。
「お姉ちゃん、青いね」
退廃的フ
ァンタジーノベル短編
『ブルーディメンション』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-24 14:15:42
23177文字
会話率:32%
空想科学祭2011参加作品
園芸部で活動する工藤華枝は真夏のスクランブル交差点で、バラが乱れ咲く長い髪が光背のように立ち昇る美女を見つけ驚愕する。すれ違った瞬間、意味ありげに華枝に微笑むそのメデューサのような女性。
その夜、腋毛から
つる植物を出す奇妙な怪人に襲われた華枝は、知らず知らずのうちに、自らの力を発現する。しかしそれは、彼女にとって超ショックな能力が覚醒するほんの序章に他ならなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-03 18:20:32
57051文字
会話率:35%
日曜のスクランブル交差点で無差別殺人?
最終更新:2010-09-17 18:00:00
200文字
会話率:9%