最初に取り憑かれたのは青年の母だった。
自分にしか見えないその怨霊は、無自覚な母の心を蝕んでいく。その影響で母はどんどん変わっていった。思い悩むも、それをどうする事もできない青年は、見える目を呪う。
怨霊のせいで母と友人を亡くした青年は、そ
の怨霊に取り憑かれ徐々に殻に閉じこもっていく。
見えるものすべてが不快で、目を潰してしまおうと思い詰める。
劇薬で目を潰そうと試みたその時、咎めるような声が飛んできた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 01:00:00
26062文字
会話率:36%
伯爵令嬢のメルティスは次期伯爵として厳しい教育を受けながら、ただ可愛がられるだけの妹のヴィスティに色々な物を奪われ続けてきた。
物も愛情も自由も。更には両親も妹を甘やかすばかりで、叱られるのはメルティスばかり。だからメルティスは幼心に決心し
た。放置でも逆襲でもなく、優しい虐待に協力してしまおう、と。子育ての失敗の尻ぬぐい役なんてもうしませんよ!そんなメルティスの逃避計画。
※ちょこっとだけ幼いシェリー(シェリーシリーズ)も出てきます。
※恋愛要素薄め折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-20 22:10:36
9018文字
会話率:31%
プリンセチア王国の第二王女であるアイス・プリンセチア。彼女は幼い頃、今は亡き母に冒険者ギルドに連れていって貰い、その仕事をする姿から冒険者に憧れていた。しかし第二王女という立場もあり、冒険者になるのは難しい。それなら城を脱出してしまおう!
これはそんな王女様が最強冒険者になるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 14:59:57
2552文字
会話率:32%
例えどれほどの現実で曇ってしまおうとも、いつか見た景色は色褪せる事がない。かつて夢見たのは、誰もが願い焦がれる英雄という姿。
幼き日の約束は、消えずに今も尚、道の先へと佇んでいる。辿り着ける道理はなく、輪郭はぼやけてしまっている。それが、
無謀だと理性が訴えかけていても、望んでしまったのなら、手折れていいはずがない。
きっと、それでも、だとしても、過去の自分と、友は間違っていなかったのだと挑み続けるしか道はない。
いつか迎える終演のその日まで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 17:46:23
180842文字
会話率:37%
「どうしても皇帝陛下にお会いしたい!」
父親が騙され没落寸前の采華(サイカ)。皇帝陛下に直訴するため、後宮の下級妃になる。
ところが、皇帝は後宮に一度もやってこない!これでは実家の薬屋がなくなってしまう。
追い込まれた采華は、弟で仙術士の提
案で「会えないなら召喚術で喚んでしまおう!」と賭けに出る。
ところが──
「人違いだった!」
召喚術で現れたのは皇帝陛下の側近。冷酷で容赦がないと噂の仁蘭(ジンラン)だった。
ずぶ濡れで今にも死にそうな仁蘭を助ける采華だったが、普通に考えればこれは誘拐である。まずい、かなりまずい。
「ご迷惑をおかけいたしました!!!!」で済む話でもなく、実家を救うどころか仁蘭によって処罰されるリスクが増えてしまう。
どうにか見逃してほしい。そして実家も助けてもらいたい。
何でもします!の精神で取引を持ちかけたところ、仁蘭から『後宮で消えた女官を捜せ』と命じられる。
聞けば後宮では女官や宮女が行方不明になる事件が発生しているらしい。
采華は女官と身分を偽って、疑惑の妃が暮らす宮へ潜入することに。
「死んだらそれまで。何かあっても助けが来ると思うな」
「人でなし!」
一般人にそんな無茶な! でも私は私にできることをするしかない!
鬼上司と化した仁蘭のもと、采華は持ち前のたくましさでスパイ活動を始める──。
●名前はふりがな付きです。お気軽にご覧ください
●コメディです。時代背景などゆるめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 20:00:00
131950文字
会話率:38%
小さくならないで 言葉を込めて あなたの生き方真似なんてでできない
理屈ばかり 何が楽しいの? 夜に輝く月は何も気にしてないのに?
あなたは歳をとっただけなのに 歌はあるの?
