高校の元同級生が投身自殺をした。
その何度目かの訃報に、小泉亮は食傷したようだった。
鬱病、リストカッター、パーソナリティ侵害。
漠然とした暗い未来に怯え自閉し、やがて自死する卒業生達。
その同世代のことを、当人達は密やかに「薄命世代」と
呼んでいた。
小泉亮は、彼らのもとへ粛々と足を運ぶ。
それが同じ薄命世代の自分にできる、唯一の贖罪のように思えて。
その訪問はやがて、心の病の深淵に迫り。
ついには、薄命世代の姿が明かされることになる。
「僕らは、どうやって生きていけばいいんだろう」
現代社会を息苦しく生きる若者達の、ネガティブ群像劇小説。
//2019年12月31日公開開始、2020年1月26日最終話投稿
//カクヨム等で同時公開中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 21:00:00
30281文字
会話率:16%
妹の名前が書いている封筒には、カッターの替刃と「梅雨の調べをきくまえに」という内容の文章であった。妹がいじめられていると考えた兄は頭のいい恋人に相談することにした。
最終更新:2020-01-16 16:11:21
2657文字
会話率:65%
怪奇現象、子供の頃から起きていた。
突然包丁が無くなる等不思議な事が家では起きる。
僕が妹に対しておざなりに対応したときに決まってその現象が起きていた。
妹は知らないと言う……しかし僕は最近見てしまった……。
妹が工具箱からカッターや金ヅ
チを持ち出す所を……。
どうすれば妹に異常行動を止めさせられるのか
きっと妹は愛に飢えている家族愛に飢えているって僕はそう判断した。
ヤンデレ妹と付き合うのは命がけです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-23 16:37:24
8324文字
会話率:29%
死のうと思って覚悟決めた、カッター握るこの指で、この詩を紡いでる。
屑みたいでも、何かを生み出せる限りは死んでも生きていく。
最終更新:2019-09-17 08:31:09
464文字
会話率:13%
舞台は近未来の日本。アンダータウンという街で首なし死体が発見された。被害者は、黒岩ジョー博士。四十四歳の独身男性。大学で教鞭を取る脳科学者だった。ジョー博士は四年前から脳の疾患により休職していた。
捜査線上に浮かび上がったのは、家政
婦アンドロイドのリンダだった。調理用のレーザーカッターでジョー博士の首を切断し、死体を遺棄した後、行方をくらましたと見られている。
捜査本部が設置され、アンドロイドが有力な容疑者であることは、警察内部でも伏せられることとなった。捜査一課長筒井ダン警部は、リンダを容疑者として捜査にあたる特任捜査を秘密裡に組織した。任命されたのは、古田ヤマト警部補と羽川マリア巡査長だ。
ヤマト警部補は、女性のパートナーに難色を示すが、ダン課長から彼女は優秀だと説得される。マリアは、身体の一部を機械で補うハイブリットヒューマンだった。
二人のために、専用の捜査ベースとポッド型アンドロイドが用意された。ダン課長は数日間のうちにリンダを確保することを二人に命じる。特任捜査を拝命したヤマトとマリアは、リンダが容疑者になりうるのか、調査を開始した。アンドロイドは、人間に危害を加えないように設計されているはずなのだ。
二人は、人工知能研究所の薬師寺博士を訪ねる。人工知能の権威は、『ロボット工学三原則』を絶対と言い切り、アンドロイドによる殺人の可能性を否定する。さらに『アンドロイドは嘘をつくことができない』と告げる。
リンダが実在しない可能性、リンダが実は人間で、影武者リンダはスリープ状態であるなど、ヤマトたちはさまざまな仮説を検証するが、どれも成立しない。謎は深まるばかりだった。
自体はさらに思いもよらぬ方向へ進む。リンダが出頭してきたのだ。リンダは自白して、裁判にかけられることになった。
前代未聞のアンドロイド裁判が始まった。
裁判結審した日、リンダは超然と法廷を後にする。ヤマトはリンダが嘲笑するように感じた。全ては終わったのだ。そのはずだった……。
研究所で誰かと話すアスカ博士。それはにわかには信じられない事実だった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-13 08:00:00
107943文字
会話率:40%
祝9万pv!
「お兄ちゃん――そいつ、誰?」
俺、金神藤麻には義理の妹『金神マリー』がいる。
黄金に輝く金髪と、金色の瞳。
その姿から、友人達は『マリーゴールド』と呼んでいた。
花の様に可憐で美しいマリーだが、俺が他の女子と会話を
すると――残酷な悪魔に豹変する。
時には雌豚。
時には害虫。
自分以外の女全てを敵だと思い、下劣な言葉で俺から女子を引き剥がす。
『お兄ちゃんには――躾が必要だね』
カッター片手にマリーは、俺に罰を与えるのでした。
フォロー、応援是非お願いします!
ツイッターで通知などもしております。
そちらの方も是非フォローお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-05 20:37:36
72213文字
会話率:36%
主人公に狂気的な愛情を抱くヒロイン
ヒロインに狂気的な愛情を抱く主人公
ふたりの狂気の行方は?
狂気小説を純愛小説として描いた奇作
最終更新:2019-08-26 14:48:41
5768文字
会話率:24%
魔法社会の現代日本。ここでもSNSは多用されるし、当然バカッターと言われる社会問題なんかもあった。ただ一つ違うのはこの世界では若者たちはこぞって魔法学校に入るということだった。
卒業した若者たちは国の魔衛兵となる者、魔法警察となり国
家の治安を守る者。魔法教会が支配する日本に疑問を感じ反政府団体に入る者と様々だった。
そんな世界で平和な学園生活を夢見る主人公の秋月だったが担任発表の日、教室に現れたのは伝説の5大魔術師『月城十六夜』だった。さらにそんな刺激的な日常の中で秋月は幼き日に、とある偉大な魔術師によって自分の中に埋め込まれた能力が覚醒し始める…
幼馴染の死。流星の落ちる日。なぜ彼はこの教室に訪れたのか。 この物語の終わりに何が待っているのか。最強と呼ばれる新たな魔術師の誕生か。悲しき恋の物語か。美しき友情の物語か。それとも…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 17:40:56
54686文字
会話率:43%
リスカが趣味の少年は行為中にかかってきた突然の電話に狼狽え、カッターの刃で深く手首を傷つけてしまう。そのまま失血死した彼は運命のいたずらによってファンタジー世界に転生する。そのことを知らないまま成長し、記憶を取り戻したのは勇者が攻めてくる僅
か8年前であった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 19:40:25
9355文字
会話率:15%
同性の幼馴染を好きになってしまった主人公 水波 鈴(みなみ すず)。
夢の中でのみ好き勝手に妄想を爆発させ、なんとか自分の中で割り切りながら誰にも思いを打ち明けることなく生活を送っていた。
そんなある日何者かによって(神とかいうやつに)勝手
に女の子の体に変えられてしまう。
やっほい、これで心置きなく彼に思いを告げられる、と浮かれた気分は一瞬で沈む。
こんなの彼は気持ちわるいと思うに決まっている。彼に嫌われるくらいならいっそ……近くにあったカッターナイフを手に取った彼女は……。
九割茶番一割本筋の話進まない系小説です。
基本主人公とその周りが話を脱線させて訳判らない茶番劇が始まります。
TSヒロインの可愛さを出来る限り書きたいと思っています。
この作品のヒロイン兼主人公は物語開始時点で既に幼馴染である男の子に熱烈な愛情を持っています。つまりBLです。
BLおよび精神的BLを受け付けない方も中にはいらっしゃると思います。
そういった方はこの作品は見ないことをおすすめします。
そして数少ないTS好き同士の諸君、この作品があなたたちの琴線に触れることを願っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-19 10:39:44
84202文字
会話率:41%
中ニの時に自分で書いた「嫌われ夢小説」の世界に転生したお嬢様系主人公ハクア。イケメンに囲われてることを転校生悪女に妬まれてしまう。そして、二人きりになった時、転校生悪女は隠し持ったカッターで自らを切りつけ、「ハクアちゃんにやられたぁ!」と罪
を擦りつけようと企てるが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 18:09:45
4754文字
会話率:27%
「久しぶりだな。足利拓だ」
「記憶にないわね。誰だったかしら」
巨大な財閥が日本の産業を動かす時代のこと。私立・京ヶ丘学園の生徒会もまさに財閥のように文字通り権力を掌握して日々それを振るっていた。
クラスメイトから認識されないほど影の薄く
なった主人公・足利拓は、新学期、ふと新しいクラス分けの表で京極アリスの名を目にする。彼女は財閥・京極グループの社長令嬢であり、かつてひょんなことから彼をカッターナイフで殺しかけた、「カリスマの具現化」の二つ名を持つ生徒会長だった。
ところが、二年生の始業式の日に思い切って話しかけたところ返ってきたのは「記憶にない」の一言。
一方、ひょんなことから同じく生徒会書記・赤松小春の手伝いをするうちに、いつの間にか生徒会に勧誘されるようになる拓だったが、彼女もまた拓を忘れていた一人だった。
かつて出逢った束の間の友人にさえも忘れられた「虚無」は、束の間の想い出を取り戻すことができるのか?これは、とある目立たない影のキャラによる、とある奮闘記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-29 17:04:54
59445文字
会話率:31%
私の過去について話してみます。ノンフィクション。実話です。
周りから頭いいことを理由にテストでプレッシャーをかけられ、恵まれているはずなのに生きているのが辛い。死ぬのは怖い。そんな中学生のお話です。
構成としては、1話が小学校の時、2話