最高な気分で空を飛べるわ、名前を覚えて置いて 夢の雫を拾い集め
て
季節の窓はどこでも 空いているから 全てがうまくいく気がする
月を手で掴めるわ
幸せの列車がやってくるわ。 恐れないで 時間とタイミングが大事よ
埋もれた事実を 走って 走って捕まえるの
どんな過去も 未来も私もねじ曲がることはできないわ
お城があるから
やたらといろんな奴がいるから
ぶらされて大変なんだ。 キスで誤魔化して 逃げても 綺麗を装っても
偽らないで 自分を あなたを見て人々が泣くでしょう
震えて 素晴らしい物語が待っているから 諦めないで 時間は好きに使ってしまおう
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-01 21:35:11
329文字
会話率:0%
忘れたくても忘れさせてくれない、人生をめちゃくちゃにされた悪夢の出来事。
それを公表してしまおうと思います。
そんなことってあるんだねと、軽い気持ちで受け流してくださると助かります。
深い考察とかは絶対におやめください。
できれば特定団
体と揉めたくないですから……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 21:35:08
3941文字
会話率:7%
「また、殺されたわ……」
公爵令嬢クレアは、時を巻き戻っている。
それも、毎回十八歳の誕生日に、殺されて。
クレアを殺すのは、婚約者のエルヴィン。
どんなに殺されないように立ち回ろうとも、何度も何度も何度も殺され続けて。
クレアは
ついに、気づいた。
「そうだ、殺される前に殺してしまおう」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 23:10:43
5491文字
会話率:25%
魔王と勇者、そしていずれはダンジョン物になる予定です。
最終更新:2024-07-21 07:00:00
146631文字
会話率:49%
物流を支配した魔王テンバイを倒すお話です。
最終更新:2024-07-21 04:08:46
1056文字
会話率:52%
前世を思い出したものの、該当するような作品は思いつかず。
思い出したのは前世のころから好きだった生ハムのこと。
この世界では生ハムがない?
よし、ないならば作ってしまおう!
まさかそれが意図せずざまぁになるなんて!
最終更新:2024-07-16 14:28:46
4793文字
会話率:12%
エルシーアは気が付いた。ここは生前、自分が読んでいた恋愛ファンタジーの世界だということに。そしてエルシーアは王太子と婚約中の悪役令嬢。このままだと正ヒロインをいじめた罪で王太子に断罪されてしまう。冗談じゃない! しかし王太子と婚約破棄するの
は思いのほか大変……だから、物語のジャンルを変えてしまおう! 私はなんとしても幸せになる!
コメディです。頭をからっぽにしてお付き合いください。ツッコミはなしで。
他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 06:00:00
16851文字
会話率:29%
オリビア・ハーパーは、元婚約者であるクリストファー・シャンドラ伯爵の元で侍女として働いている。
裕福な子爵だったハーパー家は没落したのだ。
優しかった婚約者は手のひらを返したように、オリビアに辛く当たる毎日だった。
今日は厩舎の掃除をオリビ
ア一人に言いつけた。明日の朝までに掃除を終わらさなければ、クリストファーからどんなに酷い仕打ちを受けるかと思うと休んではいられなかった。
かつてオリビアに嫌がらせをしていた令嬢、ビクトリアはクリストファーの妻となり、ことあるごとにオリビアを嘲笑した。
(いっそ、死んでしまおう)
そう思った時だった。セントナード・ルメイン辺境伯がオリビアの手を取った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 10:47:01
8308文字
会話率:45%
「泣くな少年。我を見ろ。すれば世界の半分より良いものをくれてやる」
魔王と名乗る1人の男の言葉は泣き喚く子供に笑顔を与えた。やがてそのセリフは男が主役を務める番組のキャッチコピーとなった。
かつて邪悪と人々に恐れられていた魔王ディアボロス
・サタン(童貞)は長きに渡る勇者との戦いに敗北した。
勇者に復讐を誓い次に魔王が目覚めた場所、そこは異世界〈日本〉だった!
日本の生活に順応するためバイトに奮闘する魔王だったが魔王という性格故上手くいかずクビになる毎日。
そんなある日、偶然出会ったテレビ局プロデューサーに気に入られた事であろうことか子供番組のおにいさんとしてデビューすることになって…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 10:21:05
126315文字
会話率:67%
四条雷斗(しじょうらいと)は突如現れたパワハラ上司の魔王岳(まおうがたけ)に閑職へ追いやられ、パートのオバさんの管理とトラブルの後始末ばかり。それでも同期の五人と元部下の美人に囲まれて穏やかに過ごしていた。
しかし、そんな日々は突如終わ
りを迎える。トラブルの責任を取らされパートタイム勤務に降格だと笑いながら告げるパワハラの権化。四条は耐えられず、その日のうちにビルの屋上から飛び降りた。
目覚めるとどこまでも真っ白な部屋。十歳のショタに生まれ変わった俺の目の前には外国のジジイが居た。
『わしゃシャホの神様じゃ。今は勇者余りだからパート勤務ね。ところでチートはいるかね?』
パートタイムから始まる男の逆襲劇。
全てを弾き飛ばして『おねショタハーレム』を作れ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 07:20:00
126290文字
会話率:55%
とある田舎の村に、古い洋館がひっそりと佇んでいました。その洋館は何年も前に閉鎖され、住人もいなくなり、今ではすっかり朽ち果てています。しかし、村人たちの間では、その洋館に幽霊が出るという噂が絶えずなかには気味が悪いから取り壊してしまおうと
考える者もいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 22:27:54
1321文字
会話率:38%
「牢獄と、私。囚われるならどちらがよいですか?」
「あなたは私の玻璃の花。もう、離さない」
「誰にも触れさせたくない。
私とあなただけの世界に、閉鎖(とざ)して隔離(かく)してしまおうか。」
出会ったばかりなのに、すでに好感度がカンストし
てる!?