が中学入学後、3話が現在とリストカットについて、4話が同じような境遇の人へのメッセージになります。更新は遅いかもしれないですが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-25 00:02:18
1099文字
会話率:6%
相次ぐ不適切動画が問題視されていますが、それを投稿する人物は何を考えているのか。高校生時代に独学で犯罪心理学を勉強していた作者が、今回の騒動について、独自の解釈をしてみました。
最終更新:2019-02-11 01:49:58
1105文字
会話率:6%
樹はいつものように近所の神社の空気を吸いに向かったが、神社で全身黒色の服に包まれた男にカッターで殺されてしまう。
次に目を覚ました場所は自宅などではなく、見慣れない家の中だった。樹の目覚めを出迎えたのは、天狗の茜と幽霊の葵だった。二人に
自分が妖怪になってしまったことを知らされる樹だったが……
※2014年に別名義で投稿した作品の転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 06:00:00
78955文字
会話率:51%
生きているという感覚を、他人を介して得ていた主人公のお話です。一つ一つで一応完結はしています。でもつながってます。四話目は女の子目線、八話目と九話目は番外編のようなものだと思ってください。
最終更新:2019-01-20 18:31:18
8875文字
会話率:5%
生きている感覚を他人から味わっていた僕は、一人暮らしをしている。皆さんは、いつ「生きている」と実感しますか?(前作「感覚」をお読みでない方は、そちらを先に読んでください。連載ではありませんが、一応同じ世界で書いているので。)
最終更新:2018-10-06 23:30:23
1248文字
会話率:0%
この本は1998年から2004年にかけて筆者が当時海軍大尉であった松永市郎氏本人から聞いた話を収録したビデオテープから書き起こしたものです。
戦争末期フィリピンからパラオへの軍需物資輸送中にアメリカの潜水艦からの雷撃を受けて、搭乗していた巡
洋艦「名取」は沈没。
その後生き残った180名に残されたのは木製のカッター3隻のみ。
通信機器や位置を特定する機器はおろか、水と食料も不十分な中で全員が今までに得た知識や能力を最大限に発揮して600キロ離れたフィリピンの町に自力でカッターを昼夜漕いで到着するまでの実話です。
世界の海難史上でも長大な距離に対して大人数が生き残った非常に稀有な例として評価されています。
非常時における指揮官の行動の模範として現在の防衛大学でも講義されている内容です。
戦争というものはどんなに繕っても悪いことでありますが、その中にもこのような美談があったことを「戦争を知らない」若い世代に知っていただければ幸いです。
読者の対象年齢は小学校高学年から中学生と考えて書きました。
文中の軍事用語や専門用語は著者の判断で現代風にわかりやすく書き改めていますので実際当時使用された言葉と違う箇所がありますがご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 18:14:25
38853文字
会話率:24%
唐突だが、我が家に新しい母さんと妹がやってきた。
それ事態は、うん、構いやしないんだ。まだ、許容範囲なんだ。
ただ、問題なのは。
母さんは、頭のネジが2、3本吹っ飛んでるのと。
年上の男性恐怖症の妹が、常時、俺に殺意を向けてくる。
ってのが
、問題なんだ………。
頼れる友達は、個性的過ぎて手に負えない。
もうさ、どうしろって言うんだよ……。
これは、そんな問題児ばっかりの中で奮闘する、南雲竜星のお話だ。
ゴリゴリのギャクモリモリだけど!
きっと、ハートフルな話になるはず!多分!
ハートフルって意味よくわかんないけど、多分ね!!
1話、平均2000文字程度になっております!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-10 00:41:34
13528文字
会話率:60%
この世の呪いをその身に受けた高校生、四ツ琵師彌異徒(よつびしびいと)は教室でリストカットに挑んでいたがどうしてもあと一歩の勇気が出ない。そんな中突然現れた少女雛奇施那烙(ひなきしならく)はビイトからカッターナイフを取り上げると目の前で盛大
にリストカットをぶちかます。慌てて保健室へ連れて行こうとするビイトに那烙は告げる。「わたしはどうしたって死ねない」
呪いつきのビイト、死にぞこないの那烙、壁に囲まれた町、斜めに傾いた塔。
そして来るべきジャッジメントデイ。
世界の秘密を解き明かされるとき、世界は壊れる。
登場人物
四ツ琵師彌異徒 よつびし びいと 小柄で真っ赤な髪と真っ赤な目をした少年。呪われた指を持つ黒カラス
雛奇施那烙 ひなきし ならく オールシーズンネックウォーマー着用の死にぞこない少女
玉串三珠 たまくし みたま 萌えの道を究めんとする求道者。影移ろいのユーレイ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-15 23:20:08
103709文字
会話率:46%
ニーナは私のストラップだった。お気に入りの、ビックベア。
そのストラップが踏切の向こうに落ちた時、彼は現れた。
くたびれたカッターシャツで、黒ずんだ運動靴をはいた彼。
ーー彼はどんどん落ちぶれていった。
最終更新:2018-08-27 12:26:25
10144文字
会話率:13%