激重の執着と愛情をむけてくるこの男。
ちょっとどうかしてる…
私はハナキ。職業スリをしています。
狙ったカモに返り討ちにされ、お持ち帰りを余儀なくされたが運の尽き…で。
停まっていた運命が廻りだす。
幼少期の記憶がない私と
翠玉の瞳を持つ彼の執着と偏愛。
閉じられていた記憶が開く時、
私を取り巻く秘密と恋が開花する。
お読みくださりありがとうございます。
*処女作の自主制作乙女ゲームシナリオの元ネタになります。翠玉の章は完結済みなので、定期的に更新させてもらいます。
拙いもので恐縮ですが読んでいただけたら嬉しいです。
アルファポリスさん
カクヨムさんにも投稿しています。
*異世界ファンタジー舞台のラブストーリー
*設定はざっくりご都合なとこもございます。
*後半はところどころR15な表現もあるかもです。
執着と偏愛、ヤンデレ気味な攻略対象との恋愛話です。そこそこ重たい一途な愛のヒーローです。ご了承ください…
長さは文庫本一冊くらいの予定です。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-22 12:09:14
150202文字
会話率:28%
「俺は運命の聖女と結婚する」――子爵令嬢ユーリアの婚約者・ヴォイドは、10年前に自分の命を救ってくれたという聖女をずっと探していた。そしてその聖女とはユーリアの妹のリリーナだと思い込み、ユーリアに婚約破棄を言い渡す。ユーリアこそが真の聖女で
あるとも知らずに。
ユーリアは代わりに、魔の一族であると噂される辺境伯、アートルムのもとへ嫁ぐよう両親から強制される。家族からも婚約者からも虐げられ続け生きることに疲れたユーリアは、「魔の一族であるという彼に食べられてしまおう」と思い嫁いだ。しかしアートルムは噂とは違う優しい人で、ユーリアを溺愛し、甘やかしてくれる。
一方ユーリアを捨てた家族達は、ユーリアがいなくなったことで今までの生活が崩れてゆく。中でも、本当は特異体質であるが、ユーリアの聖女の力によって今まで無事でいられた元婚約者は、彼女を捨てたことによって悲惨な末路を辿るのだった。
偽りの聖女として虐げられた令嬢が、辺境伯に溺愛され幸せになるスカッとストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-14 20:01:15
76374文字
会話率:39%
「俺は運命の聖女と結婚する」――子爵令嬢ユーリアの婚約者・ヴォイドは、10年前に自分の命を救ってくれたという聖女をずっと探していた。そしてその聖女とはユーリアの妹のリリーナだと思い込み、ユーリアに婚約破棄を言い渡す。ユーリアこそが真の聖女で
あるとも知らずに。
ユーリアは代わりに、魔の一族であると噂される辺境伯、アートルムのもとへ嫁ぐよう両親から強制される。家族からも婚約者からも虐げられ続け生きることに疲れたユーリアは、「魔の一族であるという彼に食べられてしまおう」と思い嫁いだ。しかしアートルムは噂とは違う優しい人で、ユーリアを溺愛し、甘やかしてくれる。
一方ユーリアを捨てた家族達は、ユーリアがいなくなったことで今までの生活が崩れてゆく。中でも、本当は特異体質であるが、ユーリアの聖女の力によって今まで無事でいられた元婚約者は、彼女を捨てたことによって悲惨な末路を辿るのだった。
偽りの聖女として虐げられた令嬢が、辺境伯に溺愛され幸せになるスカッとストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 20:01:23
29000文字
会話率:38%
わたし(村雲涼佳。高校生。女子)は一緒に育ってきた柴犬のアズキが亡くなって、悲しみに暮れていた。いっそ、一緒に死んでしまおうかとすら思うくらいに。
でも、ある日、新しい子を飼うことになった。わたしのペットロスの悲しみを癒やしてくれるのは、
新しい子を飼うことだった。
玄関の前に現れたあの子は、神様がくれたギフトのように見えた。
※作者的にはホラーです
※微百合描写あります?
※他サイトからの推敲&転載です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-13 20:10:00
7999文字
会話率:32%
鈴木彩斗(スズキ サイト)は人生が上手くいかず、高校生になり、プロのオタクになったサイト。
そんな彼はある時、新作漫画の初回限定を手にしようと外に出ると、歪みを見つける。それをきっかけに異世界転移をしてしまう。だが、異世界でも上手くは行かず
魔物に襲われそうになる、そんなときサイトの前にある一人の少女が現れる。少女は自らを「魔王だ!」と言い張る。
これはトラブルにすぐ巻き込まれるニートとやり過ぎ魔王様が異世界で引き起こす、異世界生活である。
※誤字や会話が変でも、温かい目で見ていただけるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 00:00:00
38697文字
会話率:35%